後悔しても反省しない
第一話
あるとき、ある並行世界のお話
ある山奥、とある廃屋に一人の女性と、小さな女の子がひっそりと佇んでいた
二人は特に言葉を交わすことも無く、ボロボロの布を羽織り、何処かで奪ったのかグシャグシャな衣類を乱雑に着込んでいる
廃屋といっても、一応雨風は防げる、そのうえ
「今日はこれだけしか来ない・・・か、ったくだるいな・・・」
そんなぶっきらぼうな口調で語る女性、亜麻色の髪を肩の長さで揃えて乱雑に切られており、毛先もぼさぼさでもはや、元あった清楚な雰囲気は微塵もなく葉巻を口に咥える
衣服こそだらしないが、体付きは素晴らしく、世の女性も憧れる程のスタイルをしている
そんな、何が有ってこんなことになったのか全く分からない女性、こと、セレナ・カデンツァヴナ・イヴは一人愚痴を言っていた
まだもう一人は来ていないようだけど、この良く分からないシステム(シンフォギア)を扱って位置や状態を把握できる
今は、野草を取りに行った帰り、といったところだろう
「・・・まだ来ない・・・」
まるで待ちきれないと言わんばかりに、もう一人を待っていた
何かあったとしても、彼女の近接能力は自分を上回ってたのを間近で見ていたからこその判断だったが
それでも小さな少女一人にやらせるにはきつかったか、と思っていたところ
「ご、ごめん! 足を引っかけちゃって遅れて―」
「バカ! どんだけ待たせてるのよ!」
待ちに待っていた銀髪の小柄な少女がやっと来た
少女の衣服はセレナ程乱雑では無い物の、有り合わせで作ったチグハグな衣類をワンピース状にしたものを纏っていて、髪は腰先まで伸びており、此方は綺麗に整った髪型をしていた。
理由は兎も角、無事に戻って来たことに安堵しながら、鍋に火をつける
飲み物はその辺に群がっていた野郎から賃金を奪い取り、麓の店舗で適当に買い付けている
とはいえ、冷たいものは早々に温度を上げていってしまうため、大体は常温か熱いかのどちらかだ
それに対しても、セレナが怒った理由はただ遅れたからではない
「ちゃんと追手は撒いてるでしょうね?」
「問題ないよ、来てたとしても、罠に引っかかるよ。セレナお姉様」
それを聞いて少し安心と、それなりの警戒心を働かせる
何せここにきてまともな料理、及びまともな生活をしてこなかった二人は互い以外をすべて敵視している
その上、大人を豪く嫌い、また自分達を嵌めた歌も同時に嫌いになっていた
だから、自然に流れる川の音や虫などの音を好む
人が作った音ではなく、自然に流れるソレを互いに好んでいる為にこんな何処ともつかない、何処かもわからない所で二人は生活していた
初めはただの同情から始まった関係・・・だけど少女たちは互いに信頼できる親友から家族に変わって行っていた。
それでも、セレナは記憶の齟齬があり、自分が自分を認められず、横暴に、唯々自分を壊していった
優しさですべてを守れると信じていた過去の自分を決別するために・・・
そんな過去を知ってか知らずか、彼女の行いに異を唱えず、彼女の為に動く事を良しとしている小さき少女、雪音クリスも、セレナと同じ境遇にあっていた、同じ家族を失った者同士、そして、歌で救えると信じて疑わなかった過去を塗りつぶすかのように、今を生きていた
彼女たちが出会ったのは約5年ほど前、F.I.S.がネフィリムの起動実験で暴走を起こし、絶唱の効果でネフィリムを抑え込めたと思っていたところ、ネフィリムはその絶唱を喰らい、F.I.S.そのものを破壊し始め、挙句、暴れ終わったら休眠し、後に残ったのは、セレナと、他数名の研究員だけだった
何人かでの同時絶唱という事もあってか、元よりそんな想定がされていなかった施設はほぼ崩壊し、研究者たちは、明日も知れない状態で路頭に迷った
