死にゲーみたいな現代で生きる一般不死身の怪物さん 作:ちぇんそー娘
続き!生えた!
バンシーにとって人間は自らの欲望の発散対象であり、それ以上でも以下でもない。故に殺すと決めたら手加減なんてものは無いし、不死者であるアルカは何をやっても死ぬわけがないのだからこちらも手加減する理由がない。
(殺すつもりで攻撃したのに、あのオスの人間、妙な術を使ったな……?)
本来、バンシーの異界領域は人間がどうこうできる範囲のものでは無い。たとえ最高品質の科学兵装を持ち込もうと、全て塵に変えられるだけ。
しかし今回は違った。アルカの知り合いらしき若いオスの人間。そいつが手を翳した瞬間、ほんの一瞬であるが異界領域の攻撃が完全に中和された。人間に完全に中和なんて無理だろうから代わりに腕が片方塵にされたが、それに対してもなにか驚くことなく、冷静に断面を握り潰して止血を行っていた。あまりの判断の速さに少し気持ち悪いほどだった。
故に、バンシーはほんの一瞬思考が止まった。
コイツは本当に人間か? 人間だとしたら、一体今何をしたのか、どのような理由で文字通りの必殺の攻撃を退けたのか。しかしよりによってなんで男なんだよ。気持ち悪いから性転換してから出直してこいよ。そもそもアルカを誑かしてるならどうせ殺すしどうでも良いか。
人間とは作りから違う死の精霊の思考時間は須臾にも満たない刹那の時。
そのほんの一瞬、バンシーの思考はアルカから外れた。
「異界領域────『万魔屍山無明郷』」
僅かな判断の遅れがその領域の展開を許した。
魔眼で覆われた領域が緑色の粘液に侵されていく。それは間違いなくアルカの異界領域。
良くも悪くもアルカはせっかちな不死者。何事も面倒くさがって、早く楽に終わる道を選択しようとする。だからこそ、わざわざかなり疲労する異界領域を使うだなんて考えていなかった。
すぐさま領域の展開を強めて競り合いに持ち込む。まともに競り合えば精霊として年季のある自分に分がある────
「え────あ、ひゅ────」
気がつけば右半身が喰われていた。
粘液に覆われたアルカの右腕が変形し、巨大な顎を持つ爬虫類の様な見た目となりバンシーの右半身を食いちぎったのだ。
偽物の俺を全員纏めてぶちのめしたら戻ってこれたのでとりあえず軽くバンシーを真っ二つにしつつ、状況を確認する。
多分時間は経過していない。何となく繋がりを感じれるようになったからわかるが、多分あの3人は別人格とかではなく、この肉体に偶然備わってしまった別の魂だ。
肉体に魂は1つなので、そんなこと本来はありえないけど多分俺転生とかしたからなぁ……。その影響で魂が増えたりしちゃったのかもしれん。色々学んだけど、魂の法則的に転生って完全にバグだし。
「アルカ……その腕……」
訳が分からないと言った感じで固まってるみんなの中で、唯一葵くんだけが俺にそう語り掛けてきた。
でも今は説明するのめんどくさいね。そもそも、バンシーとまともにやり合うなら本気出さなきゃいけないし。
というか葵くん、バンシーの攻撃で腕やられたなら止血しないとやばいと思ったけど、自分で腕潰して血を止めたのね怖ー。マジで人間分からないわ怖ー。
「後で説明するから、ちょっとそこで待っててね」
「いや、待っててってうわっ、なんだこの粘え──」
とりあえず『原初の緑』で葵くん達を覆ってその辺に放っておく。葵くん達の防御に3割俺が使えるリソースを回しておく。これなら余波でうっかり死ぬこともないだろうし安心安心。
「アルカ……どういうこと?」
体が半分無くなってるのに別にどうってこともないようにバンシーは喋りかけてくる。傍から見ると不死者って結構気持ち悪いな。全力で理に刃向かってる感じが生き物感しなくてキモイ。
「喋るなら半分治してから喋ってくれない? 俺、断面趣味はないからさ」
「治せないのはアルカのせいでしょ。……なんで人間なんか守るの? どうせ一時の玩具なんだから……」
