夏休み。勉学にはもちろん励んだが、やるべきことも複数あった。
まず、4年になるにあたって、ヴォルデモートが復活する。これは変えられない。変えるにはとても大きすぎる出来事だ。
次にセドリックの死だ。これは必ず防がないといけない。アリエッタの為に。それによってどう変わるか。アズラエルがどう手を加えるのか。
そして、私の目の色の変化。これは夏休み前にわかった。…確信ではないが。だが恐らくそうだ。決定打はマグル学のチャリティーバーベッジ先生だ。
プリム『あの…先生、バーベッジ先生』
バーベッジ『あら、プリムどうしたの?』
プリム『あの…突然で申し訳ないのですが、聞きたいことがあって』
バーベッジ『聞きたいこと?なにかしら?』
プリム『私の目の色は…何色に見えますか?』
…先生には琥珀色に見えた。…死が迫っている人には琥珀色。生き延びる人は緑色に見えている。筈だ。…恐らく私は、プリムの私は死ぬのかもしれない。それは推測でしかなくて、不確かだった。…でも、私は知ってる、推測をクリアにする方法がある。予言だ。恐らくだが、私の予言もそこにあると考えた、神秘部に。
私は夏休みに帰ってくるなり、レオナルドさんに頼むことにした。
プリム「父上、魔法省の神秘部をご存知ですか?」
レオナルド「ん?ああ…知ってはいるけど、何をしてるのかはわからないよ。」
プリム「神秘部へ行くことはできませんか?」
レオナルド「どうだろう…大臣に聞いてみよう。何をしたいんだい?」
プリム「神秘部は謎に包まれているので、とても興味深いと思いまして…将来的にも魔法省に関わる身となれば、知っておきたいのです。」
嘘だ、魔法省なんて私には窮屈すぎる。それに確かハーマイオニーとかハリーが関わる。
私はシルビアさんのようになりたい。
レオナルド「そうか、もうプリムもそんな歳だね。…大臣にその旨を伝えておこう。」
レオナルドさんは人脈は広く、クロウリー家ということもあり、地位もそれなり…だと思う。よくはわからないが。
____________
7月の末になって、恭史郎から手紙が届いた。…悪い予感がして、もう何時間も手紙を開いていない。
プリム「…嫌だ。開けないぞ…わかってるんだからな、アズラエルめ。」
手紙は後で開けようと机にしまった。
外へ出て離れにあるレオナルドさんの研究室…の更に奥、魔法薬管理室の扉を開けた。
プリム「…魔法薬に関してはここから拝借するのが一番だな。」
私なりにホグワーツで煎じた魔法薬…ハナハッカを煎じたがそれは不完全で終わり夏休みに入った。
プリム「…わぁ、幸運の液体こんなにあるなら最初からここにくるべきだったか。」
ずらっと棚には何十本もフェリックスフェリシスというラベルが貼られた瓶が並べられていた。
他にも、ハナハッカや、老け薬、戯言薬…まぁ、学者だろうなぁという量の魔法薬が置かれている。その中にはまだ申請許可待ちのものもあるみたいだが、レオナルドさんはよく私が拝借すると知って、鍵付きの棚に入っている。
プリム「えっとハナハッカと…おできをなおす薬と、元気爆発薬も必要か…ん?なんだこれ…」
“性転換薬”(1時間)…まぁ、使わないだろうけど…面白そうだ。拝借するとしよう。
錆びれた蛇の指輪を触った。…実はこれ、自分で抜けないのだ。最近明らかになって困っている。…加工してもらいたいのに。
プリム「…母上に聞くか。」
私は離れから出てシルビアさんを探した。
プリム「母上…母上どこですか?」
シルビア「プリム?部屋にいるわよ?」
シルビアさんの部屋から声が聞こえる。
プリム「母上…ご相談なのですが」
ノックをして入ると、シルビアさんは香水瓶を磨いていた。
シルビア「相談?…何かしら?恋の悩み?」
プリム「こ、恋ですか…恋ではないのですが。」
