俺はただの通りすがりの古代からいるナイト
太古の昔、人々がリアルに住み始め、開拓に汗みず流して生きるのもたいへんだった頃の話をするつもり
名前は覚えてないが俺の記憶にかすりもしないくらい貧弱なあるところに他とは違って意見もしっかりするリーダーシップを取ってた長がいた。
長のもとには女どもが毎晩のように通いにくる
ところが1りだけは素性がわからないみたいだった。
長は気になってしかたがないのでその女が来た別れ際に糸ついた針を女の服に刺しておいた
気付かないで女が帰ったので翌日に長が糸をたどれば山のおねに続いていた岩屋の中には龍の姿が!
龍がヒューメンインストールでいちぢてきな化身の体なので正体知られるとそれっきりいくえ不明
長は自分の愚かさで寿命がストレスでマッハだったのか裏世界でひっそりと幕を閉じた
やはり人の正体をむやみに調べようとするのはよくないことだよな……
昔話にしても正体を明かす意味はないしむしろ悪いことが起きるのかも
気になったとしても人の本性しらべる事は怒りのだんぺんをみる
それから少し
ある日洗濯してると川から赤ん坊が流れてくるのを見つけた>>おばあさん
おばあさんは赤ん坊に小太郎と名前を付けて我が子代わりに育てたらしい
おばあさんの名前は覚えてないが、まあ、良い人だったはず
小太郎さんが一人前になる前くらいに他界にワールド移転したため、彼はソロの人生に変化
しかしおばあさんは遺言に残していた言葉があった
おまえは川上の湖エリアにすむ龍の子どもに違いない、ってな
小太郎さんはおばあさんの遺言の真実も確かめたいと思ったし、集落で一人前になりたかったのでその当時の長に川の試練を望むと送り出されることとなった
川の試練というのは川に逆らって川上に行くというもの
別に水の中を歩けという話じゃない
川に沿って逆流に歩けという意味
ずっと逆らい続けると湖があるのでそこの石を拾って帰るのがならわしであった
まだ一人前じゃない小太郎さんにはたいした冒険だったが即死にいたるようなヤバいことなど一つもなく湖につく。
あとは石拾って帰るだけなのだが、彼は湖から見つめる目に気付いていた。
「かあさん」
そう口にすると湖から三回連続で見つめていた龍はみるみるフォームチェンジしてヒューウメンの女の姿で湖面に立った。
両者はどちらともなく抱擁から様々に言葉をかわしたところ、湖の中には人が住めないその他さまざまな不具合があるから小太郎さんは川流しすることになったらしい
嘆き表情みれば分かるとおり相当の苦汗の選択だったろうよ
女湖龍は自分で角へし折って我が子に差し出すと
「試してみて分かりましたが人と龍は同じ世界に生きられない定め。
せめてこれを持って集落にお帰り。
あなたは人として生きなさい」
と言った。
グーの音もでないまま小太郎さんご凹んで帰ると湖の石だけではなくヌシの角をも持って帰ってきた彼は英雄に近い扱いを受けることになり集落いちの勇者ともなった。
すると嫉妬の私怨を湧かすヤツもいるんだが、はて、なんて名前だったか……存在がエックスと仮称
そう、たしかだが存在がエックスは新リーダーの息子の長男のポジションだったかな
地位と権力で考えれば次期長でも人気とかで小太郎さんに長の立場が取られると思ったんだろうな、彼を非常に嫌っていた
言っておくが集落というのはその頃はぜいいんがパワー合わせないとだいたい全滅に死ぬから
身内で争いとしか死にたいとしか思えないんだがな
そんな意味無いことできるくらいには集落に力は溜まっていたわけ
実はその影には女湖龍の加護の恩恵があったからできたこと
上位者のメイン盾なければ人は自然という名のHNMには勝てないレベル
その集落が龍の加護あったのはただ人間に【興味があります】と運が良かっただけ
知ってるのは小太郎さんくらいのものなんだが自分を人間だと勘違いしてる半龍人だからな……一般人とは知覚範囲が違いすぎた。
そうとは気付かないまま小太郎さんの集落が順当に狩りに畑にとサイクルまわしてたところ
存在エックスのほうは次期長の実績が欲しかったんだろうな、湖をもナワバリに畑にできれば更なる収穫があると豪語
