ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~   作:Tarako@如月銘酪

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この場をお借りして。
リア友にたんおめとお送りたいと思います。

さて一章最終話!しめしめっといきましょう!


☆ジョラル
色々と考えることがあったそうで。
☆ジョセフ
ジョースター不動産の社長になりました。
☆ジョルノ
仕事はまってくれません。
○瑠
人殺しの罪でSPW財団に囚われている。
○理亜
一つ得るには一つを失うもの。


{一章最終話}20話「未来への遺産」

 

【挿絵表示】

 

 

あの奇妙な感覚が忘れられないまま、俺は日々を過ごしていた。

あのあと、ジョセフさんは毎日仕事に追われていた。ひどい時だと、三日何も寝ずに仕事していたこともあった。

 

理亜からは連絡が取れなかった。どうやら今回の事件の一連のことについて、報告書やら仕事に追われているらしい。

 

瑠は………アイツの事は良く解らない。理亜はこの通り連絡が取れないままで、アイツが今何をしてるのか俺は何一つしらない。

 

 

 

 

思ったのは、俺は強くないことをしった。自分が特別な力を手に入れられたからといって、さしてつよくない。

人を殺した感触が忘れられぬまま眠れぬ夜を過ごす。

目の前には大学への書類が何枚かあった。

俺はあの場所に戻って、幸せな生活がまた送れられることができるだろうか。もう覚えていない校長の顔をネットで見つけてから、その顔を忘れないようにはしてる。

 

明日は、ジョセフさんのお友達の所にお見舞いにいくらしい。どうやらここ一年はずっと入院生活を送っていたらしく、ジョセフさんがたまに病院にいくのも、お見舞い目的らしかった。

「明日早いしもう寝るかぁ」

タイマーをセットして眠りにつく。

夜には月が浮かんでいた。

 

 

 

「やっほー、元気にしてるぅ?」

仕事を片付ける手を止めないまま、受話器の向こうの相手に話しかける。

「うんうん、ふーん、へぇー」

ソイツはペラペラと今狙っている女の話をする。

「流石スケコマシーザー、そんな体でもナンパしてるわけー?」

からかい半分に冗談を言う。

「うん、うん、わかってるって、明日連れてくれば良いんだろう?俺だって忙しくねーんだゼー?」

ギシ、と椅子が音を立てる。身体を椅子に預けてソイツの顔を思い浮かべる。

「ん、じゃーな、また明日。」

電話を切ると、次には静かな部屋だけが残る。

「………『ジョナサン・ジョースターの人生は忘却の彼方へ消えるのか………』ねぇ…悪趣味なタイトル~」

エリナさんのお腹には新しい子が出来た。今は入院しているそうだ。

『こんなところでくじけるわけにはいきませんもの、頑張るわ。…ジョセフ君も気をつけてね。スージーQがいるんだから。』

と心配されてしまった。

「安心しろよ、アンタの人生は無駄にさせない。アンタの残した"遺産"で俺たちは前を向いて進んでいくからな。」

 

不思議と、ジョースター家が泣くことはなかった。まだ死んでいないから。彼がいなくなっても、彼が残した物が彼らを後押しするだろう。

 

「ジョナサンのペルソナは偉大であった。…?」

ある新聞の紙面が興味深いものであった。

『______ジョナサンという男はとても勇敢な戦士のようであった。彼の人格(ペルソナ)を一言で言い表すなら優秀な戦士であり、優しさは聖母の様であった。』

言い得て妙な表現であった。

『その優しさの原因は彼の家族間の問題であろう。』

その一文からこの紙面がどれほど危険なのかわかる。

 

『彼の父親は父親としては威厳がなく、品性もなく、人とは形容しがたい物であったと言えるだろう。』

ジョセフの顔が怒りに歪み、紙を破り捨てようとすることを辛うじて止める。

『更には母親が複数人いることがわかり、彼らを兄弟とも、家族とも言うのはおかしな話である。』

まるでひどい話だと思う。

『そのように他人しかいない環境で彼らを家族と括ったジョナサンの器は計り知れないだろう。』

その言葉が引き金となりジョセフは紙を破り捨てた。

「…なんっだと……こんな…こんな…ッ!」

そして、その紙面の関係各所についての欄を見て驚く。

『四之宮理亜』、…そしてジョラルが入学する大学の校長『長谷挙田(はせあぐた)』その人物の名前が確りと記されていた。

「こりゃあ…スクープ物だぜ。」

 

 

*SPW財団

 

 

両手が拘束された状態で、瑠は椅子に座っていた。机と板を挟んで理亜と向かい合っていた。

「はぁ…認める気はサラサラねーよ」

既に疲れきっている瑠は、顔を机に乗せてグッタリと腕をぶら下げている。

「認めてくれないと困るわ。書類に書けないのよね。」

理亜は何時ものように平然とソレをいいのける。

 

______あの一連の事件は全てシスターと神父が引き起こしたことだ。瑠は単なる被害者である。

しかしながら、理亜が事実を改編しようとするのには理由があった。

 

「この事件が解決できたら、私は昇格も考えているつもりだ。理亜君。君の活躍を期待しているよ。」

理亜は一つの経歴のせいで、下っ端という立場から這い上がれないでいた。彼女はソレに焦りを感じていたのだろう………。

 

