バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

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女だらけのクエスト

 

 

 

「あ~ん!? 何度やってもあのモンスター倒せないよ!!」

 

「もう強すぎ。せっかく見つけたクエストだって言うのに」

 

「どうする? 限定クエストだし他に協力してもらう人なんて限られてるし」

 

「う~ん・・・・・あ、あの人なら協力してくれるかも! この限定クエストも出来ると思うし!」

 

「え? 誰のこと?」

 

「今はまだ教えない。ちょっと待っててフレンドを介してお願いしてみる!」

 

 

 

「あのー白銀さん。お願いがあるんですけど」

 

「お願い? 困りごとか?」

 

「や、私ではなくフレンドの方で是非とも白銀さんの力が必要だと言うんですよ。ダメならダメでいいと言っているんで、話だけでも聞いてくれませんか?」

 

「ふーん、わかった。話だけならいいぞ。どこにいる」

 

「ドワルティアです」

 

 

 

と言うことで、ギルドメンバーの女プレイヤーの話を聞いてドワルティアに来た。ここに来るのも久しぶりだなと待ち合わせ場所のNPCが経営している店を探して、見つけると中に入れば。

 

「あ、白銀さんこっちです!」

 

「嘘、あの人に協力をしてもらうの?」

 

「ああ~・・・確かに出来るね」

 

見知らぬ少女達がこっちを見て反応する。彼女達か、と俺も思いながら寄った。

 

「お前達か、俺に協力してほしいことがあるって」

 

「はい! 私はミュウです! 双剣士とヒーラーをやってます!」

 

「初めまして白銀さん。私はネメシア。職業は格闘士と黒魔術師です」

 

「ワークスです。魔法使いとヒーラーをしています」

 

銀髪ツインテールの赤眼の軽装鎧姿のミュウ。両手足、胸に薄い装甲を装備してるネメシア。首から下の身体の肌の露出をローブで隠しているワークス。三人のプレイヤーの自己紹介を受けた。

 

「死神・ハーデスだ。知っての通り重戦士とテイマーをしている。よろしく」

 

軽くお互い挨拶を済ませて話に入る。

 

「で頼み事とは?」

 

「あのー、一緒にクエストをしてもらいたいんです」

 

「クエスト?」

 

「はい。偶然見つけたクエストなんですが、どうしても倒せないモンスターがいるんです! それで守りが硬い白銀さんの力がどーしても必要なんです!」

 

俺の力ね・・・・・なんで俺何だか・・・・・ふむ。

 

「なんかの限定的なルールがあるクエストか?」

 

「おー、よくわかりましたね! そうなんですよ。手伝って欲しいクエストは女性限定でして」

 

・・・・・女性、限定・・・・・?

 

「白銀さんが性転換できるスキル持ちの話題はもう有名ですから。まさに助力が欲しい私達にとってうってつけの存在です」

 

「しかも白銀さんほどの防御力極振りのプレイヤーは未だ一人しかいません。なのでどうか、私達を助けてください。もちろん報酬も渡します」

 

「・・・・・その限定クエストの報酬は分かるのか?」

 

「いえまだ何も。なのでそのクエストの報酬がアイテムだったら、私達の分を白銀さんに渡します。それ以外でしたら白銀さんのお役に立ちますのでギルドに入れさせてください」

 

・・・・・男の尊厳が、でもまだ公表されていないクエストか・・・・・うーん・・・・・。

 

「取り敢えず分かった。手伝いはする。どんな限定クエストか興味が湧いた」

 

「わぁ! ありがとうございます!」

 

「最強の防御力、ゲットだね」

 

「何度も辛酸を舐めさせてくれたあのモンスターを倒す時が来たわ」

 

何度もクエストを失敗して来たのか。どれだけ強敵なのだろうか?

