クロスレヴェリにて『魔王』と称されるプレイヤー、ディアヴロこと坂本拓真

ロードラン、ドラングレイク、ロスリックを駆け抜け火の時代を終わらせた不死人、ローシェ

古都ヤーナムを巡り、最終的に上位者となった狩人、アインバート


偶然なのか必然なのか、会うことのない3人は二人の少女に召喚される。


※異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術にディアヴロの他に不死人と狩人を召喚させました。

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続きは…………たぶん無いというか書かない……


異世界魔王と不死人と狩人と召喚少女の奴隷魔術

それは、あり得なかった邂逅………

 

 

ファンタジーMMORPGクロスレヴェリ―――

 

「あ、こいつらカップルじゃん。殺そう」

 

ゲーム内にて『魔王』と恐れられるプレイヤー、『ディアヴロ』こと『坂本拓真』は自分に挑戦してきた二組のプレイヤーの装備欄にあるアイテムを見てそう呟いた。

それは『結婚指輪』。

 

「ゲームの世界にリアルの恋愛などという不純なものを持ち込む愚者は、魔王たるこの俺が裁いてやらねばならんな」

 

そう言ってディアヴロもとい坂本拓真は魔王らしく口を歪める。

彼はラスボスらしい演技をしながらも、紳士的で相手を楽しませる事を忘れないプレイヤーだが、相手がカップルだった場合、本気で相手を滅殺する大人気ない奴なのだ。

 

「鏖殺だ!結婚輪などという防御も攻撃も上がらぬ屑アイテムを装備し、この魔王に挑むとは愚か者どもめ!ネトゲはお遊びではないのだ。あとリア充は爆発すべきなのだ。だから!この魔王が爆発させてやろう。盛大にな!」

 

こうして、また二人。ネトゲの恐ろしさを知ったカップルが増えたのだった…………

 

――――――――

 

ロスリック・最初の火の炉―――

 

「始まりの火が消えていきます。すぐに暗闇が訪れるでしょう」

 

両手に最初の火を抱えながらそういう火防女の言葉に近くにいた全身を逃亡騎士で身を固めた不死人………『ローシェ』はそうかと呟く。

 

火の時代………そう呼ばれていた時代で只の放浪者だったローシェはなんの因果か不死人の証であるダークリングが浮かび上がった事により北の不死員に幽閉されたが一人の不死人の騎士から託された使命を全うする為にロードランへと降り立ち、王のソウルを集め火継ぎをなした。

そして、ドラングレイグ、ロスリックを旅し火継ぎが火の時代の延命行為でしかならない事を知り、火継ぎを、すなわち火の時代を終わらせる事を選んだ。

 

「………そして、いつかきっと暗闇に、小さな炎が現れます。王たちの継いだ残り火が」

 

やがて、最初の火は徐々に弱まっていきあたりはなにも見えない真っ暗闇となった。

 

「灰の方、まだ私の声が、聞こえていらっしゃいますか?」

「ああ、聞こえるとも。火防女よ」

 

―――――――

 

狩人の夢―――

 

「行かれるのですね。狩人さま」

「ああ、久々に呼ばれたからな。すまないが少々留守にする」

 

狩人の夢………そう称される場所である二組の男女……狩装束に身を包んだ青年、『アインバート』とフランス人形のような………というより人形である銀髪の女性、『人形』がいた。

 

この男、アインバートは少し前、自身にかかった不治の病を治すために医療がさかんな古都ヤーナムに足を運んだものの悪夢に囚われ、獣となり狂った民衆、狩人、そして狂気蔓延るヤーナムを青ざめた血を求めて駆け巡り、最初の狩人、ゲールマンとその裏にいた上位者………月の魔物を倒し、自らも上位者となった。

上位者となった当初はナメクジのような軟体生物だったが、時が立ち幼年期を終える頃にはかつての姿を取り戻し、聖杯ダンジョン(地底潜り)自身の腕を磨いていて(3デブ狩り)たところ、狩人呼びの鈴の音が聞こえ何かに呼ばれるような感覚を感じ、現在に至るということである。

 

「では、行ってくるよ人形」

 

そう言ってアインバートは光に包まれ消えていった。

 

「いってらっしゃいませ狩人さま。あなたの目覚めが有意でありますように」

 

―――――――

 

魔王と不死人、そして狩人は数奇なる運命の元に出逢う。

 

それは神のいたずらか、それとも上位者の戯れか、それはまだ誰も知らない…………

 

 

 

 

「・・・・・・魔王は私が召喚したのです」

「魔王は私が召喚したの!」

 

(((なんだこの状況は…………)))

 

もっとも、二人の少女に召喚されるという形でなのではちょっとしまらないが……………(なお、3人のうち二人は魔王よりも凄い者なのだが………)

 

 

―――――――

 

火山の内で滾る溶岩の如く身体を赤熱させるローシェを黒ローブの男たちが囲む。しかし、自らの召喚獣達による一斉攻撃をただ左手に持つ盾に全て防がれ、彼から放たれている王の風格に圧倒されていた。

 

「なんなんだ…………お前は一体なんなんだ!?」

「ただの火の無い灰さ…………、何度心折れようと、それでも歩みを止めなかった………な」

 

――――――

 

待ち伏せしていたエルフの放った矢による渾身の一撃はアインバートへとが突き刺さる。この矢はエルフの王より賜られた一品。その一撃を受けたアインバートはもはや無事ではすまず右腕を吹き飛ばされてしまう。しかし、これしきの事で彼は動じない。

 

「ば、馬鹿な………!確かに当たって吹き飛ばされたのに………!何故、再生した!?」

「あいにく私は………いや、狩人(我々)は人間ではないのでな………」

 

ーーーーーー

 

城塞都市ファルトラを陥落せんと攻めてきた魔族100体。そんな彼らの前に、異世界の人外三人が立ちはだかる

 

 

 

「退かぬか!」

「全て燃やし尽くす………!」

「ヤーナムの狩りを知るがいい」

 

 

 

これより語られるは魔王と不死人、そして狩人の物語なり………。

 


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