獣魔国を解放する行動に出た俺は、獣魔ギルドから受け取った手紙を手に持ってー――封を開けて一通の手紙を出した。青いパネルが表示した。
獣魔国のイベントを開始しますか? YES NO
勿論YESを押した俺は―――光に視界が一瞬だけ奪われたその後にワールドアナウンスが放送された。
≪プレイヤーが隠し国家『獣魔国』の解放をしました≫
≪これより獣魔国の防衛イベントがゲーム内の時間で2時間後に始まります≫
≪参加条件はモンスターをテイムしたプレイヤーのみ≫
≪プレイヤーの皆様へどうぞお楽しみくださいませ≫
「絶対ハーデスだね」
「間違いなく白銀さんだろう」
「これ、テイマーとサモナー専用のイベント?」
「防衛イベントかー」
「テイムしないと参加できないのかよ!」
プレイヤー達の反応など露も知らない俺は準備に取り掛かる。その最中にフレンドコールが入った。
『ハーデス、キミがイベントを発生させたかな』
「そんなところだ。なんか問題があったか?」
『イベントに参加するためにモンスターをテイムしたいんだ。でも、俺達では加減が難しくてね』
「やっぱり参加したいのか。テイマーかサモナー、どっちにするつもりだ? テイマーならもう知っているだろうけど、サモナーはモンスターを召喚する間はMPが消費するらしいぞ」
『だとすれば、テイマーがいいかな。身体が小さいモンスターを見繕ってくれないかな』
そんなモンスターだと小動物しか思いつかないんだがな。
「構わないが、ちゃんと育ててやれよ」
『勿論だよ』
そんなペインからの要望に小さいモンスターのテイムに協力した。可愛げがあるリスをな。これでペイン達もイベントに参加できるようになったわけだが・・・・・。
『ハーデス君、私もイベントに参加するからモンスターのテイム手伝って?』
こんな調子で強いプレイヤーがイベントするためだけに、モンスターのテイムの手伝いを何度もすることになったんだ。
「えっと、ミーニィとセキト、フェルにメリープは当然だ。フレイヤ・・・・・うん、これが妥当か。エルフイベントの時の防衛線の経験を活かすならこの編成しかない」
道具の補充もしっかりしないとな。他のプレイヤーも二回目の防衛線イベントをするのだからそれなりの準備をするはず。ただ、第二陣のプレイヤーはそうじゃないだろう。だけど、前回と同じ感じになるとは限らないしな。
「さて、実際どうなるんだろうな」
畑で賑やかに遊んでいるオルト達を見て今後のプレイ活動を想い馳せた。今度の相手はNPCであることは何度も聞いた。勇者は人間を守る特別な存在。どんな理由でもNPCに攻撃することも倒すこともしてはならない。なら、今回のようなイベントに参加してNPCと敵対する行為をしたら・・・勇者の立場と存在意義はどうなる?
『防衛イベント、開始5分前となりました。これから特設フィールドに転送します』
しばらくするとモンスターをテイムしたプレイヤーのみイベント用のエリアに転送されるテイマー、サモナー。戦闘系職業のプレイヤーより少ない人数で挑まなければならないから、厳しいイベントになりそうだ。無事に転送された俺達も獣魔国の中に来て早々、青いパネルが目の前に浮かんだ。
『イベントの説明を行います』
「始まるか」
ま、いいや。考えても仕方ないし。このままイベントを楽しもう。
『現在、参加者プレイヤーは10名程度のグループに分かれ――』
説明を要約すると、この場に集められた10名はランダムで、ギルドやパーティなど関係なく適当に分けられただけであるらしく。
イベント内容―――。
獣魔国の防衛イベント。
耐久値が減少すると防壁が崩れます。
勝利条件は敵NPCの撤退。もしくは敵拠点の破壊。
敗北条件は獣魔国の耐久値が0に達すること。また協力者である獣魔国のNPCとテイムモンスターの全滅。
NPCも協力してくれるのか。敵拠点の破壊ってのも分かりやすい。場所はどこかな?
