ある程度21階を見て回ったらお昼に帰る。
で、手に入った2枚のカードのチェック。
初めてのエリアだし、できるだけ早めにカードのレベルは上げたいもんね。
ポチポチとチェックを続けていると
「お、みっけ。」
アホウドリのカードが、11階で手に入った『くちばし鳥』のレベルアップに必要な素材となることが分かった。
レベルアップに必要なカードはあと1枚。
で、もう1枚のカミナリサマは、6階で手に入った雷族のカードのレベルアップに使える。
こちらもレベルアップにはもう1枚必要。
ちなみに、アイテムボックスのスキルを取る前に、カードバインダーは入手済みだ。
今まで手に入れたことのあるカード(初期デッキ除く)で、今デッキに入ってないカードはすべて1枚ずつ魔物から取り直してバインダーに保管してある。
こうしておけば、もしレベルアップなどで必要になってもすぐに使用できる。
今回はデッキ内のカードには直接関係はしなかったけど、そのうち手に入るだろうし地道に行こう。
そして午後、再び21階へと進み攻略を続ける。
とりあえず歩きやすそうな道を選び1方向へと進んでいく。
そういえば、この階層では階段はどんな感じで出てくるんだろう?
草原は目印のオアシスがあったし、16階以降は木に入るっていうファンタジーな方法だった。
山ってことは…洞窟みたいなものとかあるのかな?
見渡す限りの山。階段がどのような形で設置されているのか想像できない。
掲示板では同じ山のフィールドの人もいたけど、階段のことまでは書いてなかったよな…。
まあ、仮に情報を持っていたとしても、おそらく足で探すことには変わりないだろう。
マップを見つつ、モンスターにも気を付けつつ探索を続ける。
しばらく同じ風景と、時折聞こえる鳥の声に意識を割きながら歩いていると、遠くの方で聞きなれない音が聞こえてきた。
ゴドン…ゴドン…ゴドン…
まるで何か重たいものが転がっているような音だ。
慎重に近づいてみると、そこには大きな岩の塊がゴロゴロと山肌を転げ落ちていっては、また転がりながら斜面を登り、そしてまた下へ向かって転がっていく姿があった。
一瞬ポカーンと口を開けて見入ってしまった。
だって岩が自然に転がり上る?んだぜ?
そこそこの斜面で他に誰もいないのに、岩だけが一人で動いて上ったり下りたりするんだ。
元の世界ではこれだけで1番組いけそうだな。『怪奇!一人で動き続ける岩!!』みたいな感じで。
そんなアホなことを考えているうちに、魔物探知の範囲に入ったのだろう、ゴロゴロと転がりまわる岩の上に能力の表示が現れた。
【転がり岩 A500 D1200 守備表示 通常モンスター】
ま、やっぱりモンスターだよな。ってか守備力高っ!?
守備力1200って、素の能力じゃレベル5のカードでしか倒せないじゃないか。
ただ攻撃力は低いから、攻撃表示の時に狙って戦えばなんとか行けるか。
流石にレベル3は強い。
手札も今の状態で倒すのは難しそうだったので、守備表示のこいつと戦うのはあきらめて他のモンスターを探すことにした。
それから少し進むと、またゴロンゴロンという音が聞こえてきたので、その方向へ進んでみると
【転がり岩 A500 D1200 守備表示 通常モンスター】
守備表示だ。
相手に気づかれないように気を付けながら(こいつらって目見えてんのかな?)別方向へ進む。
その後も何度か岩を見つけるが、いずれも守備表示だった。
まさかこいつら、守備表示しか出ないのか…?
そう不安になった時、今進んでいる山のてっぺんぐらいに魔物の反応をとらえた。
近づいてみると、先ほどまで散々転がっている姿を見てきた『転がり岩』が、一切動かずに佇んでいる。
不思議に思い、そっと近づいてみると
【転がり岩 A500 D1200 攻撃表示 通常モンスター】
(お、攻撃表示だ。)
初めて見つけた攻撃表示。
(もしかして、動いている奴はみんな守備表示で、動いていないやつが攻撃表示なのか?)
ここまで見かけたやつはみんな動き回っており守備表示だった。
(ま、それはまたあとで考えるか)
とりあえずモンスターを倒すべく、山頂に佇む岩にそっと近寄り戦闘を開始する。
「デュエル、俺のターン、ドロー!」
こちらに気づいているのかいないのか、なんとなく本当に攻撃していいのか?って気分になるけど、デュエルが始まっているということは、たぶん問題ないんだろう。
サクッと倒して落としたカードを拾う。
転がり岩 星3 地 岩石族/通常モンスター
A500 D1200
通常モンスターだし、ノーコメント。
守備力は高いので、対人戦だと活躍できそうだが、一般の魔物戦ではそのシステム上活躍させにくいかもしれない。
じゃあ他にも動いていない岩がないか探してみよう。
またまた山歩きを再開し、マップを埋めていく。
時折現れる岩は皆動いており守備表示だ。
やっぱり動いている奴で攻撃表示はいないのか…?
この山のフィールド、いくつかの小さな山が連なっており、高さはほぼ一緒。
先ほど攻撃表示の岩と戦った山は割と大きな山で、そこからなだらかな斜面を下っていき、そしてつながっている別の山を登る。
その山を登り切った先に奴はいた。
(お、さっきと同じで、動いていなくて攻撃表示。こりゃ決まりかな?)
おそらく、動いている岩は守備表示、動いていない岩は攻撃表示で間違いなさそうだ。
さらに、攻撃表示の岩を見つけたのはここで2ヶ所目。どちらも山頂だった。
(ってことは、攻撃表示の岩は各山のてっぺんにのみいるってことか?)
なんとなくシステムが見えてきたところで攻撃表示の岩と対峙する。
まあ戦闘自体はサクッと終わるんだけど。
1ターンキル(大体いつもだけど)して、落としたカードを拾う。
挑発 魔法カード
自分のターンのスタンバイフェイズ時に発動可能。
相手の場の表側守備表示モンスターを攻撃表示に変更する。
おお?今まで守備表示にさせる効果はあったけど、守備を攻撃にさせるのは初めてだな。
これがあればこの岩や11階で苦戦した羊みたいな『攻撃力は低いけど守備力は高いモンスター』を倒しやすくなる。
対人戦でも、相手の守備モンスターを攻撃表示にしてダメージを与えられるし、中々いいカードだ。
あ、やっぱりこいつも落とすカードの種類は3枚だったから、もうどの魔物も3種類って考えておいていいかな?
それじゃあ今度は、攻撃表示の岩は山頂のみに存在するのかどうかを検証しましょうか。
今更ですが、現存しているカードと同名で、効果や能力が全く違うカードも出てきます。
できるだけカタカナ表示や漢字表示などで全く同じにはならないようにはしたいのですが…
皆さんの思い入れのあるカードと同名のカードが出てきて、「全然違ぇ!!」と思われる可能性もありますので、事前にご了承ください。