ダンジョンカードバトル   作:ノジー・マッケンジー

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58話

拠点に帰ってきていつもの(カードの確認とか夕飯とかお風呂とか掲示板チェックとか)を済ませて寝る。

問題のことは考えないようにした。

考えてたら夢に出てきそうだし。

 

 

 

次の日

朝の準備をして37階へ。

内容的にあんまり気乗りはしないけど、行かなければ先には進めないししょうがない。

 

さて、再びやってきた37階。

昨日は問題だけ確認して、部屋の中はざっとしか見てないので、改めてよく確認してみようと思う。

 

部屋の大きさは32階や、34階の中央の部屋と同じくらいの広さ。

部屋の真ん中には机があり、その上に昨日見た問題の書かれた紙切れがある。

そして他には、時計…いや、タイマーか?デジタル表示の数字が1秒に1づつ減っている。

後はプラモデルの部品のようなものが沢山。

 

この中に答えがある…のか?

問題をもう一度見てみる。

 

 

  ⑥のろいの人形、いつもあなたを見ている。

 

 

部品を組み立てたら呪いの人形が出来る…?まさかな。

紙切れの裏側には特に何も書かれていないし、机や壁にヒントになりそうな模様なども無い。

ということは、ノーヒントもしくはこの部品とタイマーがヒントになるって事かな?

タイマーの数字は刻一刻と減っており、もう残り30秒ほど。

0になった時何が起こるかは分からないけど、一回様子を見る?

他にできそうなことと言えば、この部品を組み立ててみるくらいしか思いつかないし。

 

とりあえずタイマーが0になるまで待ってみることにした。

多分感覚として最初の数字は2分ぐらいだったと思うので、たった2分すぎたぐらいで致命傷になるような罠が出てくることは無いだろうと考え、しかし油断はせずに0になるのを待つ。

 

 5、4、3、2、1、0!

 

タイマーの表示が0になった瞬間、そのタイマーから黒い靄が噴出し、空中で一塊になりその姿を魔物へと変えた。

 

 

【機械の残影 A1500 D1000 攻撃表示 通常モンスター】

 

 

タイマーは魔物が現れるまでのカウントダウンって事か?

相変わらずの能力の為、戦闘シーンはカット。

 

魔物を倒し、カードが現れた瞬間、タイマーから「カチッ」っと音がして、再びその表示は2分となり、先程と同じように1秒ずつその数字を減らし始めた。

 

これは、また0になったら魔物が出てくるのだろう。

ならば、このタイマーは攻略のヒントではない。

とすれば、やはりこの部品たち。

 

組み立ててみるしかないか…。

 

 

 

 

 

 

数分後

 

「よし!できた!!」

 

出来上がったのはミニチュアの部屋。

見た目は今俺がいる部屋にそっくり。

作っている最中、数度タイマーが0になり戦闘があった。

出てきたのは全て機械の残影だったが。

 

しかし作ったはいいが、これをどうすればいいのだろう?

何かヒントになりそうな場所と言っても………ん?

 

完成したミニチュア版のこの部屋をくるくる回しながら確認していると、丁度机の裏側に赤い丸が書かれているのが目に入った。

そう言えば作ってる最中「これ何だろ?」って思ってたんだった。

 

これが攻略のヒントとすれば、おそらく実物の机の裏側に何かがあるはず。

そう思い体をかがめて机の裏を除いてみると…

 

………キシャー!!!!

 

「うおあぁぁぁ!!!!!!」

 

なんとそこには、33階で見た人形にそっくりで、手には包丁を持ち目はギラギラと血走っている全体的に赤黒い色をした人形が、机にへばり付いていた。

 

思わず後ろに尻餅をつくと、人形は机の下から俊敏な動きで飛び出してきて、机の上に飛び乗り、手に持った包丁を俺へと向けてきた。

さらにその人形から黒い靄が噴き出し、その姿は一回り大きくなる。

 

 

【悪魔の残影 A1500 D1000 攻撃表示 通常モンスター】

 

 

ビ、ビビ、ビビったー!!

ほんといきなりこれはヤメテクダサイおねがいします!

 

登場にはかなりビビったが、能力だけ見ればこれまでの残影系と一緒。

落ち着いたところで腹いせに一撃で倒す。

 

「ビビらせやがって…、くらえ!攻撃だ!!!」

 

インパクトのある登場だった割には退場はあっさり。

そしてこいつを倒した瞬間、大扉から鍵の開く音が聞こえた。

はぁあ…朝から嫌な汗かいた…。

 

 

 

 

扉を開けて階段を降り、やって来た38階。

いつも通り簡易転移石の登録は忘れずに。

 

さて、この38階、前の階よりは大きい部屋になっている。

正面には39階へ続く大扉。

その左右に、6体の像が並ぶ。

右から、獣人、海竜、魔法使い、戦士、デュラハン(っぽいやつ)、亀。

そして部屋の中央には例の如く机があり、その上には問題の書かれた紙切れと、たくさんの小さな…オモチャ?

シ○○ニアファミリーの小物みたいな、精巧な作りの物が沢山ある。

 

問題文を読んでみると

 

 

【 次の階に進むには謎を解かなければならない 】 

 

  ⑦なくしものはなんですか?

 

 

なくしもの…か。

それぞれの像の前には何かを置けるようなスペースがある。

多分だが、この小さな玩具の内、正しいものを像の前に置けばいいのではなかろうか。

他にヒントらしきものもないし、間違いない気がする。

問題は、どれを置けばいいかなのだが…。

 

一応何かないか部屋の中をぐるっと探してみる。

若干ビビりながら机の下を除いたり、壁に模様があったりしないか確かめる。

 

「ん?この杖…」

 

すると、並んだ像の内、魔法使いの持っている杖に違和感を感じた。

俺のイメージする魔法使いの杖って、先っぽに玉とか魔石とかがついてたりするんだけど、この杖にはそれが無い。

 

「んー…玉…、置いてみるか?」

 

机の上に散らばる小さな玩具から、丁度良さそうな球場の物を見つけ、魔法使いの像の前に置いてみる。

すると、像と置いた玩具の玉がピカーっと光り、光が収まった後には、先端に玉が嵌った杖を持つ、魔法使いの像の姿があった。

 

うむ、正解だったようだ。

問題が「なくしものは何ですか?」だから、像をよく見て足りないものを置けばいいんだな。

よし、それなら話は簡単だ。

何か足りないのなら必ず違和感はあるはずだしな。

 

 

 

 

 

そう思っていた時期が私にもありました。

 

魔法使いの持ち物が当たった後、続いて海竜の鱗、デュラハンの大剣までは良かった。

しかしあとの3体が分からない。

獣人と戦士と亀…。

考え方を変えて、玩具の中からそれらしきものが無いか探してみるも、ピンとくるようなものは無い。

 

うーん、適当に置いてみるか…?

獣人は服を着てないし、意外と洋服とかだったりして。

 

試しに白いシャツらしきものを獣人の前に置いてみる。

すると、獣人の像から黒い靄が噴き出して、最近よく見る感じの魔物に姿を変える。

 

【獣戦士の残影 A1500 D1000 攻撃表示 通常モンスター】

 

 

……ですよねー。

 

 

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