今のところSAOが多いのです。
「ヒロインをアスナにしてほしい」とのことですが、今いちばんそこで悩んでいます。
ヒロインとしてアスナはドストライクなんですが、キリアスのラブラブも書きたいって言うのも本音です。
ですがまあしばらく考えたいと思います。
~陸斗side・夜~
とある日の夜、俺は夜の散歩に出ていた。
クラスの女子が謝ってきてから数日、いろんなことがあった。
一夏がクラス代表に決まったり、一夏のコーチをセシリアと箒のどっちがやるかで揉めたり、一夏が実習で空から隕石の如く降ってきてグラウンドに見事な穴をあけたり、一夏が………etc
とまあ一夏がやはり事件を起こしてばかりなのだが、まあそこは気にしないでおこう。
そして今俺は夜の散歩を終えて寮へと帰ろうとしていた。
まあ散歩と言ってもまだ夜の6時半。どちらかというと夕方の方が近い。だが気分で夜の散歩と言わせてもらうことにした。
まあたわいもない話はここまでにしとこう。なぜかって?それは目の前に厄介そうなちびな女子がいるからだ………。
「もー!総合事務受付ってどこなのよ!」
………関わってはダメな匂いがする。よし、ここは『急がば回れ』だ。ここで一番近い道を行こうとしたら間違いなくあのちびに捕まる。そうなったら絶対遅くなるだろう。
そうと決まれば回れ右だ。
「あ~もう空飛んで探しちゃおっかな」
おいおい、まさかあのおチビちゃんは専用機持ちか………?
「でもそれやったらあとあと面倒だし………。あ!」
あ、やばい、見つかってしまった………。
「ねえ、そこのあんた!」
俺はその言葉を聞くや否や、すぐさま回れ右をした。
「ちょっと待ちなさいよ!」
「ん?俺のことか?」
「あんた以外に誰がいるのよ!」
はぁ、めんどくさい………。
「あんたが2番目の男性操縦者ね?」
「そうだが、それがどうした?」
「いや、弱そうだなって。」
ああ、そう。まあ普段は気配を隠しているからな。にしてもこのおチビちゃんは礼儀というものがなってないな。
「そうか。ならばそんな奴に道を聞くなんて言うのは屈辱だろう?俺は帰らせてもらう。」
「え、ええ!嘘嘘、嘘よ!ちょ、あんた、なに本当に帰ろうとしてんのよ!それになんで私が迷ってること知ってんのよーーー!」
「あまり大声を出すな、うるさいぞ。まあ先ほどお前の独り言が聞こえてな。めんど………ゲフンゲフン、男性に教わることは屈辱だろうと思ってわざわざ回り道をしようとしたところをお前に呼び止められたんだ。」
「面倒って言おうとしたわね!面倒とは何よ、面倒とは!………まあ過ぎたことは水に流してあげるわ。それよりも道教えなさいよ!」
地団駄を踏んだ後、一気に冷静になる。なんだこの気性がコロコロ変わる生き物は?
「俺は無礼な奴は嫌いだ。いくら女性だとは言っても教えてほしいならそれなりの態度というものがあるだろう?というわけで頑張れ。」
俺は回れ右をして手を振りながら去ろうとする。
「待ちなさいよ!」
「ん?『待ちなさい』?」
「うっ………ま、待ってください。」
なんだ、やればできるじゃないか。
「どうかしたのかい、おチビさん?」
「わ、私の名前はチビじゃなあぁぁぁぁぁぁい!」
怒り出した瞬間に俺は再び立ち去ろうとする。
「い、いや、わ、私の名前はチビじゃなくて凰鈴音です。鈴ってよんでください………。」
なんだ、こいつ。めちゃくちゃイジりやすいじゃないか。
「ふむ、おちょくって悪かったな。俺は西條陸斗だ。よろしく。」
「や、や、や、やっぱおちょくってたのね!!」
「それはおいといて、早く行かないか?」
「まったくもう………いいわ、さっさと行きましょ。」
これが俺と鈴のファーストコンタクトだった。
~鈴 side~
(これが2人目の男性操縦者ね………)
「………不思議な感じね」
確かにいじられはしたが、不思議と不快な感じにはならなかった。確かに『チビ』とは言われはしたが、ちゃんと『悪かった』って詫びは入れてきたし……。
(それに今の時代にしては珍しくちゃんとした考え方を持ってるのよね)
今の時代、男性は立場が相当弱い。実際私が代表候補生になってからは政府の高官はペコペコしてくるし、『
男性が女性に対して『無礼を正す』なんてことは今の時代99%ない。
(それにこの見た感じも不思議なのよね………)
髪は眼を覆うぐらい伸ばしていて少し「えっ………」という印象を残すのだが、その一方で服装はすごく清潔感がある。
(まぁいいわ、それより一夏よ一夏!待ってなさいよ!)
