思ったより微妙そうな効果のデュエリストアイを見て気分も微妙になる。が、気を取り直して他に必要な物を交換していく。
多分レベルを上げれば良い能力になるはず!……だといいな。
あらかた必要な物を交換し終えて、忘れていた昼食のパンを食べながら(朝一で10階チャレンジしたので拠点に帰って来たのはお昼過ぎ)掲示板を覗く。
11階以降の情報に目を通しつつ、出てくる魔物や落とすカード等の情報を仕入れていく。
そしてスキル関係についての情報を眺めていた時それは現れた。
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おい!!デュエリストアイ、1000DPだから強いと思って取ってみたけどまじ使えねえじゃねえか!(怒)
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あー、お前もあのスキル取ったのか
御愁傷さま(-人-)
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(-人-)
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(-人-)
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(-人-)
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おい!そんなにひどいのかよ!?
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(-人-)
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>666
過去ログ嫁
1000DPのくせに全然使えない地雷スキルって乗ってるぞ
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1レベで攻守表示、2レベで増援タイミングで、3レベが効果モンスかどうか分かるだけ、だっけ?
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>666
ってか縁起の悪い数字だなw
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Lv1 魔物が攻撃表示か守備表示かがわかる
Lv2 千日手状態時の魔物増援のタイミングがわかる
Lv3 相対した魔物が効果モンスターか通常モンスターかが分かる(効果の内容は分からない)
Lv4 無し
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>676
おっ、センキュー
>675
確かにw
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レベル4の無しって何よ?
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試しに取ってみた人が言うには、レベル3から変化がなかったそうだ。
ただ次にレベル5が出てきてたことから、何も効果が得れれないレベルもある可能性あり
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レベル5、早く取ってくれないかなー|д゚)チラッ
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>679
つLv5必要DP20000
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www
4レベの10000でもきついのに
てかよく4まで上げれたな
ま、まじか…。
せっかく取ったスキルがまさかそんな地雷スキルだったとは…。
『デュエリストアイ』のスキルは、10階をクリアした人に追加でリストに現れるスキルの中の一つなので、試しに取ってみた人も何人かいたみたいだ。
だがその効果は芳しくないようで、今のところ完全に外れスキル扱いされていた。
「くそっ…、いいよーだ、俺は俺のやり方で行くし!きっと高レベルになったらすごい効果になるに違いないし!」
半ば自分に言い聞かせるように言う。
なんだかやるせない気持ちになった俺は、今日はもうダンジョンに潜るのをやめ、拠点でゆっくりすることにした。
…次からはスキルを取る前に掲示板で確認しようと心に決めながら。
次の日
昨日のミスは昨日でおしまい!気持ちを切り替えて今日も探索頑張ります!
さて、今日から11階に行くわけだが、ここで掲示板情報のおさらい。
なんと11階からはプレイヤーによって色々と違うらしい。
まずフィールド。1階から10階は全プレイヤー洞窟で統一されていたが、11階からはそれぞれ違うらしい。もちろん何人かは似たフィールドの人もいるらしいが、基本的には全く同じものはないらしい。
曰く草原だった。また曰く森の中だった。またまた曰く10階までと同じく洞窟だった。と。
どういう基準で決まっているのかはわからないが、今までのように情報交換しながら進むことは難しくなっている。
次に出てくる魔物。これも人によって違う。どうもそのフィールドに合った魔物が出てくるようで、草原ではウサギやトラ、森ではイノシシやクマ、洞窟では蝙蝠や岩石系などの魔物が出てくるとのこと。
さらに各魔物が落とすカードもそれぞれ微妙に違うらしく、10階までと比べると種族や属性にある程度の偏りがあるらしい。
ただ落とすカードはある程度同じものもあるようで、全プレイヤーが全員違うカードを入手って訳ではないみたい。
また、落とすカードの中に魔法カードや罠カード、さらには効果モンスターカードも出てきたみたいで、当時掲示板上は大盛り上がりだったが、カード効果がしょぼかったのと、人によっては全然出てこない人もいる等の理由から盛り上がりは一気に終息していった。
掲示板の内容と、管理人の言葉から推測するに、おそらくこれは『相性』によるものなんだろう。
落とすカードがそれぞれのプレイヤーにとって相性のいいカードが手に入りやすくなり、そのカードを落とす魔物が出てくるフィールドが選ばれるって感じなのかな?
