今日から再開しますm(__)m
管理人のメッセージがきてから3日後。
遂に予選の日がやって来た。
【やっほー、管理人だよー。今日は待ちに待った予選の日だよー♪みんな準備はいいかな???じゃあ参加資格がある人は、特別フィールドに飛ばすからねー。はい1、2の3っと。】
一瞬で景色が切り替わり、小さな部屋…ここは控室?か?
【参加する人はその控室で呼ばれるまで待っててねー。参加しない人は詳細にも書いといたけど、パソコンからライブ配信で対戦を見れるから、是非是非推しの人の応援してあげてねー。】
ちなみに参加者も控室にあるモニターで対戦の様子は見れるが、テレビの様に1デュエルにつき1チャンネルになっており、ボタンで切り替えてみたい対戦を探すことになる。
また、参加者は参加中掲示板が見れなくなっているようだ。
【そうそう、思ったより人数が多くなったから、この予選も予選と決勝の2回に分けて行うよー。ちょっとややこしいから、今まで予選って呼んでた代表者を決めるこの戦いを、代表者決定戦って呼ぶことにしよっか。じゃ、『代表者決定戦 予選第一回戦』 開始だよ!!】
管理人が宣言し、代表者決定戦は始まった…ようだ。
俺は控室から移動していないので、2回戦以降になるのだろう
どうせ暇なので、モニターの電源を入れて他のプレイヤー達の戦いを見ることにする。
……ふむふむ。
お?このプレイヤーはうまいな…。
……ああ、こりゃ逆転は無理だな…。
おお?何だ今のカード??
まじか?あそこから逆転した!?
ボタンをポチポチ切り替えながら他のプレイヤーたちデュエルを観戦する。
俺の知らないカードもたくさん出てきて、見てるだけでも面白い。
そして予選は第2回戦、第3回戦と続き、段々と人数も絞られてきた。
…ってか、俺まだ呼ばれてないんだけど…?いつになったら呼ばれるのか…。
それからしばらく観戦していると、ようやくアナウンスが入った。
【お待たせいたしました。今行われているデュエルの次があなたの出番となりますので、準備の程お願いいたします。】
お、ようやくきたか。
ホント待ちくたびれたよ。
他のプレイヤーたちの観戦してたら、すでに何度か戦ってる人もいるのに自分が未だ呼ばれてなかったからちょっと不安になってたんだよね。
【対戦の準備が整いました。これよりデュエルフィールドに転移します。】
アナウンスがあってからモニターを消し、目を閉じて集中していると再びアナウンスが入る。
そして普段転移機能を使う時と同じくフワッとした感覚を味わい、目を開けるとそこはデュエルリングの上だった。
41~50階で散々使用したデュエルリングと同じ形だが、若干こっちの方が大きいか?
正面には対戦相手であろうプレイヤーがいる。
たしか…この人はさっきモニターで見た気がする。
「………。」
「………。」
お互いに認識しているが、特に言葉を発することは無い。
【それではデュエルを開始します。】
デュエル開始のアナウンスが流れる。
互いにカードを5枚引き、
「「デュエル!!」」
デュエルを宣言。先行は…
「…僕のターン。」
向こうか。
確かモニターで見たときは水属性を多用していたように思ったが…さて、何をしてくる…?
「僕はモンスターをセット、カードを1枚セット、ターンエンド。」
ふむ、無難な動きだな。よし…!
「俺のターン、ドロー!!」
引いたカードは…ナイトメア。
そうだな、このデュエルは俺たちにとって初陣だし、先ずはお前たちの力を見せつけてやるとしようか。
「俺はナイトメアを通常召喚。」
ナイトメア 星3 獣族/効果
A900 D1300
「……。」
思ったより能力の低いモンスターが出てきたせいか、逆に警戒を強める相手。
「俺はナイトメアの効果を発動。」
ランクが上がったことにより、こいつはかなり良い効果を得た。
「このカードが召喚された時、デッキから『邪毒蛇』を手札に加えることができる。」
「……。」
相手は…動いてこないな。あの伏せカード何だろう?
まあいい、これで必要なカードは揃った。一気に行くぜ!
