頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
銀魂の法則により、EDテーマがOp,
オープニングテーマがEDになります。
追記、一部描写を修正いたしました。
鉄華団地球支部。
ラディーチェを囲って真選組の近藤勲、
鉄華団地球支部のチャド、そして本部からユージンが席を並べていた。
ユージン「真選組から通信が来てますが。」
近藤「繋いでくれ。」
通信の先から土方が答える。
土方「すまねえ近藤さん。桂は取り逃した。」
近藤「そうか。」
土方は続ける。
土方「それに、奴はとんでもねえ大物を手討ちにしやがった。ガラン・モッサだ。だが奴が率いた部隊の残存兵は一人残らずしょっ引いた。」
その名前を聞いて、ラディーチェの顔が一気に青ざめる。
近藤「そうか、ご苦労だった。鉄華団地球支部まで戻ってくれ。」
近藤は続ける。
近藤「ラディーチェさん申し訳ございません。フルーツポンチ侍を取り逃してしまいました。お力になれず申し訳ございません。」
ラディーチェはその言葉を聞き安堵する。しかし、
チャド「すみません、私のところにこんなものが届いてまして。」
チャドが差し出したのは、「快気祝いだZ」の手紙と一緒に添えられたICレコーダーであった。
近藤「すみません、再生お願いできませんか?」
チャドは迷いなくICレコーダーの再生ボタンを押す。
そこから流れたのは、ガランとラディーチェの密談の音声であった。
この音声で真っ先に怒りに火がついたのはユージンだ。
ユージン「おいどういう了見だ!てめえ戦争に巻き込んで俺たちを家族を殺そうとしやがって!!!」
近藤「落ち着け!!」
ユージン「けど!!」
近藤「ラディーチェさん。詳しく話を聞かせていただけませんかな?」
戦地から帰ってきたタイミングで、ラディーチェの取り調べが行われた。
鉄華団側からはチャド、ユージン、タカキ、昭弘、三日月、そして銀時。
真選組からは近藤、土方、沖田・・・そして
チャド「あなたは、アフロ・レイさん?」
斉藤 つ[隠し立てして申し訳ありません。]
斉藤 つ[私は真選組3番隊隊長 斉藤終と申しますZ]
近藤「斉藤には今回のフルーツポンチ侍の予告状を受け、先行してアーブラウに入ってもらってました。」
そして、取り調べが始まった。
土方「取り調べの前に・・・
総悟くん?なんで被疑者をパンイチにして三角木馬に乗せて亀甲縛りにしてるのかね?」
沖田「国家転覆の重要参考人ですぜ?これですら生ぬるいでさ」
近藤「総悟、被疑者にも最低限人権というものがある。」
土方「近藤さん?」
近藤「ここはひとつ対等な立場で・・・」
土方「あんたはただ脱ぎたいだけだろおおおおお」
生まれたままの近藤に三日月は三発銃をはなつ。
近藤「ごめんなさあああああい(泣」
三日月(すごい、全弾よけた)
土方「やめやめ、埒があかねえ、元に戻せ」
状態をまともにした後
近藤「では取り調べを始める。あなたはガラン・モッサと共謀しアーブラウ防衛軍結成式典に爆弾を仕掛け、SAUの犯行を装い、経済圏間の戦争を引き起こし、鉄華団団員を謀殺しようとした。それに間違いはないか?」
ユージン「契約書もあるな。あんたの命だけは保証するとまである。」
ラディーチェ「そんなもので鉄華団団員を騙して殺そうとした証拠にはなりはしない。証拠を出せ証拠を」
タカキ「証拠になるかどうかはわかりませんが、僕のところにもこんなものが」
タカキが出したのは別のICレコーダーである。どうやら家政婦のエヅラ子が来た時に置かれていたものらしい。
おそらく、ラディーチェをつけていたエリザベスが録音したものと思われる。
そして、再生ボタンが押され、事件当日の二人の密会の会話が再生される。
瞬間、ラディーチェの犯行が確定された。
