「ようやく着いたぜ。」
「あら、霊夢じゃないのね。」
レミリアがなんでもう出てくるんだ?ボスはもっと後に出てくるものだろ?
「ま、霊夢でも魔理沙でもなんでもいいわ。さっさと霧の原因探して止めてちょうだい。」
「なぁ、その言い方、まるでお前が犯人じゃ無いみたいな…あ…」
レミリアって分身できたっけ?
「そうよ」
「そうよ」
「へ?何で私が二人?」
「あんた偽物でしょ!」
「ボカボカボカボカ」
「ボカボカボカボカ」
要するに、どちらかが異変の犯人って訳か。にしてもさっきからアイツらずっと子供みたいなケンカしてるんだが。
「ポヨ!ポヨポヨ?ポヨポヨポヨポヨ!(ねぇ、違和感感じない?あっちの子は何ていうか塗り残しがあるみたいな感じするよ!)」
「言われてみればそうだな。」
いつの間にか私にもカービィの考えてることが何となくわかるようになってきていた。
「やっと追い付いた。」
「メタナイト、お前仮面以外ボロボロじゃないか。」
「派手に負けてしまってな。私もまだまだだな。」
「まぁ、アイツは妖精のなかで一番強いのは事実だからな。」
「ギェー!!!!」
うわっ…なんの躊躇もなく、というかいつの間にか剣を突き刺したぞアイツ…
あの金色の剣、素材はなんだ?吸血鬼によく効く金属なのか?
「で、何が起きている?何となくコイツ魔女が作った偽者っぽく見えるんだが。」
刺してから言うな。
「そういうことらしいな。で、どうして魔女はこんなことをしたんだ?」
「考えられることは、我々を消耗させるとか、炙り出して絵筆を奪うとか…てか魔女が作った偽物がいるってことは竹林から抜け出したってことになるぞ。」
そうか、また魔女が襲ってきたら大変だな。
にしてもあっさりだったな。本物と偽者がケンカしてる間に不意打ちで終わるって、いろんな意味で良くない気がする。私の出番用意しろ!
「アレ?偽者倒した筈なのに何で霧が晴れないんだ?」
「あの偽者はフェイクだったってことじゃない?」
「そうだな。あんなノコノコやってきて秒殺されるなんてこと、普通するわけがない。」
「じゃあ、とりあえず紅魔館の奥へ行こうぜ。こういうのは大抵奥にあるからな。」
「何を根拠に言っている?」
「経験かな?」
「ポヨ!!」
とりあえず地下室に行ってみたが特に何もなかった。
「酷い散らかり様だな。争いでもあったのか?」
「元々そういう部屋だぜここは。」
「アレ?こんなところに不自然に綺麗な絵画があるわ。」
明らかに美化され過ぎたレミリアの絵画だ。
「お姉様?お客さんたち連れて私の部屋に何か用?」
「フラン、あの絵画って?」
フランがプリンを食べながら部屋に戻ってくる。
「いつの間にか飾ってあったの。何かムカつく絵だから壊そうとしたんだけど全く傷付かなくて…」
あったじゃん。怪しいもの。てかよく見るとモロあの絵画から赤い霧出てるし。
とりあえず絵筆でつついてみる。手応えありだ。何度かつついたら絵画は壁から落ち、そこからレミリアの偽者(さっきの偽者とは違って明らかヤバい雰囲気の)が出てきた。が、相変わらず弱点はそのままらしく、メタナイトの剣で動きが止まってしまった。カービィをつついて飛ばし、トドメを刺した。
「結局あっさり終わったな。これゴニョゴニョ的に良いのか?」
「なんか悔しいんだけど。そもそも今まであんな風に弱点突かれたこと無いし。」
「まぁまぁ、偽者でよかったじゃないか。な、カービィ!」
「ポヨイ!」
「そういうことじゃない…」
「その気持ち、私もよくわかる…」