バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

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JGE3

 

へいお兄さんたち、ちょっと俺達とお茶をしようぜ? とナンパした末に確保した男=ドラグとドレッドを待っている燕たちの所へ連行したのだった。

 

「イッチョウとイズもいたのかよ」

 

「フレデリカは?」

 

「まだ見つけていない。偶然リアルのドラグさんとドレッドさんがインタビューを受けているところを見掛けたんだ」

 

「新しいゲームの感想を教えてくださーい。まずなにをしたのか特に」

 

「あー、廃棄された小さな宇宙船の修理をしなくちゃならねぇ。プレイヤーは最初にその船に乗って宇宙へ旅立つんだ。地球上の資源が枯渇したから宇宙や違う惑星から資源を集めて地球で売買し、売った金で宇宙船や装備を新しく買うか改造、強化する」

 

「俺達が体験したのはそのぐらいだ」

 

「生産系の仕事、作業はあるのかしらね?」

 

「そこまではまだわからねぇよ。気になるなら買って確かめな」

 

確か予約すれば抽選で手に入るって言ってたな。今日中に予約しておこう。

 

「二人とも、予定が無ければ一緒に行動をしないかい。せっかくリアルで出会えたんだ、オフ会を兼ねてどうだい」

 

「おー、俺は構わないぜ。なんならこの際メルアドを交換しようぜ」

 

ドラグの提案に異論はなくお互いのメルアドを交換したら、次へのブースへと足を進める。そこもグッズ販売をしていたが、ほぼ六割は俺の従魔達の物ばかりだった。

 

「ハーデス君の従魔達が人気だねー」

 

「おいこれ、押すと声が出るぞ。ハーデスは買わないのか? (ポチ)『ムムムー』」

 

「うーん、人形ぐらいならいいか」

 

「私も何か買おうかしら」

 

ある程度のグッズを買い込んでいれば昼時となり、メシを食べに行くことになった。数万人も収容できるフードコーナーの中なら満席にはならない。席を確保してから注文を向かいに行った燕たちを先に行かせ、留守番の俺。

 

「あの、すみません・・・・・」

 

「ん? 俺?」

 

「はい、失礼かもしれませんがもしかして白銀さん、ですか? 俺、佐々木痔郎です」

 

「お? あの佐々木痔郎か? 初めましてだな。白銀さんと呼ばれてる死神・ハーデスだ」

 

「うわ、やっぱり! リアルで白銀さんと会えるなんて感動だっ!」

 

リアルでは初見の男と挨拶を交え、会話をしてれば彼が俺のことを白銀さんと大きく言えば。

 

 

「白銀さん?」

 

「あっ、あの銀髪の男だろ。てか、マジで白銀さんか?」

 

「リアルだと身長がデカいのか・・・・・」

 

「リアル白銀さん! 握手しに行こう!」

 

「あの人が白銀さん? 会いに行こ!」

 

「美音ちゃん、ほら早く!」

 

「別に会いに行かなくても・・・わかったから押さないで引っ張らないでよ」

 

 

見知らぬ人達にあっという間に囲まれてキャラクターの名前を教えられ、同窓会みたいな展開になってしまった。あ、そこで他人のフリをしている5人! こっそりと安全地帯に移動しているのがバレてるぞ! 俺を置いて行くな!

 

『ガオー!!』

 

「うおっ!?」

 

「び、びっくりしたぁ・・・・・」

 

「また何かの報せか?」

 

プレイヤーが何十人以上も一堂に会する場でトラぞうの声が異口同音に聞こえだした。優待チケットを取り出せばトラぞうが告知を言い出す。

 

『イベントが始まるよ。みんな参加してほしいドラ!』

 

「イベント?」

 

『これからプレイヤーのみんなに配付されるARMMO RPGの体験ができる専用の道具を使って、現実に出現するたくさんのモンスターを倒すんだドラ。15時までに中央のブースにいるスタッフの人達から受け取ってね。ルールの説明はそれからするドラ』

 

