あ、何かあればコメントお願いします(割と切実
おはようございます、で良いのかしら?
昨晩から大分と時間が経ったと思ったけれど、時間はまだ七時を回るところ・・・
いつも早起きだったから、その癖が抜けないみたい・・・
今私達は、ある理由で扱われなくなって住んでくれる人を探していた二階建ての一軒家に住んでいる。
事実、扱われなくなったのは、何かの拍子で亡くなってしまった人が此処に住んでいたらしい。
だけどそんな人の跡もなく、すっかりリフォームされて真新しいモノしかこの家には無く―
「何この段ボールの量・・・」
特段、変な夢を見る事も無く、普通に寝られたのはいつ以来だろう、そんな事を考えてはいたが、それは兎も角として、目の前には所狭しと積み上げられた段ボールの塊が置かれている
一つ一つ見行くのは良いとしても、私たち自身こんなに道具要らないと思っているうえに・・・
「調理器具は兎も角、何で調味料まで・・・?」
未開封、その上どれもこれも新品・・・いったいどれだけ金を掛けたんだ?
私達に対して優遇し過ぎじゃない? 私達、罪人で裁かれるべき立場なのに・・・
それにしたって、段ボールの外に何が入っているか箇条書きされているから、整理は楽だけど・・・
「生理道具まで入っているのはどういう了見かしら!”」
その問題は当の昔に終わってるのよ! 私は!!
・・・クリス用のだと考えて、処理しておこう・・・
はぁ、何か起きて早々虚しくなってきた、もう一度寝ようかな・・・
いや、今日は前出来なかった収集を終わらせて・・・それで―
「おはようございます! セレナさん、クリスさん、居ますか?」
・・・だれ、こんな時に、まだクリス寝てるんだけど?
そう思いつつ、シャツを一枚着込み面倒ながらパンツを着込んで玄関に行く・・・
胸元にはアガートラームのペンダントを常備して・・・
所謂裸シャツ状t ・・・彼女は特に気にすることなく玄関に向かった。
「・・・翔希、よね? 何の用?」
「あ、あぁ、朝食作ったから届けに来たん・・・だけど・・・
あの、セレナさん・・・その恰好・・・」
「? 何か問題でも?」
「いや、大問題ですよ!!?!?
何でうら若き乙女が肌晒して挨拶に来てるんですか!
せめてしっかりした服着てください! お願いですから!」
何か怒られた・・・大体の奴等ならこれでオドオドして簡単にKO出来るのに・・・
流石一夫多妻の男と言ったところね、取り敢えず部屋に通しましょうか。
「えっと、まずはテーブルから備え付けて・・・これをこっちに置いて、と」
入って早々、段ボールから次々とモノを取り出して部屋を飾り付けていく。
・・・こんな量を私達二人にやらせるつもりだったの・・・?
そんな事を想いつつ、スカートだけ履いておく・・・一応まともな衣装をしなさいって言われたけど、スカートがまともな衣装に思えないんだけど?
適当に荷物を纏めながら、部屋に邪魔になりそうなものをそのまま淵に追いやって、必要そうなものだけを引き出していく。
そう言えば、備え付けでタンスが置いてあったけど、扱うべき、なのかしらね?
そうこうして居るとクリスが起きて来たみたい・・・
やっぱり私と似た格好している・・・だぼだぼなシャツ一枚来てるだけみたい
「ふぁぁ、おはよう、ございましゅ、お姉様・・・ふにゅ」
「えぇ、おはよう、クリス・・・相変わらず可愛いわね」
荷物をほっぽり出してクリスに抱きつく、陽の暖かい匂いがする・・・それにやっぱり気持ちいい・・・
翔希さんはこちらに何も言わずに荷物を引っ張り出しては特定の場所に次々と置いていった。
・・・そこで思った事があったから聞いてみた
「この箱なんだったっけ・・・」
「あれ、テレビだけど、使った事無い・・・?」
「お姉様、あれです、所謂モニターで扱う奴です」
あぁ、確かF.I.Sでも扱ってたわね・・・やばい、ここ最近あまり機械を扱ってないから、凄い音痴かも知れない・・・
クリスに説明されなかったら一切使う事無かったかも・・・とはいえ、扱う事も無さそうな・・・
そう言えば、小さい時の教育番組みたいなのは見てたかも・・・?