さっきまで感じていた違和感はなくなり、すぐさま
~一夏side~
「それでは、織斑一夏君の代表就任を祝って」
「「「「「「「「「「かんぱ~い!!!」」」」」」」」」」
「か、かんぱ~い」
今、俺は最悪な状況にいる。
それはだな………。
「男子が1人だけなんだよ~~!!!」
「うるさいぞ、一夏!」「うるさいですわよ、一夏さん!」
左右にいる箒とセシリアからお叱りを受ける。
「だって、男子1人って寂しすぎだろ!?なんで陸斗はいねえんだよ!?」
「もしかして私と食事することを不快に思いなさったのでしょうか………。」
セシリアがシュンとなる。
「い、いや、それはないと思うぜ?ちゃんとセシリアは謝ったんだし!」
「そうだよ!」
「あの~織斑君。」
俺に話しかけてきたのは陸斗のルームメイトの鷹月さんだった。
「ん?どうかした?」
「陸斗君のことなんだけど、夕方部屋に戻って誘おうとしたらその時にはもういなかったんだ………ごめんね?」
「鷹月さんのせいじゃないよ!くそ~陸斗のやつ、どこに行きやがったんだよ~!」
「一夏よ、まあよいではないか。それより今はここにいるメンバーで楽しもうではないか。」
箒の顔を見ると、『陸斗のことは残念だが』という顔をしている。
「それもそうだな。みんなごめん!今日は俺のためにありがとう!目一杯楽しもうぜ!」
「「「「「「「「「おぉ~!!!」」」」」」」」」」
この後、新聞部の黛先輩が来てあれこれ聞かれたり、セシリアとのツーショットを撮ろうとしたらクラス写真になったりといろいろあったが、とても楽しい一夜だった。
(陸斗のやつ、こんなに楽しいことをほっぽりだすなんてもったいねえな。)
陸斗のやつかわいそうに
~陸斗side~
俺は鈴を送った後、今度はアリーナの周辺をぶらぶらしていた。
まあ何故外をぶらぶらしているのかと言うと、今日食堂で一夏の代表就任パーティーがあるらしいからだ。
偶然小耳にはさんでしまい、『行きたくねぇなぁ』と思ったため、わざと放課後はさっさと寮の部屋に戻って、その後ずっと外を散歩しているのだ。それもなるべく不規則に。
その時だった。
「どうしたんだ、陸斗?」
「あ、織斑先生。」
「今は普段通りでいいぞ。それより、今日はクラスの集まりがあるのではないのか?クラスの女生徒から申請を受けたんだが」
「い、いえ、自分は不参加です。」
ダメだ、少し動揺してしまった。
「ふむ、そうか。なら今から一緒に夜食でもどうだ?今日はもう仕事も終わったのでな。」
今はまだ7時くらいだ。
「どこで食べるんですか?」
「私の部屋だ。今からなら材料も買えるだろう。陸斗は料理できるのか?」
「一応できますけど、おそらく一夏ほどは上手くありませんよ?」
「かまわない。ちなみにこれはお前のカウンセリングも含んでいるから拒否権はないぞ?」
「わかりました。それじゃあ今すぐ行きましょう。1組の生徒に見つかるのも嫌ですから。」
これは俺にとっても好都合だ。確かに料理をふるまうというのは少し緊張するが、隠れ場所は確保できる。
「よし、ならば行くとしよう。」
この日の夕食はとても美味しく感じた。俺の料理が上手かったというわけではない。千冬さんに作るのだから気合は入れたが、それでもおそらく一夏には及ばないだろう。
じゃあなにがそうさせたのか?
