エースコンバットZERO 傭兵たちの軌跡   作:メビウス1

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第一章 ウスティオ解放
ベルカ戦争開幕


ベルカ連邦。

ベルカ公国を中心とした連邦である。

ベルカ空軍を中心とした強大な軍事力を持ち、超巨大国家オーシア連邦とも互角に戦えるほどある。

 

その、オーシア連邦とベルカ連邦は軍事力と領土拡大を競っていたベルカ連邦であるが、領土拡大による軍事費の増大が耐えれなくなる。

 

そして、1987年12月17日にベルカ連邦はこれ以上の領土維持は困難と判断し、ベルカ連邦を構成する東部諸国から駐屯軍を盟主ベルカ公国本国に撤退。

同時に政治権限の多くをオージアなどに移譲する。

 

1988年に入るとベルカ公国は連邦法を改正。

それにより、東部諸国に分離独立の気運が生まれ、同年2月28日にゲベートが独立。

それに続いて5月12日ウスティオも独立する。

 

1991年8月29日には残った連邦領も東部周辺国に売却。

オーシアに連邦に対しても方諸島と五大湖南北帯を割譲。

この時点でベルカ連邦の経済は破綻状態になっていた。

 

また、現ベルカ政府に国民たちの不安が爆発。

ベルカ公国各地で暴動が発生する。

 

さらに、この時、領土の割譲を含むオーシア連邦との協調路線によって自国経済の建て直しを図ったが、共同出資事業であった五大湖資源開発公社の採算割れ隠蔽工作が発覚。

 

領土割譲を目的としたオーシア連邦による策謀の疑いが浮上したこと、ベルカ国民の対オーシア感情が悪化していたこともあり、死人が出るまでの大規模な暴動も発生する。

 

1992年。

 

この不満を吸収する形で支持を集め最大議席を獲得した極右政党「ベルカ民主自由党」が政権を事実上掌握。

国民の圧倒的支持を背景に政権の独裁的傾向が強まっていった。

 

この頃、隣国ウスティオ共和国で莫大な地下資源が発見され、既に司法の独立性を失っていたベルカ連邦最高裁判所は

「連邦法の改正は外国による干渉の結果で違憲であり、東部諸国の独立は無効である」

と判決。

 

これを大義名分としてベルカ全土に動員令が発令され、政権発足以来増強されていたベルカ軍が国境付近へと集結を開始した。

そして…

 

1995年3月25日 ウスティオ国内 ベルカ国境付近

 

「ディアブロ1から、2へ。異常はないか?」

 

《こちら、ディアブロ2。異常なし》

 

ベルカ国境付近を飛行する、2機のF-15Cイーグルの姿があった。

 

主翼にはウスティオの国籍マークが付いている。

この2機のF-15Cイーグルはウスティオ空軍所属、ディアブロ隊である。

彼らは現在定時パトロール中であった。

 

《しかし、ベルカの連中が不審な動きしているのに上層部の連中まだ何も対策していませんね》

 

「所詮、こけおどしだと思っているだろ。他の国も同じだろう」

 

ここ、最近ベルカ公国は国境付近に軍を集結しているのがオーシアの軍事衛星によって判明しているが各国は所詮こけおどしだと言い未だに対策していなかった。

 

「これがもしも、ゲームやアニメだった俺らは最初に撃墜されるやられ役だ」

 

《洒落になりません、それ。…ん?》

 

その時、ディアブロ2のレーダーに一瞬であるが反応がしたことに気付いた。

 

《こちら、ディアブロ2。レーダーに一瞬反応があった》

 

「それは本当かディアブロ2?こちらのレーダーには何もなかったぞ」

 

《もしかしたら、何にかいるかもしれません!確認します!》

 

「まて!行くな!ディアブロ2!」

 

ディアブロ1は、ディアブロ2を止めようとするが、ディアブロ2はそれを無視しレーダーに反応があった場所へと向かう。

 

その途中で巨大な雲があったが、ディアブロ2は迷わず雲の中に入る。

雲で視界が塞がる中、ディアブロ2は何かの機影を発見する。

 

《こちらディアブロ2!機影を発見!もう少し接近します!》

 

「一旦戻ってこい、ディアブロ2!単機では危険だ!」

 

ディアブロ1は再度止めようとするが、やはりディアブロ2は無視。

発見した機影を確かめるため接近。

距離がだんだん近付いてくるにつれ機影がはっきりと見えてくる。

 

《あれは…Su-35か?何故、こんな所に…なっ!ロックオンされた!?》

 

