死にゲーみたいな現代で生きる一般不死身の怪物さん   作:ちぇんそー娘

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総合評価が10000を超えるという異常事態に続きがもりもり生えてしまいました。
あと、そのうち設定を纏めた話を適当に置いておくつもりです。

今回は不死友ネットがありません。






うぇるかむとぅーでぃすくれいじーたいむ

 

 

 

 

 

「ふむふむ。相変わらず()()の奴は訳の分からぬ状況を作り出すものだ。動く死体、動かない死体、そして何故か異界領域の中。まぁ奴の事情なぞ知ったことではないがな」

 

 

 人型ゾンビは違和感を覚えた。

 この世界は既に自分達の物。故に残った劣等種は排除し、真に霊長となるべく攻撃した迄だ。

 

『旧種の精霊ごときが、何故この空間で平然としていられる……?』

 

「そんなもの貴様の領域が未熟も甚だしいモノだからに決まっておるだろう」

 

 今、自らが使った言語は地球中枢言語。

 それが理解出来ているということは、やはり目の前の白髪と()()を持つ精霊も自身と同じく地球を起源とするものなのだろう。

 

『我らの目的は旧い知性体の掃討。しかし、起源を同じにする誼みだ。惑星からの信号は受けているはずだ』

 

「ふむ、さっきからなーんか頭がガンガンすると思ったらこれ地球からの信号か。……ふむふむ。まぁ人間滅ぼせばいいのかのう?」

 

『そうだ。これからは我らの時代が来ただけの事。貴様が惑星意志の遣いなら我らに協力を……』

 

 

 

「ゴミと協力とか嫌に決まっておるだろう。お主あれか? 馬鹿?」

 

 

 

 人型ゾンビはまだ産まれてからそれほどの時が経っていない。

 だが、既に彼らには自ら達がこの星の新たなる長であることがわかっていた。それに対する誇りも存在していたし、何より自ら達が今のこの星の最強の生命であることもわかっていた。

 

 最強であるが故に、知性も優れている。

 旧生命の言葉で『馬鹿』という単語が相手への侮蔑の意味が込められていることもすぐに理解出来た。

 

 

『……そうか。我らの繁栄の邪魔であるなら殺すのみだ。さらばだ、同胞よ』

 

 

 異界領域の世界革命を完全に展開され、自らの命が完全に相手の掌の上にあるということ。

 そも、そんなことも理解できない同胞なぞ初めから必要ない。所詮は精霊としても旧式の存在なのだ。特に感慨もなく、その命を摘み取ろうと────

 

 

 

 

「触れるな腐肉。腐臭が移るであろう」

 

 

 

 

 何を言っているかは理解出来た。しかしそれは所詮最後の呻きに過ぎないと思った。

 だから人型ゾンビは何が起きたか理解できなかった。何故自らの世界であるはずの領域の中で、()()()()()()()()()()()()()()()()? 

 

『な、何をした……』

 

「貴様は小蠅が周囲を飛び回っていたら叩き落とすだろう? それともなんだ、畜生の糞としての自覚があるが故にそのままにしておくか?」

 

 罵倒。嘲り。

 目の前の精霊は間違いなく自分を格下に見て嘲笑している。新たなる霊長としてプライドがそれを許せるはずがなかったが、肉体が全く言うことを聞かない。

 

「お主お主。名前はなんと言う」

 

『な、まえ……?』

 

「地球から生まれたのなら星から授けられた名があろう。それともなんだ? 妾に対して名乗る名も持ち合わせてないと?」

 

 本音を言えば名乗りたくなんてなかった。

 だが、名乗らなければ殺されると本能が警鐘を鳴らしている。

 

『……ムトゥス』

 

「は? 覚えにくいわ。そんな阿呆面晒した名前で霊長を名乗るなぞ……まぁ名は体を表すとも言うし、貴様にはぴったりか」

 

『ッ、いい加減にし────』

 

「妾が話しているだろう。口を閉じろ」

 