・・・・・俺の知らないところで新しく開発したゲームがあったのか。飯どころじゃないな。

 

「気になるな」

 

「やっぱり白銀さんも興味あるんだな。道具を受け取りに行くか?」

 

「こういうのはスタートダッシュだろう? 飯はそれからでも遅くはない」

 

「言えてるな。そういうことだったら俺も道具を受け取りに行くぜ」

 

安全地帯に行ったペイン達とはここで分れる。他のプレイヤーも先に道具を受け取りに行くか飯を食べるかで二手に分かれた。

 

中央のブースは何十人の男女のスタッフが壁際に並んでいて幾つものの段ボール箱を横に置いて佇んでいた。ここジズの間(仮称)は何もなくただの通過点でしかなかったわけじゃなかったか。

 

既に道具を受け取っているプレイヤーがたくさんいて俺もしばらく並んで受け取った道具を眺めた。大きくはなく小さくそして薄いヘッドホン型。重さは大してなく頭を押さえるよう耳にはめ、目元まで伸びる―――ウェアラブル・マルテデバイスという道具の扱いの説明書にも目を通す。

 

・・・・・マジでございますか?

 

説明書通りならこれ、すごい革命的な発展に繋がらないか? 同じくこの道具を受け取ったプレイヤー達に視線を向けると早速デバイスを装備してシステムを弄っている。その中であるプレイヤーが私服ではなくNWOの初心者キャラクターの姿になって、周囲のプレイヤー達は驚嘆と感嘆の息を漏らした。

 

俺も装備して起動してNWOのキャラクターのIDとパスワードを入力すれば、俺も初心者装備で身に包めた。それだけじゃない。表示されるHPやMP、そして使用可能な俺のスキルが表示された。

 

ただし、現実のプレイヤーの身体能力以上の効果や影響を及ぼすスキルは使えないらしい。そのスキルは黒く染まっていた。例えば巨大な獣に変身する【覇獣】といったスキルだ。武器によるスキルのみしか・・・・・ちょっと待て?

 

「・・・・・なんで【皇蛇】が使えるんだよ」

 

現実世界で性転換が可能・・・だと? 何の冗談だよコレェ・・・・・。

 

「なーに黄昏ているのさハーデス」

 

遠い目をしていただろう俺に話しかけて来る声はとても聞き慣れたもので、視線を声のした方へ変えれば見慣れた顔の女性がいた。

 

「フレデリカか。リアルで会うのは初めましてだな」

 

「そうだねー。やっとハーデスと会えたよ。ブースの中を回りながら探してたけど見つからなかったし」

 

「こっちはフレデリカ以外合流したぞ」

 

「うわ、本当? ペイン達も来てたんだ。リアルの皆と会ってみたいなぁ・・・・・で、なんか困ったことがあったわけ?」

 

ぐっ・・・話を逸らせたかと思ったのに・・・・・。

 

「・・・・・性転換のスキルが何故か使えることに」

 

「ああ・・・・・そういうこと。実際どんなのか見せてくれる?」

 

「鬼かな? ・・・・・妻の頼みだからやってやるけど」

 

んなっ!? とリアルでは交際も結婚もしていないフレデリカの顔が朱に染まり、動揺している余所にスキルを使った。

 

「【皇蛇】」

 

身体的に影響はなく、ガワだけ変わったように見えるだろう。俺の視覚でも胸に大きな膨らみの形が視認できる。軽く触ってみれば・・・うわ、柔らかい。

 

「うわ、本当に外見が変わってるよ。身体に変化は?」

 

「全然・・・・・声も女のものだな」

 

「すごい技術。ハーデスのだけ特別使用じゃない?」

 

いや、そんな贔屓的なことをするような運営じゃないだろ?

 

「―――あ、お姉ちゃん!」

 

ぬぁあああー!? この嬉しくて弾んだ声ェー!! 金髪の女の子が俺の胸に飛び込んできた!!