突如、ディアブロ2のコックピット内にロックオンアラートが鳴り響く。ディアブロ2急いで回避機動を開始。

ロックオンを外そうとするが、出来ず、ロックオンアラートからミサイルアラートへと変わる。

《ミサイル!?嘘だろ!?》

 

「ディアブロ2!後方からミサイル!ブレイク!ブレイク!」

 

ディアブロ2の後方からミサイルが接近していることに気付きディアブロ1は叫ぶ。

ディアブロ2は回避機動をしながらチャフ、フレアを展開するが、ミサイルはチャフ、フレアに騙されずにディアブロ2に迫る。

《駄目だ!回避できない!》

 

「ディアブロ2!諦めるな!」

 

ディアブロ2は最後の悪あがきでミサイルをギリギリまで引き付けフレア、チャフを展開しながらバレルロールを行うがタイミングを誤り、ミサイルはディアブロ2のF-15Cに命中し、数秒後、爆散する。

「コバヤシィィィィィィィィィィ――――!」

ディアブロ2が墜とされる瞬間見たディアブロ1はコールサインではなく、ディアブロ2の名前で叫ぶ。

 

だが、その時。

 

ディアブロ1の目にある物が入って来た。

それは、パラシュートである。

此処からでは生死は確認できないが、パラシュートが開いていることは少なくても小林は脱出している。

 

コバヤシは生きている。

ディアブロ1はそう信じ、一刻も早くこの緊急事態をタワーに知らせなければいかない。

 

「こちら、ディアブロ1!タワー応答せよ!緊急事態発生!タワー応答せよ!」

 

《こ…ら、タワー…く…こえ…い……もう…度――――》

 

ディアブロ1はタワーとのコンタクトを取るがタワーからの返答は雑音だらけで、最終的に通信は切れる。

 

まさか。

 

ディアブロ1はそう思い、レーダーを見ると、レーダーは乱れており、使い物にならなくなっていた。

 

「くそ!ECMか!」

 

これで、タワーとの連絡が取れなくなり。

また、敵の位置もわからない。

 

「こうなった以上、どうにか帰還して直接報告しないと…!」

ディアブロ1は基地に帰還しようとした時、コックピット内にロックオンアラートが鳴り響く

「くそったれ!」

 

ディアブロ1は回避機動を開始。どうにかして、ロックオンを外そうとするが、できず、ミサイルアラートへと変わる。

 

「ちぃぃぃ!」

 

ミサイルを振り切るため急降下開始。

地面ギリギリのところで機首を上げ低空飛行し、再び機首を上げ急上昇するがミサイルは振り切れず、徐々にディアブロ1のF-15Cに近づいて来る。

 

「ならば!!」

 

ディアブロ1は操縦桿を強く引きGを耐えながらハイGターンし、フレア、チャフを展開。

ミサイルはディアブロ1のF-15Cを見失い、フレアに釣られる。

 

「っ!運がいいな、これは!」

 

さらに回避した直後に、敵機を発見する。

機種は小林が言った通りSu-35。

 

無論、ディアブロ1はこれを逃すはずがない。

「ディアブロ1エンゲージ!」

 

ディアブロ1はSu-35の後ろにつく。

Su-35のパイロットはそれに気付き右へと急旋回。

ディアブロ1も後を追うために、右へと急旋回する。

 

Su-35は凄まじい機動でディアブロ1を振り切ろうとするが、ディアブロ1もGを耐えながら振り切れないように追跡し、そして、ロックする。

 

「もらっ《チックメイトよ!》なっ!」

 

Su-35を撃墜しようとした時、無線から何者かの声が聞こえ、その直後に機体に衝撃が走り、ダメージを知らせるアラートが鳴る。

 

一体何が。

ディアブロ1は機体のダメージを確認するため後ろを見ると、もう1機のSu-35が後ろに付いていた。

 

やられた。

 

ディアブロ1はそう思った。

自分が追いかけていたSu-35は囮だったと言うことに気付いたのだ。

 

「これ以上は無理か…ディアブロ1イジェクト!」

 

機体のダメージは酷く、これ以上の戦闘は無理だと判断したディアブロ1は迷わずイジェクトレバーを引く。

瞬時にキャノピーが吹き飛び、ディアブロ1はシートごと機体から放り出され、そして、パラシュートが開く。

ディアブロ1はゆらゆら地上に落下しながら、自分を落としたSu-35を見る。

そのSu-35にはベルカの国籍マークと剣を持った騎士が描かれたエンブレムがハッキリと見えた。

 

 

 

 

 

《グラーバク2、敵機撃破》

 