「一時だろうがなんだろうがここ4000年で一番面白い玩具だもん。最悪徐福辺りと協力して不死化の薬作ってでも楽しむよ。俺が気に入ったんだから、もう俺のものだし」
「そういう相手を全く思いやらない自分本位なところも、そのくせして相手のことを思ってるみたいな言葉を吐くところも、邪魔になった相手には本気で殺意を向けてくれるところも……好き!!! 大好き!!! やっぱり殺し殺されし合うのは私達だけの特権だよね!」
バンシーの攻撃はウィルスによる不可視の攻撃。
ウィルスと言っても生物非生物問わず分解して自己増殖の餌にするもうそれウィルスって呼んでいいのかわかんない代物。
それにしてもバンシーって俺にそういう感情向けてたのか……。
見た目は良いけど、俺別に恋愛感情とかマジでペルシャ湾辺りに落としてきちゃったから残念だけどその気持ちに答えられないのよね。
「そもそも、今俺お気に入りの玩具を傷物にされてブチ切れてるの。首絞めッ〇スしてくれても愛の告白はノーセンキューで」
「そう、じゃあ一旦殺してあげるね!」
俺の異界領域────『万魔屍山無明郷』はなんか気持ち悪い緑色のネバネバを生み出す領域。かっこいいから『原初の緑』って呼んでるけどそれが何なのかは俺もよくわかんない。
このネバネバはものすごく適応能力が高く、あらゆる状況に適応して変化する。色々弄って、自分の肉体に纏わせれば自由自在に肉体を変化させることも出来る。
防御に使えばどんな攻撃も一度受ければ耐性が付与できるし、攻撃に使えば時間さえかければあらゆる防御を突き破る。
まぁ防御に使うのも時間かけるのもめんどくさいし、とりあえず相手にぶつけまくればいずれ防御を上回る攻撃を繰り出せるとてもわかりやすい強みがある。これを使って今さっきもバンシーが自分の周囲に展開していた分解ウィルスの壁も解析を繰り返して突き破って、ついでに体の中でバンシーの再生過程を解析させて妨害させている。
後2回、バンシーに攻撃をぶち込めばしばらくの間再生不能にして行動不能に……
「──『朱槍』」
急に胸の辺りの風通りが良くなったと思ったら、俺のそこそこ大きくて形の良い胸が物の見事に空洞になって、ついでに内側にウィルスが入り込まれた。
「適応前に高威力の攻撃をぶち込めば普通に通る。アルカのことならなーんでも知ってるんだから。そして、私のウィルスを体内にぶち込まれれば変異、増殖を繰り返して不死者と言えど1分でしばらく行動不能になる。その間にあの人間たちはゆっくり殺させてもらう」
「1分とか長いじゃん。さっさと終わらせようよ」
「じゃあもっともっと、私のウィルスでアルカを犯してあげる!」
バンシーが全力で走り出すのと同時に俺も意識のレベルを一段階あげる。この状態ならたとえ光速で動こうと対応できる。弱点はこの状態を維持していると1分がめちゃくちゃ長く感じること。不死者にとって時間を長く感じるのはマジで拷問に等しいので普段は切っているが、相手が光速で動くならこちらもそれに対処できるようにしなければならない。
「──『ク・ホリンの咆哮』」
バンシーの声と共に今度は頭の上半分が消し飛んで視界が利かなくなる。
ぶっちゃけると常にウィルスが変異するわ攻撃が不可視無音だわでバンシーとの相性ってかなり悪いんだよね俺。まぁ少なくともバンシーが少しでも葵くん達に意識を向けたなら一撃で行動不能に出来る程度にはこちらも攻撃の手段があるのは救い所。ポケ〇ンのように防御不利と攻撃不利はイコールでは無いのだ。むしろウィルスの防壁を解析して突破できる俺の攻撃はバンシーにとっても天敵だろうし。
「その攻撃ズルくない? 頭部消失の概念攻撃とかクソ技じゃん」
「それで頭の下半分が無事で済んでる方がおかしいんだよ。半分防いでるんだから」
ちなみに俺達は音を音速より速く飛ばすことも不死者だから出来るので光速の戦闘中も会話出来るに決まっている。不死者だし。