 今自分は確かに声を出そうとした。

 なのに実際に起きた結果は()()()()()()()()()()。この世界で最も尊重されるべき自らの自由意志が、それに反して肉体に傷をつけた事実は既に折れかけていたムトゥスのプライドを完全にへし折る結果となってしまう。

 

「お主には感謝しておるのだ。忌々しくもこの体の主導権は翡翠めにあるせいで妾は滅多に出てこられなかったからな。奴の心を揺さぶってくれたおかげで妾が出てこれた。まぁ、奴と妾はある程度同期している故に()()()()()()()()()()()()()()()()()()は共有しておるがな」

 

 どうすればこの状況から逃げられる? 

 領域を解除して押し出せば、上手く行けば目の前の赤眼の精霊を大洋辺りまで弾き飛ばすことは出来るかもしれない。

 だが、自らの異界領域内で勝てない相手をその程度の距離弾き飛ばしたことで何になる? 

 考えろ考えろ考えろ。自らは新たなるこの星の霊長なのだ。旧式共に負ける理由なぞ、どこにも存在していないのだから。

 

 

「という訳で、殺しはするが久々にこの()()を呼び覚ませた礼にこんな童の積み木遊びの様な領域ではなく、本物の異界領域というものを見せてやろう」

 

 

 ────ムトゥスは領域を閉じ、赤眼の精霊を弾き出す決意をした。

 

 コイツに領域を開かせてはならない。そうすれば自分は間違いなくこの世に発生したことを後悔するような凄惨な最後を迎えることになる。事実その判断は正しかった。

 

 ただ、唯一間違いがあったとすればそれは────。

 

 

「あ、言っておくが領域は閉じられんぞ? もうお前の意思はお前のものでは無いのだから」

 

 

 この世に産まれてきてしまったことだろう。

 

 

 

 

 

 

「異界領域────『星羅転埋伏暦』」

 

 

 

 

 

 

 ムトゥスは自らの意思に反し、全力で領域の維持に意識を傾けていた。

 だが、そんな行為には最初から意味がなかったかのように赤眼の精霊の一言で世界は容易く塗り替えられた。

 

 

 そこは言うなれば旧文明の大都市の様な外観だった。

 建ち並ぶ高層ビル、辺りを行き来する旧式の生命。赤い空の下で()()()()()()()()()それらが当たり前のように営みを繰り広げる異空間。

 グロテスクで禍々しく、なのにそれが当たり前のように世界は廻り続けている。人間の手で編まれた高層ビル達がまるで魔眼のようにこちらを眺め、嘲笑うかのような幻覚幻聴が脳を茨で締め付けるかのように襲い来る。

 

 

 一体どんな領域なのか。

 とにかく情報を集めようとしたムトゥスが最初に見たのは、自らが殺したはずの旧式の生命──人間の男の姿。

 傷が治っている。それどころかまるで()()()()()()()()()()()()()()()()かのように安らかな息を立てて眠っている。

 

「あ、コイツな。コイツだいぶ翡翠の奴が気に入ってる様子だったのでな、生かしといた方が面白いかのうと」

 

 何を言っている。ソイツは確かに殺したはずだ。

 死んだ生命を生き返らせることなぞ、どんな手段を使っても不可能なはずだ。

 

 ムトゥスの心の中の声は、実際には音にならない。

 声を出そうとした瞬間に喉が弾け飛び、ムトゥスは()()()()

 

 

「ふむふむ。お主は幸運だな。尊大な口振りなだけあって中々強靭な魂だ。あと1000回くらいは死ぬ事が出来るぞ。久しぶりの顕現でこんなに楽しめる玩具に出会えるとは、そこの人間と翡翠に感謝せねばな」

 

 自分は死んだ、死んだはずなのだ! 

 確かに脳が焼ききれるほどの苦痛により生命が終わった。この世界において絶対不可逆の終わりが訪れた! 目の前の怪物から逃げ切れる安堵が確かにあったはずなのだ! 

 

 なのに、なのに自分は生きている! 