ウスティオ空軍のF-15C、ディアブロ1を墜としたSu-35の女性のパイロット、グラーバク2、マヤ・ヤマダは隊長のグラーバク1、アシュレイ・ベルニッツに報告し、グラーバク1のSu-35の隣に付く。

「よくやった、グラーバク2」

《結局、俺らの出番はなしか、グラーバク4》

 

《そう言うなグラーバク3。下手に俺たちが入ったら隊長とグラーバク2の邪魔になるだけだ》

 

この、空戦には参加していなかった、グラーバク3、4はそう言いながらグラーバク1、2と合流し、トライアングル編隊を組む。

《しかし、とうとう始まりましたね、隊長》

 

「あぁ。もう、後戻りはできない。この戦争に勝利し、祖国ベルカに再び栄光を取り戻すしかない」

 

彼ら、グラーバク隊はベルカ空軍所属である。

 

ベルカ民主自由党が政権を勝ち取った以来、ベルカは戦争の道に走り出し、ウスティオの天然資源の発見によりそれはさらに加速した。

 

そして、今日この日ベルカはオーシア、サピン、ウスティオのなどの各国に宣戦布告。軍にGOサインを出し、ベルカ軍は進撃を開始した。

グラーバク隊はその進撃部隊の一部であり、彼らだけでなく多数の部隊が各国に進撃を始めていた。

 

《まぁ、俺らはそんなことは関係ない。勝って、隊長とグラーバク2の結婚式に出るだけだ》

 

《そうだな、グラーバク4》

 

《「な、なんで知っているだお前ら(あなた)たち」》

 

グラーバク3、4の発言にグラーバク1、2は動揺した。

 

《隊長たちはうまく隠しているつもりでしょうが、基地内の全員が知っています。隊長とグラーバク2が付き合っていることに》

 

《今じゃ、基地全員でいつ結婚するかの賭けが出っていますよ》

 

《えぇぇー!そこまでバレっているの…》

 

「賭けが出来るまで発展していたのか…」

 

ディアブロ3、4が言っている通り彼らが配属されている基地にいる全員がアシュレイとマヤが付き合っていることを知っている。

もちろん、アシュレイとマヤは付き合っていることを秘密にしている。

 

それが、何故バレたかと言うと。

完全に甘い空気が漏れているのだ。

本人たちは自覚していないが、かなりイチャイチャしているせいで甘い空気が漏れまくっているのだ。

 

そのため、食堂ではブラックコーヒが不足する事態まで発展していた。

 

「後で、基地にいる全員にプレゼントを殺るか」

 

《《なんか字が違うような気が…ていうか、それ俺たちも入っているの、それ!?》》

 

「さて、どうだろうな。それより、目標が見えた。敵機が上がる前に仕掛けるぞ!」

 

グラーバク隊は今回の攻撃目標を発見する。

それは、ディアブロ隊の所属するウスティオ空軍基地である。

 

本来であればレーダーに探知され、スクランブル機がもう上がってくるはずだが、先行した地上部隊が新型ECMを起動して、レーダーの探知能力低下させているため、レーダーに探知されていない。

 

だが、それも時間の問題だろ。

 

基地に報告する前にパトロール隊を撃墜したが、そろそろ定時連絡が来なくなったことに不審に思って偵察機が上がる頃だろ。

 

その前に、基地を攻撃しないといけない。

 

《《《了解》》》

 

グラーバク隊各機は編隊を崩さず、降下を始め、基地に攻撃を開始するのであった。

 

そして、10分後。

 

航空基地のとしての機能がなくなり、その数分後にはベルカ地上部隊が空軍基地を襲撃、占拠するのであった。

 

これが、この戦争最初にベルカに陥落された基地であった。

 

ベルカ軍の進撃は止まらず、ウスティオ、サピン、などの各国は次々と敗北し、占領されて行く。

 

そんな中、オーシア連邦は戦争早期終戦のために、大規模な作戦を発動する。

 

それはベルカ空軍のシンボルとも言えるベルカ絶対防衛戦略空域B7R。

通称【円卓】の制空権を取るため、40機にも及ぶ戦闘機を円卓に向かわせた。

 

それに対しベルカは各方面に部隊を展開させていたためB7Rの防衛力は低下しており、B7Rに出撃した戦闘機はたったの25機だけ。

 

誰もが、オーシアの勝利を確信していた。

だが…

 

 

 

 

 

1995年3月27日 12時30分 ベルカ絶対防衛戦略空域B7R上空

 

「くそ!どうなっていやがる!」

 

彼、オーシア空軍ブレイカー隊、隊長。

 

ブレイカー1。トウマ・オルコットは焦っていた。

 

彼が焦っている理由は数分前に遡る。

 