シルビア「あら、残念…」
磨いた香水瓶を棚にしまう。
プリム「実は…父上と母上に頂いたこの指輪なのですが、錆びてしまいまして…外したいのですが、錆びのせいか抜けなくなってしまって。なにか方法はありませんか?」
シルビア「…そんな…それはレオナルドが外せるわ。帰ってきたら、外してもらいましょう。」
プリム「…はい、母上。」
シルビアさんが一瞬哀しそうな顔をした。
レオナルドさんが帰宅すると、家には重苦しい空気が漂った。
プリム「あ…の…指輪…」
なんか油で外すとか、そういう方法じゃないことは確かだ。
レオナルド「その指輪が錆びれたんだね?」
プリム「はい…この通り…」
指輪を見せると、レオナルドさんは指輪を触る。
レオナルド「これはねプリム…僕が魔法をかけた指輪なんだ。君は昔から魔力が強いだろう?だから抑えておくように魔法をかけた。元々は魔法使いがマグルのフリをする為の指輪なんだけど、より強力にしたんだよ。」
…ん?でもそれなら魔法を使えるのはおかしい。普通に魔法使えるのだが。
プリム「父上、それはおかしいです。魔法は使えますよ?」
レオナルド「…たぶん錆びたことが影響してるんだろう。」
…それにプリムは元々強いから、と箱から新しい指輪を2つだし指にはめ、錆びた指輪に杖をあて外した。
レオナルド「今度は自由に外せるようにしたけど…外しては駄目だよ。何が起こるかわからない。それこそオブスキュリアルのようになるかもしれない。」
自分の部屋に戻って指輪を弄る。
プリム「…オブスキュリアルね。」
それは恐らくならないだろう。クリーデンスのような精神的な苦痛などもなかったし。
プリム「…」
指輪をひとつ外してみた。
外さなければよかったと思った。
台風が過ぎ去ったかのように部屋が崩壊した。
プリム「…っ、」
すぐに指輪をはめたが、大きな音だったので、レオナルドさん達に惨事を見られて怒られた。
恭史郎からの手紙は読めずにどこか行ってしまった。…外に飛んでしまったのかもしれない。読まずとも内容はわかるような気がした。
____________
翌朝、朗報があった。
神秘部へ行くことが許可されたのだ。
てことなので、さっそく魔法省にお邪魔させてもらった。
レオナルド「ファッジ殿、この度は許可頂き有難う御座います。」
コーネリウスファッジなる人は、魔法省大臣で、小柄で白髪の男性だ。悪い人ではないような気がする。
ファッジ「いやいや、礼には及ばんよ。優秀で若い魔法使いが、魔法省に関心があることは歓迎せねばね。してそちらが?」
プリム「プリムクロウリーです。魔法省神秘部へ入室許可をしていただき有難う御座います。」
ファッジ「ああ、プリム。ホグワーツでの評判は耳に届いているよ。今日の経験が君の勉学の励みに繋がればいいが。」
プリム「はい、もちろんです。優秀な成績を修め、ゆくゆくは魔法省に貢献できればと思います。」
よろしいよろしい、ではまた、と言ってファッジ大臣はどこかへ行かれた。
地下9階 神秘部
神秘部は予言の他に、時や死の世界、思考、愛などを研究しているらしい。
降りた先は無数の水晶玉。
レオナルド「…っ、」
レオナルドさんも初めて来たからか、目の前の光景に息を呑む。
この無数の水晶玉から私の予言を探さないといけない。
プリム「…私の予言を探して」
私は鳥型の式神を使って探すことにした。
奥にも何やら部屋があるようだ。”時の間”そう書いてある。
プリム「…タイムターナー?」
時を刻む無数の針の音。
どうやら逆転時計の管理もしてるらしい。
…私が所持することで、使うことで、救えない命も救えるだろう。
プリム「欲は尽きないな。」
欲張り過ぎるとアズラエルが怒りそうだ。手にした逆転時計を元に戻した。
レオナルド「プリム、君の式神がさっきから僕を突くんだけど…」
