「頼む!早く白黒のところへ連れていってくれ!」
「はいはい、わかりましたよ。」
そろそろ限界だぜ…
迷いの竹林か…あとちょっとで着くのに…
もうこれ以上体を動かせない。こんなことなら回復魔法覚えとくんだったな…
誰かが近くにいるようだ。物色されている気がする。
「よし、絵筆は回収できた。これでひと安心だな。」
「しかし、ひどく弱っているぞい。こんな竹林に病院なんてあるのか?」
「さぁ、でも何となくあっちに連れていけばいい気がする。」
「珍しくお前と意見があったな。」
デデデ大王は白黒を担ぎ、竹林の奥へ向かった。私も後をつける。すると驚くことに、大きな建物が見えてきたのだ。
しかし、後ろから赤い魔女が現れる。
「デデデ大王!ここは私に任せて、お前はあの建物へ向かえ!」
「メタナイト!お前こそ、ちゃんと足止めするぞい!」
魔女は魔法弾をデデデ大王に向かって放つ。私は絵筆を使ってラインを描き、その弾を反射した。魔女は反された弾を避け、私に爆弾を降らせる。
「その程度の攻撃など、当たるわけ無いだろ!」
ディメンションマントで背後に回り込み、剣で攻撃する。しかし、剣の攻撃は弾かれてしまった。絵筆で追撃を試みるが、やはり攻撃は効いてないようだ。このままやりあっても勝ち目はない。デデデ大王はそろそろ目的地に着いただろうか。
私は気が付くと永遠亭にいた。
「暫く安静にしてなさい。貴女、生きてるのが不思議なぐらい重症だったんだから。」
「ワシにはそんな風には見えんがな。」
「それよりお前!なんか物色しただろ!」
「お前の持ってる絵筆を狙うヤツがいてな、それを預かっただけぞい。お前魔女に襲われそうになったんだからな?」
そうか、じゃああのペンギンみたいなのが私を守ってここまで連れてきたってことか…
いや待て、なんでアイツがここ知ってるんだ?
「お前、ここまでどうやってきたんだ?」
「お前が倒れてた場所までは紫っていう人に連れていって貰ったぞい。その後は、何となく?」
「てゐでも見たんじゃないかしら?」
「てゐ?なんぞいそれは?」
「あそこにいる兎さんよ。」
「あの兎?うーん、似たようなのを見たような見ていないような気がするぞい。」
なるほど、てゐを見たのなら偶然たどり着くというのも納得がいく。
仮面を着けた球体が現れる。
「メタナイト。魔女はどうなったぞい?」
「竹林で迷子になっている。」
「魔女が迷子って、それは傑作ぞい。ということは、魔女は絵筆の場所がわかんないってわけか。」
「そういうことになるな。白黒を襲った理由はたまたま絵筆を持っているのを見かけたからだろう。」
おいおい、私は白黒って名前じゃないぜ。
「そういえば自己紹介が未だだったな。私は霧雨魔理沙だ。」
「ワシはデデデ大王ぞい。」
「私はメタナイトだ。よろしくな。」
その後、兎達の判断によって竹林は封鎖され、その様子を見た隠岐奈によって私たちは神社に回収された。