誤字脱字報告・感想を頂いた方、大変有難う御座います。とても励みになります。
感想で頂いた内容について補足を。
私の拙い表現力のせいでうまく表現できておりませんが、『成長』=『効果モンスターになる』ではありません。中には通常モンスターのままADがアップするカードもある。という設定です。
他のご指摘についても、今後の話の中で書ければと思っております。
未熟な文才故、気になった点など御座いましたらご指摘頂ければ幸いです。
これからもどうぞ「ダンジョンカードバトル」を宜しくお願い致します。
※14話、他プレイヤーが魔法・罠カードを入手した記述に効果モンスターカードを追加しました。
次の日
今日も11階へと潜る。
昨日の戦闘でかなりデッキパワーは上がった。
(まだキツイようなら一旦上の階層でのDP貯めも視野に入れておいた方が良いか?)
厳しいようなら所持スキルのレベルを上げたり、新しいスキルを取る必要がある。
ちなみに生活の方はかなーり充実しているので、今のところDPを費やす必要はあまりない。
細々した消耗品などに使用するくらいで、次にDPを貯める必要が有るのは、家電類をもう1ランク上の物に替える時だろう。
まあ、次のランクとなれば1つにつき1万DP必要になるからな。今のところ不便は感じてないし、まだ先の話になるだろう。
で、11階。
相変わらず蛇の相手をしつつ探索を続ける。
ここまでの探索した感じでは、どうも降りてきた階段を中心に半径何メートルか内には蛇しか出てこない模様。
その範囲より外に行くと羊がチラホラ出てくる感じがする。
なにぶん1階層が広い為正確ではないが、おそらくこの考えが正しいなら、12階へ続く階段は蛇エリア(蛇しか出てこない範囲)にはないだろう。
意地の悪い人が作ったなら分からないが、普通はかなり遠くに階段が設置されているものだと思うし。
どのみち羊は避けて通れないので、できるだけ成長したカードたちは温存する方向で探索を続けた。
そして夕方
結局今日は階段を見つけることはできなかった。
お昼に一度拠点へ帰り食事をとり、再び探索を行ったが、草原というフィールドも相まって中々ペースが上がらない。
せめて何か目印のようなものでもあればいいのだが…
掲示板で似たようなフィールドのプレイヤーの話を探すも、皆同じように苦労しているみたいだ。
洞窟とかなら通れる道が限られているためマップも作りやすいが、草原の場合は目に映る場所全てが移動可能範囲なので、相当しんどい。
マッピングのスキルも自分が歩いた場所から半径数メートルほどしか記録されないので、すべてをマッピングしようと思うと、一定範囲をジグザグにウロウロしないと埋めることができない。
結果『地道に頑張れ』って事で掲示板内も落ち着いたみたいだが…
まあ、一度階段さえ見つけてしまえば、以降は一直線に進めばいいだけだからそこまで苦労することは無くなるのだが。
そんなこんなで情報を仕入れた後はいつも通りお風呂に入ってお布団へIN。
そういえば未だに低ランクの布団やトイレ等を使っているプレイヤーもいるみたい。
本人曰く、ついスキルの方にポイントを使ってしまうとか、今のままでも問題なく生活できるとか書いてあったが、まぁ本人が良いのなら他人があれこれ言う必要は無いだろう。
さて次の日
今日こそ階段を発見するぞ!と意気込み朝の準備。
10階の転移クリスタルから11階へ進み、まだ行ったことのない方向へと進む。
相も変わらず無音で忍び寄ってくる蛇たちを倒しつつ、羊はできるだけ回避の方向で進む。
そうして歩いていると、向こうの方に何やら植物のようなものが見えてきた。
(植物…?なんかヤシの木みたいにも見えるけど、なんだ?)
