頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク   作:ぬけさくいちばん

17 / 53
夜明けの地平線団との戦いの前に、続々と勢力が集まっていきます。
はじめての宇宙戦の前に、マクギリスもある概念を持ち出してきます。



第十四訓 夜明け前の戦いへ

マクギリスから「夜明けの地平線団」の討伐を切り出された時

オルガ「こっちの動きは全部お見通しってか、だが何故あんたが海賊退治なんか」

マクギリス「夜明けの地平線団は、地球圏にまで手を伸ばす神出鬼没の大海賊だ。我々もその捕捉に手を焼いていてね。

我々も出来る限りは力を貸そう。石動という男をそちらに向かわせた。

彼は夜明けの地平線団の内情にも詳しく、腕も確かだ。」

オルガ「俺たちはエサというわけですか」

マクギリス「やはり信用してはもらえないかな。」

オルガ「もともとあんたを信用なんてしちゃいないさ。だが引き受けさせていただきますよ。」

マクギリス「ほう、疑いながらか。なぜ?」

オルガ「俺たちが、最短で目的に辿り着くためだ。」

マクギリス「そうか。ところで、君たち鉄華団のところにもドリフターズが入り込んだそうだな?」

オルガ「ドリフターズ?」

オルガは、聞いたことのない言葉に耳を疑う。

マクギリス「突如として現れたこと、我々とは技術体系の違う機体を操ることから、漂流者という意味でわたしが彼らに名付けたあだ名だよ。単刀直入に言おう。夜明けの地平線団との戦いに突如現れて、君たちに味方した4機のこと、と言えばわかるかな?」

オルガ「やれやれ、そのこともご存知というわけですか。」

マクギリス「わたしの見立てでは、あのフルーツポンチ侍というテロリストもそのドリフターズの一人だろうな。それに、ギャラルホルンにもそのドリフターズを中心に構成した遊撃部隊が発足した。真選組だ。おそらく彼らも動くことになるだろうな。競争になる。」

オルガは、その言葉に沈黙するしかなかった。

 

ところ変わって食堂。

相変わらず神楽は食糧難まっしぐらレベルで平らげている。

整備班のいるテーブルに鶏肉料理が振る舞われる。

ヤマギ「俺鶏肉いらないから。」と

そこに、銀時と目があった死んだ魚のような目をした少年 ハッシュが現れ

ハッシュ「雪之丞さん。俺にも、モビルスーツパイロットやらせてください。マニュアルは全て一通り読みました。」

ヤマギ「マニュアルって、モビルスーツを操るにはそれだけじゃ」

ハッシュ「必要とあらば阿頼耶識の手術を」

雪之丞は少し黙り込んで

雪之丞「おめえ、歳はいくつだ。」

ハッシュ「17になります。」

雪之丞「その歳じゃ、もう手術は無理だな。その歳になると、ナノマシンが定着しねえんだ。」

ハッシュは「やってみなければわからない」と反論すると、それを聞いたアトラは

アトラ「ダメだよ。そんなこと簡単に言って、阿頼耶識の手術って、とっても危険なんだよ。下手したら死んじゃうんだから。」

ハッシュ「分かってますよ。」

アトラ「分かってない」

言い争いの渦中の中、一人の男が入り込んできた。

銀時「やめとけアトラ、このタイプはてんで人の話聞こうとしねえから。

やりたきゃ勝手にやれよ。だがこれだけは覚えときな。戦場じゃ何かに頼ろうとしたやつから先に死ぬ。そうだ、いっそのここで俺が叩き斬ってやろうか?」

新八「ちょっと銀さんやめてください」

 

ハッシュはそんな銀時の言葉に、返す言葉もなく踵を返していった。

そして、ハッシュに新八が追いつくと、

新八「手伝おうか?モビルスーツに乗るために足りないものを少しでも補えると思うけど?」

ハッシュはお前か?と訝しげに答えるが、了解をする。

 

新八「まだまだああああ!!!」

新八は竹刀でハッシュを吹き飛ばす。

ハッシュ「くそ、こんな弱っちそうなメガネに一本も取れねえのか!!」

新八「どうしたあ!こんなんじゃモビルスーツに乗れないぞ!」

ハッシュ「もう一度お願いします!!」

新八は剣を通して、ハッシュにモビルスーツを乗るのに足りない部分を少しでも補おうとした。

その様子見ていた銀時は、どこか嬉しそうだった。

銀時「やれやれ、どうやらどこの世界に飛ばされても、俺たちのやるべき事は何一つ、変わらねえらしい。」

 

そして、火星圏にはアリアンロッド艦隊も辿り着いていた。

アリアンロッドからはイオク・クジャン、ジュリエッタ・ジュリス、そして先日配属になった今井信女が向かっていた。

イオク「まさか、火星で海賊相手にやり合うことになるとはな。マクギリス・ファリド、あの男は一体何を考えている。」

ジュリエッタ「ご安心ください。イオク様のご安全は、私が守りますので。」

信女「随分と心ないことを言うのね。」と率直に返す。

ジュリエッタ「わたしは、ラスタル様に拾っていただいた恩があります。イオク様には別段思い入れはありませんが、ラスタル様の為にも、かならずお守りいたします。」

イオク「!?」

ジュリエッタ「マクギリス程度ではラスタル様の足元には及びません。」

信女「随分と信奉なされているのね。」

ジュリエッタ「あなたほどではないわ。」

信女「わたしと異三郎は、そんな生易しいものじゃない。」

ジュリエッタ「信用できないのは、あのヴィダールという男。」

イオク「しかし、あの男の進言がなければマクギリスの動向は掴めなかったのだぞ。」

信女「そのようなものがなくても、すでに動いている部隊はいる。」

イオク「真選組か?」

 

アリアンロッド本隊

佐々木「ほう、彼が噂のヴィダールくんですか。進言感謝いたします。」

佐々木は仮面の男に言葉を投げかけた。

 

そして、真選組も夜明けの地平線団討伐に向けて動き出していた。

近藤「山崎、お前の言った通りだ。奴らが集結しつつある。」

山崎「いえ、桂に関しては今回ハズレを引いてしまった可能性は高いでしょうね。」

と残念そうだった。

近藤「気にすることはないさ。俺たちもチュートリアルなしのぶっつけ本番だ。トシ、総悟、やれるか。」

沖田「俺はいつでもいけますぜ。」

土方「ところで近藤さん。少しいいか。」

近藤「なんだトシ」

土方「なんでよりによってラーカイラムなんだ!!つかいつのまにとっつあんがいるんだ!!」

松平「まあ落ち着け。戦艦と艦長がいなきゃ部隊は成り立たねえだろ。」

土方「だからなんでとっつぁんなんだ!!」

近藤「とにもかくにも、俺たち真選組の初陣だ。他の奴らに遅れを取るわけにはいかん。」

沖田「土方さん。肩慣らしにはちょうどいい雑魚どもだ。気楽にいきましょうや。」

土方「ま、そうだな。ここで名を売っときゃ桂にも辿り着けるってもんだ。」

 

鉄華団もまた、宇宙へと飛び立っていった。

そして、火星圏に役者は揃い、いよいよ戦いの夜明けを迎えていく。

 




いよいよ、次は地平線団との戦いになります。
前にもこんなこと言いましたが、大事なエピソードがあったのでそれを入れました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。