レオナルドさんの頭を突く式神。
プリム「予言を見つけたようですね。」
レオナルド「予言?予言って?」
プリム「予言者が予言した水晶玉です。」
式神は私に気づくと、導くように飛び回る。
止まった先は”Prim Crowley”プリムクロウリーという私の名前が書かれた水晶玉があった。
プリム「…ありがとう。」
式神を戻す。
レオナルド「これは?」
プリム「私の…予言です。」
見つけた。やっぱりここにあった。手に取ると予言者の声がした。
予言『彼女は闇を打ち消す日の光。その者は夕陽の瞳を持つ。しかしその瞳は死の前触れを意味する。
その者の死によって、月は雨を降らし、やがて太陽が昇る。しかしその太陽は大きな陰となり冷たく照らす。
緑が太陽を見つめる時、花が咲き運命は開かれるであろう。
その者が死なねば、闇の帝王の手によって闇に包まれる。
日が沈むとき瞳に花を宿す者が目覚めるであろう。その者は闇の帝王が抗えぬ力を持ち、闇を照らす光となる。』
トレローニー先生の声じゃない。だからだろうか、遠回しに言っているから、半分は何を言っているかわからない。だけど…
レオナルド「死なねばならない…」
プリム「はい。私は死なねばなりません。」
レオナルドさんは優しく私を抱きしめてくれた。
___________
8月になると、クィディッチワールドカップの情報が耳に入った。…アイルランドの筈なのに。ブルガリアとアイルランドの筈なのに。
レオナルド「いやぁ、まさかクィディッチワールドカップ決勝戦は、ブルガリアと日本なんてね。」
プリム「…」
シルビア「日本の新しいシーカーが優秀らしいわよ。プリムと同級生って聞いたけど?」
恭史郎だろうな…たぶん。私が日本に行ったせいだ。絶対…なんてことだ…
プリム「ああああ!!」
私は叫んで部屋に籠った。
シルビア「どうしたのかしら…」
レオナルド「さぁ?」
ベッドに深く沈んで、枕を顔に押し付けた。
プリム「…」
虚無とは…こういうことだろうか…
たぶん恭史郎からの手紙は、クィディッチワールドカップのことが書かれてたんだろう。
ドラコから観戦の誘いがきていた。
“親愛なるプリム殿
クィディッチワールドカップの事は耳にしたかい?日本のクィディッチチームの観戦を見るのは初めてだから、楽しみだ。実は魔法省大臣から直々に貴賓席へ招待されたんだが、プリムも一緒に観戦しないか?
ドラコ·マルフォイ”
プリム「…まぁ、恭史郎が出るしな。」
断る理由がない。
いや、ある。死喰い人が動く。…ルシウスさんも。でもまぁ、離れに誘うタイミングかもしれない。
プリム「どうやって誘うべきかな…」
ドラコなら簡単だけど。ルシウスさんは難しい。それにまだ、ヴォルデモートに忠実に支えてるだろうし。いっそ…姿現しで無理矢理連れてくか。有無を言わせず、離れに招待すれば、離れの秘密は守らないといけなくなる。
プリム「悪くないな。」
姿現しはできる。まぁ、レオナルドさんに迷惑はかけるが。魔法省は騒ぎで未成年のことなど気づかない筈だ。
______________ 8月25日
クィディッチワールドカップ当日、会場にはレオナルドさんの姿現しで向かうことになったが、私がしたいとお願いした。危険だと止められたけど…いろいろ言われている内に姿現しをした。会場は沢山の魔法使いで溢れかえっていた。
プリム「…ほら、うまく着きましたよ?」
レオナルド「あ、ああ…」
シルビア「流石ね…」
まぁ、これで可能だということは確定した。
あとは、マルフォイ家を無理矢理連れてくるだけ。死喰い人が動く前だな。…試合が終わった直後だ。
ドラコ「プリム、ここにいたのか」
プリム「やぁ、ドラコ。元気だった?」