 

「お姉ちゃんにも会えるなんて嬉しいです!!」

 

「そ、そう・・・・・喜んでくれて嬉しいわ」

 

「えへへ・・・・・お姉ちゃん」

 

「すごく嬉しいそうだねー」

 

スリスリと初心者装備の姿で甘えてくるイカル、微妙な気持ちの俺に、なんとも言えない表情を浮かべてるフレデリカ。

 

「ハーデス、尻尾は動かせれるの?」

 

「意識すればな。物理的にも触れることが出来るぞ」

 

故にほら、この豊かな胸だって持ち上げること出来るわけだが。

 

「は、白銀さんっ・・・・・!」

 

「ん? あースケガワじゃん。初めまして」

 

「は、初めまして。な、なぁ・・・性転換したら身体はどんな感じなんだ?」

 

人の胸を凝視することを隠そうとしないオープンな男に問われた。どんな感じもなにも、男の下半身の存在が主張してるからな。そう見えて感じるようにシステムとプログラムがしているんだろうよ。

 

「そうね・・・身体は男だけど、ちゃんと女の身体を触れることが出来るすごい再現力だわ。胸もこんな風に触れるし」

 

ばるんばるんと揺れ動かす人の胸をガン見するスケガワ+α共。・・・・・ん? あそこにいるプレイヤーって。

 

「あ、あなた。メダル争奪戦のイベント中で、雪山でイカルに吹き飛ばされたプレイヤーね」

 

「うぇ!? お、覚えて・・・・・!!」

 

「や、運営の設定ミスで胸が隠せなかった時に上半身が全裸だったところ、あなた達が丁度来て私の胸を見たその顔が今と同じだったから思い出したの」

 

「「「「「は?」」」」」

 

「ヒッ!?」

 

男達が悲鳴を上げたプレイヤーに振り向き、取り囲んでどこかへと連行されて行ってしまわれた。

 

その際。

 

「オイコラ、お前。うらやまけしからんじゃねえか。ちょっとその話を詳しく教えろ」

 

「カツ丼を奢ってやるからさ。だから、な?」

 

「ち、ちなみにその瞬間をスクショは・・・・・」

 

「え、えっと、あ、ある・・・・・」

 

「そ、そっかー・・・・・あるのかー・・・・・」

 

「こ、これは話し合うべきである! うんそうするべきである!」

 

「ソウソウ! オレタチ、トモダチダ!」

 

「メル友になろう! キミとは長い付き合いになりそうだ!」

 

「あ、ズルいぞ! 俺もメルアド交換しようぜ!」

 

 

・・・・・なんて話し声は聞こえなかったがな!!!

 

 

「・・・・・最低だね」

 

「スケガワもあっちに行ってしまったか・・・・・」

 

「お姉ちゃんの裸はもう見せません!」

 

 

 

男として欲望に忠実になるのは駄目ではないが、節度を持とうよ? 人間性を疑われたら終わりなんだからさ。なお、スキルを解除しようとするならばフレデリカが「しばらくそのままでいいんじゃない?」とか言い抜かすのだからイカルがヒマワリのような笑顔を浮かべられた。

 

「じゃ、じゃあ黒髪のお姉ちゃんも見て見たいです」

 

「それは・・・あー無理。【身捧ぐ慈愛】が使用不可になってる。HPを消費しないと使えないスキルだからかなぁ」

 

「そう言えば今の状態の私達のHPとMPって同じだよね。装備だって初心者の時のだし、普段戦っている時の装備は使えないのかな」

 

「使えたら能力値の優劣の格差が浮き彫りするよ。特に私とイカルは装備一式が無ければ」

 

「防御力極振りです!」

 

「あー、逆に攻撃力が0だから攻撃しても意味がない二人が出てきちゃうねそしたら」

 

そういうことだ。見た目だけの装備だったら来てみたいところである。

 

「さて、道具を受け取って性能も把握できたことだし改めて食べに戻ろう。イカルも両親が待っているだろうし」

 

「あぅ・・・・・お姉ちゃんと離れるのは残念です」

 

「よしよし、機会があったら一緒にモンスターを倒しましょうね」

 