 

「クエストを受ける方法は?」

 

「まず、女性の姿になっていくつかお使いのクエストをこなします。途中、力試しと称して火山のモンスターを倒して素材を集めます」

 

「その素材が集まったらNPCに渡すと最後にまた素材を集めなくちゃならないんです! その素材を持つモンスターが強すぎて勝てません! いまここ、私達が足止めを食らっているところです!」

 

なるほど、素材集めのクエストか。だったらもう二人呼ぶ必要があるな。

 

「人数制限がないなら、もう二人を呼びたいけど」

 

「大丈夫です!」

 

了承を得たので残りの二人・・・・・最高の破壊力を目指している二人を召喚する。そしてその二人と共にお使いクエストをこなしてミュウ達が足止めを食らっているクエストまで進めた。

 

「終わったわよ」

 

「「終わりました!」」

 

「え、早い。一時間も経ってないよ」

 

「さすが【蒼龍の聖剣】。凄く強い」

 

「女の人になった白銀さん凄くステキ!!」

 

伊達に俺達は極振りをしていないからな!! ユイとマイを呼んで正解だったな。

 

「さて、残り素材はどんな熱でも耐える『堅岩の塊』。マグマに入ってもその岩石自体が熱くもなく焦げることもないかなり貴重な石みたいね」

 

「そのモンスターから手に入るんですが、文字通り硬くて逆に装備の耐久値の方が保てなくなるんです」

 

「散々戦って攻撃パターンは把握しています。噛みつきながらの突進攻撃と尻尾での薙ぎ払い、地中に潜っての奇襲。HP一定値までが下がると攻撃パターンが変わります。全ての攻撃の速度が速くなっていきます」

 

「あとその辺の石を食べて回復します!」

 

マグマにも耐えれる突進なら、ラヴァ・ゴーレムよりも強いかもしれないな。

 

「でもー白銀さんなら楽勝だよ! なんたって一度倒したことがあるモンスターだし!」

 

「倒した? ここで?」

 

「ラヴァ・ゴーレムだっけ、あのモンスターにこれから倒すモンスターで叩いてたからね!」

 

・・・・・ああ、地龍か! 確かに倒したわ!

 

「じゃあ、これから行く場所は」

 

「うん、火山の頂上だよ! ということで早速行こう!」

 

ミュウが張り切って拳を天に衝きだした。それに見倣い俺もそうすると他の四人も拳を突き出した。

 

「でも判らないな? なんであのモンスターの素材が欲しいんだか。これまでの素材だって何に使うのかさっぱり理解できない」

 

「店の開店をするために必要な素材アイテムが欲しいって言ってただけだしねー」

 

「どんな店になるかは分からないけど、その店の初めての客が私達になるならちょっとした優越感だね」

 

「うん。だから挑戦してみる甲斐がある」

 

「私達も精一杯」

 

「頑張ります!」

 

いざ頂上へ向かう俺達。火属性と土属性のモンスター相手に難なく戦って倒し、作戦を考えながらあっさりと辿り着いた頂上に足を踏み込んだ途端。とっても懐かしい地龍さんが姿を見せてくれた。

 

「私がヘイトを稼ぐ。その間に思いっきり攻撃をぶちかませ! 【挑発】!」

 

「「「「「はいっ!!!」」」」」

 

突進しながら噛みついてくる地龍の攻撃を【受け流し】で反らし、他の皆の攻撃を当てやすくする。

 

「グルルルッ、ガアアアアアアアアアアッ!!」

 

「あはははっ!! 私を噛んでも噛み砕けれないぞ! ほらほら、もっと攻撃してきなさい地龍!」

 

手翼も使って攻撃して来るけれど、華麗なるステップで躱し続け【挑発】を続ける。時折俺が一番のヘイトを稼ぐ攻撃をしてユイとマイの八本の破壊の大槌を、ミュウ達の懸命な攻撃でHPを減らさせていく。

 

「凄い凄い! 攻撃が当てやすくなってる!? 私達だけでするより断然戦いやすいよ!!」

 

「手応え、ありだねっ」

 

「あの双子も凄い勢いでダメージを与えてるのも凄い」

 

「これだけ大きいと私達の攻撃も当てやすいねお姉ちゃん!」

 