三日月は拳銃を構える。
銀時「よせミカコング、俺たちがわざわざ裁くまでもねえ。おいゴリラ、土産のバナナだ。持って帰れ。」
近藤「ラディーチェ・リロト 外患誘致罪 内乱罪 および国家反逆罪の容疑で逮捕する!!」
こうしてラディーチェの逮捕により、アーブラウ動乱と呼ばれた戦いは幕を閉じた。
銀時はさっちゃんに呼び止められた。
さっちゃん「准将から連絡があったわ。外患誘致の容疑がかかっていた議員の死体が上がったそうよ。おそらく口封じ。それに、ガランの乗っていた機体のデータは、地球外縁と真選組で共有することが決まったそうよ。でも、今このカードを切ってもシラを切り通されるだけね。」
銀時「そうかい。で、さっさと帰れメス豚」
さっちゃんが自ら亀甲縛りになって求愛したところを銀時は遠くへ蹴飛ばしていった。
後から土方が来る。
土方「ラディーチェは国家反逆罪の数え役満、てことで早速明日極刑が決まったそうだ。極刑は結構な事だが、あまりにも早すぎる。何かを揉み潰そうとしてるようで気に入らねえ。
真選組内部なら局中法度 敵と内通せし者はこれを粛清するってのができるが、外の人間にそれは出来ねえ。
あと鉄華団内から逮捕者出したっつーことで、地球支部は解散、鉄華団はここから撤退だそうだ。俺たちゃ何のために戦ってたんだろうな。」
銀時「何もんの為でもねえよ。戦いなんざ不毛の集合体だ。答えがあるとすりゃあ、二度とあんな惨劇を繰り返させねえって思いだけだ。」
そんな会話をしながら二人は宇治銀時丼とマヨ丼を平らげていた。
別のところでは、新八と神楽、タカキとアストンが会話をしていた。
新八「ええ?二人とも鉄華団やめる??」
神楽「なんでアルか高木ブー!!」
タカキ「高木ブーはやめて!!」
タカキは言う。
タカキ「今回の事件で、僕は何をすることもできなかった。もしみんながいなかったら、確実にみんな殺されていた。それに、妹を悲しませるわけにはいかない。」
銀時がやってきて
銀時「そうか、尻尾巻いて逃げんのか。」
タカキ「どう思われてもかまいません。ですが、今度は僕の戦いをしたいんです。」
銀時「政治家にでもなるつもりか?まあ、達者でやれよ。」
タカキ・ウノとアストン・アルトランドはこの事件を境に鉄華団を退社、タカキの妹、フウカと共に新たな人生をスタートすることとなった。
そして、三日月の元にマクギリスがやってきていた。
マクギリス「君には礼を言わねばな。」
マクギリスはそういうと、チョコレートを差し出す。
マクギリス「君達を見ていると、英雄アグニカ・カイエルを思い出す。いや、侍という存在を思い出す。」
三日月「侍?なにそれ?」
マクギリス「まだモビルスーツがなかった時代、剣という武芸を以て異星人と渡り合ったと言われる勇者たちのことさ。」
フルーツポンチ侍による事件の首謀者ガラン・モッサ惨殺、
共謀者ラディーチェ・リロトの逮捕の後の極刑、
SAUの内通者と思われる議員の自殺、そして、
鉄華団の地球からの撤退を以て、アーブラウ動乱と呼ばれる一連の事件は幕を閉じた。
ガラン・モッサの戦死の影響で各地に頻発していたテロ、紛争は嘘のように沈静化、同時にフルーツポンチ侍は雌伏の時に入り、行方をくらましていった。
そして、アストン・アルトランドの生存という事実。
これは、銀時たちの元の世界の人間が知る鉄血のオルフェンズの物語が完全に書き換えられたという事実を示していた。
物語が書き換えられることを由としない存在がいること、
そして物語だけでは知り得なかったこの世界の真実が隠されていたことを、
この時の銀時たちはまだ知らずにいた。
ついにアーブラウ動乱篇が完結いたしました。
次回からは鉄血本編の流れから少し外れたエピソードになります。
真選組本隊から外れたあいつはその頃どうしていたのか?です。