金髪の頭を撫でつつ慰め、イカルの両親の所まで送り俺は一人で来たと言うフレデリカと一緒に食事をする事にした。燕達とは適当に合流できるだろう。

 

「そう言えばハーデスのグッズ、すごい勢いで売れていくところ見掛けたんだけどハーデスは何か買ったの?」

 

「小物用ならいくつか。あと大人買いもした」

 

「さすがお金持ちだね。私もハーデスから貰ったお金で色んなの買ったし」

 

「あれは?」

 

あれ? と鸚鵡返しをされて業務用VRシステムのことを言うと、思い出した風に口を開くフレデリカ。

 

「もちろん買ったよ。ここ最近大きい家に引っ越すつもりだから私の部屋の半分も占領されちゃうだろうけどね」

 

「フレデリカの新しい部屋が広いのか狭いのかよくわからないわね。そう言えばどこに引っ越しを?」

 

「東京の予定だよ。そっちは?」

 

「神奈川県、更に言うなら川神市よ」

 

「神奈川県の川神市・・・・・割と近い所に住んでいるんだね」

 

「お互いにね。何時でも会いに行けるわね」

 

そうだね、と言う彼女は質問をして来た。

 

「一人暮らしだっけ?」

 

「シェアハウス的な感じで他の人と暮らしているわ。イッチョウとイズと」

 

「は?」

 

ナニソレ、キイテナイ。的な反応されても今初めて教えたのだからしょうがないんだが。

 

「どうして二人と一緒に居るわけ?」

 

「私は今、学園長代理の立場でイッチョウと暮らしてるけれど、イズの場合は先の大震災で助けた被害者の一人で、行方不明になった両親の安否が判るまで一緒に暮らしている状態」

 

「イズ、大震災の被害者だったんだ」

 

「本人にから訊いてみるといいわよ。ごちそうさま」

 

フレデリカが食べ終わるのを待ってから一緒に空になった食器を片付け、燕達を探す。

 

「フレデリカは東京で仕事を?」

 

「というか、東京で住みたいから引っ越したいだけ。さっきも言ったけどハーデスからお金をたくさんもらったから働かずに生きていけれるしね。親にもお金を分けたから世界一周旅行して楽しんでいるよ」

 

最高の親孝行に恵まれたなフレデリカの両親は。

 

「・・・三人で暮らしているってことは、部屋も結構広い方?」

 

「治安は悪いけど、確かに広いわよ。空き部屋もまだたくさんあるし、もう一人増えても問題ないぐらいにね」

 

「そうなんだ・・・・・治安が悪い?」

 

空になった食器等を返却する食器棚に置き、燕達を探す。

 

「イズが一緒に住むことなって、イッチョウは反対しなかったの?」

 

「家主である私の決定に逆らえないから問題ないわ。あ、いたいた」

 

向こうもこっちに気づきようやく俺達は合流した末にAR専用デバイスの道具を取りに行く燕達に付き合った。そして俺達のように装着すれば初心者装備の姿になったのだった。

 

「随分と懐かしい格好だなこりゃあ」

 

「初心に戻るのも悪くないね」

 

「武器はまだ装備できないみたいだが、使えるスキルとそうじゃないスキルがあるんだな」

 

「さてさて、どんなイベントになのか楽しみね」

 

「そうだねー」

 

自然と中央ブースに人が集まりだしたので、壁際でイベントの時間になるまで待っていたところ、スタッフがこっちに来た。

 

「お尋ねしますが総合ランキング1位の死神・ハーデス様でいらっしゃいますか?」

 

「ええ、そうですが。私に何か?」

 

「はい、是非ともご協力をしていただきたく存じ上げます。間もなく開催されるイベントに特設ステージで死神・ハーデス様には実況進行兼ライブをしてもらい場を盛り上げてほしいのであります」

 

・・・・・ほう? ・・・・・うん? ライブ・・・・・?