「もっともっと頑張るよ!」

 

いい調子だ。このまま削れば攻撃パターンが変わるが、それも事前に決め合っている。

 

「攻撃パターンが変化するよ! 一ヵ所に集まって!」

 

ミュウの指示に従い、一ヵ所に集まったら俺が三割も削った地龍にダメージを与えた直後。咆哮をあげる奴がその場で大きく旋回して―――。

 

「【身捧ぐ慈愛】! 【生命の樹】!」

 

火山の地に巨大な樹木が育ち、淡い緑色のオーラの光が俺達を照らした。地龍の迫力と勢いある大振りの薙ぎ払いが俺達に直撃しようが、一切ダメージが無いどころかHPが回復する。

 

「つよっ!? ダメージ無効化のスキル!?」

 

「いや、単に私の防御力が今だけ皆の防御力になってるの」

 

「なにそれ、強すぎる」

 

「安定の安心感とはこういうことなのかな」

 

なので、ここから一方的なフルボッコの時間なんですよねー。動けない代わりにノックバックが無効。そして俺の最大防御力がミュウ達にも影響しているから、地龍がどれだけ攻撃してこようが俺の防御力を突破する攻撃力以外しなければならない。そういうわけで俺達は―――。攻撃パターンが変わろうが固定回復+絶対防御力のループを崩せずに時間を掛けて倒したのだった。

 

「はい、勝ち!」

 

「「勝ちましたー!」」

 

「う、うっそぉ・・・・・・」

 

「なんていうヌルゲー」

 

「防御力特化、バカに出来ないね」

 

因みに双子は攻撃力特化だぞ。と、教えると三人は信じられない物を見る目で双子を見たのだった。さてさて・・・・・うん、ちゃんと手に入っているな要求されたクエストアイテム。他にも地龍の素材が手に入った。

 

「それじゃ、皆で渡しに行こうか」

 

「「「「「はいっ」」」」」

 

これで限定クエストが達成! そう思いながらドワルティアに戻りクエストを発生させたNPCに『堅岩の塊』を渡すと。

 

「おおっ、ありがたい。よくぞ手に入れてくれた。これで営業ができる。お礼に最初の客として私の店を堪能してくれ」

 

「「「やったっ!」」」

 

さて、どんな店かな? NPCについて行くと・・・・・。

 

「さぁ、ここだ」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

天然の洞窟内に立派な温泉旅館! 第一号の客として招かれた俺達は疲れを癒すために温泉へ―――。

 

「って、空気に流されてしまったけど私は男なんだけど」

 

「あ、そうでした!」

 

「女性としての立ち振る舞いをする白銀さんに違和感がなかったから、すっかり忘れていた」

 

「まぁ、身体はバスタオルで巻いているし、今の白銀さんの見た目は女性だから意識しなければ恥ずかしくないかな」

 

「そうですよね」

 

「ハーデスさんが男だと思わなければ・・・・・うん」

 

広い岩風呂の湯に浸かってのんびりと寛ぐ俺達。その間にステータスも変化が起きていた。

 

「ここの旅館の露天風呂、少し特殊みたいね。3時間の自動回復のバフと全能力値が一定時間+5なんて凄いわ」

 

「ということは、旅館の料理も期待できるんでしょうかね!」

 

「どんな料理が出るのかちょっと楽しみ」

 

「そうだね」

 

と、誰もがそう思っていたものの。ここの旅館は温泉を入るためだけの旅館で料理の提供はしないらしい。なのだが、別途で温泉卵が販売していたのでそれを買った。

 

 

温泉卵

 

【STR+8】

 

 

うん? これは食べれば増える奴か?

 

「ユイとマイ。ちょっと試しに食べてステータスを確認してくれ」

 

「わかりました。いただきますね」

 

「はむ・・・美味しいです! あ、【STR】が+8も増えてます。一時的じゃなくてどうやら永続的みたいですね」

 

「嘘ッ!? それ凄いことだよ!」

 

「これ、何個も食べたら増え続けちゃうのかな?」

 

「試してみよう」

 

俺はテイマーにジョブチェンジして食べてみた。おお、黄身がトロトロで美味しいな!

