ダンジョンカードバトル   作:ノジー・マッケンジー

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31話

拠点に帰り、今回の結果を頭の中でまとめる。

今のところ全て推測の域は出ないけど、おそらくこの考えが合ってる可能性はかなり高いだろう。

 

まず1つ目

『各魔物がドロップするカードは1体につき3種類ずつ』

これは今まで確認した魔物が皆そうだったから、おそらく間違いないだろうと思う。

まあ、もしかしたら先に進めば違う可能性はあるけど。

 

次に2つ目

『入手するのに条件が必要なカードがある』

スリープシープやレイクフィッシュはいくら倒しても3枚目のカードは入手できなかった。

まだ低ドロップ率の可能性も捨てきれないけど、おそらくは特殊な条件が必要なのではないかと思う。

 

3つ目

『デュエリストアイをレベル5にしたことで入手できるようになったカードがある』

7階で手に入れた魔法カード『真実を写す目』は、十中八九デュエリストアイが条件になっていたであろうと思われる。

 

こんなところかな?

まだ12階以降の魔物は調べてないけど、とりあえず分かったことぐらいは掲示板に書いておいていいかな。

これに関しては、『成長』や『特殊ボスを倒す』と違って、DPさえあればだれでもすぐに確認できることだから、嘘だと思われる可能性は低い。

それに興味を持ってスキルを取ってくれる人がたくさん出てくれば、その分有益な情報も出やすくなるだろうし。

 

 

パソコンに向かい掲示板を開く。

一応すでに情報が出てないかだけチェックして、今回の件を書き込む。

 

「えっと、デュエリストアイをレベル5に上げて見ました。っと。…お、食いつきが早いな。」

 

時間帯的にそれなりに住民はいたようだ。

たくさんの情報クレクレ星人がクレクレコールをしている。

 

「効果がこれで…、……今確認してきました…。よし。」

 

検証内容と自分の推測を書き込む。

後は興味ある人と検証好きな人が色々と調べてくれるだろう。

DPが足りない!と嘆く他プレイヤー達が、効率のいいDPの稼ぎ方の話に移行したので俺は掲示板を閉じる。

 

「さて、と。そういえば魔法カードってレベルアップ…はしないだろうけどランプアップはできるのかな?」

 

ふと疑問に思い『レベルアップ・ランクアップ』のページを開く。

 

「えーと、真実の…なんだっけ?…と??」

 

現れたカード一覧から魔法カードを探そうとするも、なんだか載っているカードの枚数が多い。

よく見ると、今日1階~9階で手に入れたカードたち(AD100)が、普段俺が使っているデッキのカードたちと共にずらりと並んでいた。

 

「そうか、こいつらだってレベルアップできるよな。」

 

能力の低さからデッキに入れることなく全てDPに変換されていたカードたちだったが、ここにきてレベルアップ可能だったことに初めて気づく。

 

「ま、一応見てみようか。えーと、ガイコツは、と。」

 

ガイコツのカードを選択。画面が切り替わり3枚のカードが現れる。

1枚はガイコツ、2枚目は…あれ?カラーになってる。ってかこのカード、6階か7階で手に入れたAD100のカードじゃね?

で、3枚目はイコールの先の黒いカード。ということは

 

「この2枚だけでレベルアップできるのか?かなりお手軽だな…。」

 

若干拍子抜けした感じだが試しにレベルアップを実行する。

 

 

  ガション、ペカー

 

 

ワイト 星2 闇 アンデット族/通常モンスター

A500 D500

 

 

うん、レベルアップしたね。

 

 

…ちょっと、簡単すぎひん?

 

 

掲示板ではそんな情報出てなかったような気がするけど…、まさかまだ誰も見つけてない…?

まさかな。

ま、まあ一応、他のカードも確認しておこう。

 

何とも言いようのない気持ちになりつつも、他のカードを確認していく。

するとどのカードも、自身と1~9階で手に入るカードのいずれかの2枚でレベルアップする事ができた。

で、ここからさらに驚きの発見をしたのだが、1度間違えて(指が滑って)デッキ内で使用中のカードを選択してしまった時、そのカードのレベルアップに必要な素材の1枚に、たった今レベルアップさせたカードの内の1枚が含まれていたのである。

そのままの流れでデッキ内のカード全てを確認すると

 

(これ、初期デッキのカードがほぼレベルアップでできそうなんだが…。)

 

まさかの初期デッキのカードたちのレベルアップ素材として、これらのカードが使用できることが判明した。

 

(なんか、今まで苦労してレベルアップしてきたけど、こんなに簡単でいいのかな…。)

 

セイント・ハート・バードや風の魔躁士、ストーンゴーレムのように、それなりに強い魔物との戦闘の末レベルアップしたのと比べると、驚くほど簡単にレベルアップできたことでまたもや何とも言えない気分になる。

まあ、カードが強くなることに文句はないのだが…

 

(というか、掲示板に乗っていないってことは、誰も試したことがないって事か?)

 

実際はある一部を除き、他プレイヤーの主流はどんどん現カードと強カードを入れ替えていく方法だ。

なので、彼らがレベルアップを必要とするカードのリストに、AD100のような弱いカードは入ってないのである。入手したカードはすぐにDPに変えられているため、気づかないのも当然だ。

 

ただ、実はごく一部にコレクター気質の非常に強いプレイヤーもおり、彼らはデッキに入れないカードも全て、保管用として残してある。

なので、彼らがレベルアップシステムを使えるようになった時点で、AD100モンスターもレベルアップ可能なことには気づいていたのだが、総じて彼らは口下手にして、もっぱら掲示板も見る専だったので、自ら情報を上げることも無く、結果ここまで情報が出回ることがなかったのだ。

 

 

まぁ、ひょんなことから一気にデッキパワーを上げることができたが、元々はデュエリストアイの検証途中だった…よね?

何か想像と全然違うことが起こったけど、気を取り直して12階以降の確認もしていきたいと思います。

 

 

 

 

◆今回レベルアップしたカードたち

 

 

魔物の骨 →スケルトン

A200 D100 →A600 D600

 

電気子ネズミ →電気ネズミ

A400 D100 →A800 D500

 

竜の赤子 → 力秘めし小竜

A300 D300 →A800 D800

 

弱き力の悪霊 →呪霊

A300 D300 →A700 D700

 

火の玉 → 青白き火

A300 D200 → A500 D300

 

スモール・キャット →泥棒猫 

A200 D200 → A800 D500

 

ボロット → 自立型支援ロボB-RT02

A300 D300 → A700 D800

 

リスキー・モスキート →吸血虫

A300 D100 →A700 D500

 

修行中の見習い天使 →見習い天使エリー

A300 D300 → A700 D900

 

影トカゲ → 黒トカゲ

A300 D200 → A700 D700

 

恐竜ベイビー →ダブルホーンザウルス

A300 D200 →A900 D400

 

雑草魂 →茂る草壁

A200 D300 →A400 D800

 

オタマジャクシン →ゲコガエル

A300 D200 →A800 D700

 

出目金 →ビックアイフィッシュ

A300 D100 →A800 D600

 

 

 

 

 

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