頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク   作:ぬけさくいちばん

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モビルアーマーを取り逃がしてしまった万事屋 新選組 見廻組 さっちゃん。
クリュセへ向かった機体はそのままクリュセへ、
残った面々は後からきた偵察隊と合流するが…。


第四十訓 決戦前夜

コクピットを「食い尽くされた」イオク親衛隊の機体が転がる発掘地点。

しかしそれ以上にドSポーツの祭典の夢の跡の廃墟の如くこれでもかというほど壊し尽くされたイオクの機体を前に

佐々木「イオクさまーいきてますかーお怪我はありませんかー(棒)

モザイクしかみえませんよーあらあらこれじゃ放送できませんねー」

そんな白々しい言葉を吐きながら携帯の写メを撮ろうとするも、

佐々木「おっと、エイハブウェーブの前では機械がおかしくなるから持ってきてなかったの忘れちゃいました。」

すると、再び何かが降下してくる様子を見て

佐々木「どうやら我々の仲間も来たようです。一機はジュリエッタさん、もう一機は…あの男。」

 

一方、残った近藤 山崎 斉藤 さっちゃんは、モビルアーマーがクリュセルートから外れていく様を見て、

奇妙に感じ、シノの流星号とダンテのランドマンロディに率いられた偵察隊と合流した。

近藤「クリュセルートから外れた?」

そんな近藤にザックから報告が入る。

ザック「なあ、ゴリラのおっさん、なんであのちっこいのタンクに頭突っ込んでんだ?」

近藤「わからん・・・猿飛、こいつをどう見る?」

さっちゃん「残念だけどそこまで詳しくはないわ。一度准将が待機している地点まで戻りましょ?」

 

オルガとマクギリス達が待機している地点に合流した近藤とさっちゃんたち。

近藤「見事なものだ。俺たちと見廻組以外は全滅ときた。」

オルガ「そいつは本当か?」

さっちゃん「全滅も何も、コクピットまで丁寧に潰されて、いや、あれは潰したなんて生易しいものじゃない。

まるで食い荒らされたといった方がいいわ。」

その話を聞いたマクギリスは

マクギリス「やはりな…。」

オルガ「やはり?」

マクギリス「モビルアーマーとはそういうものだからだよ。」

突拍子もないマクギリスの言葉に、みな動揺する。

マクギリス「君はあれをどう見た?三日月・オーガス。」

三日月「すごかったな。すごくきれいだった。地球で見た鳥みたいだ。」

マクギリス「鳥ではないよ。あれは天使だ。天使の名を持つ人類の災厄。かつて人類に敵対し、当時の人口の4分の1を殺戮したという化け物だ。」

オルガ「4分の1!?」

マクギリス「そうだ。何しろモビルアーマーとはただひたすらに人間を殺すことそれだけに特化したマシンだからな。」

シノ「ああ?」

マクギリス「今から300年前ギャラルホルンの始祖たるアグニカ・カイエルが戦った人類の敵。厄祭戦と呼ばれる人類の災禍はあのモビルアーマーたちによってもたらされたものなのだから。」

ハッシュ「厄祭戦って?」

ザック「そこからかよ。」

マクギリス「モビルアーマー・・・人を狩る天使たち。そしてその天使を狩るために天使をまねて造られた悪魔。モビルスーツ。それを操るための『阿頼耶識』。」

オルガはさらにほかに何かはないかと聞くと、偵察に同行していたダンテが

ダンテ「ああ・・・採掘場の燃料と資材の倉庫がぶっ壊されてた。」

オルガは、採掘場に人がいなかったことを改めて確認した。

ザック「あっそれ俺も見ましたよ。なんかちっこいのが火事場泥棒みてぇにわらわらと。」

近藤「わかりませんな。なぜ人がいないところをあそこまで襲うのか。」

マクギリス「補給か。」

オルガ「はっ?」

マクギリス「半永久機関であるエイハブ・リアクターと違い推進剤やオイルは消耗品だからな。」

さっちゃん「現状唯一の弱点ということかしら?」

オルガはその言葉を聞くと

オルガ「なるほど。どんな化け物でも結局ヤツも機械ってことだ。なら俺たち鉄華団にやれねぇわけがねぇ。違うか?」

その言葉を受けた三日月はいつものように

三日月「オルガがやれって言うならどんなヤツでもやってやるよ。」

 

そんな中、石動から新江本部長から第三基地が襲撃を受けたという連絡がもたらされる。

石動はさらに続ける。

石動「それから新たにアリアンロッドのハーフビーク級が接近中とのことです。」

マクギリス「ふむ・・・。」

シノ「で、俺たちはどうする?そこに援護しに行くのか?」

近藤「やめておけ。残念ながら今頃はもう全滅しているころだ。それに、この広い平地で抑え込もうとしてもいたずらに消耗するだけだ。戦った俺たちが言うんだから間違いはない。」