「なぁ、何でこんなことをする?丸二日水しか飲めていないのだが。」

金髪がさらりと机の上に広がる。

「…良い立場になりたいから…かしら。」

頬に手を当てて、彼女は言い放つ。

「誰だってお金持ちになりたいでしょう?私だってなりたいわ。…ソレと一緒。私は優位な立場に立ちたいの。こんな私でも上に立てるって証明したい…!」

ピンクと緑の色が入り交じる瞳が瑠をみつめる。

「そのためならどんな手段でも厭わない。ここに法律は無いわ。国家の犬でも何でもない、私がルールになる。」

瑠は肩をすくめて言った。

「んな下らねぇ理由かよ…わかった。一度だけ言ってやるから耳の穴かっぽじって良く聞けよ。」

瑠の顔がようやく上がり、今度は理亜を睨み付ける。理亜は用意周到にボイスレコーダーを使い録音する。

「"この一連の事件の犯人は俺です。共犯です。"」

理亜は録音し終わった直ぐ後に部屋から出ていった。

 

「あーーー言っちゃた…もう大学には戻れないだろうな…シスターめ、あんなに殺さなくたって良いだろうに…。」

逃げ出さぬように徹底された部屋からは夜空など一欠片も見えない。

「…なぁ、ダメだと思うぜ。その事実だけを求めるのは…やり方が違えばわかり会えたのに…」

彼の夜は続いていく。

 

 

イタリア______パッショーネ日本支部

「んぐぅ…」と腕を伸ばし、コーヒーをすする。

「おっボス、まだやってんのか?」

ミスタが窓から入ってくる。ここ三階ですよ?

「まだ時間があるので。…日本はどうですか?」

イタリアとさして気候は変わらない。四季がもう少し鮮やかなところぐらいだろうか。

「なぁーんか、いいこになっちゃいそー。」

ミスタは窓に腰掛ける。

「確かに、日本は律儀なところありますからね。」

花を労り、一ミリの違いも許さず。

「所で、その書類は?」

ミスタが片手に持ってた書類を指差す。

「あーこれ?おまえに頼まれてた瑠の出生と過去調べた奴。」

ペラ、と書類を渡される。

「随分早いですね。もう少しかかると思ったのですが。」

ミスタが頭をかく。

「それが…最近は平和らしくてなぁ~、この程度ならって直ぐに終わらせてくれたんだ。」

彼の出生についてのページを読む。

 

「…ほう、これは興味深いですね。」

ジョルノが背もたれに背中を預けて金髪がパラパラと揺れる。

「んぁ?何がー?」

ミスタが駆け寄って覗き見る。

「…瑠は元々星形のアザの持ち主です。詳しく説明すると、ジョラルと瑠の母親は同一人物で、つまり二人は兄弟になるわけです。父親は違いますが。そもそも星の居場所がわかるのは、彼が星が嫌いなわけではなく、彼自身に刻まれた星型のアザが由来になっています。」

ミスタが不思議な顔をする。

「でもよぉ、聞いた話によると、肩にそんなアザついて無かったって…」

ジョルノが、人差し指を立てる。探偵気取りらしい。

「そこです。実は彼は幼少期に肩にひどい火傷を負った事があるんですよ!彼が成長するうちに記憶が薄れてしまったのでしょうね。だから彼は自分には星形のアザがない、と『予測』してたんですよ。」

ミスタは顎に手を当てて感心したようにジョルノを見る。

「ほぉ~、お前頭良いんだなぁジョルノ。まぁ知ってたけどよォすげぇ発見だぜェ。」

ジョルノの肩が震える。笑っているようだ。

「これで彼に会う口実が出来ましたね。」

 

 

____________

 

 

ジョセフは、ジョナサンの書斎にはいり、理亜についての書類を探していた。雑多におかれた紙を血ナマコになって理亜の文字を探す。

ふと、右手に取った紙が理亜のものだと気づく。経歴についての欄を見ると、高校の後、不自然に間が空いている。

______二年も。

留年したわけでもないのに、理亜は高校からの経歴が止まっていたのだ。

「つまり、実際は高卒までしか経歴が無かったわけね…」

他の書類を確認してみると、理亜の仕事振りなどが事細かに記されていた。

「まさか…スピードワゴンのおじさんに溺愛されてたってわけ…?後ろだてがSPW財団だからすんなり大学に入れた訳だ。こいつは裏がありそうだな。」

 

 

 

____________これにて、冒険の忌憚、初めの一章を終わりにいたします____________

 

____________これから続きます旅をどうぞごゆるりとお楽しみください。____________

 

 

 

では、第二章『友情の代償』、また開幕致します……。

 

向日葵、夏、砕けた大地と汗ばむ肌、虹、通り雨、宝石のように集めたあの日の思い出。

 

血の滲む拳、崩れる瓦礫、降り注ぐ太陽の光と、反射するシャボン玉、マフラー、乱反射する水面と、そよ風、真っ白なシーツ、溺れるように集中したあの日の午後、決闘、夜、手綱を握る手、ごうごうと燃え盛る炎………

 

 

メス、ライト、惚れ惚れとした顔、包帯、血が滲む手袋、転がる身体、無機質な笑い、白い白衣、汚した手、偽善者の笑顔、青いライト、見ないフリ。

 

 

まだはじまったばかり。

 

 

 

 

 

 

                .end




第一章『ファントムブラッドの赤』これにて、終了!

いかがでしたでしょうか!多少は語彙力やら文章力が身に付いたかなと感じております。まだまだ物語ははじまったばかりではありますが、ファンの皆さま方と共に、これからもいきるかぎり歩み続けていきたいなと考えております!
目指せ!☆10!

では、不定期更新は相変わらずになってしまうと思いますが!また会う日まで、お楽しみください~!

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