施設に居たときの話だけど、ね・・・
「・・・なんか、懐かしいな・・・」
「ん? セレナさん?」
「何でもない、それより、朝ごはん食べよっか? クリス」
「あ、はい、お姉様彡」
跳ねる感じで来たよ、何か良い事でもあったのかしら?
翔希は他の部屋の荷物を出しに行くと言ってガサガサと荷物を大量に持ち運んでるのが見えた。
・・・どうやって持ち運んでるのか分からないのが色々あるんだけど・・・どんな力してるの、アイツ?
そんなこんなだけど、クリスといつも通り食べさせ合いながら、ゆっくりと食事を楽しんでる。
うん、こういう平和が、多分、一番いいんだろうな・・・
そんな誰にともなくかける言葉は、何処に響くことも無く・・・だけど、平穏にばかりかまけてられない。
アイツは、未だに動き続けてるから・・・だから・・・今は―
「はい、クリス、あーん」
「あ~ん・・・うん、おいしいです、お姉様」
艶やかな笑顔でクリスが言って・・・抱き締めあいながら互いにやって行って暫く・・・
「・・・こんな所かなっと、もう大分時間が経っちゃったか・・・
あ、そうだ、この後翼さん達が来るから出掛ける準備はしておいてね」
何でこういう時に来るのアイツら・・・
「いつもボロ切れしか着てなかったですよね?
それを見かねた皆さんがちゃんと合う衣装を見繕いたいとか何とか・・・
奏さんは兎も角、翼さんはあれですから・・・あと、友里さんもご一緒するとか」
「ただのお買い物・・・? でもそれだけじゃないでしょ?」
「ははっ、ホントにそれだけのつもり、だと思うんですけど・・・
友里さん曰く『女子会しましょ』と言う事らしいです」
「・・・その言い方だと提案はフィーネね?」
「了子さんって言ってあげて下さい、まぁ、彼女も色々作業してるみたいだから何も出来ないらしいけど・・・?
誰か来たみたいだね、はい、今行きます」
・・・ここ、私達の家で間違ってないのよね・・・?
彼が家事を殆どしていってる気がするのだけど・・・まぁ、私達の家事力が無いのが悪いのは分かるけど・・・ん? 猫の声・・・?
「あれ? お姉様、この猫・・・」
「クロエル、だったわよね? なんで?」
「にゃはー、ごめんごめん、その子がどうしても行きたいって聞かなくてさぁ~」
「リューシェさん、また勝手に連れ出したんですか?」
「違うよ~、今回はちゃんと話を聞いて連れて来たんだよ~?」
どうやら彼女たちが来てただけらしい、後を追って翼たちが来た・・・
ひょっとして、こうなるから広い家を提供したって事なのかしら?
「半分はそうなんだけど、もう半分は・・・っと、あった はいこれ」
「これは、前の入居者の・・・あぁ、そう言う事」
前の入居者の証明書を渡されたけど、成程、居なくなっている訳だ・・・当たり前よね、四年ほど前からここいらの区域で殺戮活動をしていた訳だから、こういう空き家がいくつも出来る。
用は体のいい口減らし、周囲に対する対面をしっかりとする為・・・それと事件性の隠蔽・・・
そうでなくとも、私達以外でもこういう口減らしで人が減っている区域が幾つかあったのも知ってる。
大体はこちらから逃げる為と、幾許かの組織だったモノから逃げる者とか・・・
まぁ、そこいらは知らない話だからどうでもいいのだけど―
「ふぅ~ 広いなやっぱ、でっかいソファー置いても全然場所が余ってんじゃん!」
「ちょっと奏、人の家で勝手は―」
「えぇ、そうね、本当の意味で【他人の家】だから、私達も勝手は―」
「いえ? 表向きも裏向きもここは貴方達の家ですよ?
ほら、契約書にも書き込み終わってますから」
え? ナニコレ、在宅証明書・・・?
家族の名前と、主の名前・・・と住所、物件の間取り、あと領収書などいろいろな書類・・・
いつの間にこんな事やったの?
「ほら、この前書類にサイン書かせましたよね?