「それより今の攻撃で残り時間は30秒もなくなっちゃったよ? 大人しく投降してくれれば今夜はじっくりゆっくり締めてあげるのに」
「アレ、ハマると中毒性ヤバいから遠慮しておきます。ホントハマるとヤバいんだって! 気持ち良すぎてその事しか考えられなくなるから!」
「いいじゃん! お互いのことだけ考えて酸素も無視して互いの体を貪ろうよ!」
冗談抜きにこっちの体を貪ってくるからバンシーはタチが悪いんだよなぁ。
……ふと、首絞めを葵くんとやったらどうなるのか考えてみた。葵くんが俺の首を絞めてる時の顔とか想像したら面白そう。照香とかもなんかウブそうだし面白そう。
でも、人間って関節の可動域が狭いし、何より3日くらい食わないと死ぬからアルティメットポリネシアンセッ〇スとかすると死んじゃうから無しだわ。やっぱやるなら不死者とに限る。アルティメットポリネシアンセ〇クス出来るし。
「およっ?」
また考え事してる間に両足が粉になってしまった。
多分俺に残された時間は既に5秒程度。そう言ってもまだ戦闘開始から1秒も経過していないので制限時間は気にしなくても良いだろうが、さすがにあと一撃食らうと再生が出来なくなる。現に粉になった足は再生できないままだ。
「よし。解析完了」
だが間に合った。
俺の勝ちだ。粘液を左腕に纏わせて変化させる。狙いはもちろんバンシーのみ。既に必中は約束され、必殺は確定した。
何も俺だってただ攻撃を棒立ちで受けていた訳では無い。
体内で粘液を練り上げ、バンシーの領域を解析し、現在の俺が繰り出せる最強の攻撃の準備をしていたのだ。凛花とかとマジで戦ったら用意出来る前に俺が戦闘不能にされるけど、ある程度時間さえ稼げれば俺は確実に相手を殺せる。
……相手は不死者なので、正確には戦闘不能に出来るだが、細かいことはどうでも良いだろう。
「解析完了────アイルランド神話群再顕、全能類太陽目 ルー・イルダーナ」
右腕が粘液と共に泡立ちながら変形して、擬似太陽を瞳に納めた巨大な槍のような頭部を持った蜘蛛が生まれた。
……まぁ、コイツがどんな風にしてバンシーを倒すのか知らないけれど、とりあえず多分勝てたからヨ──────
瞬間、蜘蛛の頭部が弾けて世界が溶けた。
「いやー、まさか自爆するとは思わなかったわ。バンシーの異界領域の名前に合わせて太陽神の名前付けたのに自爆するとか思わなくない? まぁ俺らには全く害のない攻撃っぽかったから良かったけど」
「私には……バッチし効いたけどね……」
異界領域が解けたというか溶けて、元の空間に戻ったそこにはバンシーの生首が転がっていた。
傷口もしっかり俺の粘液……もとい原初の緑が侵食していて、ろくに再生できる様子もない。しばらくは行動不能だろうし、俺の勝ちで良いだろう。
「で、なんでこんなことしたんだ?」
「アルカと久しぶりに殺し合いたかったし、あと人間達に嫉妬したからかな?」
「ふーん、あっそ。じゃあ教えておくけど、俺の玩具を傷つけたら次はお前と絶交だから」
「えー、アルカってば意外と器が小さ──」
原初の緑を活性化させ、頭の内側からバンシーを串刺しにした後、全力で宇宙へと放り投げる。
多分アレで10年くらいは再生がろくに上手くいかないだろうし、途中で変質した原初の緑が光速くらいには加速してくれるから、10光年先には運んでくれるだろう。バンシーは光速での移動手段はないから、少なくとも100年くらいは顔を見なくて済む。その頃にはこの苛立ちも収まってるだろうし、ちょうど良いだろう。
……さて、邪魔者は蚊帳の外に放り投げたし、こっちはこっちでやることをやらないとな。
「アルカ……その姿は……というか、頭の上半分が……」
やっべ、治すの忘れてたわ。
◆
242:NN.ぐやぐや姫
今、なんかがものすごい速度で宇宙空間に放り出されたんだけど
243:NN.ブラド
おい、今度は誰が何をやった
244:NN.雪ん子
あれブラド?体治ったの?
