ダンジョンカードバトル   作:ノジー・マッケンジー

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56話

無事33階をクリアし、34階へ到達。

今回も忘れず簡易転移石は先に登録しておく。

ただこの洋館エリア、解き方さえわかればそんなに時間かからず攻略ができるので、そんなに使用する機会はないかもしれない。

 

さて、この34階だが、階段を下りた先は小さな小部屋。

真ん中に4本足の小さな机が一つあり、上に紙切れが乗っている。

左右の壁にはそれぞれ扉が2つずつ。

正面の、次の階へつながるであろう大扉をあわせると、この部屋に扉は全部で5つある。

そして紙切れに書かれていたのは…

 

 

【 次の階に進むには謎を解かなければならない 】 

 

  ④くせあぎけしばのぎんばしけんばけた

 

 

………ふむ。

 

何も事前情報なしでいきなりこの字だけ見たら理解できないだろうけど、謎解きと分かっていれば、ある程度は答え方の予想はできる。

大体文字を置き換える(あいうえお表で上下にずらすとか)とか、特定の文字を消す(たぬきとか)とかがメジャーじゃないのかな?

で、おそらくこの部屋の4つの扉の中に、解く為のヒントがあるって事だろう。多分。

 

じゃ、とりあえず適当に入ってみますか。

 

 

先ずは大扉に向かって右側、上り階段に近い方の扉を開けてみる。

中は短い廊下と、その先に小部屋が見える。

中に入ると扉はひとりでに締まり鍵がかかる。

 

(このダンジョン、これが流行ってるのか?)

 

ボスの部屋も、この洋館エリアも、大体扉を開けて中に入るとその扉はひとりでに締まって鍵がかかってしまう。

正直後ろでバタンッ!とかガチャン!とか音が鳴るとビックリするからやめてほしいんだけど…。

 

廊下の先の小部屋には天使を模した像が1体。

近づくと像から黒い靄が噴出してきて、像はあっという間に黒い魔物の姿となった。

 

【天使の残影 A1500 D1000 攻撃表示 通常モンスター】

 

戦闘自体は今のデッキなら問題ないのでサクッと終わらせる。

そう言えばまだ一度も融合を試してないな…。

31階では大体デッキの最後の方に融合が入ってたり、融合素材となる2枚のカードの内どちらかが先に使用済み(墓地行き)になってたりで使う事無かったし。

 

魔物が消えた後にはいつも通り1枚のカードと、それとは別に小さな紙切れが落ちていた。

カードは他の『残影』種と同じ能力の『天使の残影』のカードで、紙切れには小さく文字が書かれていた。

 

 

 【ばばぬき】

 

 

トランプ…?なわけないよな。

おそらく先ほどのヒントだろう。

ばばぬきって事は、この手の謎解きの場合、問題の文から『ばば』の文字を抜けば良いはず。

早速戻って問題を確かめてみようか。

 

先程の部屋に戻り問題の文章を確認する。

 

【くせあぎけしばのぎんばしけんばけた】

 

ここから「ば」の文字を抜くと…

 

【くせあぎけしのぎんしけんけた】

 

まだ分からんな。

とりあえず解き方はこれで良いんだろうし、残りの3部屋も確かめてみよう!

 

 

 

 

で、3部屋見てきました。

全部屋最初の部屋と同じ作りで、出てきた魔物は『天使の残影』1体、『ドラゴンの残影』2体。

それぞれ現れた紙切れに書かれていたメモは

 

・せんぬき

・くぎぬき

・けぬき

 

これを問題に当てはめると

 

【くせあぎけしばのぎんばしけんばけた】→【あしのした】

 

「あ、し、の、し、た…、足の下だ!」

 

バッと足を上げて地面を見るも特に変わった所は無い。

勿論足の裏にも何もくっついてない。

 

…ま、見る場所によって足の下の場所なんて変わるし、な…。

では「あしのした」とはどこか。答えは目の前にあった。

 

「あしのした、あしのした………、ん?机?の、足の下?」

 

ふと閃いて、問題が書かれた紙切れが乗っている机を持ち上げてみると、丁度机の4本の足があった場所には小さな穴が開いており、何かが嵌めれるようになっていた。

 

むむ?何か嵌めれるような物あったっけ?

顔を上げて辺りを見回すも特に何も見当たらない。

穴は4つ。ということは、怪しいのはやはり4つの扉。

 

「普通に考えれば、それぞれ1部屋に1つずつ…だよなぁ。」

 

先程はそれっぽいものは見当たらなかったはずだが…。

念のためもう一度各部屋を確認することにした。

 

再び最初に入った部屋の扉を開けると、

 

「あれ?天使の像が復活してる…?」

 

普段なら一度倒した魔物は1時間しないとリポップしない。

ならばこの像も1時間は復活しないと思っていたのだが…。

とりあえず近づいてみる。

…今度は戦闘にはならないようだ。ん?

 

遠目にはわからなかったが、近くまで来ると像の足元でキラッと光るものが目に入った。

手に取ってみると、それはキラキラ輝く小さな玉だった。

 

「確かさっきの机の下の穴もこれくらいの大きさだったような…」

 

一度部屋から出て、先程の机の脚の下の穴にその玉を当ててみる。

 

「うん、ピッタリだ。」

 

穴の中に玉を落とすと、地面に吸い込まれるように玉は消え、そこにあった穴は消えてしまった。

なるほどね。

 

おそらく他の3か所も同じだろう。

そう当たりを付け、同じように玉を回収し、穴に埋めていく。

そして最後の玉を穴に入れた瞬間

 

 ガチャン

 

大扉から鍵が開くような音が聞こえた。

 

これでクリアか…。思ったより簡単だったな。

31階は結構時間かかったけど、それ以降の階は割とあっという間だった。

というか、32階から34階までは今日1日だけで攻略してる。

いや、むしろ1日もかかってない。半日だよ半日。

何かバランス悪くない?管理人さん?

 

ま、俺とすれば時間かからなくて助かってるんだけど。

さてと、じゃあ35階で転移石起動させて拠点に帰ろかな?

 

 

 

 

 

34階の階段を降りた先にはいつも通り転移石があり、機能を使用して拠点へバビュン。

昼食を食べて、カードのレベルアップができないか確認して、ちょっと休憩したら続きを再開。

ちなみにレベルアップは、これまで出てきた『残影』系の魔物が落とす2枚目のカードが必要になるっぽい。

しかしそれを落とすには条件があるみたいで、ここまで1枚も手に入ってない。

おんなじ能力の魔物だけに、1体条件が分かれば他の魔物も似た方法で手に入りそうなんだけどな…。

 

 

 

では続き。

転移石で35階へ飛び、階段を降りて36階へ。

階段を下りた先は、31階と同じような長い廊下が続いていた。

 

「…またこのパターンか…。」

 

何となく、また時間がかかりそうな予感にため息をつきつつ、とりあえず31階と同じように突き当たりまで進んで見ることに決めた。

 

 

 

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