そんな中、唯一レセプターチルドレンの中で生き残った自分は、皆を守ろうと立ち上がった・・・が
周りの状況は思った以上に芳しく無く、同じ研究者同士でもだまし討ちや奪い合いなど、非道な世界がセレナを待っていた
家族を失い、大切な友も失い、唯一残っていた自分を研究するための者たちであり、知り合いの者たちも、最後には、自分を生かしてくれていた人の残り火を受け取り、全てこの世を去っていた
だから思った、こんな記憶が自分を苦しめるなら、全て空っぽになるまで歌ってやろうと。
そんな中、気が付けば相当南下していたのか、ある施設が見えた、F.I.S.関係であったと思われるが今は分からない
ただ、レセプターチルドレンの所と同様、フィーネの関係ある施設だと思い、これを機に潰そうと動き出していた。
気が付けば、白かったはずのギアは黒に染まり、黄色かった部分も、もはや元の色が分からない程汚れたギアになっていた
そこで救い出せた唯一の少女、【雪音クリス】は、此方を見るなり、ビクビクしながら話しかけてきた
「お姉さん・・・助けて・・・くれたの・・・?」
たどたどしいが、はっきりと、そんな言葉を言っていた。
昔のセレナなら、辛かったよね、よく頑張ったね、と言っていたと思う
だけど今は違う、潰すと決めた、フィーネも、ネフィリムも、この世を汚す愚かしい大人たちを・・・
だから私は言った・・・わたしじゃない、【私】で言ってあげた
「助けたんじゃない、潰したんだ・・・あなたは偶々助かっただけ。
後は自分の好きにするといい・・・私はもう、この世界の救済なんて、興味ないから」
そう、実際は建物を外部から切断し、一気に崩れる様に解体しただけ
昔は難しかった複数の刃の遠隔操作も、頭がすっきりしてからは数も考えずに一気に操作できるようになっていた。
昔は優しさゆえに考え過ぎていた、故に、あの時のような事故が起きた
だから、私は優しさを捨てる事にした・・・もう失うモノのない私は、生きるには恨みを糧にするしかないと思っていたから・・・
そうして考えていたところ、助けた少女からこんな提案をされた
「潰す・・・なら、日本にあるフィーネって人の研究を潰しに行こうよ」
日本・・・に、フィーネ・・・?
フィーネは基本米国で研究を行っているから、そちらにしかいないとばかり考えていた
だが少女は、フィーネが日本にいるといった。
何でそんなことを知っているのか聞いたところ、私達をこんな目に合わせているのを聞いてみた所、その名前が挙がり、今は日本で研究しているという事を小耳にはさんだかららしい
そして、その時の少女は顔を伏せ、口角を歪ませて笑っていたと思う
ワタシタチを殺した罪を・・・償わせるために・・・
そうして、彼女、雪音クリスと共に日本へ違法入国することに
入国こそ問題は多々あったが、変にお人好しな人が私たちの願いを聞き届けてくれた
白いタキシードを着たテンガロンハットを被ったオジさんだったが、疑う必要は特に無かった。
何せ私たちをこうして無事に日本に上陸出来たのだから。
その後、そのおじさんの家に行くことに成ったのだが、ここで問題が起きた。
そう、この時のセレナとクリスはまだ幼い少女、そんな二人の手を引いていこうとすれば、当然警察沙汰にもなる。
何処の誰か分からないが、私達が嫌がっているように見えたのか、警察達がそれなりの人数来ていた。
だから、これを機にその人と離れ、二人でこっそり生きていこうと決めた。
その時は・・・確かこうなる4年程前になると思う
とはいえ、もはや現在の暦もわからない少女たちは、ただ襲い来るモノたちを払い除け、自分たちの生きる糧に変えていくしか生きる方法を知らなかった
元より住んでいる場所も、国籍も違う少女たちは、そんな世界で生きていける程優しい世界ではない事も知っていた。