245:NN.ガイアッ
ア、ア、アルル、ア
246:NN.マリン
パンゲアは一体何があったのだ
247:NN.ブラド
相変わらずネット運営は魔女の方に任せてある。今は髪の毛を腕代わりにしてスマホからだ
248:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
ゆっくりブラドが髪の毛でスマホ弄ってるところ想像したら笑いが止まらんww
249:NN.ヴォドゥン
タコ〇カみたいで可愛いじゃん
250:NN.侵略タコ娘
ブラドちゃん私とお揃いじゃん!
まぁ私は下半身がタコでついでになんか獣の多頭ついてる化け物だけど
251:NN.妖精武器庫
反応しにくいからそういうこというのやめてよ……
252:NN.ブラド
ヴォドゥンに可愛いとか言われても鳥肌が立つだけだからやめてくれ
253:NN.クククルン
ヴォドゥンに辛辣で草
254:NN.オーカミ
>>253
教育失敗酒クズは黙ってろ
255:NN.ヴォドゥン
>>253
娘同然の相手に監禁される気持ちはどうですか?
256:NN.風呂メテウス
>>253
黙れ酒カスコアトル
257:NN.クククルン
ねぇ、そろそろ俺泣くよ?大洪水で人類滅ぼすよ?
258:NN.ハッピージョー
それはそうと、今さっきどこかで異界領域がぶつかり合いましたよね。何か関係あるんでしょうか?
259:NN.万死
ごめん、それ私だわ
260:NN.ぐやぐや姫
万死ちゃん何やらかしたの……
261:NN.マリン
今連絡つかないのは凛花だが、奴にやられたのか?
262:NN.最新の魔女
万死さんの居場所を掴みました。現在地球から50万kmほど離れた宇宙です。現在も加速中
263:NN.雪ん子
???
264:NN.ブラド
お前本当に何やったんだよアホ
265:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
ブラドキレた!
266:NN.万死
ちょっとアルカにちょっかいかけに行ったらボコボコにされて宇宙に放り投げられた。脳の中に分解して隠し持ってたスマホから今連絡してる。
267:NN.風呂メテウス
状況が面白すぎる……
268:NN.ガイア
あ、あ、アルカ、ぅぅ、あ
269:NN.雪ん子
何やらかしたらそうなるの……?
270:NN.ハッピージョー
そう言えばアルカさん、随分人間と仲良さそうにしてましたもんね
271:NN.万死
ちょっとアルカと仲良さそうにしてる人間いたから殺そうとしたらいきなりキレてさー。久しぶりに良い殺意向けてもらって楽しかったけど再生封じされて生首にされたせいでしばらく戻れなさそう
272:NN.最新の魔女
あまり離れすぎると相対性理論の否定式の効果範囲外に出て通信が不可能になるので注意してください
273:NN.ヴォドゥン
まぁゆっくり万死じゃ何も出来ないだろうし注意もクソもないけどな
274:NN.オーカミ
というかアルカって万死に勝てるのか。徐福は万死の方が強いって言ってなかったっけ?