 死ぬ事が許されない。生死すら自らの手中には存在しない。

 

 

 

「さて、試したい術がいくつもあるのだ。しっかりと噛み締め、悲鳴で全てを語るがいい」

 

 

 

 ムトゥスは最期に、この世界に発生したことを後悔した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい! おい起きろアルカ! アルカ!」

 

「んにゅ? んー……あれ、剛。何かあったの?」

 

「何かあったの、じゃねぇよ! 何が起きたか説明してくれ!」

 

 寝ぼけた目を擦りながら周囲を見渡すと、気持ち良さそうに寝ている葵くんと全身包帯でぐるぐる巻きにされている照香……

 

 

「…………ムトゥスッ!」

 

 

 辺りを改めて見渡すが、スーパーの倉庫の中のようであの人型ゾンビのムトゥス……ん、どこでアイツの名前なんか聞いたんだっけ? 

 とにかくあのムトゥスとか言う奴の姿はどこにもなかった。

 

「落ち着けよ。アイツなら死んだよなんか知らんけど」

 

「へー、死んだのかそれは良かった……死んだァッ!?」

 

「落ち着けアルカ! なんかお前、普段とキャラ違くないか?」

 

 あまりにも衝撃の事態が巻き起こりすぎてキャラを維持できず素で話しまくってしまっていた。

 

 死んだ? 

 少なくとも世界革命を使え、油断していたとはいえ俺が目で追えない速さで動いたあのバケモノが? 

 

「あぁ。突然一瞬お前と葵とあのゾンビが消えたと思ったら、気がつけばお前と葵は寝ていてあのゾンビは干からびて死んでたよ。外傷は何も無かったけど全身の水分を雑巾絞りされたみたいになってな」

 

 えぇ……何それ怖っ。あのゾンビ何がしたかったんだよ……。出てきて勝手に雑巾絞りになるとか意味がわからなすぎて怖い。自分の能力でも自分に使ったのか? 

 

 まぁそんなことはどうでも良いだろう。

 確認してみると、あのゾンビは死んだので剛がすぐに手当できて照香は容態が安定したし、葵くんに至ってはちょっと負っていたかすり傷すら治って完全な健康体でぐっすり眠っている。

 

 本当に良かった。

 なんだかよくわかんないが、葵くんが死んでしまう夢を見た気がしたからな。せっかく久しぶりに楽しめる人間との関わりなのだから、こんな所で終わらせてしまってはもったいない。照香も、何考えてるのかよくわからなくて面白かったから死んでしまわなくて良かった。

 マジで人類が滅んだとなると、しばらく漫画やゲームの供給はないだろうし、こんな面白そうな人間達に死なれちゃってたら俺ってば暇すぎて死んじゃうところだったもんね! 死ねないけど! 

 

「結局あのゾンビがなんなのかよくわかんなかったが、とにかくこのスーパーは制圧できたな。倉庫を確かめてみたが……冷蔵庫が生きてたおかげで久しぶりに美味いものが食えるぞ!」

 

「やりましたね。じゃあ、照香さんがものを食べられるくらいに回復したら、お祝いでもしましょう!」

 

「そうだな。こんな状況でも、たまには豪勢に祝いくらいやらねぇと体より先に心が死んじまう!」

 

「そうですね。まぁ私は3000年以上前に多分心なんて死んでますけ……あ」

 

「…………何言ってんだアルカ。お前、頭でも打ったのか?」

 

 

 危ねぇ……。

 テンションが上がって、不死友と語る時の鉄板ジョークを言いかけてた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……ムトゥスが殺されたか。人間如きに殺されるとはな』

 

 ムトゥスとは別の個体の人型ゾンビ──ベルカは遠方からアルカ達が新たな拠点としたスーパーを眺めていた。

 人間に殺されるとは同族の恥さらし……しかし彼らは新たな霊長の仲間であった。どのような理由はあれ、仇を討つのが彼らの誇りを守ることとムトゥスへの手向けとなると判断し、ベルカは自らの腕を弓に変形させ、矢を引いた。

 

 

 