それは他でもない、『千冬さん』だった。
俺は千冬さんとの食事とちょっとした世間話のあと、自分の部屋へと戻った。
時間は今10時半。ちなみに寮の門限は10時だ。これは『寮に10時までに入っておけ』ということだ。自分の部屋には11時までにもどればよい。中には他人の部屋に泊まるという生徒もたまにいる。
まあ正直な話11時以降に廊下をうろついていたり、部屋で騒いだりしない限りばれないからな。
少し話がそれた。俺の同居人は真面目な人なので、そんなことは一度もない。それに10時の時点で必ず部屋にいる。
今日も俺が部屋に帰るとそこにはすでに就寝準備を終えた鷹月がいた。
「お帰り。遅かったね。」
「ああ、まあな。」
「今日はどうして来なかったの?みんな心配してたよ?」
鷹月が手に持っているペットボトルの水を飲みながら聞いてくる。
「少し外せない用事があってな。みんなにはすまないが欠席させてもらったよ。」
「………」
「どうした、鷹月?」
「用事があったって嘘だよね?」
何故ばれてる?
「なんでって顔してるね?流石に部屋で一緒に過ごしてたらわかるよ。それに部屋からいなくなるのがあまりにもは早すぎるもん。」
………いつの間にか表情が隠せなくなってたんだな。
「さゆかも心配してたよ?やっぱりまだ馴染めてないのかな?」
「………ああ。まだ少し学校生活自体に抵抗があってな………すまない。」
「あ、謝らなくてもいいよ!少しづつ馴れていこ?」
「そう言ってもらえると助かるよ。」
同居人が良い人で本当によかった。
「それで、今日はどこにいたの?」
「ああ、千冬さんと面談プラス食事してた。」
ピクッ
空気が凍りついたので、鷹月の方を見ると顔が引きつっていた。
「ね、ねえ、前から不思議だったんだけどさ、陸斗君と織斑先生って親しい間柄なの?」
「まあな。昔からの知り合いってところだ。」
「………あのさ、もしかして陸斗君って千冬さんのこと好きなの?」
………え?ま、まさかそんなことまで気付かれるほど俺わかりやすかったか!?
いや、そんなことはない。ここは冷静に対処するんだ!
「まあ憧れてはいる。あれほど『強い』女性はいないだろうな。」
「な、なるほどね。あ、もうこんな時間だね。話はこれぐらいにして寝よっか?」
「寝る前にシャワーを浴びさせてくれないか?」
「うん、いいよ!先に寝てるね!」
「ああ。それじゃあお休み。」
「お休み。明日から頑張ろうね!」
こうして俺の一日は終わった。
~鷹月side~
シャワーの音が聞こえる。陸斗君がシャワーを浴びている音。
「陸斗君、織斑先生のこと好きだよね………。」
私は陸斗君のことが気になっていた。
その理由はいろいろあるんだけど………。
「織斑先生が相手じゃかなわないよね………。」
少しため息をつく。
「いや、でもそうと決まったわけじゃないし、それにまだ私も完全に『好き』ってわけじゃないからね!これからこれから!」
『ふわぁぁ』と欠伸が出ちゃったから今日は寝よ~っと。
「おやすみ、陸斗君」
今回はフラグを確認しよう的な話です。
千冬さんとの食事シーンは書かないつもりですが、ご要望があれば番外編として書こうと思います。
それでは今回はこの辺で。ぐっば~い