だからこそ、大人たちをだまし、奪い取り、時には奪われ、殺しながらでも生きてきた。
もう少女たちは普通の生活は送れないかもしれない、でもそれでも構わないと考えていた。
何せ、フィーネを殺すこと=自分たちの終着点だと考えており、それ以外はそうするための過程でしかない。
そうでなければ、きっと心が今以上に壊れていたかもしれないから・・・もう、何人も殺してしまっていたから・・・
だからこそ、互いに利になる少女を仲間とし、自分達で生きていくことを選んだ。
ただ―
「お姉様、食事が出来ましたよ」
今に至るまでに、この少女を異常なまでに保護しすぎた所為か、今では彼女は礼儀正しすぎる程の聖女になり、その反面であるセレナは、ある意味では悪魔に等しいかもしれない。
それでも、フィーネを殺すまで精一杯生き、己の技を磨いて生きてきた少女たちは、気が付けば身体が成長し、男達を虜にするほどの変容を遂げていた
セレナは自分の胸が邪魔だと最初は感じていたが、ソレを扱い男たちを騙し討ち、大金を稼ぐ荒業を何度も行ってきていた
それゆえか、いつの間にか指名手配されているようになったのはつい最近かも知れない
そう教えてくれたのは、彼女をお姉様と呼び慕う少女、雪音クリスだ
だから捕まらないよう、ギアの使用を制限し、その辺で取れる金具類を加工し、武器にしたり
米国で奪い取った使い切れないほどの弾丸や銃をあのオジさんに運んでもらった時は心底助かったが、今では連絡すら取りあう事も無い
私達は私達、あのオジさんはもはや関係ない、だからこそ―
「・・・特異災害対策本部二課、デュランダル、天ノ羽斬、ガングニール・・・そして」
「カ・ディンギル、バラルの呪詛・・・ですね、お姉様」
これだけの情報を個人で搔き集められた。
とはいえ、部分的にはかなり協力して貰ったモノも多いけど・・・
「大人たちに組織された部隊なんて頼りにならない・・・クリス、イチイバルはあるわよね?」
「はい、此方に」
そう言って胸元から赤いペンダントを取り出す
彼女がこのペンダントを持っていたのは、何故か出会ってすぐの頃だった
クリスが脱出時に持ち出したバッグには、食料や生活に必要な物が入っている中、このペンダントだけ異質を放っていた
また、そのペンダントがシンフォギアシステムに重要なアイテムであることを知っていたセレナは、ここにもフィーネの手が届いているのかと判断し、彼女に敵討ちと称しフィーネ討伐に協力してもらっている
そうでなくても、ひょっとしたら彼女は自分でフィーネを討ちに行っていたかもしれないが・・・
ただ、今警戒することは
「それが無いと、私もクリスも困る事になる・・・何せ、唯一のフィーネの手掛かりだ。
そのうえ、唯一の対抗策でもあるかもしれない、だから」
「はい、その上で、フィーネを打倒するための力を身に着けてきたのです。
セレナお姉様と一緒なら、どんな相手でも、負けるつもりは無いです!」
彼女の綺麗な銀髪が風に揺れ動き、熱い視線をセレナに向ける
セレナもその視線に応える様に視線をぶつける、互いを鼓舞するかのように・・・そして
「決戦の時は近いかもしれない・・・今日は速めに休んで、明日街に出ましょ」
「はい、お姉様」
そう笑顔で言って、作り上げた粥を二人で啜り食べる・・・味気は無いが、二人一緒ならどんなものでも美味しく食べられた
そう、それはまるでいつかの双翼の姿を見るかのように・・・
「・・・!? そこ! 動くな!」
不意に気配を察知し、入口のトラップをナイフを投げて起動する。
重量のある【ナニか】が入口にいた人物に当たろうとしていた・・・が
「ふんっ!」
その掛け声一つで押し止められた兵器を平然と片手で持ち、足元に置く頑丈そうな男・・・いや漢がそこにいた
「こちらの隙を伺っていたって感じ・・・っクソ、これだから大人ってやつは!
