頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク 作:ぬけさくいちばん
モビルアーマーと鉄華団 マクギリス派 真選組共同戦線の戦いの最中、
一時撤退をしていた佐々木と信女のところにジュリエッタとヴィダールが合流する。
そして、ジュリエッタに佐々木は信じられないような提案をする。
佐々木「ジュリエッタさん。ご足労のところ申し訳ありませんが
現時刻を以てイオク様をお連れして戦列から離脱してください。」
ジュリエッタはその提案を呑めるはずもなく
ジュリエッタ「撤退だと?ふざけるな佐々木!!」
その怒声が上がるもすぐ信女の白刃がつきつけられる。
佐々木はイオクのレギンレイズのコクピットを開けてさらに続ける
佐々木「あなたもこのようになりたいのですか?」
放送できないほどモザイクまみれのコクピットを見せつけられたジュリエッタは口からゲボェを吐き出してしまい、言葉を失う。
そして振り返りざまにヴィダールにも
佐々木「ヴィダールさんあなたもです。」
ヴィダール「なぜ俺も?」
佐々木「あなた、社会の窓全開で街を歩かれるおつもりですか?」
この時点ではわからなかったこの言葉の意味を知るのは、
母艦に帰ってからの話ではあるが、訳もわからず同意するしかなかった。
佐々木はさらに続ける。
佐々木「帰ってラスタル様にお伝えください。お約束はできかねますが七星勲章は我々見廻組があなたに献上してさしあげますと。」
そうして、ジュリエッタとヴィダールはイオクの機体とともに戦列から離脱した。
そして残されたレールガンを見つめ
佐々木「こんな豆鉄砲で倒せるとは思いませんが、エサにはなるでしょう。行きますよ信女さん。」
そうして、モビルアーマーの元へ見廻組の二機が向かう。
その頃、戦線を離脱していた三日月は驚くべき言葉を発していた。
オルガ「出撃する?お前わかってるのか?」
三日月「今すぐじゃない。大丈夫だよ。たまさんならやってくれる。」
オルガは想定外の人物の名前に驚きを隠せず
オルガ「たまさん?クーデリアのところのあのロボットメイドさんか?」
雪之丞「そのことだがな、あのお嬢ちゃんのことはホントだ。まかせてみるもんだぜ。」
雪之丞からたまが阿頼耶識の調整を行なっているという話を聞いて、
オルガもようやく納得するに至った。
そして
オルガ「万事屋と真選組に伝えてくれ。ミカたちが戻るまでなんとか持ち堪えてくれってな。」
近藤のゴリラガンダムが放ったモザイク気弾により、息を整える間ができていた前線にもオルガの伝令が伝わっていた。
土方「じゃあ、先に俺たちが倒してもいいってことだな。」
そんな中銀時は
銀時(人の気配に反応して攻撃するマシーンか。機械相手にやったことはねえが、じゃあこれだ。)
そして新八も
新八(あの口からビームが撃たれているということは・・・
やれることといえばあれしかない。)
そして、体制を立て直したモビルアーマーが再び動き出す。
いの一番に仕掛けたのはさっちゃんのノーベル。
さっちゃん(こいつに対して決定打がない私ができることといえば!)
プルーマの足止めをしつつ、苦無を放ちモビルアーマーの注意を逸らしていた。
そして銀時が仕掛ける。
銀時が仕掛けた途端、モビルアーマーは急に明後日の方向に触手をくり出し始めていた。
その様子に一同戸惑いを隠せないでいた。
そんな中、別の方向から砲撃が放たれていた。
佐々木「あらあら、焼き切れてしまいました。」
そんな呑気な台詞とは裏腹にただならぬ殺気を放っていた佐々木と信女の機体に吸い寄せられるようにモビルアーマーは彼らに襲いかかっていった。
佐々木は先ほどの様子から
佐々木「しかし理解できません。なぜ白夜叉が仕掛けた途端モビルアーマーは妙な方向に触手を繰り出したんでしょう?」
その問いに信女は意外な見解を伝える。
信女「攻撃は命中している。モビルアーマーの回路の中では。」
佐々木「おかしなことを言いますね信女さん。」
信女「モビルアーマーが命中させているのはあの銀髪が放った殺気の塊。」
その答えを聞いた佐々木はある見解を導き出す。
佐々木「なるほど、モビルアーマーには質量を持った残像として認識されているというわけですか。」
そんな会話もしながらも、さすがというべきか、正確に攻撃活動を行なっている。
そして、この現象の謎に気づいた近藤は
近藤「なるほど分身か。やるな万事屋。それならゴリラガンダムにも分身は搭載されているぞ。」
近藤は印を結んで
近藤「分身殺法!ゴリラシャドウ!!ゴリいいいいいい!!」
近藤はゴリラシャドウで己の分身を10体くらい発生させた。
新八「てめえは何を分身させてんだ!!!」
近藤が発生させた分身はゴリラガンダムそのものではなく、股間にモザイクを携えた黄金の近藤勲そのものであった。
そして近藤勲の分身体は高速移動を開始し、モビルアーマーを翻弄していく。
近藤「ははは!!どこを見ているデカブツ!!」
新八「あんたこそどこ見せてる汚物!!」
しかし、全裸の分身目掛けて後方から射撃が繰り出される。
ラフタ「なに汚えもん見せつけてんだあんたはあ!!」
アジー「せっかくあんただけSoundOnlyにしてたのに!!」
近藤「なんでえええ?」
新八「あんたが悪い。」
さらに残った一体の分身に
信女「パーツは二度切り」
股間のモザイクは見事にゲート処理されてしまった。
同時に近藤のゴリラガンダムは力尽きて倒れてしまった。
新八「なんで倒れてんだあんた!!」
近藤「いや、なんとなく。」
その様子を見つめながらも
佐々木(先程繰り出した分身殺法、おそらく近藤勲も気づいたようですね。思い返せばモビルアーマー戦、プルーマの数を削った電影弾に作戦の時間をわずかながら作った石破天驚拳、そしてあの分身殺法。
見た目は滑稽ですが一つ一つの戦法が全て有効打として機能している。さすがは真選組局長といったところです。)
そんな中、ある一撃の砲撃が岩盤に撃ち込まれ、モビルアーマーの退路を塞いでいた。いや、プルーマと分断したというべきか。
ギャラクシーキャノンと称された、新たに配備されたガンダムフラウロスのロングレンジレールガンであった。
下敷きになりそうになった神楽の孫尚香。
神楽「おいテメーコラ殺す気かああああ!!」
怒号を上げつつも再びプルーマの対処に当たっていた。
その様子を目の当たりにしたのは、遅れてきたマクギリスと石動であったが
マクギリス「あの砲撃の威力、ダインスレイブか?」
石動「放たれたのは専用弾ではないようですね。」
しかし、この二機が神楽の目に入ってしまう。
神楽「おいコラロリコン手伝えーーー、てめー無視すんなああああ」
この後、山崎とさっちゃんが手伝うことになったのはいうまでもない。
そして、モビルアーマーの元へと向かうマクギリス達。しかし、
マクギリスは銀時達の立ち回りを目の当たりにすると、彼らの凄まじさに驚嘆しながら石動に話す。
マクギリス「どうやら出る幕を失ったようだ。」
石動「もしかして、仕留められるおつもりでしたか?」
マクギリス「バルバトスが行動不能であるのを機に、どちらが上の立場かをはっきりさせるいい機会だと思ってはいたが、真選組と万事屋、ここまでとは。」
そんな中、高速で割り込んできた白い機体が一つ。
三日月のバルバトスであった。