転送された場所は防壁の外側。後ろに振り向くと聳え立っている城壁の中に入れば獣魔国か? で、俺以外の9人のイベントに参加してるプレイヤーはというと。
「あ、白銀さんだ」
「うわ、あの白銀さんと一緒だ」
「すっげー、ラッキーだ!」
従魔を傍に置いている見知らぬプレイヤー達。うん、【蒼龍の聖剣】の身内じゃないな。そして俺達以外にも存在感を放っているのが10人のNPCとテイムモンスターだ。
「よく獣魔国の存亡の危機に駆け付けてくれた異邦の地から来た冒険者達! 私達の役割は敵拠点の破壊だ! 迅速的に移動し且つ電光石火の勢いで敵陣を突破し、敵拠点を破壊する!」
彼等は全員、騎乗できるモンスターの背中や身体に載っていた。そして俺達プレイヤーはランダムで適当に分けられても、全員騎乗できるモンスターをテイムしている組に分けられた感じだ。というか俺以外のプレイヤーは馬だ。NPCのテイムモンスターは、まだ誰もテイムしたことがない虎とライオン、赤いクマや巨大な蛇にサイ、猪、ユニコーン、ペガサス、グリフォン・・・・・なんか厳つい三つ首の犬もいらっしゃるのですが。
「質問いいか?」
「なんだね」
「他の組も役割が与えられてる?」
「その通りだ。直接敵を倒す組、敵の進行を妨げる組、万が一のための城壁を守る組と敵の拠点を破壊する組も含めて四つの役割がある。先ほど言ったように我々は敵拠点の破壊の役割を担っている。故に我々の武器は機動力! 敵が追い付けない速度と、破壊力がある突進で短期決戦を試みる!」
なるほどな。理解は出来たし納得も出来たんだが・・・・・やっぱり質問をしたい。
「そこの三つ首の犬ってもしかして・・・・・」
「地獄の番犬ケルベロスだが何か?」
「つよそっすね」
「実際に強いぞ。何せこの子は冥界産の魔獣で子供の頃から育て上げた頼もしいパートだ! 見たところキミも魔獣を育てているようではないか。ヘルキャットとは珍しい。かなり偏屈な方法でなければ孵化しない絶滅危惧種の魔獣だぞ」
へ、偏屈・・・・・。というか、冥界産って獣魔国と冥界が繋がっているのか。さっきから話しかけているNPCはケルベロスに跨っている。実質、この組のリーダー的かな。
「質問は以上かな」
「あ、最後に。俺達と同じ役割の組はどれぐらい?」
「我々も含めて10組だ。しかし、我々の敵は一国ではなく二国だ。さらに敵拠点を破壊するため半数に分けられている」
・・・・・少なすぎる! 敵の拠点の耐久値はかなり高い筈だぞ。目的地まで欠けずに来れるほど甘くはないからさらに攻撃力が下がる。だったら・・・・・。
「時間との勝負か」
「その通りである! 故に、遅れを取った者は置いていくと心得よ! 騎乗! 突撃!」
NPCに催促され、従魔の背中に乗る俺達。ミーニィにメリープを運んでもらうことで俺達は敵陣へと突っ込んで行った。もうイベントは始まっているということか。もう敵とは目と鼻の先まで接近している。
「どけどけぇ~!! 獣魔国の敵め、侵略者の分際で我らの地を犯すとは許さんぞぉっ~!!」
「「「うわぁ!!?」」」
「「「「ギャー!!!」」」」
その巨躯で弾き、三つの口から吐く火炎で敵を燃やし尽くしていくケルベロスに続き、他のNPCのモンスター達も突進の猛威を振るいながら道を切り拓いていく。
「ミーニィ、フレイヤ、フェル。援護だ」
全滅だけは避けたい俺の想いが伝わらなくても指示に従ってくれる。NPCの前に躍り出ては敵NPCを蹂躙して行く。
「おおっ、やるなっ!! 突き進みやすくなってきた!」
「油断するなよ! 貴族は魔法を使う!」
魔法を? 珍しくはないがそれも当たり前か。だったら―――。
「メリープ【羊祭り】!」
「メェ~!!」
久しぶりのスキルを使うことにした。メリープが高らかに叫んだ直後、真後ろから現れたメーアの大群が俺達より先に追い越して敵NPCに突っ込んで行った。
「うわ!! なんだこれ、羊の群れ!?」
「あっという間に囲まれた上に敵を弾き飛ばしてる!」
「ははは、すげー!」
驚き、興奮する味方プレイヤー。しばらくは距離も稼げるがまだ敵拠点までの道のりはあるようだ。
「むぅ、中々やりおる。だが、我等も負けておられんぞ!」
ガォオオオオオオオオオオオオオオ!!!
