ダンジョンカードバトル   作:ノジー・マッケンジー

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前話(97話)の最後、エンドフェイズ時に朱雀が場に戻る描写を書き忘れておりました。申し訳ありません。
修正いたしましたので、気になる方は前話の最後の方を読み直していただければ幸いです。

また92話にて、王者の意地の効果が間違っているのを感想にてご指摘いただきました。下記の通り修正いたしました。ありがとうございました。

×自分の墓地に『合成魔獣キメラ』・『草原の王レオ』・『ナイトメア』・『邪毒蛇』があり、相手の場にのみモンスターが存在する時発動可能。

○自分の墓地に『合成魔獣キメラ』・『草原の王レオ』・『ナイトメア』・『邪毒蛇』があり、相手の場に1体以上モンスターが存在する時発動可能。



98話

「!!」

 

カードを引いた彼女の顔が喜色に変わる。

 

「ふふ、ふふふ…。このデュエル、やっぱり私の勝ちのようね!」

 

自信満々に言い放つ彼女の様子から、必要なカードを引き当てたことが分かる。

 

「じゃあいくわよ、私は魔法カード『マジカル・フュージョン』を発動!」

 

 

マジカル・フュージョン 魔法カード

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

自分のフィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 

 

「私は墓地の『魔法少女ベリー』、『魔法少女キウイ』と、場の『魔法少女アップル』、『魔法少女レモン』、そして『魔法少女ブラック』の5体の魔法使い族を除外することで、この子を融合召喚させるわ!!」

 

場に巨大な魔法陣が現れ、5体のモンスターがそこへ吸い込まれていく。

そして、そこから1体の魔法使いが現れる。

 

「さあ、おいで!五芒星の魔術師!!」

 

 

五芒星の魔術師 星12 闇 魔法使い族/融合/効果

A4500 D4500

魔法使い族モンスター×5

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

①魔法使い族モンスター5種類を素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。

②このカードはモンスターゾーンに存在する限り、リリースできず、融合素材にできず、効果では破壊されない。

 

 

やはりあったか、クインテット…!

 

「五芒星の魔術師の効果発動!このカードを融合召喚する際、その素材となるモンスター5体がすべて違うカードの時、相手の場のカードをすべて破壊できる!やっちゃって!五芒星の魔術師!!!」

 

彼女の宣言で、場の強大な力を持つ魔術師はその手に持つ杖を掲げ、魔力を集めていく。

そしてその魔力を解き放ち、俺の場のカードを全て破壊していった。

 

「ぐうぅぅ!!」

 

直接攻撃ではないのに、その余波だけでかなりの衝撃がある。

 

「さぁ、これであなたの場はがら空き…、私の勝ちは確実ね。」

 

きれいさっぱり空っぽになってしまった俺の場を見て、うっとりした表情でしゃべる彼女。

勝利を疑わず、自分に酔っているように見える。

 

「じゃあ私は手札から『魔法少女チョコ』を召喚して、バトルフェイズ!五芒星の魔術師、ダイレクトアタックよ!!」

 

 

魔法少女チョコ 星4 水 魔法使い族/効果

A1600 D1000

①1ターンに1度、手札から魔法使い族モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

②1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合、「魔法少女チョコ」以外の自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

 

 

再び彼女が従える魔術師の杖には魔力が集まっていき、今度はそれが俺自身に向けられる。

 

「ぐ、ぐああぁぁぁぁ!!!!」

 

とてつもない強さの衝撃を受け、リングの端へと吹き飛ばされる。

 

「ぐ、ぐうぅぅ…。」

 

俺LP7600→3100

 

か、かなり効いた…。

 

「さらに『魔法少女チョコ』でダイレクトアタック!」

 

俺LP3100→1500

 

一気に6100ものダメージだ。

 

「私はこれでターンエンドよ。」

 

先ほどまでの悔しそうな顔は一欠片もない、とてもいい表情でエンド宣言をする彼女。

まあ普通に見て個の盤面、彼女の勝ちに揺るぎはないと思われるだろう。

だが俺だってこのまま負けるつもりはない!

