頑侍ビルドダイバーズ 鉄血のジェネレーションブレイク   作:ぬけさくいちばん

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鉄血世界のプロローグになります。
突如現れた所属不明の2機の機体とは?

第二章オープニング
Rage of Dust (SPYAIR)


邂逅篇 第二章 鉄と血の世界へ
第5話 お尋ね者


PD323年。

 

クーデリア=藍那=バーンスタインの演説により、腐敗を白日の元に晒すこととなったギャラルホルンは混乱と弱体化を余儀なくされることとなった。

クーデリアの護衛任務にあたった鉄華団の活躍により、皮肉にも少年兵の有用性が示されてしまい、地球をはじめ宇宙中でも紛争が勃発しはじめていた。

そんな中、突如現れた2機の所属の知れないモビルスーツが、ある時は紛争を収め、またある時はギャラルホルンを狙い撃ちしたかのようなテロなどの武力介入をしたという情報が全銀河を駆け回り出していた。

 

地球外縁軌道統制統合艦隊

カルタ イシューの後任として司令の座についたマクギリス・ファリドの下にもその所属不明機の情報が届いていた。

 

石動「最近になって銀河中に出没している例の所属不明機ですが。」

マクギリス「セブンスターズの会議でもその話で持ち切りだったよ。ついに全銀河指名手配を

発令したようだ。」

石動「どうなさいますか?」

マクギリス「クジャン家のお坊ちゃんが領域侵犯をたてに反対していたが、

その銀河指名手配犯逮捕を切り出したら急に黙りだしたよ。

それに、火星には頼れる者もいる。」

石動「友…ですか。」

マクギリスは少し沈黙した後、

マクギリス「私に友はいないよ」

 

一方 アリアンロッド艦隊

指名手配犯を理由にやり込められた若きクジャン家の当主がいらだっている。

イオク「なぜ我々一任ではなく全軍共同かつこの件に関して範囲を問わないことになったのだ」

ラスタル「指名手配犯を利用したか。なかなか奴も考えたものだ」

イオク「感心している場合ですか。」

?「ラスタル様」

通り道から少女が呼びかけてきた。アリアンロッド艦隊の制服である。

ラスタル「おお、ジュリエッタ」

ジュリエッタ「どうでしたか?と聞くのは野暮でしたか。イオク様のさえない顔を見ていればわかります。」

その言葉にイオクは(大きなお世話だ)と言わんばかりの顔になる。

ジュリエッタと呼ばれる少女は飛んできた蝶を口に入れ、まずそうな顔でせき込む。

ラスタル「我々は最強の外縁軌道統制統合艦隊アリアンロッド。受けて立つさ。」

その言葉にイオクの浮かない表情はすっかり消えていった。

ラスタル「肉を食うぞ!!」

 

そのころ、火星の鉄華団の本部に、ある男から通信が入っていた。

 

アーブラウの働きが認められて、テイワズの直系団体となった鉄華団の団長、

オルガ・イツカは多忙を究めていた。そんな中の兄貴からの通信に、少し元気を取り戻したようである。

タービンズ首領、名瀬・タービンからである。

鉄華団の出世のこと、ハーフメタルのこと、ポッと出が疎まれることなどを

話していた。そんな中で

名瀬「なあ、最近噂になってる全銀河指名手配は知ってるか?」

オルガ「フルーツポンチ侍というテロリストですか。火星でもその噂で持ち切りですよ。」

名瀬「テロリストが侍ねえ。」笑いながら名瀬がそういうと

名瀬「どうも、紛争に入り込んで痛み分けに持ち込んだかと思えば、いきなりギャラルホルンに

天誅とかいってピンポイントに攻撃したり。なんだかあの頃のお前らを思い出してな。」

オルガ「よしてください。俺たちはテロリストじゃありません。」

名瀬「悪かった。ところで、侍って知ってるか。」

オルガ「親父がおとぎ話みたいに言ってたあれですか?」

名瀬「オヤジあの話するときほんとに楽しそうなんだよな。」

そういう名瀬の顔もまたどこか楽しそうだった。

名瀬「もしかしたらあいつ、名前にたがわない侍ってやつだったりしてな。」

 

オルガ「侍…か。」

 

とある紛争現場

全銀河指名手配の男と奇妙な着ぐるみのような生き物はそこにいた。

?「やたら紛争が多いと思ったら、どうやらこれは支配者に都合のいいように世論を持って行くための

白色テロというやつらしい。」

?「なんと腐った世界か。彼奴等に本物の天誅(テロ)を見せてくれよう、いくぞエリザベス!」

その言葉の後

?「出ろぉぉぉぉ!!ジャスティス攘夷ガンダぁぁぁぁム!!」

の叫びとともに、何もないところから長い髪をたなびかせたガンダムらしき機体と奇妙な機体が姿を現す。

?「貴様か。この世界で支配強化のための白色テロを扇動してる愚か者は」

傭兵「さあな。現れたなアンノウン、いや、銀河指名手配犯フルーツポンチ侍!!その首いただく」

傭兵の乗るモビルスーツ ゲイレールはシールドアックスで斬りかかる。

桂「フルーツポンチ侍じゃない桂だ!!」

 




今回からいよいよ鉄血の世界にも入り込みます。
今回は触りなので三日月たちはしばらくお待ちください。
次はまた銀さんたちの世界に戻ります。

第二章エンディング
少年の果て(GRANRODEO)
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