頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
フルーツポンチ侍の犯行と聞きつけ、ついに地球支部にあの勢力が現れます。
アーブラウ式典爆破後、鉄華団地球支部は今にも暴走した戦意で破裂しそうな状況であった。
あるものはチャドの仇を取ろうと意気揚々なものがほとんどだ。
タカキは団長の指示を待てと言うものも、抑えきれない状況だ。
ラディーチェ「今回の一件で、テロリストを招き入れたということで、鉄華団のセキュリティの甘さを問われることは避けられないでしょう。」
タカキ「すみません、団長と連絡をさせてください。」
ラディーチェ「ですから、本部との連絡はわたしに一任してくださったはずです。」
タカキ「今はそのような状況ではありません。あのフルーツポンチ侍なんですよ?緊急事態なんですよ。」
ラディーチェはフルーツポンチ侍という言葉に顔色が急に変わる。
タカキ「あの、どうかしました?」
ラディーチェ「いえ、とにかく本部への連絡はわたしの任務ですから。」
桂(やけに仕事の手際が良いなラディーチェとやら。どうせ連絡を遮断してるのだろう。)
アーブラウ兵と鉄華団の中で、今回の首謀者はフルーツポンチ侍という噂で持ちきりであった。
それを聞いたラディーチェは
ラディーチェ(話が違うじゃないか。SAUのしわざにするという手筈ではなかったのではないか?)
エヅラ子「ラディーチェ様、どうやらお顔が優れませんけどどうなさいました?」
ラディーチェ「・・・清掃員のエヅラ子さんですか。すみません、お気になさらず。」
その様子をを見たエヅラ子(桂)は
桂(どうやら奴らにとって、フルーツポンチ侍の犯行というのは予定外だったようだな。)
桂「エリザベス、何か掴めたか。」
と聞くと、エリザベスは何も言わずに複数のICレコーダーを差し出した。バックアップは取っている様子である。
再び、タカキがラディーチェに取り合おうとする様子を、
盗み聞きしている少年がいた。アストン・アルトランド。
かつてヒューマンデブリで、鉄華団に救われた少年である。
エヅラ子「盗み聞きとは感心しないな少年。」
アストン「何?あんたにだけはいわれたくないんだけどエヅラ子さん。」
エヅラ子「彼が心配か。」
アストンはその言葉にはっとなる。
エヅラ子「・・・死に急ぐなよ少年。」
タカキが出てくると、アストンが目立ちすぎるアフロの男に
何か聞かれている様子を目撃するが、アフロはタカキの顔を未るやいなや
アフロ つ[鉄華団地球支部代理、タカキ・ウノさんとお見受けいたします]
アストン「だれこのアフロ」
タカキ「タカキ・ウノは僕ですけど・・・確かあなた、
チャドさんと一緒に警護なされていたアーブラウ軍の方ですよね?」
アフロ つ[少しお時間いただけませんでしょうか?]
アフロ つ[今からある方とお会いしていただきたい。]
アフロ つ[フルーツポンチ侍の事件に関して]
タカキ(なんでこの人筆談?)
タカキとアストンはアフロの男と食堂に向かうと、いかにもいかつい、ゴリラとしか形容のしない黒いギャラルホルン制服の男がそこにいた。
近藤「急なお呼び立てしてもうしわけございません。わたくしフルーツポンチ侍の捜査を担当している真選組の近藤勲です。」
近藤は続ける。
近藤「実は奴から犯行予告声明がこちらにも届いていまして。」
タカキ「やはりフルーツポンチ侍の犯行ですか・・・」
近藤「事態は一刻を争います。地球支部に捜査の協力をお願いしたく。」
タカキ「わかりました。明日ラディーチェさんにも紹介いたしますので。」
その様子を隠れて見ていた家政婦(桂)は
桂(流石に早いな真選組。予告状を出した甲斐があったというもの。)
一方、アーブラウの事件から一向に連絡がないことを奇妙に思った鉄華団本部は、
銀時「ヅラがわざわざ絡みのない鉄華団に犯行声明出なんて、こりゃ真犯人は別の何かだな。」
オルガ「ヅラ?」
新八「フルーツポンチ侍ですよ。本名桂小太郎。我々と同じ世界から来てるんです。」
ユージン「やはりおたくらの知り合いだったか。」
銀時「腐れ縁だよ。どっちかっつーと関わりあいたくねえっつーか。」
三日月「ボロクソ言う割に悪意感じないよね。」
神楽「そうかもな。それにあいつ、根は悪い奴じゃないネ。」
銀時「昔あいつと一緒に戦争戦っててな。あいつは誰もやりたがらねえ負け戦をやらせたら右に出るものはいねえんだ。あいつがいなきゃ秒で壊滅してたよ。」
シノ「てこたぁ、てめーでわざわざ罪かぶったってか?」
銀時「さあな。何考えてんだか。」
オルガ「火星への紫電投入を前倒しする。それには3週間かかる。ユージンと昭弘、シノ、そして万事屋の3人で」
神楽「今度は地上戦だろ?だったら定春も連れて行くネ。」
オルガ「わかった。3人と一匹だ。」
タカキはアストンと共に帰宅をしていた。
タカキ「家政婦雇った覚えはありませんけど?」
フウカ「なんか手伝ってくれるっていうから。」
タカキ「怪しい人いれちゃダメじゃないか。」
タカキとアストンは共に食事をとる。
そんな様子を横から見守ると、
エヅラ子「ではわたしはこれで。」
フウカ「あの!!」
その言葉を終わる前に、エヅラ子は既にその姿を消していた。
その日、怪しい家政婦はなぜか大量にケチャップを買い込んでいたという。
次の日、応接間に呼ばれたタカキ中に入ると、そこにはラディーチェと、見慣れぬいかにも傭兵といった感じの男がいた。
ラディーチェ「タカキさん、ご紹介したい方が。」
その言葉が終わらないうちにタカキが切り出す。
タカキ「ちょうどよかった。実はラディーチェさんにぜひともお会いしたい方がいまして、お入りください。」
?「失礼いたします。」
その男を見るや否や、驚きを隠せない二人の様子などお構いなく
タカキ「フルーツポンチ侍逮捕という条件があれば命令無しで全銀河で行動権が認められるギャラルホルン全銀河遊撃部隊、
真選組局長 近藤勲さんです。」
桂(いよいよ真選組が動き出した、いや、乗ってくれたというべきか?)
いよいよ真選組まで本部に乗り出してきます。
我々が知る鉄血の流れが大きく崩れはじめてきました。