作戦通りオーシア空軍はエリアB7Rに侵入。

その直後に侵入してきたオーシア空軍機を迎撃するため出撃したベルカ軍機をE-767AWACS、サンダーヘットの長距離レーダーが捕捉。

 

すぐさま、オーシア各機はサンダーヘットからデータリンクを受け取り、長距離ミサイルを発射。

 

オーシアはこの攻撃で全てが決まったと思った。

 

しかし、突然ミサイルの誘導力低下。

ベルカ軍機は全ての長距離ミサイルをフレアを使わずに、回避機動だけでミサイルを回避する。

 

そのことに、オーシアのパイロットたちは唖然とした。

勝利を確信して放ったミサイルが全て回避されたからだ。

 

だが、パイロット達はすぐさま立ち直る。

いや、立ち直らないといけない事態が発生する。

 

そう、ロックオンアラート。

 

オーシア各機はすぐさま、回避機動を開始するがロックオンアラートからミサイルアラートに変わる。

 

避けられるか?

 

ブレイカー1はそう思いつつ後方を確認しながら回避機動をとる。

すると、ミサイルアラートが消えた。

 

敵のミサイルも誘導力が低下している?

 

ブレイカー1は周りを確認すると、ベテランのパイロットたちもフレア、チャフを使わずに回避していた。

 

だが、若手のパイロットたちはベテランたちのように鋭い機動は出来ないが冷静さを失っていないパイロットたちはフレア、チャフを使い回避する。

 

しかし、冷静さを失っている若手のパイロットはミサイルを避けきれず、命中。

10機が円卓の空に散った。

一瞬にして10機の味方機が撃墜されたことで冷静さを保っていた若手のパイロットたちもこの事態にパニックになる。

 

そこに追い打ちをかけるようにベルカ軍機が急速接近し、ドックファイトに入れられた。

 

そして、今に至る。

 

《誰か!助けてk―――》

 

《クソ!また若手がやられた!》

 

「ミサイル慣れ過ぎがあだになったか…クソ!」

 

ドックファイトに入ってから、既に若手を中心に6機撃墜されている。それに比べてベルカ軍機はまだ1機も墜ちていない。

 

若手のパイロットとベルカ空軍のパイロットの技量が違いすぎる。

 

何故ここまで技量差が出たのはミサイル慣れだ。

 

近年のオーシア空軍はミサイルに技術力が向上するにつれドックファイトからミサイルによる長距離攻撃で敵を仕留めるコンセプトに変わり、ドックファイトの必要性が薄くなる

 

そのため、ドックファイトの訓練時間が少なくなり、それに連れ、若手のパイロットたちを中心にドックファイトの技量が低下していた。

 

それに比べてベルカ空軍はミサイルの技術力が向上しても古き伝統あるベルカ空軍を守るため、ドックファイトで敵を仕留めるコンセプトのままでドックファイトの訓練時間も多い。

 

そのため、若手とベルカ空軍のパイロットとの技量差が大きく出たのだ。

 

その一方で、オーシア空軍の一部のベテランパイロットたちは万一に備えてドックファイトの訓練時間減らしていなかったため、技量もかなり高い。

それでも、ベルカ空軍の方が技量が高く苦戦していた。

 

「ブレイカー1からブレイカー各機へ!まだ生きている!」

 

《こちらブレイカー2。まだ生きています!》

 

《ブレイカー3もまだ行けます!》

 

《ブレイカー4もまだ行けるぜ!》

 

「よし、全員生きているな。若手のブービーが生きているなら全員、生きて帰ることは出来そうだ」

 

《いい加減、その名で呼ぶのやめてくれ、隊長!》

 

ブービーと呼ばれ呼ばれたブレイカー4、ジャック・バートレットはブレイカー隊ただ一人の若手のパイロットであるが、他の若手のパイロットとは違い技量も高く、冷静さも保っており、ベルカ空軍と張り合うことが出来ていた。

 

「そんだけ、威勢があればまだ、大丈夫だな。おっと!」

ブレイカー1が後ろにベルカ軍機のMiG-29に取りつかれたことに気付き、右へと急旋回。MiG-29も逃がさないように急旋回し、バルカン砲を放ち、ブレイカー1のF-14の右翼にかすれる。

 

「流石、伝統あるベルカ空軍か!」

 

ブレイカー1後ろにいるMiG-29の腕の高さに舌打ちしながら、相手が狙いをさだまらないように回避機動をしつつ、カウンターマニューバをやるスキを探すが、なかなかスキを見せない。

 

「さすがにキツイいな…《隊長!ヘッドオンするぜ!》!?どうy…なるほど、そういうことかブービー!」

 