「矢の内に簡易的な領域を詰め込み、あらゆる物質を押しのける虚無の爆弾として使うのですか。確かに防御不能の広域破壊兵器としては非常に効率が良いですね」

 

『!?』

 

 

 背後から何者かの声が聞こえ、思わずベルカは弓を引くのをやめて振り向いた。視界のどこにも声の主は居なかったが、あの声は地球中枢言語でこちらへと語り掛けてきた。この惑星の最上位の言語である以上聞き間違いはありえない。確かに何者かがいたはずなのだが()()()()()()()()()()

 

「こんばんは。初めましてゾンビさん。この言葉が通じているということは、ブラドさんやバンシーさんの言う通り貴方達は私と同じく地球を起源とする存在ということですか」

 

 また背後から声が聞こえた。

 しかし振り向いても声の主は居らず、そして相変わらず気配も存在しない。地球からの信号かとも思ったが、確かにこの声は空気を震わせて聴覚が捉えている。

 

「聞きたいことは色々とありますが、それは後で聞けば良いことです。まず聞きたいのは、貴方は今何をしようとしていましたか?」

 

 声の主の目的は分からない。

 だが、もしかするとムトゥスが人間ごときに殺されたのと何か関係あるのかもしれない。そう考えてベルカは一度この場から離れようとしたが……。

 

『ッ、なんだこれは……植物か?』

 

 足を掴むようにして、いつの間にか植物が伸びていた。

 この地球に現在存在する植物では、自らの脚力の前に簡単に引きちぎられるはずなのに、まるで地球そのものに縫い付けられたかのような感覚はこの場から逃げられないことを暗に告げていた。

 

「話さえしてくれれば解放します。なので、どうか真実を答えてください」

 

 気配のない背後からの声から、少なくとも敵意のようなものは感じられない。

 とりあえず今は話してさっさと解放してもらうのが良いと判断し、ベルカは口を開いた。

 

『向こうの建物には我らの同胞を屠った者がいる。我はソイツを殺ずぶがァぶッ!?』

 

 何の前触れもなかった。

 足に巻きついていた植物が皮膚を貫き、全身を串刺しにしてきたのだ。ベルカは突然の事態に棒立ちで串刺しにされ、奇妙なオブジェのようにその場に磔にされてしまった。

 

「……あそこに居るのが誰なのか知っていますか?」

 

 背後からの声は先程までとは一転、敵意と害意と殺意のみを込めた狂気のような意思で言葉を口にする。

 言霊だけで全身が引き裂かれそうな激痛に、ベルカは発生して初めて悲鳴というものを上げてしまう。

 

 

「あそこには私の友達がいます。私の、大切な大切な、()()()()()()()()()()とは比べ物にならない程に大切な友達です」

 

 

 声の主がようやくベルカの視界に入る。

 声の主は、人間の姿をしていた。明らかに存在は自ら達と同じ存在であったが、少なくとも見た目は黒い髪と旧文明で言うところの『和服』と呼ばれていた物に近い形状をした衣服を纏った女だった。

 煌びやかさこそないものの、見るもの全てを魅了する静謐の美を備えた女は、そんな見た目とは正反対のどす黒さの籠った言葉をベルカへと投げかける。

 

「理由は問いません。貴方の意思も知りません。ただ、貴方は私の友達に害を加えようとしました。たとえ貴方の攻撃がアルカに傷一つ付けられなかったとしても、彼女に対して害意を向けることそれそのものがこの世界で最大の罪なのです。理解出来ますか?」

 

 全身を貫く植物が蠢き、ベルカに地獄の苦痛を与える。

 理解出来るも何も、アルカとは誰だ? 友達とはなんだ? この女は何を言っているんだ!? 