小太郎さんは龍の角もって「そんなことしたら龍が怒るだろうし天罰くだるのは確定的に明らか」と真実の言葉をいったところ、存在エックスそれ見よがしに悪評をばらまいた
悲しいかな、貧弱一般人は強い言葉に弱いから声の大きい強い言葉に流されるので、もっともらしい強い言葉でくり出される真実の言葉が、意図的に無視される正しい真実の言葉を駆逐し、真実はひとつであるとする横暴により、正しい真実の言葉はネガの消極案として川に流れていった
「畜生おまえらは馬鹿だ」
その言葉に鬼の首取ったように周囲が騒ぎ小太郎さんは深い悲しみに包まれた
夜。もうこの集落にはいられないだろうと小太郎さんは1りとんずらして湖に走った。
湖が無ければ生きていけない母を守らなければという心が彼を走らせていた。
原始の夜は暗く、危うく、一瞬の油断が命取り
即死の危険で気がひゅんひゅん行くところを小太郎さんは駆け抜ける
命が惜しいとはこれっぽちも思わなかった
小太郎さんが普通ならまだつかない時間で湖に着くと、人の身を晒した母龍が謙虚にたたずんでいた。
「【さようなら】小太郎さん。私はもう、この湖にはいられない」
その発言に想像を絶する悲しみが小太郎さんを襲った
女湖龍は時既に集落の望みを叶えるためにこの地を去る決心をしていた様子
龍の超能力で事態は察知してたんだろうな。覚悟は完了済みみたいだった。
どうして、と小太郎さんは尋ねるに彼女は愛のためだと答えたのだが、小太郎さんは愛というものを見たことが無いものだから分からないみたいだった。
彼に分かり、そして思わずにはいられないのは母龍を守護らなければということだった
集落の真のメイン盾の恩返しに、自分もまたメイン盾のメイン盾にならなければと強く思ったのは間違いない
その思いが反映されたんだろうな、小太郎さんは人間というアバターをかなぐり捨てて龍の姿に変身する。
もう元には戻れない可能性がかなりの高確率で高い
母龍のように自由自在の変身には相応の時間がかかるはず
仕方が無い子だと呆れた母龍もまた龍化すると2りは無敵の昇竜で空をどこまでもどこまでも登りリアルワールドから消えていったらしい
存在がエックスが捏造話をばら蒔いたから小太郎さんは人間アバター消してワールド移転することとなった
これって間接的とはいえ殺人罪と同様だろ・・・
普通に血の通った人間なら、大事に育てたアバターを削除する絶望がどれほどのものかわかると思うんだが
特に小太郎さんの場合はそこらの一般の雑魚いアバターじゃなくて集落で一番の存在
その後の集落? 俺のログには何も無いな。もう勝負ついてるから。
それから
それから
それから……
それから遥かな高みにいるまま龍は色んな人間を見ることとなったが
人間ってすごなーあこがれちゃうな
とよく思うらしい
人間を彩る信念を、覚悟を、友情を、努力を、勝利を、愛を、勇気を、希望を、機転を、知恵を、頓知を、逆転を、善意を、自由を、優しさを、義理を、仁義を、強さを見るたび、人間を見直してきた。
背筋を伸ばし、胸を張り、自分を誇り、敵に吼え、礼節を持って、決意を秘め、驕り高ぶらず、汚い卑怯に屈さず、見得を見せ、落ち込んだものを励まし、悪意に負けず、見事なカウンターで返し、謙虚に謙遜し、どこもおかしくはない言論を展開するのを見るたび、そういう者に、自分はなりたいと思ったのかもな。
龍ばかりでなく、人もまたそういったダイヤモンド・パワーの精神力を代々受け継いでいってほしいから、人は子どもへそのまた子どもへ、昔話というものを奢り続けてきたんだと思うぞ?
人が何かを語り継ぐことは素晴らしいことだすばらしい
だがどんな何を語り継がれることとなるかは人工的に淘汰される
語り継がれず失なわれたものごとは裏世界でひっそりと幕を閉じる
まんが日本昔ばなしのアニメも再放送とかリアルでとんと見かけなくなった(専門チャンネルとかに隔離されてるらしい)
あのOPEDから感じられる懐かしみの哀愁もいずれ淘汰されるのだろうかと思うと悲しみが絶えない
だが
これだけは言っておく
ナイトは滅びないし伝説は何度でも甦る
ナイトという概念は人類の夢だからな
その胸にナイトの心得がある限り
ナイトは永遠に滅びにくい!
ーーーー終ーーーーー