マクギリス「あれを起動させてしまったのは我々ギャラルホルンの失態とも言える。その責任は取らねばならない。だがそもそもあれを掘り出したのは君たち鉄華団だ。」

オルガ「分かってる。投げ出すつもりはねぇよ。」

マクギリス「では・・・。」

オルガ「やるしかねぇだろ。おい!この辺りの地形データ持ってこい。」

山崎「こちらが地形データになります。」

オルガ「助かる。さすがは監察だ。」

オルガ「それからモビルアーマーの現在地の確認、本部に戻った昭弘たちを偵察に出せ。」

一同「了解。」

 

マクギリス「ようやく地固めのできた火星を手放すわけにはいかない。それにイオク・クジャンの言っていた七星勲章、私も欲しくなった。」

石動「モビルアーマーの最も厄介なところはあの無数に引き連れたプルーマと呼ばれる子機たちです。あれには攻撃の他にもう一つの重要な機能本体の修復があります。」

オルガ「修復?」

マクギリス「直してしまうんだよ、自分たちでな。」

オルガ「はあ?なんだそりゃ?」

マクギリス「更に言えば本体にはプルーマの生産機能があって時間と資材さえあれば、あれは無限に増え続け、そして人を殺し続ける。」

シノ「むちゃくちゃだな。」

ダンテ「なっ。」

三日月「つまりあれをやるにはおまけとの連携を断てってこと?」

マクギリス「正解だ。」

石動「修復が済みしだいあれは人口密集地を目指すはずです。人間を見つけて殺す。それがモビルアーマーの基本プロトコル・・・本能とも言えるものですから。」

マクギリス「だから下手に追撃するよりもヤツの進路に罠を張り迎え撃つのが得策だろう。」

オルガ「いちばん近い人口密集地・・・。」

シノ「んん~?って!そんなのクリュセに決まってんじゃねぇか!」

 

そしてクリュセにたどり着いた5機。

銀時は本部にモビルスーツを用意させ、現地に指定されたポイントへ向かう旨の連絡を行っていた。

銀時「地形データと合流地点か。どうやらこっちに来る前に迎え撃つらしいな。」

土方 沖田は避難勧告を出してもらうため、上の連中に掛け合っていた。

沖田「こういうとき便利ですね。ギャラルホルンの肩書ってのは。」

土方「ああ、おかげで事がスムーズに進んだ。あとは…」

そしてアドモス商会本社へと向かった新八と神楽は

新八「クーデリアさん、アトラちゃん、たまさん。ここは危険です。早く避難を。」

クーデリア「何が起こっているんです。」

新八「モビルアーマーがクリュセを襲ってきます。今真選組が避難勧告をだすように上に掛け合っています。早く避難を」

クーデリア「確かに開拓当初に造られたシェルターがあったはずです。でもあれはとてもこの町の全員を収容できる広さは…。」

神楽「そうと決まれば急ぐネ!」

クーデリア「いえ、私は避難しません。」

新八「どうして!?」

クーデリア「そうなれば必ず立場の弱い人々がつまはじきにされます。そういった人たちの助けになればとこのアドモス商会を立ち上げたのに、真っ先に逃げ出してはこの先誰も信用してくれません。三日月たちが今を懸けて戦っているように、私も自分の仕事に命を懸けたいのです。」

アトラ「なら私も逃げない。」

クーデリア「えっ?」

アトラ「この町には女将さんたちもいるし、クーデリアさんを放って行けないよ。」

クーデリア「アトラさん・・・。」

たま「私はすこし用事があるので、新八様と神楽様にご同行させていただきます。」

神楽「駄目だよたま。クーデリアさんが。」

たま「もちろん、クーデリア様もご一緒します。」

新八は驚きながら

新八「でも、ガンプラは?」

たま「心配ございません。」

そういうとたまはエア端末を用意し、出撃ボタンを押す。

すると、アドモス商会の正面に巨大なメイド型のモビルスーツが光とともに現れた。

たま「現状クーデリア様の逃げない姿勢と安全面を考えた場合、これが最適解と思われます。」

神楽「そうきたアルか。それじゃあ・・・定春、アトラちゃんを頼んだアル!」

いつの間にかいた定春は「アン」と吠えると、アトラを守るように彼女のそばについてあげた。

 

そして、現地から届いたと思われる集合場所と地形データが示されたデータを二人が閲覧する。

神楽「新八、どうしたアルか?」

新八「確かに、一番密集している地域はここだけど、本当に真っ先にクリュセ(ここ)を狙うんだろうか?」

新八が見ていたのは南東のある地点だった。

新八(原作ではイオクのせいでこっちに方向を変えたけど、もし近いところから攻めてくるとしたら…多分…)

 




次回はついにクリュセ攻防戦になります。しかし、ある一人が本当にクリュセにそのまま向かうのか疑問を持ち始めています。
イオクが脱落した今、本当にクリュセに直進するのか?次章はモビルアーマー戦クライマックスです。
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