頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
ついのこの章で桂がメインを張ります。
第六章OP
Light Infection (Prague)
第二十一訓 地球支部の内部事情はハード ハートはソフト
マクギリスの命を受けた猿飛あやめは、アーブラウに向かう前にとある場所にいた。
さっちゃん(これが、ガエリオ・ボードウィンの墓…あれ?掘り返した跡がある?)
マクギリスに通信を入れる
さっちゃん「准将、たしかガエリオ・ボードウィンはアーブラウの政変のときに戦死したはずよね。」
マクギリス「ああ。」
さっちゃん「遺体は確認した?」
マクギリス「心臓停止、脳死、出血状況、すべて確認した。なぜこんなことを。」
さっちゃん「聞いた理由、もうおわかりでしょ?」
マクギリス(…奴の遺体を持ち出した、か。何をなそうとしているのか?)
アーブラウの鉄華団地球支部。
チャド「いつもありがとうございます。エヅラ子さん。」
エヅラ子「エヅラ子じゃない桂だ。」
チャド「え!?」(ジト目)
エヅラ子「すみませんカツラという意味です〈ブチ)。エヅラ子でございます。地球支部の運営、いつもご苦労様でございます。」
チャド(うわ、いかにも怪しいを絵に描いたような人だな。)
桂(奴が次に狙うとしたら鉄華団地球支部があるここアーブラウだ。おそらくどこかに奴と内通してるものがいるやもしれん。やるとすれば、経済圏同士で戦争を引き起こそうとするはずだ。)
?「あのー」
桂「なんだ!?」
タカキ「すみません清掃員さん、トイレ掃除お願いいたします。」
エヅラ子「ごめんなさい。今すぐ。」
エヅラ子はとある挙動不審な人物に気づく。
桂(あれは、監査役のラディーチェ・リロトだったな。いったい誰と秘密回線で話している。)
横から現れた何物にも紛れ込めてない白い物体に言葉をかける。
桂「エリザベス。奴から目を離すな。」
エリザベス つ[合点だ]
アーブラウ防衛軍発足記念式典当日、桂はアーブラウ兵に変装していた。
式典に向かうチャドと蒔苗東護ノ介の護衛の一人に、やたら目立つアフロ姿の男がいた。
チャド「見かけない顔だな。」
アフロ つ[お初にお目にかかりますZ。]
チャド(何で筆談?つかなんでZ?)
アフロ つ[私はアーブラウ防衛軍よりあなた方の護衛を仰せつかった]
アフロ つ[アフロ・レイと申しますZ。]
チャド「疑ってすまなかった。護衛よろしく頼む。」
アフロ つ[御意]
いよいよ、蒔苗の演説が始まろうとするとき、チャドは蒔苗を呼び出そうとしていた。
その時、アフロはおもむろに花瓶を奪ったかと思えば窓の外にドライブシュートしていった。
シュートされた花瓶は窓の外で大爆発を起こしていた。
(BGM 名探偵コナンメインテーマ)
アフロ つ[無事か?]
チャド「いやあんた俺巻き込んで何スープレックスかましてくれてんの!?」
要人二人は無事で済んだが無事では済まなかった。
そんな二人に土下座を繰り返すアフロであった。
その様子を見た桂は
桂「始まったか。事態は一刻を争う。大博打にはなるがやむを得まい。」
そうして桂は身を隠したのち変装を解き、屋上に向かったかと思えば
大量の手紙をばらまいていった。
記念式典の場に大量の手紙の吹雪が舞う。
その手紙にはこう書かれていた。
「この爆弾は私からのささやかなプレゼントだ。アーブラウ防衛軍および鉄華団諸君。世を乱せし貴様らに天誅を下さん フルーツポンチ侍」
桂(うまく引っかかってくれよ)
少し離れたビルのバーにて。
?「開幕の狼煙だな。これからが本番。あれとは比べ物にならん爆炎が上がる。」
ラディーチェ「それより、報酬の件について先にお話を。」
?「そこは安心してくれ。君の提示してきた条件を全て呑むつもりだ。しかし君の心は痛まないのか?仮にも寝食を共にしてきた子供たちを、戦火に放り込むことになるが?」
ラディーチェ「彼らは教育も受けず野放しにされた、獣のようなものでしてね。
私にはアレルギーがありましてね。動物は苦手なんです。」
?「ははははは。そうか、実に面白い男だな。俺は、面白い男が好きだよ…」
二人きりの密談と思われていたこの会話だが、何物にも紛れ込めてない白い怪しげなバーテンにすべて音声記録されていたことを、この時の二人は知る由もなかったという。
ついに動き出す桂の物語。
今まで積み重ねてきたフルーツポンチ侍の悪名がここで皆が知っている鉄血の
ルートから大きく脱線させる時代のうねりへとなっていきます。
第六章ED ワンダフルデイズ(ONE☆DRAFT)