クリス!」
返事をする前にどこから出したか分からないスナイパーライフルを対象に構え、容赦なく打とうとしたが・・・
「申し訳ありません!」
その真横で、手を横首に打ち据え・・・ようとした所
「緒川!、攻撃はするな!」
そこにいた長身細身の優男そうな男がクリスを組み伏せようとした所を、前方入口シャッタ―の所で仁王立ちしている漢に押し止められ、両手を上げた
「・・・政府の犬が・・・何の用?」
ナイフを構える手を止めず、背後のクリスを心配するように後ろに下がりつつ警戒して問う
「君たちは、俺たちが何者か分かっているのか・・・」
「当然、特異災害対策機動部二課司令、風鳴弦十郎、と、その補佐、緒川慎次・・・だろ」
ぶっきらぼうな口調で、男の様に話す少女、セレナが問いを返した
男たちは驚いたように目を見開き、少女たちの姿を改めてみた
「あんま見ないでくれる? この身体は安物じゃないの・・・それにクリスは売り物じゃない」
「あ、いや・・・すまない・・・俺たちがしっかりしていれば、君たちの様な難民を助けられたかもしれないのに」
「っ!? 本当に・・・本当にアンタら大人って言うのは!!」
その言葉が勘にさわったのか、まるで狂ったように怒鳴り上げる
また、弦十郎も忌避していたが、結局は互いに分からないからこその決裂である
「私は・・・私はねぇ! 金の為、生き残る為に好きでもない相手と抱き合わされたり! 嫌な相手に
それでもやめてくれないロクでも無い大人どもも!私の姿を見る度発情して追っかけてくる青臭いガキどもも! それも、これも!全部・・・全部、あのフィーネってやつの所為で失った! 何もかも!大切な家族も! 家も!何もかも!
そんな絶望が・・・あんたみたいな大人に分かってたまるか! 分かられて・・・堪るか!!!」
彼女の怒鳴り声が辺りに響く、まるでやまびこの様に木霊する
彼女の言い分も大概だが・・・
「それでも、俺達を・・・いや、俺だけでも、信じては」
「信じられるか! 何が大人だ! 何が夢だ! そんなものに呆けて散ったあの子の両親を、その憎しみを誰が分かる!
家族も失ってない! 大切な人も居るようなアンタらに! 私たちの本当に【大切】なものを分かられて堪るか!!!」
そこまで言って、彼女はペンダントを取り出し、聖詠を口にした
ここから逃げるために、こんな偽善な大人どもを飛ばすために・・・
-----Seilien coffin airget-lamh tron------
望まぬ力と寂しい笑顔
「クリス!」
-----killter ichaival tron-----
銃爪にかけた指で夢をなぞる
「行きます! お姉様!」
両肩から二発のミサイルを展開し間髪入れずに発射
そして二人はそれに乗るようにその場を脱出した
―――――――――――――――――――――――――
「・・・やはり、俺達では無理なのか・・・彼女たちの傷を拭うのは・・・」
飛んで行った先を特定するのは無理そうだなと、判断し、彼女たちの消えた後を捜索している緒川が何かを見つけて弦十郎に報告していた
それは今まで被害報告に上がっていた者たちのリストの様になっていた
「売春相手から盗品類、衣服の奪取、他にも罪状を上げればきりがありませんが・・・これを。」
その中に二枚の名刺のような物があった、一つはあの銀髪の少女の物だろうと判断できたが・・・
「アダム・ヴァイスハウプト・・・? パヴァリア光明結社と書かれているな」
顔写真からしてあの少女の物ではないという事はすぐに判断できた
また、あの亜麻髪の少女は相当警戒していたのか、身分証明になる物は一切出てこなかった
「それに、先程逃げた銀髪の少女、雪音クリスさん・・・
かの有名な雪音夫妻のご息女である可能性があります」
「とすると、あの亜麻髪の少女はその関係者といったところか・・・むぅ・・・」
粗方探ったが、残り出てくるのは履き潰した靴やバラバラになった衣類などだったが・・・
「司令! これ・・・」
「どうした! 緒川!・・・っ!? これは」
ある一か所、そこにはまるで血溜まりになっているような場所を確認できた・・・がそこから先を見ると・・・
「・・・内臓の一部分が欠損しているのが確認できます・・・そのうえ、血まで抜かれてますね。
死体なのに臭わなかったのはそのせいでしょうか」
「まさか、あの少女が・・・うん?