「手札より、魔法カード『融合』を発動!場の『ナイトメア』と、手札の『邪毒蛇』、『草原の王レオ』を融合!!現れろ、合成魔獣キメラ!!!」
合成魔獣 キメラ 星8 闇 獣族/効果
A2800 D2400
このカードが攻撃を行う際、相手は魔法・罠・モンスター効果を発動できない。
このカードが破壊された時、このカードの融合素材となったカードを場に全て特殊召喚できる。
「なっ!!?」
場に現れるのは2頭と蛇の尾を持つ魔獣。
流石にこれには相手も驚いたようだ。
「くっ…、オリジナルカード。これがエースカードって事か…。」
ん?何か勘違いしているようだけど…、まぁ確かにキメラもエースカード級の能力を持ってるし、そう思わせといた方が都合がいいか?
「…ふっ。合成魔獣キメラで、その伏せモンスターを攻撃!!」
何となく「よく分かったな的」なポーズを入れつつキメラで攻撃する。
相手のモンスターは…
「僕のモンスターは『爆裂ウニ』!このカードが戦闘で破壊された時、破壊した相手カードも一緒に破壊される!」
ニヤリっという表現がピッタリな表情をして、相手はカードの説明をする。
しかし
「…!!?なにっ!?」
キメラの攻撃によって爆発したウニ。
巻きあがる煙が晴れた時、その場には無傷のキメラの姿が。
「甘いな、合成魔獣キメラの効果。このカードが攻撃を行う際、相手は魔法・罠・モンスター効果を発動できない。」
「なんだって!?」
上手いこと相手のエースモンスターを破壊できたと思っていた相手は、おそらく予想していなかったであろう結果に動揺する。
「残念だったな。じゃあ俺は「まだだ!」…?」
バトルフェイズが終了し、メインフェイズ2に移ろうとしていた俺の言葉に被せるようストップをかける相手。
「僕は罠カードを発動!『船幽霊の手』!!」
このタイミングで罠カード…。
まだ破壊を諦めてないのか?
「このカードは、自分の場の水属性モンスターが破壊されたターンのバトルフェイズ時に発動できる。相手の場のモンスター1体を破壊する!そのキメラの効果が発動するは自身の攻撃時のみ。なら攻撃が終了しているこのタイミングなら罠が通るはずだ!!」
自信満々にカードの説明をする相手。
確かにこのタイミングならキメラに罠は効く。
だけどな…
表になった罠カードから、何やらおぞましい腕が現れてキメラを絡めとり、そしてそのままカードに描かれた海の中へと連れ去ってしまった。
「よし、これで君のエースカードは倒した!次のターン、今度は僕のエースカードを見せてあげるよ。」
キメラを倒せたのが余ほど嬉しいのかずいぶんニコニコとしているが、これから自分が行うことを考えると若干可愛そうに思えてくる。
いや、勝負の世界は非常なのだ。
「…喜んでいるところ悪いが、俺はキメラのもう一つの効果を発動させる。」
「…?もう一つの効果…?」
俺の言葉にきょとんとした表情を見せる相手。
「このカードが破壊された時、自分の場に融合素材となったカードを全て特殊召喚することができる。」
「………え?…えええーーーーーーーっ!!???」
俺の宣言により、墓地から『草原の王レオ』『邪毒蛇』『ナイトメア』の3体が復活する。
草原の王レオ A1800
ナイトメア A900
邪毒蛇 A800
そしてまだバトルフェイズは終了していないので、この3体は攻撃を行うことができる。
「3体のモンスターでダイレクトアタック。合計3500のダメージだ!!」
「うわぁぁ!!!!」
一気に3000以上のダメージを食らい、後方へ吹き飛ばされる相手。
「く、くっそー…。」
膝立ちになりながらこちらを睨むが、彼にはもう一つ残酷な現実を突きつけねばならない。
「メインフェイズ2、俺は魔法カード『リ・フュージョン』を発動。」
リ・フュージョン 魔法
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を墓地から特殊召喚する。
これにより、再び場の3体のモンスターは墓地へと送られ、奴がエースカードと評したモンスターが俺のフィールドに復活する。
「……………へ…?」
その様子を見た相手の、ポカンとした表情がとても印象的だった。