ダンジョンカードバトル   作:ノジー・マッケンジー

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5話

「スモールキャットを攻撃表示で召喚!ガイコツにアタック!」

 

スモール・キャット  星1 風 獣族/通常モンスター 

A200 D200

小さな猫

 

 

現れた子猫のネコパンチを受けたガイコツはその場に崩れ落ち霧となって消えていった。

 

「ふぅ、だいぶ慣れてきたかな…。」

 

DPを交換した後、再び掲示板を読み漁り、いい時間になった為、新たにセットした布団で就寝した。

普段椅子に座ってばっかりの俺にしては珍しく長時間歩いたためか、心地よい疲労の中割とすぐに眠ることができた。

 

そして二日目。次は風呂やら着替えやらが必要だな…。なんてことを考えつつパンを食べ、ディスクをセットしてダンジョンへ入る。

昨日と変わらずガイコツを相手にしつつ1階をくまなく検索していく。

 

時折、『先行ドロー有りの即攻撃可能って先行有利過ぎる気がするが…、でもそうしないとこちらが奇襲で一撃の可能性が高くなりすぎるのか。』等、気になることを考えたり、『DP交換一覧表にエロ本があったとか誰かが書いてたな…』等、昨日見た掲示板のくだらない内容を思い出したりと、昨日よりはかなり気持ちに余裕を持って進む事が出来ている。

 

さらに、昨日カードと交換したDPを使用して、掲示板でお勧めされてたある『スキル』を取ったことにより、探索自体も楽になってる。

そのスキルがこちら

 

スキル マッピングLv1 必要DP100

ダンジョン内のみ使用可能

自分の歩いた場所がマップ上に記録される

 

DPで交換できるリストの中には、日用品だけではなく、こういったダンジョン探索を楽にするためのスキルや、戦闘を有利に進めるためのスキルなどもあった。

その中でお勧めされていたのがこのマッピング

よくあるゲームの隅に出てくるミニマップみたいなものが頭の中に浮かび、自分が通ったことのある場所が記録されていくもので、これがあれば帰り道に迷うこともない。

ちなみにこの1階、拠点から進んで2体目の骸骨ぐらいまでは1本道だったけど、そこから先は結構分かれ道が多い。無策で進めば確実に迷いそうだ。

 

他にも掲示板お勧めのスキルとして、『初期手札+1枚』や『ライフアップ』、『魔物探知』等が挙げられてた。

現状、ダンジョンに入った時点での手札は1枚で、ライフは100(!)なので、それを増やすことで戦闘が格段になる事は間違いない。さらに魔物探知は自分の近くに魔物がいればなんとなく分かるようになるものらしく、マッピングのスキルを持っていれば、なんとマップ上に光点で現れるらしい。

基本的にどのスキルもレベルがあり、低いうちはそれなりの効果だが、高くなった時の効果の増加具合に皆期待している。又レベル1は基本的に100DPでとれるので、余裕があるときに色々取っておけばよいとの事。

 

てなわけで、スキルを駆使しながら探索を続ける。そこそこ進んだところで引き返し、デッキ切れにならないように注意しながら拠点へと帰る。

そして休憩をはさんでまたダンジョンへ、という行動を繰り返した。

 

 

 

…繰り返した。と言ったが、あれは嘘だ。いや、嘘ではないんだが『繰り返した』と言えるほど何度も往復はしていない。実際に今日一日でダンジョンに入った、いや、入れた回数は午前中に1回、午後から1回の計2回だけだ。

というのも、魔物との遭遇は大体1時間に5回程で、前の戦闘で使用したカードの実体化時間である10分にギリギリ間に合ったり間に合わなかったりといった微妙なタイミングである事が多い。となれば、デッキが切れるギリギリまでダンジョン内にいるとしても、約2~3時間探索し、その後のマップを見ながら約1時間で拠点へ戻る事になる。リポップが間に合ってない場所もあるので、大体15~18回程の戦闘回数になる訳だが、何よりも元々インドア派の自分がこれだけ動き回って疲れないはずがない。

午前中の探索を終え拠点に帰り、昼食(パン)を食べた後はしばらくお昼寝タイムでしたよ。

 

そんなこんなで、拠点へ帰宅(帰拠点?)。今日の成果は全部でカード35枚。

かなり、かなーり頑張ったんじゃなかろうか。

 

ではではお待ちかねのDP交換タイムー!!

 

カードすべてをDPに変え、350DPゲット。

まずは昨日から考えてたお風呂と交換。

 

お風呂※Eランク(簡易シャワー) 200DP

 

次に昨日の余りのDPを合わせて200DPで肉の無限箱と交換

 

無限箱(肉※Eランク)

 

ん?そんなものよりダンジョン攻略の為のスキルの方がいいんじゃないかって?

そんな君にはこの言葉を贈ろう。

 

『3食小さなパン1つと水だけで、風呂無し生活してみ?』

 

以外に何とかなるもんだけど、生活改善する手段があるなら迷わずそっちを優先するよ。

特に現代社会の便利さに慣れ切った身とすればかなりキツイものがあるよ。

どれだけ今までが恵まれていたかがよくわかる。

 

そういえば無限箱についてだけど、無限って書いてあるにもかかわらず、箱の中身は1日に3回、朝昼晩に夫々1個づつしか出てこない。これは中身が食料(パン)だからなのかもしれないが、もう少し詳細がほしいところだ。

あと、箱から取り出さなければ次のが出てくることはないらしく、箱から飽和して出てくるって心配はないようだ。

 

てなわけで、若干改善された食事をとりつつパソコンの掲示板を読み漁る。

 

「ふんふん、2階には別の魔物が出てくるんだな…、おっ、この人もう6階まで行ったのか!」

「マッピングのレベルを2に上げると、精度がかなり上がっていい感じと。」

「体力増強スキル取ったら疲労度がまるで違う…か。ただあれ500DPなんだよな…。」

「5階層には帰還用のクリスタル?ふーん。そういや100DPで帰還の羽とかもあったな。」

 

一度読みだすとあっという間に時間が溶けていくから不思議だ。

一区切りついたところで大きく伸びをして、お風呂に入ることにする。

今はシャワーだけだが、そのうち大きい風呂でのんびり浸かりたいものだ。

 

1日ぶりのシャワーに疲れが洗い流されていくようで、すっきりとした気分で出てきた俺を待ち構えていたのは、体を拭く為のタオルがないという現実だった。




無限箱の肉は生でも食べれるもの、もしくは食べれるように調理済みの物とします。
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