275:NN.ブラド
まぁアイツはマジでめんどくさがりだし、本気出すほうが珍しいから徐福は知らないこともあるだろ。実際あの領域は殺すことなら万死の領域よりも得意だし
276:NN.妖精武器庫
それにしてもアルカってどこに地雷があるのか分からないよねー。なんで仲の良い人間が殺されかけたくらいで万死吹っ飛ばしたんだろ?
277:NN.ハッピージョー
え
278:NN.マリン
奴も一時期研究熱心なこともあった故、希少な性質を持っていた人間だったのではないか?
279:NN.雪ん子
お姉様に限ってその人間が好きになったとかはないでしょうし……
280:NN.万死
あ、電波悪くなってきた。
多分30年くらいはそっち戻れないからよろしく
281:NN.侵略タコ娘
意外と早く戻ってくるんだねー。もうちょっと頭冷やしてれば?
282:NN.万死
原初の緑が再生阻害してくるけど、こっちはこっちでその性質を解析して分解しちゃえばどうにかなるしね。でもあと2年は無理そうだからこのままじゃ確実に通信範囲外行くわ
283:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
アルカと言えばアイツ貸したこち亀返してくれないんだけど
284:NN.ハッピージョー
皆さん……お気に入りのゲーム壊されたら腹立ちますよね?それに近いものだと思いますよ……
285:NN.風呂メテウス
徐福……お前ゲームと人間を同じ尺度で見ているのか……
286:NN.マリン
心というものがないのか……?
287:NN.ブラド
お前本当に元人間か?今の発言はやばいぞ?
288:NN.ヴォドゥン
怖ー。徐福怖ー。ゲームと人間とか比較の対象にならないじゃん
289:NN.雪ん子
徐福……アンタそんなこと言うようなやつだったの……?
290:NN.ハッピージョー
なんですか。今の発言の何がおかしかったんですか。もう嫌ですROMります
291:NN.クククルン
徐福、疲れてるのか……?
292:NN.最新の魔女
比較的不死者としての経験が浅いらしいので、それが関係しているのですかね?
293:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
若さで言ったら私と最新の魔女がぶっちぎりだろうけど
294:NN.雪ん子
まだ近くにいるし、様子見に行ってあげよ……
295:NN.妖精武器庫
それにしてもアルカって万死倒せたんだね。結構強い方じゃん万死って
296:NN.ブラド
前にアイツが自分で言ってたけど、『時間さえあれば神でも殺せる』がキャッチコピーだって言ってたからな
297:NN.クククルン
まぁ俺は殺されないけどね
298:NN.侵略タコ娘
マジで黙ってろよ酒クズがよォ……
299:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
死んでくださいMr.妹レイパー
300:NN.ブラド
まぁ、アイツのせいで1回人類滅びかけたけどな
301:NN.オーカミ
なんだっけ、『真霊長類光明目 アルスノヴァ』だっけ?アイツがぼくのかんがえた最強の生き物!って言って制御不能になったやつ
302:NN.マリン
下手すれば星を滅ぼしていたやつだな。結局殺す手段がなく永久封印して星外に放り出したはずだ
303:NN.風呂メテウス
まぁみんな1度くらい地球滅ぼしかけてる手前色々言えないけどアレはアホの極みだよね
304:NN.侵略タコ娘
最強だから俺に支配されるはずないから支配外したわ、制御出来ねぇわ勝てねぇわってなったの馬鹿としか言いようがない
305:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
タコの刺身見せられて人類滅ぼそうとしたアホがなんか言ってる
306:NN.妖精武器庫
タコ娘ちゃんなにやってんの?
307:NN.ブラド
>>306
多分タコ娘も本来の伝承とは別にスレンダーマンとか言う怪異認定されてるお前よりはマシだ
308:NN.ヴォドゥン
スレンダーマンが少年を攫う怪異として伝わってるのそういう理由だったのかよ……
309:NN.最新の魔女
皆様に伝えたいことがありますが、今回の事件の元凶、見つけました
310:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
何?アルカは日本にいるんでしょ?
