「ところでずっと気になってたんだが、何故地底を露骨に嫌がっているんだ?」
「目的地はマントルだからな、暑いというか、熱いんだよ。焼け死ぬぜ。」
そんなところに行くのか?というかそんなところにあの魔女が何かしたというのか?
「マントルってなんぞい?」
「簡単に言えばホットビートより暑い場所だ。となると、対策が必要だな。」
「そんなに暑いのかぞい?干からびてしまうぞい!」
まぁ、ポップスターのマントルとここのが同じ環境とは限らんが、多分同じだろう。多分…というか干からびるだけで済まんだろ普通…
「私が初めて言ったときは対策無しだったぜ。」
「今回は相手が相手だ。前回みたいに上手く行くとは限らんぞ。」
「そんなこと言われてもなぁ…」
普通はそうなるよな…あの熱さを対策する術なんて私も知らない…
ん…そういえば…
「なあ、あの時私が戦った氷の少女は使えないか?」
「なるほど!その手があった!さっそく借りに行くぞ!」
「盗りに行くんじゃなくて?」
私たちは食事を終わらせ、例の池へ向かう。
「おいバカまりさ、そんな速く飛ばすな落ちるぞいぎえぇー!」
「私の家に帰る時だって何とか耐えてたじゃないか。大丈夫大丈夫。」
「ポヨッ!」
やれやれ…
チルノを使うとは、大胆な発想だぜ。何故あのチルノが暴走状態なのかは知らないが、地獄を凍らせるには都合がいい。
「ようチルノ、久しぶりだな。今日はお前に頼みたいことがあってな。」
「あたいがそう簡単にお前らの言うことなんか聞かないさ!」
「サイキョーのお前にしか頼めないことなんだ。」
「ポォーヨォー!」
「…なに、言ってみろ。」
「とある場所を凍らせてほしいんだ。場所は案内するからさ、付いてきてくれよ。」
「わかった。」
「プヨイ!」
妖精(バカ)は単純で助かるぜ。ちょろいちょろい。
「ところでチルノ、なんでお前日焼けしてんだ?」
「何でって言われても、空が灰色になってからだから…うーん…」
つまり、今回の異変と何か関係があるってことだな。
「そういえば前にも似たようなことがあったような…ドヨウがどうのこうの言われた記憶はあるんだけどな。」
なるほど、その時引き出されていた力を覚えていて、土用にさらされたから本人も気がつかないうちに自分で自分の力を引き出してるって訳か。推測に過ぎんがな。
「ところで凍らせてほしい場所って一体どこ?」
「結構遠い場所だぜ。この穴の奥の奥にある屋敷の中庭だ。」
「この下かぞい?ならしばらく自由落下で良さそうぞい。」
デデデ大王が箒から手を離し地底へと続く洞窟へいち早く落下していった。
「飛び降りるのは構わんが落石に注意しろよー!」
私たちも後を追って飛び込んだ。