The Grimoire of Kirby   作:ぽよい

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霧雨魔法店:魔理沙が経営するなんでも屋兼自宅。店内は魔理沙が趣味で拾ってきた骨董品や鉄屑、マジックアイテムなどが山を形成しており、小さな魔法の森とも例えられている。価値の高いものが結構埋もれてたりする。なんかしますという看板が建てられているが、場所が迷いやすい魔法の森なのでここに来る客はほとんどいない。大抵博麗神社で妖怪退治や異変解決の仕事を引き受けることが多いが、頼めば配管工もやってくれるらしい。このお店に住んでいるツチノコは、妖精の家を荒らしていたもので、退治を頼まれたものである。可愛いからペットにされ、問題も解決された。成功払いのため、失敗したときはお金を請求してこない。


第一章 手掛かりを求めて
洞窟大作戦


新しい朝が来た。朝食を済ませ、まだ寝ているカービィと絵筆を持ってダンジョンへ…カービィの朝ごはんを持ってくるのを忘れたぜ。

まぁ、あっちでなんか食べさせて貰えばいいか。

 

地下へと進んでいく。ここは前に土蜘蛛(ヤマメ)と戦った辺りかな。正直、荷物で手が一杯なので争いたくはない。

…いつの間にかカービィがいない!?

 

「あら?人間?急に止まってどうしたの?地底に行くんじゃないの?って貴方前に私をボコボコにした魔法使い!」

 

目の前に土蜘蛛が現れる。もちろん戦ってる暇などない。まぁ、相手も戦う理由は再戦したいぐらいだろうから、多分大丈夫。

 

「カービィがいなくなったんだ!ピンク色のボールなんだが、お前なんか知らないか?」

 

「キスメが首を持ってたわ。それがカービィかどうかは知らないけどピンク色だった気がする。」

 

まさか文字通りの首無しの首を持っていくとは…

 

「で、キスメはどこにいるんだ?」

 

「あっちに行った筈…あれ?」

 

土蜘蛛が指差す方向から凄い勢いで釣瓶落としがやってくる。

よく見るとカービィが頭に噛みついているというか、丸呑みしようとしているというか。何があったんだ…

 

「ん、んぐっ、んんん~、んん…むぅ……むむ………(お、お前が…落とした…悪魔は…これ…かい…)」

 

召天しかかっている。まぁ、この程度で死ぬような妖怪ではないと思うが、本当に何があったんだ…

 

ぐぅぅ~

 

カービィの腹の虫だ…

 

「おいおいカービィ、釣瓶落としなんか食べたら体に悪いぜ。この先のお店でご飯買ってやるから吐き出せ。」

 

妖怪を喰う人間、初めて見たぜ。逆なら何度もあるがな。

そろそろ地下666階だ。ダンジョンのボス(パルスィ)がいる筈だぜ。今日は仕掛けるつもりは無いがな。

 

「食べさせて貰えるとか妬ましいわ~。」

 

いつになくボスのやる気がない。まぁ、旧都を荒らしに来た訳じゃないのは相手もわかってる筈だし、あの時と違って戦う理由など無いのだろう。私も両手が塞がってるから戦いたくないし。

 

旧都に着いた。相変わらず賑わっているぜ。ただ、運が悪いことに雨が降っている。地下なのに何で雨が降っているんだ?

細かいことを気にしていても仕方がない。駆け足で適当に入ったお店でうどん(大盛り)を頼み、カービィに食べさせた。当然一口である。うどんを出した瞬間にカービィにお椀ごと食べられてしまった訳だから混乱するのは仕方ないだろう。が、この店員の妖怪は蛇に睨み付けられたみたいに固まってしまっている。お前それでも妖怪かよ。カービィにお椀を吐き出させ、そのまま地霊殿に向かって走る。今回は本当のラストダンジョンに堂々と侵入し、家捜しを始める。

 

ようやく、カービィの全てを知ることができる。絵筆に選ばれた私にどんな使命が課せられているのかもはっきりする筈だ。

 

 

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