 

「ライブ? 歌うの? 私が?」

 

「はい、NWO運営責任者から許可を得てもらいまして、特別に堕天使の姿のデータをこれからあなた様にリンクし、ライブしてもらいたいのですよ」

 

「・・・・・私、歌は素人なのだけれど」

 

「ご心配いりません。ゲーム内でライブした当時のように歌ってもらえれば問題ありません。なにより、この日のために彼女達12人を依頼し参加していただいておりますから」

 

「ウソでしょ・・・・・」

 

「さぁさぁ、時間が迫っておりますので話の続きは舞台の裏側でしましょう」

 

いや待て、誰も了承してないし引っ張らないでくれるか、この人、何気に力が強いな!?

 

「お、おのれ運営ィー!!」

 

これは抗議していいよな!? 弁護士を設けて裁判沙汰にしていいよな!?

 

 

 

 

 

燕side

 

 

ドナドナ的な感じで連れていかれた王様。会話に入り込めれなかつた私達は蚊帳の外にいたからどうすることもできなかった。だからイベントが始まる15時になる30分前で、優待券からドラぞうがプレイヤー以外の一般の人は示した外の場所へ向かう催促されて私達はブース内で待機した。いざイベント開始の15時になると。

 

『ガオー! イベントが始まるよ。みんなルールを教えるからオイラの説明をよーく聞いてほしいドラ』

 

イベントの告知が発表された。

 

『モンスターはJEGがある人工島内にランダムで出現するよ。プレイヤーの頭の上に倒したモンスターの数が表示してたくさん倒すのがイベントだドラ』

 

『一人で倒すのも良し、パーティで倒すのも良し。だけどパーティで戦う場合は常にお互い10メートル以内にいないと駄目だドラ。もしも一人だけでも遠くに離れるとモンスターを倒しても加算されないから気を付けてほしいドラ』

 

『パーティを組む際は、お互いの手の甲を重ねて「パーティ結成」って宣言してほしいドラ。パーティの人数は5人まで。それからプレイヤーの皆にはNWOのスキルが使えるよ。装備は職業から選択してね。ただし現実にいる都合上で一部使えないスキルもあるドラ』

 

『制限時間は一時間。約10分ごとにレイドボスモンスターがどこかに出現するから、プレイヤーの皆は積極的に探して倒してみてね。最後に倒せたプレイヤーには何と10ポイントも貰えるドラ。倒せなくても頑張ったプレイヤーにも点数が貰えるから頑張るドラ』

 

『ふぅ、イベントの内容とルールの説明はこれで終わりドラ。ポイントが一番高いソロのプレイヤー、パーティには金メダルを一枚プレゼントするドラ。それじゃみんな、いってらっしゃーい!!』

 

ルールの説明が終わった時。私達は既に武器を選び終えていた。当然私は魔法スキルが使えるよう短剣を選んだよ。NWOのキャラクターで使っている装備じゃないけれどね。これも初心者用の武器だった。

 

「はい完了!」

 

「同じく」

 

「話を聞きながら選んでたのは俺たち以外にもいるようだぜ」

 

「で、どうするんだ? 一人で行くか五人で行くか」

 

「私は戦闘が得意じゃないからパスするわ。ハーデスの所にでも行ってくるね」

 

「じゃあ、残った私達でパーティ組みません?」

 

異論はないと、手を振って離れるイズを見送った私達は手を重ねてパーティ結成の宣言をした。

 

「意外とよ、ハーデスをイベントに参加させないためだったりしてな」

 

「あー・・・・・なんか不思議じゃないかも」

 

「やらせたらすごい勢いで勝ち抜いていきそうだからな。ペインと同じぐらいによ」

 

「えっと、実際にハーデス君はリアルの方が物凄いんでその予想は当たっております」

 

「マジで?」

 

卒倒するだろうね目の当たりにしたら。人間じゃないから人間離れたことを平然とするし。私たちもやれって言われても無理ですから~!!

 

「取り敢えずモンスターを倒しに行こうぜ。他の連中も動いてるぞ」

 

「そうだね。それじゃいこっか」

 

いっぱい倒して誰よりも倒して1位になって、王様を羨ましがらせよう。

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