あれは神殿(?)に住んでいる赤白の人の偽物だね。これから戦うことになるのかなあ?変わった見た目のタマがいっぱい飛んでくるよ。この攻撃をよけながら戦うのは難しそうだなあ。
「げ、先に霊夢の偽物見つけちまったぜ。デデデ大王、メタナイト、増援を呼ぶから時間を稼いでくれ。アイツに攻撃は一切効かない、回避に専念しつつアイツからの注目を集めるんだ。」
「了解。」
「まかせるぞい!」
「紫、霊夢の偽物を発見した、囮の増援を寄越せ。」
「OK!ちょうど依姫から紫の偽物が見つかったって連絡あったからついでに送っちゃうね。」
え?せっかく見つけたのに逃げちゃうの?
異空間を抜けた先には今度はあの怪しい少女の偽物が、すでに耳の無いウサギさんが不思議な力をまとった剣で何度も攻撃しようとしているけど、押されちゃってる…
あの少女の偽物は、剣を強く弾かれて体勢を崩したウサギさんを強く踏みつけ、異空間を開いて何か取りだそうしている。何やってるんだろう、トドメのチャンスなのに。敵とは言え何やってるのか本当にわからないなあ。
「今がチャンスだ、行くぞカービィ!」
「ぽよ!!!!」
ボクはボールのように飛ばされ、攻撃体勢になった。というか今のボクは呪いのせいでボールで、勢いが付いてるときは勝手に攻撃体勢になっちゃうんだけどね。コピー能力のおかげで月の力をまとった状態になっている。この能力は一度捨ててまたコピーしてるから、回数がリセットされて月からスタートなんだ。あの少女の偽物の手前まで来たんだけど、異空間から取り出されたツボにぶつかっちゃった。その反動で互いに後ろに弾かれた。あのツボ、なんか変な液体が入っていたみたいで全身ベチョベチョだよぉ…飲んじゃったし…毒じゃないよねこれ?
「あちゃ、なんか軌道が変だな。というかこれ蓬莱の薬じゃねえか?」
「そうですね、どうやってかは知りませんが蓬莱の薬を無限に作り出せるみたいですね、また取り出そうとしてますし。」
ホウライの薬?もしかしてあのケガレっていう毒が入ってる液体?これ吐き出した方がいいよね、かかっただけなら平気なヤツだよね?
「(あのカービィが吐いてる…器用に薬だけ吐いててスゲェ…)なぁ、蓬莱の薬ってそんな不味いのか?」
「飲んだこと無いから知りませんよ!それより戦いに集中しろ!」
「はいはい…」
白黒が描いたラインに乗り、さらに攻撃を続けることになった。でも不思議、近付けないんだよね。確かにラインはあの少女の偽物を目指しているはずなのに、景色が目の前で止まっているんだ。バリアがあるみたい。
「そうか、結界を越えなきゃ行けないんだ。月の技術でなんとかなるか…?それか気絶して…そういやお前の姉、豊姫はいないのか?」
「そういえば襲撃に遭うちょっと前から見てませんね…」
ん?気絶していればバリアを越えられるの?ならやってみる価値はあるね。こっちに来てからいつの間にか使えるようになっていた他人を操る能力。何で呪いの影響をこの能力だけ受けてないのかはわからないけど。
「どうぁ!体が勝手に!」
ボクは白黒に絵筆を構えさせて走らせ、ある程度近付いてきたタイミングで白黒の意識が飛ぶほどの負担をかけた。あの時は気絶させるつもりはなかったんだけど、あの時と同じぐらい負担がかかるように操れば気絶するはず。白黒は気絶した状態でも絵筆を構えて走り、絵筆の直接攻撃を当てることに成功した。その怯みからかバリアが消え、さっきまで謎に届かないまま少女の偽物に向かって転がり続けていたボクもようやく攻撃することができた。
「隙あり!」
耳のないウサギさんがこのチャンスを逃すまいと炎を全身にまとい、剣を振るった。そして少女の偽物は灰すら残らず燃え尽きた。カッコいいなあ、あの剣も、あのウサギさんも!にしても異常な程疲れちゃったや…おやすみ…Zzz…