 

「私はですね、元々空っぽなんです。陸に栄え、海に茂り、空を渡り繁栄した『植物』という概念故に、私の内には全てがあり、故に私は空でした。単一で完結した概念故に、何も持っていなかったんです。でも、アルカはそんな私の空を埋めてくれた。精霊とは思えないくらい馬鹿で間抜けで変な子だけれど、あの子は私の手を取って友達だって言ってくれたんです。……これって運命でしょう? 私にとってアルカこそが全てでありこの世とはアルカでありアルカこそが全にして一、一にして全。翡翠、紅葉、蒼海、琥珀、どんなアルカであれ彼女は……」

 

『何言ってんだ貴様……頭がおかしいのか?』

 

 素だった。

 発生して初めてベルカは頭のおかしい存在に出会ったため、思わず素でそんな言葉が漏れてしまった。

 

 

「…………は? アルカの素晴らしさを語っているのに、まさか口を挟んだのですか?」

 

 

 それが間違いだと気がついてももう遅い。

 弁明も謝罪も許されず、全身を植物が締め付けて圧迫される。魂そのものを押さえ込まれているが故に世界革命を使うことすら許されない。

 悲鳴をあげることも出来ずただ必死に目で女の姿を追うことが、ベルカに出来る唯一の抵抗──いや、命乞いだった。

 

「いいですか? アルカの素晴らしさを理解できないモノは蛆にも劣る無にも至れぬ畜生以下の塵にも足りぬ否アルカなんです。貴方はもちろん否アルカですね。ならば私は貴方を攻撃しなければなりません。全力で、全身全霊で、一切の手加減なく」

 

 何を言っているのか本当に分からない。

 否アルカとはどんな概念なんだ? 地球に存在する概念ならば全て理解出来るはずの自分が理解できないとなれば、それはこの女の中でのみ存在する概念ということ。

 

 つまり、この女は頭がおかしい! 

 

 

「安心してください。貴方は死にません。否アルカには死すら許されないのですから、私と一つになり永劫の時でゆっくりアルカを理解すれば良いのです。誰にでも間違いはありますものね。アルカは全てを許し、迎え入れてくれます。では、花と散りましょう」

 

 

 最後まで訳の分からないことを呟きながら、女はベルカを優しく撫でた。

 

 

 

 

「異界領域────『沙羅結界涅槃園』」

 

 

 

 

 そして、全てが終わった時にベルカの姿はなく、ただ全く同じ形と質量を持つ()()のみがそこにはあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルカったら、また人間を玩具にして遊んでいるのですね……」

 

 ベルカ、という存在だった植物の上に腰掛けながら、凛花は遠くのスーパーへと視線を向ける。

 呆れたような言葉とは裏腹に、彼女はあらゆる感覚を使いそこに滞在するアルカを認識し、法悦の表情を浮かべていた。

 

「しかし……人間ですか。100年も生きられぬ不完全な生き物のくせにまたアルカを誑かして……なんて愚かで傲慢で救いようのない……やはり滅ぼして……」

 

 一瞬、手を掲げこの星を抉るほどのエネルギーを溜めた凛花であったが、ギリギリのところで冷静さを取り戻して手を引っ込めた。

 不死友内でのルールとして、惑星の環境を激変させるような行為は禁止であり、もしもそれを破ったらアルカが悲しむ。ならば凛花はそんな事しないしできない。

 しかしそれはそれとしてアルカと喋ってるのが妬ましいのでアルカの近くにいる3体の人間は消し飛ばしてやりたい。

 

「むぅ…………まぁ良いです。どうせ彼らは100年もせずに死んでしまいます。アルカと共に悠久の時を生き、同じ感覚の中で互いのあらゆるものを観測し続ける至福は彼らには許されていないのですから。それに、アルカの玩具遊びを邪魔してはいけませんものね。ふふ……」

 

 

 

 植物の精霊とは思えぬ程の獰猛な笑みを浮かべながら、凛花はその場を後にした。

 

 

 

 

 

 





・最新の魔女について
彼女はネット情報が生み出した電子生命体です。なんやかんやで有機体ボディを作って人間の再学習をしていたらなんか人間が滅びてました。

・パンゲアって誰やねん
NN.ガイアッの本名です。

・この作品……
安心してね。コメディだよ。次回から普通に馬鹿やるよ。

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