ハンコは無かったようでしたから、指の指紋認証を扱わせていただきました。」
「いつの間に・・・はっ、まさか寝てる時に?」
「すいません、急なものだったので、周囲の人たちを説得させるためにも色々必要だったモノでしたから」
そう言って来たのは、いつもの制服ではなく、私服姿の友里あおいさんである。
今回に限り、特別休暇を貰ったそうな・・・
こちらにとっては対して関係は無い話だけど・・・
と、奏が別の話を出してきた―
「ところでさ、二人はもう固形物とか摂って大丈夫なぐらい回復したのか?」
「奏さん、回復しての昨日の今日でソレは無理があると思うよ。
それに医者からは【消化に良い物を】って言われてるから・・・」
「んじゃ、うどんならいいか?」
・・・方や心配、方やなんとやら・・・まぁ、心配されるのは分からないでもないけど、自分たちの心配はしないの? この人達・・・
クリスは何処かから出したクッションに抱きついて寛いでる・・・クリスが抱き着いてると逆に抱かれてるんじゃないかな?と違和感を感じる程の大きさのクマのクッションだ。
「うみゅ~・・・」
「よしよし」
取り敢えず話し合いの邪魔にならないようにクリスを甘やかしてこう、うん・・・可愛いな~クリスは。
「・・・なぁ、翔希のアニキ、彼女たちがホントにあの惨劇を引き起こした本人なのか・・・?
あたし達にはそんな危ない二人に見えないけど・・・
それに前戦った時も、かなり手加減してくれた感じがしたし・・・いや、この間の訓練の時は一瞬で飛ばされちまったけど、でも、なんていうか・・・」
「子供っぽい、そう言いたいんだよね、奏さんは」
「大人ぶってる、けどやっぱり人の子だという事ですね。」
「そう言われるのは慣れてるけど、大人なんて大嫌いよ、私達は」
これだけは、何が有っても曲げない、曲げてなんか、やるモノか・・・
大人が私達から何もかもを奪った、なら子供の私達は何が出来る?
なにも、出来やしない、そんな一方的な騙りは要らない!
出来ないならやってやるだけ、そう、その最たる道が・・・
「だから、人を殺して行ったんですか・・・無辜の民を、傷付けたんですか?」
「あれが、無辜の民ですって・・・笑わせないで!
ヤツラが何をしたか知ってるの! 知る訳ないわよね! 貴方達大人はいつだってそうだ!
人のしたことには怒り、思うようにいかなければ子供に当り散らして!
私が何をしたの! あの頃の私には姉さんしか居なかったのに! なのに・・・なのに!!!
汚らしい大人どもは・・・わたしから何もかもを奪い去った、許すものか・・・許しは、しない!
でも、私が復讐するべき大人たちは、本当に復讐するべき化け物が壊していった・・・私の大切な人と共に・・・何もかもヲ・・・なんで・・・なんで、其処に私が居ないの・・・!!!」
「・・・セレナ・・・?」
「お姉様、落ち着いて下さい!」
ハァ、ハァ、何で、こうも不条理なんだろう、いつも思う。
怒り、怒鳴り、恨み言を言った所で叶いもしないのに・・・そうでもしなければ、まるで自分が保てないかのようで・・・だから・・・だからこそ―
「・・・セレナちゃんの怒りは尤もだと思うわ。
だけど、今はそう言う事を忘れて、今を楽しんでも良いと思うのだけど、どうかしら?」
「・・・ごめん、勝手に怒ってしまって、貴方達は関係ないのにね・・・」
「関係無い? いや関係ない奴ほど此処にはいないだろ!
