頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク   作:ぬけさくいちばん

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地球支部撤退の準備に追われていた鉄華団のもとへ、ある男がやってきていた。
そこで新たなる密約が交わされるのだが…


第三十四訓 ご利用は計画的に

地球支部撤退の後始末に追われる鉄華団団員、事件の後オルガとクーデリアも地球にやってきていた。

そんな中、一台のリムジンが正門前にやってくる。

 

トド「よ!!慰めにきてや…」

神楽「怪しい奴め!!覚悟するアル!!」

トド「お前知っててやってるだろ!!何出会い頭にパラダイスロック(恥ずかし固め)決めてくれちゃってんの!?」

神楽「なんだトッティあるか。」

トド「お前わざとだな、わざとやったな!!」

 

そして、モンタークの姿から応接室でマクギリスに戻ると

マクギリスからは今回の事件にアリアンロッドの影があるだろうという話、そして、全面戦争になるという見立て、

そのことで、再び力を貸してほしいという話を切り出された。

オルガはさすがに報酬に見合わない犠牲が出ると断ったのだが、マクギリスの口から予想外の言葉が発せられた。

マクギリス「火星で君たちの戦いを見たとき確信した。ガンダムフレームを操り、圧倒的な生命力を以て戦う少年たち。

私はそこに英雄(アグニカ・カイエル)を見た。

そして異世界から舞い降り、刀一本ですべてを薙ぎ払う猛者。私はそこに侍を見たのだよ。」

マクギリスは続ける。

マクギリス「私は確信しているのだ。君たちの力を借りれば、私は必ずギャラルホルンのトップに立つことができる。

その暁にはギャラルホルン火星支部の権限すべて、鉄華団に委譲しよう。」

マクギリス「火星は経済圏の植民地だが、管理しているのは我々ギャラルホルンだ。その権限を持つということは、

火星を支配する、ということだ。つまりは、火星の王だ。」

 

 

その後、オルガは面子を集める。

そして、オルガは火星の王についての話を切り出す。

三日月「オルガはどうしたいの?」

オルガ「俺はこの話、乗りてえと思ってる。」

皆驚く。

オルガ「お嬢さんの言ってた火星の独立ってやつを考えても、最高にうまい話なんじゃないか?」

そこにメリビットが割って入る。

メリビット「テイワズはどうなるんです?」

オルガ「何か問題が?」

メリビット「大問題です。もし鉄華団の立場が大きくなりすぎれば、対外的な立場は

逆転することにもなりかねない。」

オルガ「もちろん名瀬の兄貴にも話は通すつもりだ。そのあとの身の振り方は考えるさ。」

そしてオルガが続ける。

オルガ「だが今の時点での俺の考えは一つだ。生まれてからずっとバカにされて足蹴にされて、いいように扱われ続けてきた

俺たちが、火星の王になる。地位も名誉も全部手に入れられるんだ。こいつは、最高のゴール(上がり)じゃないのか?」

しばらくてからであった。

銀時「そうかねえ。俺はこの話、さっきからどうもうますぎると思ってるんだよな。」

オルガ「どういう意味だ。」

銀時「いや、なんかキャッチセールスみたいじゃん。お得なプランとか言って実際に高い料金払わされるアレ」

クーデリア「坂田さん?」

銀時「たとえ今言ったその方法で火星の王になったとしよう。てめえ生殺与奪権(ケツの毛まで)むしられるぞ。

そんな王、空っぽだろ。それでも手に入れてえなら何も言わねえ。決めんのはてめえだ。」

 

銀時は知っていた。たとえ己が傀儡でも民を第一に考え政道を全うする王の存在を。

そして、権力に溺れ多くの血を流した果てに地獄に堕ちた王を。

王になることは決してゴールではないことを。

だからあの言葉を発したのだろう。

 

 

オルガはその言葉に黙るしかなかった。

 

そして、ハッシュ、ザック、デインはともに新八による剣の稽古を受けていた。

 

そして、後片付けが終わった鉄華団は、地球を後にしていった。

 




マクギリスの提案に乗ろうとするオルガに対し、苦言を呈した銀時。
次回はこれを受けたテイワズの動きの話です。
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