ゴブリンたちとの戦闘後、少し進むとまたマップに魔物の反応が現れた。
(また3体…、ゴブリンだ。)
この山フィールドは、前の木が生えた草原フィールドと違い身を隠すものが何もないため、高低差を利用して見つからないようにするしかない。
できるだけ体勢を低くしながら慎重に近づく。
幸い、ゴブリンたちは察知能力に乏しいみたいで、かなり近づかないとこちらに気づかない。
【ゴブリン 星2 A500 D500 攻撃表示 通常モンスター】
【ゴブリン 星2 A500 D500 攻撃表示 通常モンスター】
【ゴブリンの剣士 星3 A700 D500 攻撃表示 効果モンスター】
今度はシーフではなく剣士か。
しかし今の手札なら何も問題ない。先ほどと同じく効果持ちの剣士から倒す。
ゴブリンの剣士 星3 地 悪魔族/効果
A700 D500
このカードは自身の攻撃力と同じ攻撃力のカードと戦闘を行う時、その相手カードが装備カードを装備していない場合、戦闘では破壊されない。
ふむ…。またゴブリンか。
もしかしたら、この24階はゴブリンエリアなのか?
予想があっているか確かめるため、さらに探索を続ける。
…お、割と近くに魔物反応。
【ゴブリン 星2 A500 D500 攻撃表示 通常モンスター】
【ゴブリン 星2 A500 D500 攻撃表示 通常モンスター】
【ゴブリンモンク 星3 A500 D500 攻撃表示 効果モンスター】
これはもうゴブリンエリアって事で決まりかな?
サクッと倒してカードをゲット。
ゴブリンモンク 星3 地 悪魔族/効果
A500 D500
このカードは1回のバトルフェイズ中に2回攻撃を行うことができる。
しかし、さっきから通常ゴブリンは一向にゴブリンのカードしか落とさない。
デュエリストアイの効果で、全部で3種類落とすことは分かってるんだけど…。
せめて条件のヒントでも欲しいよな。
ブツブツ言いながら進み、見つけたゴブリンを手当たり次第に狩っていく。
23階で結構鬱憤が貯まってたからね。
で、結局この日は階段を発見できなかったので拠点へ帰る。
しかし何となくこの階の傾向は読めた。
基本的にはノーマルゴブリン2体と、レベル3のゴブリンが1体のセットになっている。
レベル3ゴブリンで、今まで出会ったのが、『シーフ』『剣士』『モンク』『マジシャン』『回復士』『弓士』『盾士』の7種類。
シーフ、戦士、モンク以外のカードがこちら。
ゴブリンマジシャン 星3 地 悪魔族/効果
A500 D500
1ターンに1度、相手プレーヤーに200ダメージを与える。
この効果を使用したターン、このカードは攻撃できない。
ゴブリンの回復士 星3 地 悪魔族/効果
A500 D600
このカードをリリースして発動可能。
あなたは自分の場の「ゴブリン」カードの数×200ライフを回復する。
ゴブリンの弓士 星3 地 悪魔族/効果
A600 D500
自分の場に、このカード以外の「ゴブリン」カードが存在する時、このカードはプレイヤーにダイレクトアタックすることができる。
ゴブリンの盾士 星3 地 悪魔族/効果
A500 D700
自分の場の「ゴブリン」カードが攻撃対象となった時に、その対象をこのカードに移し替えることができる。
なんだか「ゴブリンデッキ」が出来そうなラインナップだ。
もっとカードが集まれば、そういうのをサブデッキとして作るのも面白いかもしれない。
さてさて、拠点に帰ってきたらまずはカードチェック。
レベルアップ、ランクアップの確認をすると、ゴブリンズは色んなカードのレベルアップ素材で使えるようになっているが、絶妙にばらけていて、未だに1枚もレベルアップさせることができるカードは無い。
…悔しい。
それでもポチポチと調べていると
「………ん?なんだこれ?」
目についたのは「ゴブリン」のレベルアップページ。
そこに映し出されているのは、ゴブリンのカードが1枚と、その右下に『×10』の文字。
「もしかして、ゴブリンのカードが10枚でレベルアップできるって事か?」
現在ゴブリンのカードは10枚以上持っているため、試しにレベルアップさせてみる事に。
「………8、9、10と。」
きっちり10枚数え機械へ挿入。
ガシャーン ペカーー
レベル1から2に上げる時より若干光が強くなったような気がする。
ゴブリンリーダー 星3 地 悪魔族/効果
A600 D600
このカードが自分の場にいるとき、自分の場のゴブリンリーダー以外の、レベル3以下の「ゴブリン」カードの攻撃力・防御力は100アップする。
やっぱりゴブリンデッキか。
念のため、ゴブリンリーダーがレベルアップ素材として使用できないか確認したが、素材にはなるものの、現時点でのレベルアップは無理だった。
では、余ったカードはDPに変えちゃいましょ。
ポチっとな。
…ん?んー…?
思ったよりポイントが多い…?
21階以降のレベル3カードはDPに変換すると1枚40DPになる。
レベル1が10、レベル2が20なので、倍々になっている。
今回はレベル2のゴブリンのカードがある為、その分少ないと思っていたが…。
これはゴブリンも40DPに変換されてる?
変換を一旦キャンセルし、試しに1枚づつDPに変換していく。
「戦士は…40。モンクも…40。で、ゴブリンは…おっ!?やっぱり40だ!!」
どうやら他のレベル3カードと同じく40DPで変換できるようだ。
これはかなり美味しいぞ。
「って事は…?もしかして、稼ぎどころですかねぇ…。」
出現する魔物はどれもそんなに強くなく、能力もレベル2相当しかない。
なのに手に入るDPは倍…。
おれは顔が段々ニヤケていくのを止めることができなかった。
翌日
いつも通り準備をして24階にやってきた俺は、先ずはマップを埋めるべく、まだ通ってない場所へ向かい走り出す。
本格的にDP稼ぎをするなら、できる限り効率のいいルートを通りたいからね。
昨日確認した結果、魔物との戦闘で負ける心配はほぼ無いため、安心してルート作りに集中できる。
あっちへウロウロこっちへウロウロ。
数日掛けて24階のマップをほぼ埋めることに成功した。
「よっし、じゃあ次は効率の良い回り方の研究だな。」
この階層は前の階と比べて、魔物が出現する場所の間隔が若干近い気がする。
ここなら過去最高の効率でDPを稼ぐ事が出来そうだ。
そして何度かの検証をはさみ、自分流最適ルートを完成させた。
今ここに、第3回?DP稼ぎが始まった。