ケルベロスが咆哮を上げた。羊に負けられないと更に速度を上げだして行く、それは俺達を置いて行き兼ねないほど速く力強く。
「待て! 単独で行くのは危険だ!!」
「いつもの悪い癖が出てしまったかあのバカ!!」
「我等も速度を上げる! しっかりついてこい、置いて行かれるなよ!」
NPC達も速度を上げる。追従する俺達が増す。それに伴い深く潜り込むと敵の強さも増していくのが肌で感じ取れる。【羊祭り】で召喚したメーアの群れが放たれる魔法で吹き飛ばされるのが目立ってきた。それに俺達から距離を置いて誘い込む動きが・・・・・。
「―――しょうがない。先に行かせてもらうぞ!!」
「わかった! こちらのことは気にせず行ってくれ! 必ず追いついてみせる!」
強がりを・・・・・。フェル達に後れる味方を守るよう指示を出して、セキトには空を駆けてもらった。空から探せばすぐに見つかった。ケルベロスの足が止まることを知らず孤立していようとお構いなしに突き進んでいた。なんて猪突猛進な事をするんだと思いながらも、拠点の場所も把握できた。
「ケルベロスの道を作ってやるぞ! 【赤き閃光】【超突進】!」
「ブルル!」
急降下しつつ真後ろからケルベロスを追い越し、敵NPC達を撥ね飛ばし、一筋の道を作ってやった。
イッチョウside
防壁の守りの役割を任されプレイヤーは、怒号と絶叫・・・戦場の雰囲気に飲み込まれているかもしれない。初めてNPCと戦うイベントに、人型のモンスターではなく、人そのものに攻撃しているんだからゲームとはいえ躊躇しても仕方がないと思う。ハーデス君はどのあたりにいるのかな。目立った戦闘をしていないのは、NPCを倒しすぎると魔王になるリスクを抱えてるから、戦いを控えてるのかも?
「防壁守備隊、前進するぞ! 前線が崩壊しつつある! 我らで戦場の維持を補う! 諸君等の働きに期待するぞ!」
私達の出番か・・・・・ハーデス君、力を貸して!