ドラコ「まぁね、こっちだ。僕のテントに案内しよう。…あ、レオナルドさん、シルビアさんお久しぶりです。」
シルビア「ええ、久しぶりねドラコ」
レオナルド「プリムとは変わらず仲良くしてくれてるみたいだね?」
ドラコ「もちろんです。…みなさんもこちらです。」
ドラコが自分達のテントへ案内する。
テントは大きくて、広い。マルフォイらしいな。中にはナルシッサさんとルシウスさんがいた。
ルシウス「おや、ドラコ…ああ、クロウリー殿お待ちしていました。」
ナルシッサ「どうぞゆっくりして行ってください。まだ試合まで時間がありますから。」
プリム「お久しぶりです、ルシウスさん、ナルシッサさん。お言葉に甘えさせて頂きます。」
クィディッチワールドカップがまもなく始まる。会場に入るとハリー達の声が上で聞こえた。
ロン「凄いや、一番上の席だ。」
ルシウス「こうとも言えるな…雨が降れば真っ先に濡れる。」
ドラコ「僕等は魔法省の貴賓席さ。じきじきのご招待でね」
ルシウス「自慢するなドラコ!…相手にする価値はない」
我々クロウリー家は気まずくてしょうがない。
会場はすでに大変な盛り上がりなようで、風船や紙吹雪が舞っている。シーカーの編隊が妙技を公開している。
日本のチーム、トヨハシテングのシーカーは、鳩谷さんのあと恭史郎が選ばれたみたいだ。
プリム「父上、母上、日本のシーカーはやっぱり恭史郎です。」
私は恭史郎を指差した。
ドラコ「プリムの知り合いか?」
プリム「ああ、ほら、日本で箒が得意な子がいたじゃない?その子よ。」
ドラコ「な、なに?…そんなに若いのか」
ファッジ「ようこそ、みなさま…大いなる喜びをもって、歓迎のご挨拶をさせていただきます。…第422回クィディッチワールドカップ決勝戦です。…それでは”試合開始”」
魔法省大臣の杖が振られ、杖の先から火玉が飛んでいった。
試合が終わってすぐ、テントでドラコが興奮しているのをよそに、ルシウスさんの様子を見ていた。
ルシウス「…」
いつもより青白い顔をしている。
プリム「ルシウスさん、少しお話が」
ルシウス「ああ…なんだね?」
プリム「…左腕を見せてください。」
ルシウス「…なに?…何故左腕を?」
…時間がない。面倒だ。
ルシウスさんの左腕をまくり上げると、濃く色付いた死喰い人の印があった。
ルシウス「…っ、見たな。」
ルシウスさんが手を振り払って殺気を放つ。
プリム「…大丈夫です、誰にも言いません。もう時間がない。…失礼しますね。」
私はルシウスさんとドラコの腕を掴み、父上と母上には、ナルシッサさんを家に連れてくように手早く話す。
ドラコ「おい、プリム、何するんだ!」
なんだか横が煩いが、気にせず姿現しをした。
ルシウス「こ、ここは…君姿現しが?」
父上達も現れる。うまくいってる、ここまでは。
プリム「みなさん…こちらへどうぞ。ご招待します。」
私は離れに招待し、マルフォイ家を手中におさめた。
プリム「さて、みなさん。第二のクロウリー家へようこそ。我々はみなさんを歓迎します。」
ルシウス「…なんのつもりなのかね?」
私達をこんなところへ、と突然連れてこられたことを怒っているようだ。まぁ、仕方ない。
プリム「突然連れて来てしまったので、混乱されているでしょう。しかしご安心ください、ここは誰にも見つからない。そういう結界を張っていますので。」
ドラコ「結界?」
ナルシッサ「なんなの?どこなのここは」
プリム「落ち着いてください。全てお話ししますから。…時間がないので、要約いたしますが。今魔法界では大きな動きがあり、死喰い人が動き出しました。闇の帝王は時期に復活するでしょう。」
ナルシッサ「そんな…」
ドラコ「まさか…ありえない」
ルシウス「…」
