頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク   作:ぬけさくいちばん

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今回はアリアンロッドメインのお話です。
流石に原作を再び見る必要が出てくるため、時間がかかっております。


第二十訓 動乱の序曲

スキップジャック級アリアンロッド旗艦。

 

イオク「申し訳ございません。マクギリスの思惑をみすみす見逃す形になってしまいました。」

ジュリエッタ「見逃したというより、推し進めたという方が適切かもしれません。」

それを横で聞いていた信女は

信女「ジュリエッタさん。それはあなたも同じ。まさか真選組が成り行きとはいえあちらにつくとは。

ああなると誰が行っても同じ。」

それを聞いていたラスタルは

 

ラスタル「まあいい。火星では先手を打たれたが、次はこちらの番だ。次の舞台は地球だ。」

佐々木「ほう。マクギリス陣営のお膝元で先手を打たれると?真選組はともかくセブンスターズ内で問題になってしまいますが?」

ラスタル「そのためにあの男の協力を仰いである。」

イオク「あの男、まさか?」

ジュリエッタ「髭のおじさま!?」

佐々木「なるほど、頼もしいお仲間をお持ちのようで。」

 

イオク「俺はあの男は苦手だ。どうも圧が強いというか。」

ジュリエッタ「確かに。おじさまは強靭な精神と肉体の持ち主です。どちらも脆弱なイオク様では対峙することも気後れすることでしょう。」

信女「私から言わせれば、二人とも似たり寄ったり。」

ジュリエッタ「今井信女、貴様さっきから。」

信女「お望みならやりましょうか?」

佐々木「おやめなさい信女さん。ジュリエッタさんうちの信女のご無礼深くお詫び申し上げます。

行きますよ信女さん。」

信女「・・・」

 

佐々木「やはり白色テロを仕掛けるようです。とことんまで手を汚さず事をなす。さすがはギャラルホルンのエリート中のエリート。いやはや尊敬してしまいます。」

信女「いつもながら心無いこと言うのね。」

佐々木「いえいえ、本当に尊敬しているんです。うまくいけばの話ですが。」

信女「うまくいけば?」

佐々木「あの男が黙ってないでしょう。何より権力維持のための白色テロを捨て置けぬあの、フルーツポンチ侍が。」

 

そのころ、ジュリエッタは青いモビルスーツの前に立つ仮面の男のもとにいた。

ジュリエッタ「私には理解不能です。ギャラルホルンには多くの人間がいるというのに

どこの馬の骨かもわからないあなたや佐々木異三郎なんかを側近にするなど。これは由々しき問題です。」

仮面の男「由々しき?」

ジュリエッタ「端的に言えば、ラスタル様によるえこひいきです。」

仮面の男「…ふ」

ジュリエッタ「笑いましたね?」

仮面の男「ああ。君のことも、この艦隊の人間がそう噂していたからな。」

ジュリエッタ「…確かに私は、階級も後ろ盾もありません。けれど、モビルスーツの操縦の腕一つで、ラスタル様は私を認めてくださったのです。」

仮面の男「ラスタルを信用しているのだな?」

ジュリエッタ「佐々木にも同じことを言われました。ラスタル様は私の誇り。尊敬すべき上官ですから。」

仮面の男はうつむいて

仮面の男「誇り、か。」

 

 

佐々木「お初にお目にかかります。アリアンロッド副官を仰せつかった佐々木異三郎と申します。」

ヤマジン「アリアンロッド艦隊チーフメカニック、ヤマジン・トーカです。以後お見知りおきを」

佐々木「つい先日ヴィダールというモビルスーツを拝見しました。なかなか良い機体でしたよ。優れた機体には優れたメカニックがつきものというものです。」

ヤマジン「おほめにあずかり光栄です。」

佐々木「いえいえ、今後ともよろしくお願いいたします。」

佐々木(優れたチーフメカニック、果たしてあなたはそれだけでしょうか?)

 

そのころ、マクギリスのもとに予告状が届いていた。

『予告状 近日中にアーブラウのすべてをもらい受ける フルーツポンチ侍』

 

マクギリス「におうな。」

石動「ええ。においますね。」

マクギリス「どうやら真選組にも同じものが届いたらしい。最も彼らは先読みしてアーブラウに尖兵を寄越したそうだ。さすがは近藤勲といったところか。」

マクギリス「神出鬼没のフルーツポンチ侍が予告状を出すのは珍しい。何か狙いがあると思って間違いはない。」

石動「して、どうなさいます。」

マクギリス「さっそく万事屋さんのおみやげをありがたく使わせていただいたよ。

彼女は古来の日本における、忍者というものらしい。

彼女は、いや、忍者というのはこの状況において我々にとって大きなアドバンテージだ。」

石動「それにしても、臭いますね。」

マクギリス「日本のソウルフード、納豆だそうだ。」

 

トド「あの糞眼鏡女!!デザートにまで納豆まみれにする奴がどこにいんだあああ!!」

 

 

アーブラウ防衛軍発足式典を目前にしたアーブラウにある鉄華団地球支部。

人間関係がほころびだしていた様子を、いかにも怪しいを絵に描いたような家政婦(桂)がのぞき見していた。




次章からアーブラウ動乱篇になります。
次回はついにあの男がメインを張ります。
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