ブービーが言った意味が分からなかったが、レーダーを見てブービーが企んでいることがわかり、ブービーとヘッドオンコースに入る。

 

そして、ブービーの後ろにいる『敵機』をロックする。

 

「《FOX2!》」

 

ブレイカー1のミサイル発射と同時にブービーもミサイルを発射。

もちろん、目標は両機の後ろにいるMiG-29。

 

ブレイカー1、ブービーはミサイル発射後それぞれブレイク。

 

その後ろにいた敵機はミサイルを回避しようとするが間に合わず2機とも正面からミサイルを受け爆散する。

 

《ブレイカー1、4がそれぞれ1機キル!》

 

「ふぅー。ブービーよくやった!」

 

《隊長もナイスキル!次の目標を仕留めるぜ!》

 

ブービーは味方機の後ろにいるSu-27を次の目標にし、急降下を開始。そして、素早くバルカン砲のトリガを引く。

 

バルカン砲から撃ち出された弾はSu-27のコックピットに命中し、パイロットの命を散らせ、円卓の地へと墜ちる。

 

「ブービーの野郎いつの間にあんなにも出来るようになった…ブレイカー各機へ!ブービーに後れを取るな!行くぞ!」

 

《《了解!》》

 

 

 

その後、ブレイカー隊が合計4機のベルカ軍機を墜とすが、オーシア陣営の被害が拡大。

オーシア軍はB7R攻略を断念し、部隊を撤退させた。

 

この空戦でベルカ軍の被害はブレイカー隊が墜とした6機のみ。

 

それに対し、オーシア軍は27機も墜とされていった。

 

この空戦でベルカ軍が勝利した大きな理由が一つあった。

それはハンス粒子である。

 

この粒子は2年前に発見された粒子であり、ベルカはこの粒子を調査、研究していた。

そして、あることがわかった。

 

ハンス粒子には現在この世界に存在する全てのミサイル誘導方式の性能を低下させる力があると判明したのだ。

 

その事を知ったベルカ空軍上層部は喜びに上がった。「再びベルカ空軍の時代が来る」と。

ベルカ空軍はすぐさまハンス粒子を取り入れ、実戦配備した。

 

そして、オーシアが円卓に進撃を開始したという情報を受け、ベルカ空軍すぐさま、円卓にハンス粒子を散布。

 

結果、オーシアの先手攻撃の長距離ミサイルをフレア、チャフを使わずに回避に成功し、ベルカ空軍お得意のドックファイトに持ち込むことに成功し、勝利した。

 

一方、多数の戦闘機を失った、オーシアは一時的に航空戦力が低下。

その隙を逃さす、ベルカ軍はオーシア領に進撃を開始。

オーシア領に侵入、一部の占拠に成功した。

 

3月28日にはウスティオの首都ディレクタスが陥落。

ウスティオ軍は壊滅状態になる。

 

そんな時、オーシアがベルカの進撃を受けている各国に大規模な連合作戦を提案。

 

各国はその提案を受け入れ、ウスティオ臨時政府はその連合作戦に望みを掛け、残りの戦力全てウスティオ軍最後の基地、ヴァレー空軍基地に集結。

 

また、足りない戦力を傭兵で補うことにし、傭兵も雇うことも決定した。

ウスティオの運命は傭兵たちに託された。




【ハンス粒子】
1993年に元ベルカ空軍のパイロットである教授が発見された新しい粒子。
この粒子の効果はミサイルの全ての誘導方式を弱体化し、誘導力を大幅に低下させることができる。
ただし、この粒子を無力化することができず、敵、味方全てのミサイルの誘導力を低下させる。
そのため、片方の軍が散布して、敵のミサイルだけ誘導力を低下させると言う戦法はできないため、各国はこの粒子を無視した。
しかし、伝統あるベルカ空軍はこれを目に付けた。
元々、ベルカ空軍のパイロットだったため、ベルカ空軍はすぐに教授を引き入れることに成功。
1995年3月27日に起きた、第一時B7R空戦で実戦投入し、ベルカ空軍はオーシアの長距離ミサイル攻撃をフレア、チャフ無しで回避し、お得意のドックファイトに入ることに成功し、ベルカ空軍は大勝利した。
この空戦以降、ハンス粒子下の空戦に備え、パイロットたちのドックファイトの技量を高めるため、ドックファイトの訓練時間を大幅に上げた。
ちなみに、ハンス粒子の名前は、発見した教授から取ったものである。
ちなみにハンス粒子はあるお方の名前を取ったものです。
たぶん勘がいいお方なら気付くかもしれません
ヒントベルカ=ドイツ
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