因みに毛糸の世界ではノヴァの伝説が遺跡に刻まれている。その壁画を見ると、ポップスターがミルキーロードの7つの星にとって重要なものであると推測できる。
「妖怪は恐怖がないとうまく生きていけないのは前も話したよな?」
「ちょっと前までカービィに関する新聞がたくさん出回ったんだ。天狗っていう種族の妖怪が書いているヤツね。それが途中でプツンとなくなったんだけどね。」
「まぁ、簡単に要約すると、カービィが人間の間で噂になって妖怪の分の恐怖を集めちゃってるのよ。バカな天狗どものせいでな。」
「なるほど、それで妖怪が弱っているのか。カービィが毒になってるのも納得。天狗に責任をとらせるためにしばいてやりたいところだ。な、デデデ大王。」
「ワシはそんなのどうでもいいがな。カービィが悪者なら清々するぞい。」
私たちは一通り妖怪が弱っている理由をメタナイトとデデデ大王に話した。
「ぽぉよぉ…ぽぉよぉ…」
カービィが突然泣き出した。何故だ?
「このラーメン、何杯でもいけちゃいますね!なぶり殺された先がこんな天国だなんて、生きてて良かった!あれ?死んでるんだっけ?」
早苗の声がカービィのお腹から聞こえてくる。そういうことね…
「あんた、早苗に何したのよ?どうしたら殺されたって勘違いするわけ?」
「ルールの範囲内で一方的にボコボコにしてやっただけだぜ。」
私はカービィに早苗を吐き(?)出させた。ラーメン丼を抱え、お腹をあり得ないほど膨らませた早苗が出てくる。あの山盛りラーメンと同じ匂いがする丼にはもうほとんど具も麺もスープも残っていなかった。
「ポヨ!ポヨポヨ!ぽよー!!!むきぃー!!!(アイツがボクのチャーシューダブルメンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシラーメンを全部食ったんだ!絶対許さない!)」
え?全部…?カービィってアレ3杯食ったよな?てかアレってそういう名前のラーメンだったのか。あ、そういえばメニュー表に書いてあった気が…で、あのラーメンを?早苗が?3杯も?マジで?てか丼は吐き出させたよな?
あり得ない!あの亡霊なら兎も角、早苗は原さk…ゲフンゲフン私が見てきた限り大食いなんてしたことないぞ!
「どういうことなの魔理沙?早苗は霖之助さんの子を孕んだとでも言うの?」
「私が聞きたいぜ…いや、カービィの体内は美味しいもので溢れているらしいが…この状況は私でも理解できん…」
「僕は早苗って人とは一切面識が無いんだけどね。どうやったら僕の子が生まれるんだい?」
うわぁ、香霖の顔が怖い…私なら…その…
「この小説はラブコメじゃないんだぞ。そろそろそのネタ使い回すな霊夢。」
遂にやりおったメタナイトお前ぇ~!!!やっぱメタナイトってそういう意味だったかぁ~!!!
「あながち間違ってはない。メタナイトのメタは超越したという意味で、メタ発言の語源でもある。フッ、私は超越した騎士なのだよ。」
「…メタナイトの言ってることが理解できないんですけど…まぁ、霖之助さんをこれ以上いじめるのも可愛そうだし…」
悪意はあったのか。これには香霖もプンプンである。茶番劇のお陰ですっかり忘れてたが、早苗とカービィがめちゃくちゃ怖い。
早苗はこの状況を理解できず、おまけにカービィの恐ろしい視線を向けられ、怯えるモルモットのようにフリーズしている。
「早苗、せっかく生き返ったのに、また殺されちまうかもな…すまない…」
カービィはあの時の戦いで学んだのか、静かにスペルカードを宣言した。いや、お前一人では戦えんだろ!