頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
かなり原作と大幅に変わっているので展開に手こずりました。
ライドと新八がモビルアーマーのビームを防御し、三日月が行動不能になっている最中、マクギリスも後を追わんとしていた。
マクギリス「予定外の進路変更か。やはり物事はこちらの思惑どおりには進まぬものだな。」
石動「それにしてはどこか楽しげにも聞こえますが?」
マクギリス「そうか?だがやはり気持ちのいいものではないな。予想外の駒の動きは盤面を乱す。」
しかし、エイハブウエーブの反応が彼らの機体に現れる。
石動「IFFを確認。これはギャラルホルンの機体コード!?しかしあれは・・・。」
マクギリス「ガンダム・フレーム。」
さらに、更なる未確認の機体がマクギリスの元へと迫ってきていた。
石動「こっちはコード不明?」
そして、ギャラルホルンの機体コードを持つ青い機体が、マクギリスの機体の眼前へと姿を現す。
石動:「ギャラルホルンのマッチングリストに該当する機体はありません。」
マクギリス「しかしこの固有周波数はギャラルホルン製のリアクターに非常に近い。ラスタルの手の者か?」
石動「お下がりください、准将。そこのモビルスーツ!所属と階級を答えよ。」
ヴィダール:「火星で再会するとはな。お前の裏切りの全てが始まったこの土地で。しかし・・・。」
瞬間、青白いビームのような光がメイドの形をした未確認機体から青いガンダムフレームの機体に
浴びせられた。
石動「バカな?この時代にそのようなビームは効かないというのに?」
そして、数発の青白いビームのような光を浴びせたのち、あっさりとその場を後にしてしまった。
石動は怪訝な様子で
石動「あの未確認の怪しいメイドモビルスーツ、何をしたかったんだ?」
という言葉が終わると同時にマクギリスはほくそ笑みながら
マクギリス「石動、あのメイド型のビーム、そう無意味なものでもなさそうだぞ。」
ほくそ笑んだマクギリスが見つめるモニターには、マクギリスが知る、ある者の機体とパイロットの名が示されていた。
石動もモニターに示されているある名前に気づき
石動「これは一体?」
と驚きを隠せなかった。あのメイド型の機体が光線を浴びせた後からか?という考えがよぎった。
ヴィダール「俺には分からない。」
ヴィダールと名乗る男の口から続けて発せられる。
ヴィダール「自らへの愛を叫び散っていったカルタ・イシューと同じ機体に乗るその気持ちが。」
マクギリス「私にも分らんな。確実に荼毘に付されたはずの貴様がなぜこの場所にいるのか?
そして姿かたちが違うはずの機体からなぜ私が知っている機体コードが発せられているのか?」
マクギリスが発した意外な言葉にヴィダールを名乗る男は
ヴィダール「何の話をしている?」
と当然のように返していた。
しかしヴィダールはこの時気づいてはいなかった。偽装リアクターの機能が何者かによって無効化されていたことに。
そんな中、ジュリエッタから通信が入ったのを機に、ヴィダールはマクギリスの元を後にした。
そして、青白い光を放ったメイド型の機体は一路モビルアーマーの元へ向かっていた。
クーデリア「すみません。あのビーム、全く相手に効いていなかったようなんですが」
そうクーデリアがたまに切り出すと
たま「ご心配は無用です。今頃は第一の毒が回り始める頃です。」
その言葉に
クーデリア「毒?第一?」
とクーデリアはますます混乱していた。
たま「いずれわかることです。」
という言葉の前に、クーデリアは黙るしかなかった。
それは、たまが鉄血の世界にダイブする前の話。
たまは源外に呼び出されて、モビルドールたまと呼ばれる機体を渡された時の話である。
たま「なにか光線銃のようなものがありますが、鉄血の世界はビームを軽減してしまうと聞きましたが。」