まて、緒川、この人達は、先程の顔写真の中に似た人物が居なかったか?」
確認してみます、と先程の資料をまとめ直し、遺体たちに重ねて身分証明してみる
すると出てくる事、ほぼ資料通りの人材ばかりが山のようになっていた
その中でも、殺せなかったと思われる人を調べ上げ、後日接触することにした
「(助けられなくて済まなかった・・・
こんな事で許してくれはしないだろうが、せめて安らかに眠ってくれ)」
最後に、遺体の山に手を合わせ一礼し、後の処理を遺体処理班に任せ、弦十郎たちはその現場を後にした
なお、ツヴァイウィングはいまだ健在であり、まだネフシュタンの事件が起きる前ではあるが、一時に発生するアウフヴァッヘン波形により出てくる波長を頼りに探って、彼女たちを探し出し保護するのが目的だった・・・が
「中々難しいものだな・・・緒川」
「そう・・・ですね・・・
それでも、彼女たちの恨むもの・・・この日本にいると踏んで良いんでしょうか?」
「フィーネといったか」
終わりを意味する音楽用語、それがフィーネだ
ただ、彼女たちが言うには、フィーネはとっくに顕現しており悪事を働いているという事なのだろう
だが、日本で起きているのは各地に点々と現れるノイズ被害のみ・・・果たして彼女は何を知って、何を思ってこんな凶行に及んだのか・・・
「俺たちが、彼女の家族にでもなれればいいんだがな・・・」
あはは・・・と呆れ声で緒川が乾いた笑いをこぼす
でも、問題は彼女たちだけではないということが分かった以上、他にも手を掛けないといけない事が増えた
それを良しとするかどうするかは此方にかかっていると言っていいだろう
彼女たちも此方が過剰に動かなければまず何もしてこない筈なのだから・・・
「だが・・・それでは彼女たちを見捨てる事になる・・・クソっ!
こんなのが・・・大人なんて・・・嗤えるな、緒川」
「司令・・・」
緒川は司令を見ないようにしながら、二人とも車に戻り二課へと戻っていく
だが司令の目は、まだ彼女たちの救済を諦めていなかった
―――――――――――――――――――――――――
「ねぇクリス、遺体の処理はどうしたの?」
「あ、ご、ごめん! お姉様・・・急いでたからできなかった・・・」
「く~り~す~・・・分かってるわよね?」
「え、み、見捨てないで! 私はもう誰にも―」
彼女に近づき問答無用のキスをする
脚を股の間に這わせ、当たるように膝をアソコに当て込む
キスをして数分が経っていたと思う、それでも離れる気配はない
そして唇を離し、ひとこと
「私がクリスを見捨てる時は、どっちかが死ぬときよ・・・だから、身体を頂戴」
そうしてクリスは安心したかのようにされるがままになる
この人の家族に、
「私はクリスの唯一の家族、そして私も貴女の事を唯一の家族だと思っているわ
当然大好きだし、傷付いてほしくない・・・だから・・・」
そこでもう一度キスをし、次の言葉を紡いだ
「貴女の初めては・・・私に頂戴」
そうして、その夜二人は何も纏わずに抱き締めあい、絶対に離さないように眠りにつくのだった
現状いまの文字数で良い? (七千~一万程
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そのままのペースで?
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もう少し減らして
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読み足りない?