人間の来客だなんて、珍しい。
(さとりさん、今、貴方のサードアイに直接話しかけてます。私、貴方に頼みたいことがあるのです。)
私の能力で遊ぶな。
(この子の心を読んでほしいのです。過去に何があったのか、今何をすべきなのか。全て読み取ってほしいのです。)
「逆にやりにくい!普通に話せ!」
イライラして感情的になってしまった。
「おお、怖い怖い。(なんか迫力無くて怖くないんだよなぁ。)」
全然怖がってないから余計に腹が立つ。
ここに来た目的はあのピンクのボールの過去を知るためらしい。ピンクのボールは紫曰く、何処から来たのかわからない宇宙人で、霖之助曰くカービィという名前らしい。
「まぁ、とりあえず事情はわかったわ。」
魔法使いからピンクのボールを受け取った。
コイツ、食べ物のことしか考えてねぇ!?なんか調子狂う。
言葉が通じるといいんだけど…
「貴方は過去に何があったの?」
「ポヨ?(何言ってるのかさっぱりわからねぇ何処の星の言葉だよ初めて聞くわ。)」
どうやら日本語は通じてないらしい。でも考えてることからして、多言語を理解できるのかしらね。
とりあえず、過去の記憶を読むにはそれを考えさせる必要がある。言葉が通じないとなると…
想起「テリブルスーヴニール」
あ、コイツ自らの意志で動けないのか…弾幕当たる前に消さなきゃ。
「大体はわかったわ。」
「ポヨ!?(ビックリした)」
「で、何がわかったんだ?」
「私が見た恐怖の記憶(トラウマ)は大体こんな感じね。魔女を追いかけたら魔法で手足を奪われて途方にくれてたようね。魔女が落とした不思議な絵筆を仲間が拾って、それを使って魔女のところまで行く途中で幻想郷に来てしまったらしいわ。魔女の容姿は大体こんな感じよ」
読み取った恐怖の記憶を元に、紫色の衣服に身を包んだ丸々と太ったような、顔が影で隠れて目が光っているような、魔女のイラストを見せる。
「やっぱりあの手足は誰かにやられたものだったか。ところで私は何をすればいい?どうすれば手足をもどせる?もとの星に帰せる?」
「正直わからないわ。例の魔女を倒せば手足が戻るかもしれない。それに、コイツがいた星から誰かが幻想郷に来るかもしれないし、コイツを幻想郷に連れてきた犯人がいるかもしれない。」
「紫をボコればいいんだな?」
この手の事件は確かに紫が主犯のことが多いけど、なんとなく、彼に関しては紫が連れてきたとは思えないし。
「紫は多分犯人じゃないと思うけど。」
「そうかもな、ありがとう。(とりあえず紫あたってみるか。)」
紫が疑われるのは仕方がない、自業自得だ。もう私は知らん。