ここまで目印らしいものは一切無かったため、初めての変化に喜びつつも警戒しながら近づく。
そうこうして約1時間ほど歩きようやく到着。
思ったより遠かったのと、道中マップに光点があったため迂回してたら、迂回先にも羊がいたりして結構時間がかかった。
そうしてたどり着いた場所には、大きなヤシの木のような木と大きな湖があった。
(まるでオアシスだな。ん?オアシスって砂漠にあるものだろ?草原にあるのは何て呼ぶんだ?)
口に出すと頭の悪さが露見しそうなことを考えつつ、湖に近づく。
一応何があっても良いように警戒しながら中を覗き込むも、とても透き通った水が風で揺らいでおり、特に危険はなさそうだ。
そっと手で掬って一口飲んでみるととても冷たくて美味しかった。
まるで体の疲れがスゥっと抜けていくような気がした。
特に何も起きなさそうなので、少し警戒を緩め休憩することにする。
(風も気持ちいいし、可能なら弁当とか持ってきてもいいかもな。)
大の字になって寝転がるととても気持ちいい。
思考がピクニック気分になってきて、弁当を持ってくるための方法から始まり、折り畳み用の椅子や机がDPで交換できないかな?とか、こういうファンタジー世界ならアイテムボックスとかないのかな?など、頭の中でピクニック決行のシミュレーションを行う。
しかし、いくら危険がなさそうな場所でもここはダンジョンの中。
油断している人間には容赦なく牙をむくのだ。
気づいたのは偶々マップ映った光点を目の端にとらえたからだ。
一瞬で思考を切り替え飛び起きる。
光点は自分のすぐ近く。しかしさっきまで光点は無かったはず。いったいいつの間にこんなに接近された?
「…!水の中か!?」
その答えが正解!とでもいうように、湖の中からモンスターが飛び出てきた。
【 レイクフィッシュ A600 D600 】
ディスクを構え宣言。
「デュエル!俺のターン、ドロー!!」
現在の手札3枚
火の玉 星1 炎 炎族/通常モンスター
A300 D200
修行中の見習い天使 星1 光 天使族/通常モンスター
A300 D300
恐竜ベイビー 星1 地 恐竜族/通常モンスター
A300 D200
「モンスター(恐竜ベイビー)を守備表示でセット。ターンエンド。」
今の手札にあいつを倒せるカードはない。
ここまでの道中で、ボロットと弱き力の悪霊はすでに使っている。
残る対抗できるカードはセイント・ハート・バードとレッサーワーウルフか。
だがレッサーワーウルフの効果を使用するには自身以外の表側攻撃表示モンススターが必要となる。
今の状況でそれを出すのは難しい。
となれば残るはセイント・ハート・バード1枚のみだが…。
レイクフィッシュの攻撃で恐竜ベビーが破壊される。くっ、すまない。
そして俺のターン。
デッキに手を置いたとき、なんだか不思議な感覚が伝わってきた気がした。
「(今のは…?前にボス戦でベビーバードを引いた時に感じたものとは違う感覚だ。…だが、引いてみればわかることか!)ドロー!!」
影トカゲ 星1 闇 爬虫類族/効果
A300 D200
自分の場のこのカードを墓地に送ることで、自分のデッキからこのカードのレベル以下の地属性モンスターカードを1枚特殊召喚できる。この効果によって特殊召喚されたモンスターは、召喚されたターンのエンドフェイズ時に破壊される。
(む?これは…そういうことか。)
何となく予想していたカードとは違うカードをドローしたが、効果を読んで納得した。
「俺は、影トカゲの効果を発動。このカードを墓地に送ることで(すまんな、ありがとう。)デッキより地属性モンスターを1体特殊召喚する!」
俺のデッキ内で地属性のカードは数枚あるが、今呼び出すのはこいつしかいない!
「出でよ!戦士の卵!!」
「!!!」
戦士の卵 星1 地 戦士族/効果
A500 D200
このカードが自分のコントロールするモンスターカードの効果の対象となった時、また効果の対象となり場に召喚・特殊召喚された時、ターン終了時までこのカードの攻撃力・防御力はそれぞれ200アップする
セイント・ハート・バードと並ぶ、俺のデッキのエースカードが出現した。