311:NN.雪ん子
そっちじゃなくてゾンビの方でしょ
312:NN.ブラド
やはりというかなんというか、星核に潜んでいる。手を出すのが難しいな。
313:NN.マリン
我とパンゲアと凛花が揃えば大抵はどうにか出来ると思うが?
314:NN.ガイアッ
あ、あるる、あー、ある!
315:NN.オーカミ
ダメそうですねこれは……
316:NN.クククルン
俺が出ると下手したら地球ごと叩き割っちゃうしなぁ……
317:NN.もりもり
やっぱこういうのはアルカが一番適任だよね
318:NN.妖精武器庫
あれ、もりもり居たんだ
319:NN.風呂メテウス
それにしても、星を渡りその星の意志を乗っ取って霊長を自身の子にすりかえるとは、随分面倒な生態をした生き物も宇宙にはいるものだね
320:NN.ブラド
気がつけなかったのは不甲斐ないが、起きてしまった以上は全員で滅ぼすしかあるまい
321:NN.ヴォドゥン
ほっといたら地球が養分吸い取られて死ぬし、こりゃ俺達も久々に運動するしかないか
322:NN. 狐巫女VTuber春ノアキラ
えぇ……メイク崩れるからやだ……
323:NN.雪ん子
地球全部私の異界領域で覆うとかアリ?
324:NN.ブラド
お前は地球を氷塊にしたいのかアホ
325:NN.雪ん子
地球丸ごとかき氷とか美味しそうじゃん
326:NN.ハッピージョー
一応聞きますけど、今って地球の危機なんですよね?
語るまでもないアレコレ
・『星羅転埋伏暦』
人間の手によって編まれた大都市の姿をした紅葉の異界領域。
その理は逆転。あらゆる現象、意志を本来とは逆の方向へと進める領域で、正しく異界と言うべき領域。
ちなみに翡翠は原初の緑で効果を中和しながらぶん殴ってゴリ押しました。クソだね。
・『転輪廻聖王言』
七つの巨大な天輪の浮かぶ黄金の世界の姿をした琥珀の異界領域。
その理は聖座。言霊術の最高位でありこの領域内では琥珀の言葉が全て現実となる。対応能力においてはアルカ内でも随一であり応用が効くが、翡翠は原初の緑で領域中和してぶん殴ってゴリ押しました。クソだね。
・『成劫魔始源炎』
髪の毛が青色に変色し身を覆うようにして開かれる蒼海の装備型異界領域。
その理は否定。あらゆる物質を弾く否定領域を生み出す髪の毛を際限なく増殖させる。髪の毛の否定領域同士の間に挟まれた物質は存在が『否定』され分解される。防御力と手数においては最高級であるが、翡翠とは純粋なパワー比べになりなんか笑顔が気持ち悪くてビビって負けた。クソだね。
・『万魔屍山無明郷』
原初の緑、生命の源で満たされた、それ以外何も存在しない翡翠の異界領域。
その理は適応。原初の緑は何者でもなく、何者にでもなれる可能性を持ち、翡翠の命令に応じて変形、変態、進化を繰り返す。本人の精神性故に相手の弱点を解析して絶殺する脳筋領域になってるが、地味に緑で対象を覆えば異界領域内でも守れたりとかできる。けど本人が馬鹿だからガードの上から解析と自己バフで殴って殺すことしか出来ないよ。馬鹿のくせに知識はあるからあらゆる情報から的確に相手の弱点を突いてくるよ。クソだね。
・なんで今まで勝てなかったのに勝てたの?
気持ちの問題。何がなんでも相手をぶち殺すハングリー精神。異界領域は魂の具現化であるため、特に精神の状態は影響する。つまり相手のことを考えない天上天下唯我どクソん精神が重要。
結論:クソ