その問いに
源外「ああ、このビーム砲そのものじゃねえ。こっちのエネルギー源。
たま、ブレイクデカールの事件は知ってるか?」
ブレイクデカールとは、銀時たちがガンプラを始める前に出回った、
プログラムを操作して意図的に機体そのものを強化するが、代償として制御が効かなくなる違法とされるプログラムデカールのことである。
源外「こいつは、ブレイクデカールのプログラムを応用したウイルスプログラムだ。こいつをヴィダールに浴びせる。
こいつには複数の毒 ウイルスプログラムを仕込んでおいた。
だがやるからには直接ぶち当てるしかねえ。そこで、ビームに紛れ込ませて感染させるというわけだ。ちなみに、数段階の毒を仕込んでおいた。」
そう、たまがヴィダールに光線を浴びせた際にマクギリス達のモニターに彼らが知る機体とパイロットの名が示されたのは、この毒により偽装リアクターが破壊されていたことに起因していた。
一方、新八たちの元に追いついていた銀時たちは
機能停止に陥った三日月と昭弘に代わりモビルアーマーと交戦を開始していた。
土方はエアマスターの変形を使いこなしながらのヒットアンドアウェイを試み、
銀時のシルバーフレームも土方のエアマスターに乗りながら、三角跳びを繰り返して斬りつけていく。
神楽はプルーマたちの足止めについていた。
そして近藤は
近藤「仕方あるまい。ここは究極奥義の出番だな。」
近藤「真選組、近藤勲が最終奥義!!!」
ゴリラガンダムの機体が黄金を纏い、近藤の身体もまたハニー大作戦の時のように黄金を纏っていた!!
新八は思わず突っ込む。
新八「だからどこ見せてんだ黄金の汚物!!」
近藤「ゴリラ てんきょおおおけえええええん!!」
ゴリラガンダムから灼熱のモザイク気弾が発射され、モビルアーマーは反対側の岩壁に叩き込まれていた。
近藤「やったか?」
しかし、まだこれでもモビルアーマーは健在であった。
一方、モビルアーマーと接触した途端動きがおかしくなったバルバトスとグシオンのシステムを調べていたところ
ザック「あの、少しいいっすか?」
雪之丞「どうしたザック?」
ザック「たぶん原因はこの二つのリミッターじゃないっすかねぇ。」
雪之丞「どういう意味だ?」
ザック「こいつを見てください。バルバトスとグシオンのシステムログです。」
雪之丞「ん?」
ザック「阿頼耶識からパイロットにフィードバックされる情報量に過度の制限が掛かったみたいなんすよ。逆に機体自体の出力制限は解放されてます。分かりやすく言うと出力全開にしたい機体側とパイロットを保護するシステムがぶつかり合ってる状態なんす。それでどっちの機体も動きが悪くなってるんだと思います。」
雪之丞「おめぇどこでそんな知識を・・・。」
ザック「鉄華団入る前学校でこの手の勉強してたんすよ。こう見えても俺割と優秀な子で。」
たま「システムの競合のようですか。それであれば私にお任せいただけますか?」
どこからともなくあらわれたたまに
雪之丞「おめえいつからそこに?」
たま「つい先程。」
そして、たまは驚くべき提案を出す。
たま「もしよろしければ、わたくしがシステムに直接入って彼らを説得しようと思うのですが。」
突拍子もないたまの提案に
雪之丞「説得だあ?お嬢ちゃん正気か?」
新八「任せてみてください。たまさんはこう見えてからくり、ここでいうアンドロイドといったところでしょうか。システムの修正もできるそうです。」
雪之丞「まあ、新八がそういうなら・・・ 嬢ちゃん、たのめるか?」
たま「お任せください。」
たまがそういうと、耳部分からシステムに繋がるためのコネクタが現れ、バルバトスとグシオンにそれを接続していった。
その様子に周囲は唖然としていたという。
そんな周囲をよそにたまは、バルバトスとグシオンのシステムへとダイブしていった。