ま、ここで考えても仕方ない。すべてを知るのは管理人だけなんだし。
転移機能を使って10階へ転移する。
もちろん転移の羽も交換済みだ。
透明のクリスタルの前に転移し、後ろを振り向くと、大きく『9』と書かれた扉が。
反対側の壁には同じく『11』と書かれた扉。
11の方の扉はおそらくボス戦終了後に現れたんだろう。
9の扉も、ボス戦後に迷わないようにって配慮なんだろう。ありがてぇ。
早速11と書かれた扉へ進む。
(さて、この先にはどんなフィールドが待ってるかな?)
期待に胸を膨らませ、思いっきり扉を開けると、
(……そりゃそうだわな。)
11階へ続く階段があった。
階段を下り、ついた先は見渡す限りの平原だった。上を見上げれば青空まである。
振り返ると、辺りに何もない場所にポツンと上へ向かう階段がある。しかも途中で途切れて見えなくなっている。
違和感バリバリだ。
ま、異世界特有の不思議パワーが働いてるんだろうと考え、意識を草原へと向ける。
…本当に何もない。
そういえば掲示板で『11階からは1階の広さが半端なく広くなる。』って書いてあったけど、どうやらその通りのようだ。
こんな時、普通ならやみくもに歩けばすぐ迷子になってしまうところだけど、俺にはマッピングのスキルがあるし、何より帰還の羽がある。
とりあえず、ある程度ウロウロしてマップを埋めるのが先決かな?
そう考えた俺は、とりあえず今日は1方向にひたすら真っすぐ進んでみる事を決め歩き出す。
(マップで感知できる範囲ギリギリに魔物が一匹いるな…。じゃあ今日はこの方向に進んでみよう。)
しばらく進むと、魔物もこちらに気づいたのか、マップ上の光点がこちらに近づいてくる。
(そろそろ遭遇するはずだが…姿が見えない?)
マップを見る限りではもうとっくにその姿が見えてもおかしくないのに、一向に見当たらない。
ついにマップ上で光点と重なろうというとき、足元から不穏な音が聞こえてきた。
シャァー…
慌てて足元を見ると、そこには1匹の蛇がいた。
「っ!!?」
蛇は舌をチロチロと出しながらこちらの様子をうかがっている。
驚きで一瞬思考が停止してしまったが、すぐに冷静になりバックステップで一旦距離を取る。そして、
「デュエル!俺のターン、ドロー!!」
慣れたもので、すぐに体制を整えデッキからカードをドローする。
【 邪蛇 A300 D300 攻撃表示 】
ボロット 星1 機械族/通常モンスター
A300 D300
影トカゲ 星1 爬虫類族/通常モンスター
A300 D200
戦士の卵 星1 地 戦士族/通常モンスター
A500 D200
初期手札2枚プラス先行ドローで3枚。
相手はA300で攻撃表示か。
「俺は戦士の卵を召喚。攻撃だ!」
「…!」
戦士の卵の攻撃で邪蛇(じゃじゃ?読み方わからん)は倒れた。
手に入れたカードはこちら。
邪蛇 星2 爬虫類族/効果
A300 D300
このモンスターが攻撃を行ったターンのエンドフェイズ時、攻撃を受けたモンスターが破壊されなかった場合、そのモンスターは守備表示となり表示形式を変更できない。この効果は次の自分のスタンバイフェイズまで続く。
…うん、微妙に使いにくい?
このモンスターが攻撃を行った場合のみ発動する効果だから、使い道としては、D300以上の守備表示モンスターにわざと攻撃して、次の相手ターン守備表示固定させるか、自爆特攻で攻撃して攻撃表示から守備表示に変えさせるかのどちらかか。
どちらの場合もプレイヤー自身がダメージを受けることになる(D300以外)から、使うことは無い…か?
上手に合わせれる魔法カードや罠カードでもあれば使えるかもしれないが…。
今のところは特にないかな。
ま、能力だけ見てもADともに300だからデッキに入れるのもいいね。
もう少し探索して、ほかのカードも確認しながら考えよう。