ペインside
イベントが始まって敵の拠点に向かう大型のテイムモンスター、蟲に便乗して背中に乗せてもらっている。巨蟲の移動は山の如くであり敵NPC達を踏み潰していく。
「さすがだね。【AGI】は少なくともこの巨体と【VIT】ならば、敵の攻撃をものともせず何の障害もなく進める」
「頑張って育てましたからね! 白銀さんと出会ってこいつらを手に入れてから、周りから蟲王(ムシキング)なんて渾名を呼ばれるようになりましたし!」
「そうか」
彼はゲームを楽しんでいるようだ。こんな自由度の高いイベントなら彼のモンスターが尤も発揮できる。それは俺達にとっても心強いことだ。
「このまま敵の拠点まで移動するんですよね?」
「ああ。敵NPCの全滅は時間が掛かる。きっとハーデスも短期決戦を臨むために敵拠点の破壊をする筈だ」
「こっちにいると思いますか?」
「いるなら拠点の破壊が早くできるし、いなかったら同時に破壊できて効率よく勝てる。どちらも問題はないよ」
それが心からの本音だ。見えてきた敵の拠点を見据えてユニーク装備の剣を鞘から抜き、構える。
・・・・・。・・・・・。・・・・・。
・・・・・。・・・・・。
・・・・・。
「見えたぞ、あそこが敵の本陣だ!」
ケルベロスを使役するNPCとついに肉眼でも捉えた勝利条件の一つ。敵拠点の破壊を目的に来たが、大峡谷を塞ぐように築き上げられた巨大な門が聳え立っていた。それがいま開いていて門の向こう側からNPCが続々と出てきている。
「近くで見るとデカいな」
「強固に築き上げられている。生半可な攻撃では傷一つ付かないと思え」
「破壊するより、門を閉ざした方がこれ以上の進行を防げるんじゃないのか。その後に敵を全滅させてから門を破壊しても遅くはない」
「そうしたいのは山々だが、敵の全滅は時間が掛かる。我々は長期戦には向かないのだ。それにあれはただの門ではない。魔法による転移装置だ」
あ、それなら話は別だわ。破壊に専念しよう。
「今も有象無象が湧いて出て来るな」
「じゃあ、俺に任せてくれ」
「よかろう。景気いいのを一発ぶちこめ」
ここなら味方がいないし大いに暴れる。走ってる途中のセキトから降りながら【覇獣】を使った。
ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
「ベヒモス、だとっ!?」
「【金炎の衣】! 【相乗効果】【アルマゲドン】! 【エクスプロージョン】! 【悪食】!」
遥か上空から炎を帯びた巨大な隕石が門を中心に落ちていった。直撃した直後に大爆発が何度も連鎖しつつ、【悪食】の効果が付与しているからNPC達が消滅していった。
「す、凄まじい・・・!!」
爆発が治まった門周辺は敵NPCはおらず、門の耐久値も三分の一しか減ってない。
「あれだけかい!」
「魔法に対する耐性が高いと見た」
「だったら、物理的に破壊してやろう。【金晶戟蠍Ⅴ】! 【黒晶守護者Ⅴ】! 【緋水晶蛇Ⅴ】! 【百鬼夜行I】!」
計五体のモンスター達に門を攻撃開始させる。ガンガン削れていく耐久値は三分の二まで減り、そこで召喚したモンスター達が時間切れで消失した。
「結局は俺がやらないと駄目か~」
【悪食】が付与した手で門をガリガリとひっかき耐久値を削っていく。
「敵が来たぞ!」
「足止め頼む」
「引き受けた!」
俺も急いで破壊に専念する。【悪食】【悪食】【機械神】!
「ぐあああああ!」
悲鳴が聞こえて反射的に振り返ると、ケルベロスのテイマーが攻撃を受けていた。やっぱり多勢に無勢か。助けに動こうとした矢先。
「こっちに構うな! 破壊を急げ!」
「死ぬぞ!」
「元よりここを死地と定めていた! 獣魔国の未来はお前に託した! 血塗れた残虐の勇者よ!」
「―――やっぱりお前、悪魔かこの野郎ォッ!!?」
だったら助けてやんねー! って、思ってた俺の気持ちを知らず、現れた銀狼によって悪魔に群がっていた敵を全員屠ってしまったから九死に一生を得やがった。そんな結果に俺は大いに不満だが、門に八つ当たりすることに専念したことで―――。
≪貴族国家の拠点の破壊が確認されました!≫
後から来た、一人の欠けずに来た味方と皆とアナウンスを聞いた。そしてそれは同時に・・・・・。
「に、逃げろぉっー!!」
「本陣は何をしていたんだ!!」
「拠点を破壊されたら国に帰れないじゃないか!?」
「降参する! 降参するから命だけは助けてくれぇっー!?」
「ふざけるな侵略者共が!!」
「従魔国の平穏を壊したその報いだ死ね!」
「元からお前達に正義はなかった! 正義は我等にある!」
「一人残らず全滅するのだぁっー!!」
こっち側が貴族国家のNPC達と戦っていたことを初めて知り、戦場は濃く勝敗の色を窺わせていた。味方のプレイヤーからこの状況を肌で感じて訊いてきた。
「白銀さん、どうします? 敵のNPCの全滅も勝利条件に含まれてるんですよね」
「んー、逃げ惑う敵に追い打ちをかけるのは気がすすまないが、もう一つの拠点に行きながら倒すぞ。逃げる敵が何でかこっちに来るしな」
「わかりました!」
だからお前らは邪魔だ、どけ!!
