華扇がやけに焦って異変解決に乗り出そうとした理由を聞くと、妖怪の山は現在真冬の夜に固定されてしまってるらしい。しかも満月の。そのため、妖怪は山を逃げ出し、華扇のペットは冬眠したかのようになってしまったらしい。一応暖炉を灯しているらしいが、日光を浴びれないのは大きなストレスだろう。
「ところでいま何時だ?」
華扇の話が本当なら、ここは夏の朝に固定されてるはず。てっきりまだ朝だと思い込んでいるが、とっくに昼過ぎかもしれない。
「私は時計なんて持ってないわよ。魔理沙は持ってないの?」
「あ、持ってたの忘れてたぜ。」
私は時計を取り出して見てみると、今は1時を示している。おそらく昼だ。
「なんだか昔起きた異変を二つ混ぜたような感じね。」
「ずっと明るいのも困りもんだぜ。そう言えば私のペットは大丈夫かな?」
魔法の森の方を見ると、まるで秋の夕焼けのような絵画に見える。キノコめっちゃ生えてるんじゃないかと期待してしまったぜ。
「ところで、その赤い魔女ってヤツどうやったら倒せるんだ?」
「目には目を、歯には歯ぞい!」
「どういうことだ?」
「要するに、魔女の魔法を利用するんだ。我々にあの魔女のバリアを破壊できる攻撃はできないからな。」
なるほど、だから私より絵筆を優先して守ったのか。
「ねぇ、カービィってめちゃくちゃ強いのよね?カービィの攻撃じゃ無理なの?」
「強い呪いのせいで力を引き出せないのよ。」
「ちょっと、あんた達には聞いて…」
「彼女らの言う通りだ。今のカービィじゃ周囲を軽く焼け野原にするのが限界だ。それに、力を一点に集めるなんて器用なことはできない。」
「何それ見てみたい。」
「やるのはいいけどここではやらないでね。ところでカービィをどうやって動かすの?誰も突っ込まないけど地面にうもれてるわよ。あと石畳直してよね?」
しまった。カービィを武器にしたのはいいが、その後のこと考えてなかったぜ。
で、肝心のカービィは…
「Zzz…」
顔が地面に埋もれてるのに寝てるよ。いやマジで寝てるよ。アレ…
「気のせいかもしれないけど、カービィだいぶ小さくなってないか?」
「言われてみればそうね、一回りぐらい小さくなったんじゃない?」
これ、絵筆で動かせば痩せるんじゃ…
「因みにその絵筆、ラインを描くだけでなく直接絵筆で攻撃したりカービィを飛ばしたりできるぞい。」
絵筆でカービィをつついてみると、めっちゃ土とか石とか飛ばしながら回転する。
「ブラ゛エ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
カービィが悲鳴を上げながら小さくなっていく。正直ちょっとおもしろい。
「カービィって太るのも早いけど…」
「痩せるのも早いぞい、うらやましいぞい!」