桜のアイテム、確実にあの異変と同じだわ。でもなんでこんな夏の時期に?春なんて集まるわけないのに…
「なんぞい?大きな扉のような物が見えるぞい。」
「あれが冥界への入り口よ。」
「ここは絶対に通しません!」
見馴れない服装ね、寝巻きかしら。でもなんで異変の元凶(妖夢)がそんなすぐ出てくるわけ?もしかして、過去の異変を誰かが真似してるとか?
「悪いけど、私もやらなきゃ行けないことがあるの!」
お祓い棒片手に突っ込んで攻撃をしたが、どうも手応えがおかしい。
「何?手加減してるの?絶対に通さないんじゃなかったの?」
「くっ…手加減している訳では…」
「待て、なんかおかしいぞい?お前らが何で喧嘩しているかは知らんが、そこのパジャマのヤツ、なんか弱ってないか?」
よく見るとお腹の辺りに血が滲み出てきている。さっきので傷口が開いたのか?
「その傷、どうしたの?冥界に何があったの?」
「実は…西行妖の封印が完全に解けてしまって…」
「今は夏でしょ?どうしてそんなことが?」
「それが分からないのです。ただ、1つだけ言えることは、絶対にあの桜を見てはいけません。私は幽々子様のお陰で一命は取り留めましたが…」
「桜だのあやかしだのよく分からんぞい。それより早いところ治療した方がいいんじゃ?」
「どうせ応急処置しかしてないんでしょ、さっさと病院へ行きなさい。」
「でも、もし冥界に入ろうとする人が来たら…」
「そんなの気にしてどうするの?どちらにしろ異変解決には冥界に行くことになるんだから。」
「ま、そういうことだ。さっさと行くぞい。」
さっきの話ちゃんとわかってないな?あのペンギンもう冥界の方に行っちゃってるじゃない。
「大丈夫、誰かが遊びに来る前に解決してみせるから。」
大丈夫、私の能力なら桜の誘惑にも勝てる!
「おいパチュリー、この呪いなんとかならないか?」
「なんとかなるわけ無いでしょ!あの紫がどうしようもできないんだから!」
「いやー、魔法には魔法が効くんじゃないかなーって、ね?」
せっかく紅魔館にきたから、カービィの手足をなんとかできないか相談してみたんだが…
「なぁ、手足を後付けすることはできないのか?」
「は!その手があったわ!魔術用の粘土で手足をボールに付けて魔力を流せば…」
こうして、カービィは手足を手に入れた!と喜びたいところだが、パチュリーとカービィの様子がおかしい。
「これ、滅茶苦茶魔力持っていかれるわ…はぁはぁ…呪いのせいかしら…はぁはぁ…」
「ウイイイィッ…(手足が鉛のように重い…)」
「諦めた方が良さそうだな…」
「そうみたいだぜ…」
そういえば、見てみたいものがあるんだった。
「カービィってこの姿でも自分の回りをを焼け野原にできるんだよな?見てみたいんだが。」
「ここではやらないでね。」
「流石にここではやらないぜ。」
「強力な爆弾を食べさせるか、自爆するヤツに体当たりさせればその力を使えるようになる。コピー能力っていって、クラッシュ能力なら焼け野原を作るのは朝飯前だ。クラッシュは1回キリだがな。」
「その言い方だと他の能力も使えるのか?」
「もちろん使える。」
色々試してみる価値はありそうだな。
私は紅魔館を出て、近くの湖でディープエコロジカルボムをカービィに食わせてみたところ、黒いリングと2つのオレンジ色の星をカービィが纏った。
「今の状態のカービィは自らの意思でコピー能力を使えない。絵筆でタッチしてみろ。」
「え、ああ…」
言われた通りにすると、カービィが飛び散って大爆発。辺りは炎の海となってしまった。
「マジかよ…」
「プエ?」