「【相乗効果】【咆哮】【エクスプロージョン】!」
【咆哮】の効果に爆裂魔法が加わる。効果を受けた敵NPCはその身体を爆発ポリゴンと化しながら爆散した。それも爆発が連鎖していって広範囲に広がって、爆発音を轟かせながら爆裂していく様は絶景だった。
・・・・・というか、どこまで【咆哮】の効果を受けたんだ?
「ま・・・【魔王の権威】・・・・・!?」
「【魔王の権威】?」
「あ、ああ・・・冥界の魔王様のみ受け継がれる魔王の証であり、どんな鎧でも防御魔法でも防ぐことができない最凶最悪の力のことだ」
魔王ちゃん、アカーシャがその力を振るっていた時は、プレイヤーの首を跳ね飛ばしたぞ? それを疑問にぶつけるとケルベロスのテイマーはこう言った。
「無慈悲の力は多種多様だ。突然、燃え上がったりもすれば凍り付くことも、さらには身体がゾンビのように腐敗するとも」
「ひえっ」
うーん、代々の勇者=魔王が受け継いだ能力は違うんだな。
「言っておくが、俺は魔王ではないからな。なるつもりもないぞ」
「・・・それはどうであろうな」
意味深に言ってくるが話は終わり! さぁ、さっさと次の拠点に―――!
『スキル【連鎖】を取得しました』
『プレイヤーが1000人以上のNPC撃破しました。一定以上のカルマ値が達しましたので称号【恐怖の大魔王】を称号を取得しました。この称号によりプレイヤーは自動的に種族が悪魔族【大魔王】に転生します』
【恐怖の大魔王】
特殊転職クエストが受けられる。
イベント・クエスト以外のNPCとの友好度が-100。
NPCの売店の利用不可。
【恐怖の大魔王】の称号を持つプレイヤーのみ場所問わず自他共にPK行為が可能。
この瞬間。ワールドアナウンスが放送された。
『ニュー・ワールド・オンラインをプレイされている全てのプレイヤーの皆様にお知らせ致します』
『全プレイヤーの中で大魔王が誕生した現時刻を持ちまして、新エリア【冥界】が解放されます』
イベントの真っ只中だというのに突然の新エリア解放のアナウンスに驚愕するプレイヤーが多い。しかし、それだけでは終わらなかった。フィールドの空が急な悪天候となり、青空と太陽を覆い隠し暗黒の地上に蓋すると獣魔国から大勢の悪魔族や魔獣が出現して敵NPCのみ襲い掛かったのだ。
「新たなる魔王への供物を捧げろ!!」
「真なる大魔王様の誕生に血祭を始めろ!!」
「大魔王様の味方は守れ!! 大魔王様の敵は我らの敵、全て皆殺しだ!!」
魔王の誕生に呼応して冥界から武装した悪魔族のNPC達が参戦、戦力的に際どかった獣魔国側の助けとなって帝国側の敵NPC達の数を確実に減らしていった。中には大量の卵を抱えているだけのNPC達もいて、その卵に黒い靄が集まり、魔獣が孵化して誕生の産声をあげた。血液代わりの赤いポリゴンのエフェクトが至る所で咲き、戦場は混沌と化した。
え・・・・・これ、俺の原因・・・・・?