 

「うーん、どうやら最初の一個だけみたいだね。これ以上は上がらないみたい」

 

「ま、そういう美味い話はないか」

 

「あったら裏があって警戒するよ」

 

だな。だけどこれは本当に美味しい。温泉卵なんて作れないから皆の分も購入すると。

 

「こんなに温泉卵を買ってくれるなんて嬉しいねぇ! お礼にいいことを教えてあげるよお嬢ちゃん達」

 

「え、なんですかー?」

 

「俺は大の温泉好きだ。三度の飯よりも温泉が大好きだ。だから世界中の温泉があるところに足をよく運んだものなんだ。しかしその中で入れなかった温泉があったんだ。残念なことにそこは女性しか入れない男子禁制の島で、何でもその島にある温泉に入れば神様の祝福が受けられる話なんだ。どうだい、興味が湧いただろう?」

 

「神様の祝福!? そんな温泉があるなら入ってみたいです!」

 

「そうかいそうかい! じゃあ、地図をあげるから是非とも行ってごらん。もしもその島に辿り着いて温泉に入ることが出来たなら、温泉の感想を聞かせてくれ。お礼はするからさ」

 

 

『EXクエスト 女ヶ島を探せ』

 

 

というクエストが突然発生した。俺達は一度顔を見合わせ、問題が無ければ頷き合いYESを押した。NPCから地図を受け取り旅館を後にした。

 

「まさかのEXクエストを受けることになるなんてね」

 

「白銀さんが温泉卵を大量に買わなかったら、気付かないままでした!」

 

「しかも隠しエリアの探検が出来るなんて、私達運がいい」

 

「でも、どこにあるんでしょうか?」

 

「うーん・・・地図に書かれている絵がなんか変だし」

 

ユイの言う通り、何というか断片的なのだ。これだけではよく分からない。

 

「白銀さん。どうしましょ? 地図があっても見方が変わらないと探しようがないですよね」

 

「そうだね。でも、場所を知っていそうなNPCがホームにいるから訊いてみるわ」

 

「おおっ、さすが白銀さん。頼りになる!」

 

「あの、手伝ってくれた報酬ですけど。クエストが続いているなら報酬はどうしたら?」

 

「そうね。じゃあ、最後までクエストをしたらその時にでも貰うわ。フレンド登録していいかしら?」

 

「是が非でも。今後ともよろしくお願いします」

 

「「私達ともお願いします!」」

 

フレンド登録をしたら皆で俺の日本家屋に来てもらい、寛いでいたルルカに尋ねた。

 

「ルルカ、女ヶ島って知っている?」

 

「勿論知っております! ですが、あそこは特殊な場所で海を渡って行かないと駄目な上に、地図がないと行くにも行けませんよ?」

 

六枚分の地図を出すとルルカは受け取りテーブルの上に広げる。そしてパズルのように断片的な絵をくっつける。

 

「地図を揃えていたとはさすがです! 女ヶ島は―――この海域にありますよ!」

 

とルルカが解明してくれた女ヶ島が存在する海域の場所は―――。

 

 

『プレイヤーが新大陸の一つ【女ヶ島】の場所を明らかになりました。新エリアの解放は数日後です。プレイヤーの皆様、どうぞお楽しみくださいませ』

 

 

アナウンスが全プレイヤーに告知した。数日後に解放? まだ入ることも出来ないエリア? まさか実装される新大陸の一部に入っていたなんて驚きだ。

 

「ええ!? 新大陸!?」

 

「これは予想外過ぎる。新大陸の島の在り処を私達が先に見つけていたなんて」

 

「だけど、実装されたら私達しか知らない島に行けれる。他の人より先に未知の世界の島を見れるのは凄い楽しみ」

 

