飛龍一家を倒した後、一旦拠点へ戻りお昼休憩。
先程確認した飛龍のつがいのドロップリストを思い出しながらパソコンを確認すると、やはり思った通りつがいの落とす3枚のカードは全てデッキのカードのレベルアップ素材となることが分かった。
「はぁ~、やっぱりかぁ………!!!…まてよ?ってことは…」
とここでとあることに気付いてしまう。
それは飛竜と対で出現する潜竜だ。
能力もドロップカードも、階段を隠しているところも、共通点の多いこの2体の事だ。
もしかしたら潜竜も同じように増援が『潜竜のつがい』で、そのドロップカードが3枚ともレベルアップ素材になる可能性がある。
だとすれば俺が所持しているカードを全てレベルアップさせようと思ったら、あれだけの能力を持つ相手と何度も戦う必要が出てくる。
ちょっと気が重いな…。
ま、だが戦えば戦うだけこちらの戦力は(レベルアップで)上がるはず。
いっぺんには難しいだろうし、少しずつでも倒していこう。
そして数日後。
あれから俺は、28階で飛竜と潜竜を狩り続けた。
予想通り潜竜のつがいは飛竜のつがいと同じで、ドロップカードが3枚ともレベルアップ素材だったよ。
危ない場面も多々あったが、何とかカードを集め、初期デッキのカードは全てレベルアップさせることに成功した。
※【】内はレベル1の時の名称
セイント・ハート・バード → フェニックス
炎 鳥獣属/効果
A700 D800 →A1200 D1300
【ベビー・バード】
風の魔躁士 → 風使いフウカ
風 魔法使い族/通常モンスター
A800 D800 →A1300 D1300
【ミニマジシャン】
ストーンゴーレム → 岩石の守護兵
地 岩石族/効果
A500 D1000 →A900 D1500
【もろ石】
スケルトン → スケルトンズ
闇 アンデット族/効果
A600 D600 →A900 D900
【魔物の骨】
電気ネズミ → 雷ネズミ
光 雷族/通常モンスター
A800 D500 →A1300 D1000
【電子ネズミ】
力秘めし小竜 → ハイパワードラゴン
光 ドラゴン族/効果
A800 D800 →A1300 D1300
【竜の赤子】
呪霊 → 生を求めし亡霊
闇 悪魔族/効果
A700 D700 →A1000 D1000
【弱き力の悪霊】
青白き火 → 鬼火
火 炎族/効果
A500 D300 →A1200 D400
【火の玉】
泥棒猫 → 泥棒猫キャットアイ
風 獣族/効果
A800 D500 →A1300 D900
【スモール・キャット】
自立型支援ロボB-RT02 → 支援ロボB-RT03
地 機械族/効果
A700 D800 →A1200 D1200
【ボロット】
吸血虫 → 魔蠅
闇 昆虫族/通常モンスター
A700 D500 →A1200 D1100
【リスキー・モスキート】
見習い天使エリー → 献身の天使エリー
光 天使族/効果
A700 D900 →A1200 D1400
【修行中の見習い天使】
黒トカゲ → 影武者トカゲ
闇 爬虫類族/効果
A700 D700 →A1100 D1100
【影トカゲ】
ダブルホーンザウルス → トリプルホーンザウルス
地 恐竜族/通常モンスター
A900 D400 →A1400 D800
【恐竜ベイビー】
茂る草壁 → 守護の大樹
地 植物族/効果
A400 D800 →A800 D1300
【雑草魂】
ゲコガエル → 黄泉ガエル
水 水族/通常モンスター
A800 D700 →A1200 D1300
【オタマジャクシン】
ビックアイフィッシュ → ビックアイシャーク
水 魚族/効果
A800 D600 →A1400 D900
【出目金】
協調の戦士 → 団結の戦士
地 戦士族/効果
A1100 D600 →A1500 D1000
【戦士の卵】
ワーウルフ → アブソーブワーウルフ
風 獣戦士族/効果
A900 D500 →A1300 D1000
【レッサーワーウルフ】
海蛇 → 海龍
水 海竜族/通常モンスター
A900 D800 →A1500 D1200
【水蛇】
他にもモンスターから手に入ったカード(ドロップカード)はほぼ全てレベルアップしている。
レベルアップしたカードが別のカードの素材になることも多かったので、手元に残っていないカードもあるが、一応ほぼ全てのカードのレベルアップは確認できた。
あと、残念ながらあれからランクアップは出来ていないけど、これで十分な強さになったと思う。
これなら30階のボスとも余裕を持って戦えるだろう。
20階のボスの時には拍子抜けした感が強かったけど、今回も同じ感じかな?
ま、それでも油断だけはしない様にしよう。
29階へ転移機能を使用しワープ。
そういえば元々はこの29階にモンスターが出てこないから28階の調査をしてたんだっけ。
で、そこで出てきた2竜のつがいが素材カードを落とすことが分かったから、調査そっちのけでカード集めすることになったんだよな。
ま、結果的に初期デッキのカードは全部レベルアップできたし、結果オーライだろう。
そう考えつつ、マップを見ながら階段に向かって進む。
しかし少し進むと、前回探索した時には無かったはずの赤い光点がマップに現れた。
「あれ?魔物の反応…?」
マップは一度通ったことを示す表示になっている為、もし前回いたのなら見てるはずなんだが…?
階段への最短ルートとは離れた場所になるが、気になったので確認してみることにした。
場所的には山の中腹。マップ上の光点は2つ。
遠目には、翼の生えた生き物と、地を這う生き物が見える。
(飛竜と潜竜…?いや、違う!あれは…!!)
近づくにつれその姿が明らかになって来た。
翼を持ち飛竜によく似た姿の生き物、それは飛竜のつがい。
地を這い潜竜によく似た姿の生き物、それは潜竜のつがい。
(つがいが2体で出てくるのか?ってことは、上の階でつがいと戦闘をしたことがトリガーになってたのか?)
実際その通りであった。
この29階はそれまでの階で『飛竜のつがい』と1度でも戦闘を行ったことがあれば『飛竜のつがい』が、『潜竜のつがい』と戦ったことがあれば『潜竜のつがい』が現れる仕組みになっている。
さらに2体とも倒したことがある場合、その2体は同時に現れ、そして
【怒れる飛竜のつがい A1400 D1100 攻撃表示 効果】
【怒れる潜竜のつがい A1100 D1400 守備表示 効果】
※効果・ドロップカード:『飛竜のつがい』・『潜竜のつがい』に同じ
(こ、これは…。)
名前の頭に『怒れる』と付いている。
設定としては、怒りで能力が上昇した姿で、空の雲(何かゴロゴロ言い出した)は竜たちの怒りを表しているのか…?
「これはちょっと…パスだな。」
倒したところで手に入るカードは上の階で手に入ったものと同じ。
ならばわざわざ戦う必要もないだろう。
俺はそーっとその場を離れ、その後も現れる赤い光点に近づかないようにしながら階段へと向かった。