プリム「ここは闇の帝王が復活した時の為に、破れず、見つからず、強力な結界を施した隠れ家です。…招待されないと入れません。そして、場所を知ったみなさんはこの家に関して口外した場合、苦しみながら死ぬことになるでしょう。」
マルフォイ家は固唾を飲んで静かに聞いている。
レオナルド「信じられないかもしれないが、家に関しては本当だ。プリムが日本で学んだ魔法陣型結界を少し組み替えて、この家に施した。」
ドラコ「なんでそんな危険な家に僕達を入れたんだ!」
ドラコがレオナルドさんの襟を掴む。
プリム「マルフォイ家を守るためです。闇の帝王は自分の為に、如何なる犠牲を払っても目的を成し遂げようとします。犠牲を犠牲だと思わない彼に救いを求めても救ってはくれない。死喰い人も数ある駒のひとつとして扱うでしょう。」
ルシウス「…」
ドラコ「僕達になんの関係があるっていうんだ。」
ドラコ、君の父上は死喰い人だ。というのが一番早いが、ルシウスさんはあとで話すだろう。自分から。
プリム「マルフォイ家は由緒ある純血一族ですから、闇の帝王は手に納めて置きたがる。だから、私はマルフォイ家がそちらへ行く前に、同盟を組みたい。我々は帝王にも、ダンブルドアにもつかない。どっちつかずの二重スパイのような感じですかね…いかがですか?まぁ、この家に入った時点で答えは決まっているのですが。」
ルシウス「…」
ん?反応がいまいちだな。…あー、そうか。
プリム「あ、マルフォイ家のみなさんのことですから、こんな小娘に何ができるとか思っているでしょう?」
マルフォイ家の目が泳ぐ。やっぱりな。
プリム「…今は2つの指輪によって魔力を抑えていますが、ひとつ外しますと…」
レオナルド「プリム駄目だ!」
シルビア「よしなさい!」
指輪を外した。
瞬間床に亀裂が走り窓ガラスが割れ、部屋は荒れる。
プリム「…とまぁ、こんな風になりますので、抗う力くらいはあるかと思います。どうぞご安心ください。」
私は指輪をはめ、部屋を戻す。レオナルドさん達は…怒ってる。外すの2回目だからだろうな。
ルシウス「…いいだろう、そもそも答えはひとつしか用意されてない。」
プリム「では、決まりですね。我々は必ずマルフォイ家をお救いします。組織名は…そうですね…第三の眼なんていかがでしょう。」
ルシウス「…私はなんでも構わない。」
ルシウスさんの手を掴み契約をするように握手をした。
プリム「第三の眼は、クロウリー家、マルフォイ家、そしてアリエッタロリスが今のメンバーです。」
ルシウス「っ、汚れた血も招いているのか」
プリム「アリエッタは特別なのです。…そうですね、私の共犯者というか。…まぁ、それはどうでもいいですね。」
プリム「では、これで話は以上です。お戻りいただいて結構ですよ。なにか聞きたい事は?」
ルシウス「…結界を破る方法はないのか?」
プリム「ひとつありますよ、術者である私の血です。でも時が来るまで結界は解くつもりはないです。」
ルシウスさんは何か考えた顔をした。
私はすかさず横に立った。
プリム「結界を解こうとしているならやめた方がいいですよ。ドラコが死喰い人になる未来から救おうとしてるんですから。」
ルシウスさんの耳元で囁くと、視線をドラコに向ける。
ドラコ「父上?」
ルシウス「…帰るぞ。」
プリム「ではマルフォイ家のみなさん、絶対にこの家に関しては他言しては駄目ですよ?待っているのは…死ですからね。」
そういって、玄関の戸を開けた。
うまくいった。…あとはスネイプ先生だけ。
レオナルド「プリム…いいのか?マルフォイ家を招いて」
プリム「はい。私は絶対マルフォイ家を守りたいのです。父上。」
シルビアさんが私を抱き締める。
シルビア「プリムは大人になるのが早いわ。…まだこんなに幼いのに。」
プリム「私は死ぬまでに、やるべきことはやらないといけません。でないと、安らかに眠れない。」