 

「エンドフェイズ時、このターンに破壊された朱雀はフィールドへ甦る。」

「…厄介な能力ね、その子…。まあいいわ。この状態から何ができるか見せて頂戴。」

 

言われなくても…!

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

この状態から何ができるか、なんて決まってるだろ?

 

 逆転勝利以外ありえねぇ!!

 

「俺は場の朱雀をリリースし、青龍をアドバンス召喚!」

 

 

聖獣・青龍 A2600 D2200

 

 

「青龍の効果。このカードが通常召喚された時、手札より白虎を特殊召喚!」

 

 

聖獣・白虎 A2200 D2000

 

 

「今さらそんなモンスターを並べて所で意味はないわ!」

 

意味があるかどうかは、この先を見ればわかる事…!

 

「俺は手札より魔法カード『聖獣の施し』を使用!場の聖獣の数だけカードをドローできる!」

 

 

聖獣の施し 魔法

自分の場の聖獣モンスターの数だけ、自分はデッキからカードをドローする。

 

 

1枚…2枚…。

 

「『聖獣・青龍』で、『魔法少女チョコ』に攻撃!」

 

相手LP8000→7000

 

「くうぅ…!」

「メインフェイズ2、俺はカードを1枚セット。エンドフェイズに移り朱雀は場に戻る。ターンエンド。」

 

これで俺の場には、朱雀・青龍・白虎の3体の聖獣が並んだ。伏せカード1枚に手札1枚。

相手の場には五芒星の魔術師と伏せカードが1枚。手札も1枚だ。

 

普通に考えれば、残り1500のライフの俺に対し相手の魔術師が攻撃をすれば決着がつく盤面。

だがこの伏せカードが発動できればまだ何とかなる。

いまだに発動していない相手の伏せカードも気になるが…。

 

「いったー…、よくもやったわね!私のターン、ドロー!!」

 

プリプリしながらカードを引く彼女。

 

「まあいいわ、どうせこれで終わりだもの。バトルフェイズ、五芒星の魔術師で、聖獣・青龍を攻撃よ!!」

 

三度魔術師の杖に魔力が集まり始めるが…

 

「リバースカードオープン!罠カード、『聖獣の守り』!」

 

 

聖獣の守り 罠カード

自分の場に聖獣モンスターカードがある時、相手の攻撃宣言時に発動可能。

その攻撃を無効化する。

その後墓地の聖獣モンスターカードを1枚手札に加えることができる。

 

 

「このカードは場に聖獣モンスターがいるとき、相手の攻撃を無効化できる!」

 

これでこのターンをしのげば…

 

「ふふっ…。かかったわね!リバースカードオープン『マジカルキャンセラー』!」

 

 

マジカルキャンセラー 罠カード

自分の場に魔法使い族モンスターがいるときのみ発動可能。

相手が魔法カード・罠カードを発動した時、あなたは手札を1枚捨てることで、その効果を無効にし破壊する。

 

 

「手札を1枚捨てて、その罠カードの効果を無効にするわ!」

 

おそらく彼女は最初から狙っていたのだろう。最後の最後で相手の希望をへし折るために。

だが…

 

「ならばそれにチェーンし、聖獣・青龍の効果発動!1ターンに1度相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する!」

 

青龍の効果によって、その効果を発動させることなく消えていく相手の罠カード。

 

「………え?…え?え?う、噓でしょ!?」

 

面白いように動揺してくれる。

 

「これで俺の聖獣の守りの効果は普通に発動される。五芒星の魔術師の攻撃は無効化され、されに俺は墓地より聖獣カードを1枚手札に加えることができる。」

 

墓地に眠る玄武を手札に回収。

 

「ぐぬぬ…、た、ターンエンド…。」

 

ぐぬぬとか、女子にあるまじき低さの声を出された。

 

「俺のターンだな、ドロー!」

 

さあ、逆転といこうか!





本日12時にもう1話投稿します。

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