驚き、唖然、興奮と三者三様の反応を示す三人に対して俺とユイマイは新大陸の実装を楽しみに心待ちした。

 

「新大陸、楽しみだ」

 

「そうですねハーデスさん」

 

「まだ時間があるから。レベル上げも頑張ります!」

 

姉の言葉に妹のユイは同意と頷き、俺自身とオルト達のレベル上げを専念しようと考えた。

・・・・・あら、フレンドコール。

 

『ハーデス君って、性転換しているなんて珍しいね? もしかして目覚めた―――』

 

通信を切った。誰が目覚めたか!? って、また来たし・・・今度は。

 

『ハーデス、経緯を教えてくれないかな。新大陸の情報を求めてるプレイヤーが集まってこっちが知りたいのに!』

 

「私達も新大陸の情報が知りたいぐらいなの。だから教えることが何一つできないの。あ、温泉卵は美味しかったわよ?」

 

『うみゃあああああああ!!! また知らないところで何か見つけちゃってるぅうううっ!!?』

 

煩いので通信を切った。また来たし今度は・・・・・。

 

『ハーデス? あれ、なんで性転換してるの?』

 

「そう言うクエストだったから」

 

『ああ、女性限定的な? だから新大陸の新エリアを見つけたんだ。そこってどんな場所?』

 

「男子禁制の女しか入れない島らしいよ」

 

『あー・・・・・ペイン達が絶対に入れない島なんだね。性転換しない限りはどうしようもないねそれ』

 

そういうこと。だから諦めてもらうしかない。性転換・・・・・いや、出来るアイテムがあるな?

 

『わかった。ペイン達に教えておくよ。じゃーね』

 

彼女との通信が終わり、俺達もパーティを解散。ミュウ達はせっかくの俺のホームにいるのだから畑を見て見たいと言い出すので許可する。

 

「一度来てみたかった、直接見て見たかった白銀さんの畑だー! やっほーいっ!」

 

「私は従魔・・・・・皆とても可愛い。あ、クママたんがいた!」

 

「いいなー。ここでのんびりと寛いでいたい。白銀さん、いいかな」

 

「だったらギルドに入るかいっそのこと」

 

「「「お願いします」」」

 

うん、こうなると思った。三人を放置し、マイとユイも好きに過ごさせてラプラスのところへと赴いた。

 

「ラプラス。あの性転換の薬は大量生産できるか」

 

「できなくはないがどうした。たくさんの幼女を生産するつもりかお前。変な趣味を持っていたとは・・・・・」

 

「違うわ! 女ヶ島ってところは女しか入れないようだから知り合いにも入れるようにしたいだけだわ!」

 

「ああ、そういうことか。にしても女ヶ島の存在を良く知ったな。あそこにはアマゾネスが島を支配しているところだ。男が近づけば女の性奴隷として捕まり、一生島から出られなくなる危険な島であるぞ」

 

・・・・・マジですか? あ、本当にマジなんですか。

 

「だが、幼女ばかり女ヶ島に訪れるのは不審がられる。色欲の悪魔に頼めば性転換してくれるだろう」

 

「色欲の悪魔?」

 

「うむ・・・目に入れたくない姿をしておるが、あれも幹部クラスの悪魔だ。人間を男を女に、女を男に、性別が関係なくなる新人類を生み出す野望があり、その力がある。戦う相手としては実に面倒極まりないから気を付けるがいい」

 

会えもしない悪魔と戦う機会なんてあるのか? その気持ちを口にしてラプラスにぶつければ凄い溜息を吐かれた。

 

「アカーシャに頼めば飛んでやってくるだろうよ。性転換が出来る人間がいると知れば、興味を持たない筈がないからな」

 

「あ、そうですか」

 

「ついでに言うが、気をしっかり持てよ。でなければ対峙しただけで気が持っていかれる」

 

「どんだけ危険人物なんだよ色欲の悪魔って」

 

「魔王軍一の変態であるから仕方がないのだ」

 

変態なんですか、どうなんですか判りたくなかったなそれ・・・・・。

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