頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
再びつかの間の安息が訪れる。
オルガはアーレスに残るがそこに現れたのは?
歳星から火星へ帰る鉄華団、ギャラルホルン火星支部本拠アーレスに残るオルガ。
オルガは石動に呼び止められていた。
石動「歳星での話はどうなった?
オルガ「ああ、あんたらの悪いようにはしねえよ。」
石動「准将からのお達しだ。今後はこの第二桟橋を自由に使うといい。」
オルガ「自由にって、俺たちにここを埋めるような船はねえぞ」
石動「今後のことを考えての事だろう、その証拠に第三桟橋を真選組に提供している。」
オルガ「ずいぶん浮気性なこって。ハーレムでも囲うつもりか?」
石動「早速だがアーレスの責任者である新江・プロト本部長を紹介する。そのあとは各経済圏の経済連代表圏外圏開発公団理事長と順次面会してもらう予定だ。」
オルガ「1週間ぎっしりかよ。一度火星に戻る時間を作れねぇか?」
石動「今はラスタル・エリオンを倒すための地固めのときだ。君たちの動向によっては全てが無に帰すことを忘れるな。」
オルガ「分かったよ。」
石動「変革は始まっている。後戻りはできないと思った方がいい。」
オルガ「もとよりそんなつもりはねぇよ。」
そこに偶然、真選組の面子が顔を出す。
近藤「はじめまして。あなたが団長のオルガ・イツカさんですか。わたくし真選組を預かる近藤勲と申します。」
オルガ「こちらこそ初めまして。夜明けの地平線団の件と言いアーブラウの件と言い、なんとお礼をしたらよろしいか。」
近藤「例には及びません。そうですか、あなたもファリド公に。」
横で見ていた土方と沖田は
沖田「ファリド公はずいぶん真選組を評価してらっしゃる。」
土方「と言えば聞こえはいいが、どうもいいように使われてるようにしか思えねえな。」
オルガは思い出していた。
アーレスにたどり着く前の銀時の言葉を。
銀時「『人の一生は重き荷を負うて遠き道を往くが如し』 昔な、徳川田信秀というおっさんが言ってた言葉でな。」
オルガ「誰だそのユナイトベント大名は!トクガワイエヤスだろうが!」
銀時「最初に聞いたときゃあ何を辛気臭えことをと思ったもんだが、なかなかどうして、年寄の言う事はバカにできねえな。」
銀時は続ける。
銀時「荷物ってもんじゃねえが、誰でも両手に何か抱えてるもんだ。だが担いでる時は気づきやしねえ。その重さに気づくのは、全部手元から滑り落ちた時だ。もうこんなもん持たねえと何度思ったか知れねえ。
なのに、またいつの間にか背負いこんでんだ。いっそ捨てちまえば楽になれるんだろうが、どうにもそういう気にはなれねえ。」
オルガ「もし、そいつを全部ほっぽり出したとしたらどうなる?」
銀時「そいつは、ただの臆病者だ。もっと始末が悪いのは、てめえと同じ誤った道に引きずり込むことだ。」
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其のころ地球では、クーデリアがノブリスに追加融資の件でのリモート会談を終えていた。
たま「お疲れ様ですクーデリア様。」
クーデリア「ありがとうたまさん。」
ククビータ「戦争で食っている輩はこれだから卑しくて嫌ですよ。」
クーデリア「それを分かって融資を頼むのです。私の方がずっと卑しい。」
その後、クーデリアは鉄華団の本部へと向かう。
そして鉄華団の本部。
ランドマン・ロディ三機が配備され、一機はチャドが乗ることが決まり、
もう一基はデルマが志願をしてあずかることになったという。
そんな中、ライドが張り切ってトレーニングを行っていた。
新八と昭弘がやってきて
新八「ライド、ただいま。」
ライド「新にぃ!!タカキのことは聞いた。あいつ以上にがんばらないとな。」
昭弘「あまり無理するな。」
ライド「昭弘さん!」
昭弘「飯も食わずにトレーニングなんて。」
ライド「あっ・・・今日の飯、俺の嫌いな豆のシチューだし、それに今は無理でもむちゃでもします。」
昭弘「ああ?」
ライド「年少組のヤツらを引っ張っていくのはこれからは俺だから。地球に残ったタカキにも、新にぃにも負けらんないんです。」
昭弘「ふっ。だったら余計飯は食え。」
ライド「ごほっごほっ。」
昭弘「好き嫌いしてると強くなれねぇぞ。」
ライド「う・・・うっす!」
新八「それにしても・・・」
その横ではハッシュが定春に乗っかられていた。
定春を使って腕立てをしようとしたものの当然ながら無理で潰れてしまった。
その様子をザックとデインが呆れて見ていた。
事務所ではククビータとデクスターが農場の運営委譲の話を終えていた。
そして食堂では
アトラ「はい、クーデリアさんの」
クーデリア「ありがとうございます。ごめんなさい、忙しいときに。」
アトラ「いいのいいの。でも大変だね手続きとかって。私だったら頭こんがらがっちゃう。」
神楽「アトラちゃんただいまネ」
アトラ「神楽ちゃんおかえり。あ、そうだ!」
そういうとアトラは赤いミサンガを神楽につけてあげた。
神楽「やったアル!!大切にするネ!!ありがとう」
そして、格納庫。
銀時は珍しく雪之丞に話しかける。
銀時「なんだおっさん、メリビットさんと結婚したんだって?」
雪之丞「ずいぶん話が早えじゃねえか銀の字。」
銀時「新しい家族ができるんだ。あんたもせいぜい気張らねえとな。」
雪之丞「そのことだがな、ちょうどいい。おめえだけに話すが、誰にも言うんじゃねえぞ。メリビットのおなかの子な、
あいつぁ俺の子じゃねえんだ。」
銀時はその話を聞いたとき、真っ先に
銀時「そんなこったろうと思ったよ。どうせてめえがいつ死ぬかわかんねえから土下座したんだろ、あのバカ。」
雪之丞「察しがいいな銀の字。」
銀時「ああ、さんざんあの手のバカばかり見てきたからな。」
銀時が思い浮かんだのは、同じように愛した
あの
のことだ。
銀時(どうも、色恋に素直じゃねえバカばかり出会う性分らしいな。)
其のころ、エーコとヤマギは歳星まで出張っていた。
エーコ「整備長!」
整備長「おお~来たか。」
ヤマギ「お久しぶりです。」
整備長「ルプスとフルシティの調子はどうだい?」
ヤマギ「どちらもいいみたいです。その名前ではあまり呼ばれてませんけど・・・。」
エーコ「これどうでした?こっちでもいろいろ試したんだけど結局よく分かんなくって。」
整備長「モビルスーツのフレームは300年程度では劣化しないよ。リアクターの寿命はもっと長い。そっちでどうにもならなかったのはリアクターがスリープ状態だったからだろう。今立ち上げ作業をしているところだ。そうそう一緒に送られてきたモビルワーカーもどきなんだがテイワズのデータベースにもこれといった情報がなくてねぇ。」
ヤマギ「そうですか・・・。」
整備員「整備長。リアクターのコントロールに接続しました。立ち上げます。」
整備長「おお~きたか。おしっエイハブ・ウェーブの固有周波数が取れたぞ。これがこいつの名前か。」
ヤマギ「ガンダム・フラウロス…」
いよいよ次回からお待ちかねの戦闘になります。