あたし達はアンタらの事を知っちまった、なら最後まで付き合わせて貰うぜ?」
「あぁ、奏の言う通り、私達も貴女達の復讐に協力させて貰おう。
それに―」
・・・なにかしら・・・? 私達二人を交互に見てるけど・・・
「二人にはもう少し自分を大事にしてほしいと思う。
第一に、普段着をしっかり着込む所からだろうか・・・」
それを翼が言うか~、と奏が小声で言ってたのが聞こえたけど・・・そう、ね
敢えて冷静になり、自分の現状を把握してみる。
まず今現在、仮ではあるが、居住できるエリアの確保が出来た、これはある意味尤も重要な意味合いを持っている訳だけど、それは後にして・・・
衣服類、これは今は奏から借りた(貰った?)物が何着かあるだけだ、今クリスが着てるのも奏から貰った物、これに関してはやはり何とかしなければ、と言う所か。
因みに、今まで何を着てたかと言えば・・・まぁ、さっき翔希が言ったように、色々な布を繋げ合わせて作ったワンピースみたいなのだけど・・・そう言えば、この国についてからまともな服を着た事無かった気がするわね・・・キャロルさんの世話になってた時はその辺の衣装が有ったからまだましだったとは思うけど・・・よくよく考えれば、女の子らしさと言うモノ自体、クリスには有っても、私には欠片も無いわね。
ま、あった所で邪魔でしかないし―
「ま、そんな事だろうから! アタシと友里さんでお前たち二人をコーデしようって話だ!
っつー訳で、翔希のアニキ! 今日は店休みだったよな? ついてきて、くれるよな~?」
「奏さん、まさかその為に朝早くからスタンバイしてたんですか・・・」
「だってアニキのセンス結構いいし、お高めの衣服ばっかり着揃えてるじゃないか?」
「あれは公の場に出る事が多いからそう言った身なりに気を使ってるだけだよ・・・
そうでなくても不摂生はしない主義だ・・・とはいえ、君達だけだと割に合わない事もあるんだろうし・・・う~ん、そう、だね。」
こっちの頭の先から足の先までじっくり見て、何か考えついたのか、私達に同行するらしい・・・
ま、適当な衣服と何か日用品の買い付けがあるからって・・・大体自分勝手な理由で同行するだけじゃ・・・って思ってたけど、何故か翼と奏がガッツポーズを小さく取ってるのが見えた・・・
何こいつら? こんなのに気があるの?
まぁ、今日は一日付き合う感じになりそうな・・・必要な物はキッチリ買い付けておかないと・・・か~。
面倒くさいな・・・そんな事より、次の作戦練ったり、置いてきた【アレ】を持ち出してこないといけないのに・・・
そうは思ったが、クリスも付いて行くことなので、私が意固地になって行かないと選択するわけにもいかず、彼女たちに付いて行くことに・・・その前に、衣装をどうこうさせられたんだけど・・・
ニット着せられ、サングラス掛けられ、何か色々着込まされた・・・クリスも同様だけど、何かその様が不思議と可愛かったからまぁいいか?
「お~っし、そんじゃ行くか~ 今日は皆でデートd「ちょっと奏!違うでしょ!!!」
あ、わりーわりー、必要品の買い漁りに行くか!」
「ごめんなさいね、唐突にこんな事に成っちゃって・・・
でも、貴方達の為でもあるの、分かってくれる?」
「・・・まぁ、此方としても願ってもない事では・・・ま、それは良いとして。
コーデすると言ってはいたけど、何させる気?」
「まずは、下着からだな、それからこれからの冬にかけての上着とかブーツとか・・・後は―」
・・・なんだかんだで、これ、今日中に終わるのかしら?
そんな終わりそうにない雰囲気を肌に感じながら、今後の事を頭の片隅に置いて、今日一日の事を考えて遊び耽る事になるのだったとか・・・
「それはまた次に回しちゃいますかね~ 以外に結構来ちゃいましたし・・・っと
リューシェさん、変なもの拾っちゃだめですよ!」
「アハハ~心配性だな~翔希君は~
大丈夫だよー・・・
「それダメな奴!! と言うか本道から逸れるからやめて!」
・・・・・・姦しいってこういう事言うのかしら・・・
まぁ、今はこの雰囲気を楽しむべきなのかしらね・・・楽しむ・・・か・・・
「お姉様・・・?」
「ん、何でもないわ、クリス」
今後は、きっと、こんな事をする機会も減っていくんでしょうし・・・今は、吹かれるがままにしましょうか。
昔のわたしであれば、どれだけ、楽しめたのか・・・
そんなありもしない世界に背を向けた私を、果たして誰が許すのか・・・
許されるつもりもない背に・・・背負って行きましょう・・・これからを・・・
そうして私は――――
――――――――この世を裂き絶つ
現状いまの文字数で良い? (七千~一万程
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そのままのペースで?
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もう少し減らして
-
読み足りない?