The Grimoire of Kirby   作:ぽよい

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烏:黒は無(終わり)を意味する色である。真っ黒で不吉な鳥として知られるが、自然界などの掃除屋でもあり、非常に大切な存在である。漢字では、部首が鳥ではなく火(烈火)であり、炎に耐えられる身体を持つ。中には太陽の炎さえ耐える烏もいる。地獄では罪人の肉や怨霊を喰らう掃除屋、地獄烏という妖怪として扱われている。地獄烏は人の肉や魂を喰らうことでより強い地獄烏へと進化する。旧地獄の灼熱地獄跡地にはその烏たちの一部が取り残され、その多くはさとりのペットになっている。太陽の神である八咫烏は三本足の強い力を持つ烏である。太陽の力、つまり核融合を扱える存在であり、現在は霊烏路空という地獄烏と一体となっている。


Cruel Crystal(クルーエルクリスタル)

地下は青く美しいクリスタルだらけの洞窟に変えられてしまっている。冷たく光るクリスタルのお陰なのか真冬のように寒い。

 

「おいまりさ!ほんとにこの奥は死ぬほど暑いのかぞい!」

 

「あたいを騙してるのか?」

 

「おいおい、私が嘘言ってどうするんだ?」

 

…うわっ、釣瓶落としだ。

 

「あれはなんぞい?」

 

「敵だ。倒しちゃっていいぜ。」

 

「そうか…」

 

デデデ大王は釣瓶落としに近づき、ハンマーを振り落として釣瓶落としの頭を思い切り殴った。釣瓶落としはその紐が切れる程の勢いで下へ落下していった。自由落下状態でハンマーをあんな風に扱えるとは、中々の手練れのようだ。

 

「デデデ危ない!」

 

メタナイトが連続で剣を振り、そこから出た衝撃波のようなもので岩を粉々に砕く。デデデ大王が釣瓶落としを倒して油断しているところに落石が発生したのだ。

 

「メタナイト、助かったぞい」

 

デデデ大王とメタナイトのそれを見たせいか、他に待ち伏せしていた雑魚妖怪や妖精たちはすぐに逃げていってしまう。私の時はそんなこと無かったのに…もしかしたら私の弾幕より遥かに強いのかもしれない。スペルカードルール無しだと私じゃ彼らに勝てないかもな。あるいはオーラとか覇気みたいなのが凄いとか?

 

あれこれ考えているうちに地面が見えてきた。この先を歩けば旧都だ。デデデ大王はどうやってか体を膨らまし、ゆっくりと地面に着地した。

 

「お、なんだ?地下なのに明るい町があるぞい!」

 

「驚いた。こんな地下深くに町があるとは。」

 

水晶洞窟の中に作られた町と化した旧都は大パニックだ。地霊殿が燃えている。

 

「見ろ!屋敷が燃えとるぞい!」

 

「あの屋敷の中庭にもっと深いところへ通じる穴があるんだ。チルノにはその穴の中を凍らせて欲しいんだ。滅茶苦茶熱くて広いぜ?できるか?」

 

「大丈夫だ、問題ない!あたいに任せろ!」

 

「おう、いい返事だ。ついでに屋敷の消火も頼むぜ。」

 

デデデ大王を箒に掴まらせ、猛スピードで地霊殿へ向かう。

 

「もうちょっとゆっくり行けんのかぞ~い!」

 

 

 

「よし、着いたぞ。」

 

「死ぬかと思ったぞい…ワープスターに引っ張られる方が幾分かマシぞい…」

 

「もう3回目だろ?いい加減慣れろ。」

 

屋敷に着いた。屋敷の外にはさとりがいる。

 

「思ったより遅かったわね。お空を止めに来たんでしょ?」

 

「仕方ないだろ?あちこち走り回らなきゃいかないんだから。それと、お空の仕業じゃ無いぜ。」

 

「お空の偽者がいると?なるほどなるほど、そういうことね。完全に理解したわ。大変そうね。」

 

「話す手間が省けたぜ。じゃ、地獄を凍らせるとするか。頼んだぜチルノ!」

 

「任せろ!」

 

チルノは冷気で屋敷の炎を消した。ボロボロの炭屋敷に向かってレーザーを放ち、中庭までの道を作る。ここからでもはっきりわかるぐらい、物凄い勢いで中庭の穴から熱気が漂ってくる。チルノがいなければ確実にまた屋敷が燃えだすレベルだ。なんでこんなに熱くなっているのか不思議でたまらない。初めてこの奥に行った時は今のココに比べればかなり涼しかった。

 

「ところで、話す手間が省けたってどういうことぞい?」

 

「アイツはさとりっていう妖怪で、心を読むことができるんだ。だからアイツは私が考えていることを全部読み取って、私が話す前に異変の内容を理解したんだ。」

 

「なるほど。そりゃ便利な能力ぞい!」

 

 

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