バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

271 / 326
半神、そして魔王討伐再び

 

女王オニスズメバチの攻略を達成した。女王は殺さない代わりに俺の家で住み着き、共生することをきょ―――こほん、話し合いで解決した。ハチミツもたっぷりと貰ったので次は苦虫を探しにオニスズメバチの協力を得て向かった。苦虫の採取はそれほど難しくはなく、実物を借りて鼻が利くフェルやサラに案内してもらって探し当ててくれた。怪力の花も同様だ。あとはオーガイのみでこれは海の方へ向かわないと集まらないので都へ戻らないと。

 

「ハーデス、オーガイとはモンスターなのか?」

 

「素材だ。鬼のような顔をしたシャコガイという大きい二枚貝みたいなやつな」

 

オニスズメバチに海まで運ばれる間に質問を受けた。

 

「海の中にあるって言うなら、俺達は潜水と水泳のスキルが無ければ熟練度も高くないが大丈夫か?」

 

「呼吸ができない場所ならスタミナが続く限り活動できるスキルがあるからいけるんじゃないか? ということで海に着いたらこのステーキを食うがいい。シェフのふーかが作った料理だ」

 

「・・・一時間もスタミナが減らない料理なんて初めて知ったんだが」

 

「これで子供のフェンリルをテイムできた実話がございます。って、話している間に着いたぞ海に」

 

本当にあっという間だったな。10分は掛かってないかもしれない。オニスズメバチに砂浜の所に下ろしてもらい、俺達が用を済ませる間に休んでもらいながら虹の実を与えた。それから水中で活動できるルフレーズやペルカ、オウスイ達を召喚してオーガイというでっかい貝を探して持ってくるように指示した。プレイヤーの仲間達にはステーキを食べさせてからいざ海の中へ。

 

「あ、メタルスライム。この辺り隕石が落ちて海が出来たらしいぞ。俺が持ってる宇宙の星塊の欠片があるかも」

 

「それが本当なら本腰いれて探してみる」

 

がんばれー。さて、改めて俺達は潜水して透明度が高い海の世界に全身で飛び込んだ。海に入らなければ中々お目にかかれない海中の自然の光景を見渡しながらオーガイを探す。岩石の隙間を中心にずーと泳ぎ回って時々モンスターと遭遇して倒しながら採集や採掘できるポイントに目指して集めまくった。

 

「おー・・・・・」

 

かなり深く泳ぎ進んだと思う。どれだけ大きい隕石が落ちて地盤をひっくり返したのか分からないが、海と面していた都に落ちた拍子に大きいクレーターが出来たところに海水が流れ込んでから長い年月が過ぎる中、海の環境が整い様々な生物が繁栄したのは間違いない。でなければ、深海に魚介類の楽園が築かれていない。

 

「お、オーガイはあれだな?」

 

鬼のような顔を持つシャコガイを見つけて回収に向かった。思っていたより鬼人族と同じぐらい大きいオーガイ。触った感触でも相当の硬さを有しているのがわかる貝を、何かの素材に使うことを考えついた昔の鬼人族は凄いな。だが、これで採集クエストは達成できる。後は自分様に集めてラプラスに頼んでみよう。ペイン達にも知らせておくか。深海の方で見つかったって―――。

 

 

 

「おお、この短期間で全て揃えるとは鬼骨ある! 特にオニスズメバチは厄介であったろうに!」

 

彼岸の鬼鳴峠に戻って里長の家にとんぼ返り。ハチミツが入った大きな壺、大粒の怪力の花の種、大量の苦虫はともかくオーガイを部屋に置くわけにはいかないので庭のところに置いて証明した。俺が集めた品々を見てゼ=ノンは愉快愉快と快活に笑う。

 

「今まで戦ったどのモンスターより速かったのは事実だが、最終的に攻略できたよ」

 

その証拠とばかり女王オニスズメバチの王冠をインベントリから出してゼ=ノンに見せびらかす。

 

「む・・・その冠はもしや女王オニスズメバチの物か?」

 

「そうだ。戦いの末に俺の家で共生関係を結んでくれた。ハチミツに関しては何時でもこの里に送られるはずだ」

 

ゼ=ノンの頬が緊張気味に引き攣って冷や汗を流した。

 

「凄まじい・・・! そして今やっと魔王ハーデスが末恐ろしいと感じた・・・・・! あの女王まで下す力があるならば、ア=トゥも負ける道理である。これは褒美を奮発せねばならぬな」

 

クエストが達成できた。約束通り王の証印をクエスト用の紙に捺してもらった。

 

「魔王ハーデス、女王オニスズメバチを倒し退けた特別な褒美を取らせよう。これは長のみしか持つことを許されず、また他者の豪鬼な戦績を認めた時にしか渡さない特別な物だ」

 

『力の護符』『守りの護符』

 

 

力の護符

 

効果:STR+150

 

 

守りの護符

 

効果:VIT+150

 

 

「おお、凄い護符だ。ゼ=ノン里長。俺以外にもこの護符を手に入れられる方法はあるか?」

 

「先も言った通り、それは豪気な戦績を認めた時にしか渡さない特別な物だ。他の者も欲したいのであれば、ア=トゥやア=センのような鬼人族をまず倒してからではないと話にならん。それから私の依頼とは別に更なる成果を一つ以上提示してもらうことである」

 

一応、他のプレイヤーも獲得できなくはない、か。ハードな展開になるだろうがプレイヤー達の頑張り次第で手に入るなら気にしない方針でいこう。

 

「さて、証印以外の要望があると申してたな。言うてみよ」

 

「・・・・・そうだった。先延ばしにするところだった。それじゃあ最後の要望は・・・・・里長ゼ=ノン。いや、侍大将ゼ=ノン。少しばかり俺と戦って侍大将の力を見せてくれないか? 申し訳ないけど五つの証印を揃えた後で」

 

「・・・・・!」

 

そんな事を言うとは意外だ、と顔をするゼ=ノンは俺の顔をしばし見つめてニィと歯を剥き出す笑みを浮かべた。

 

「魔王とは随分と好戦的なのだな。だが、よいだろう。私も魔王と戦ってみたい気はあった。先にやらねばならぬことを済ませてこい。後顧の憂いがない戦いを全力で楽しもう」

 

「つまらない戦いだけはしないことを約束するよ」

 

「そいつはぁ楽しみだなぁ・・・・・どれ、魔王が再び顔を出すまで久しぶりに刀を握って素振りでもしてくるとしよう」

 

ゼ=ノンが立ち上がり、俺を残して居間から離れたので、残り四つの証印を求め―――最初は吸血鬼の国に訪れた。

 

 

国の建設・建国するかさておき、王の証印が必要ならば集めておかないといけない理由で、久し振りに吸血鬼の国に足を運んだ。絶対にもらうために【至高の堕天使】の姿となって顔パスで入国の審査をせず吸血鬼達が住まう国の地を踏みしめて街中を歩く。

 

「へぇ・・・・・」

 

NPC吸血鬼達が俺に対して跪き頭を垂らす。子供の方は理解できないと周囲を見渡すが、親か近くにいた大人に催促されて同じ姿勢をさせる様子を窺える。上層に跳ぶ転移式魔方陣の番をする吸血鬼ですら頭を垂らして跪いた。そんなことが彼女の城の前に転移するまで繰り返して続いた。真祖の吸血鬼の城の門を守衛する近衛兵に近づくと・・・・・。

 

「「―――――」」

 

有無も言わず門の扉を解放してくれて俺が行く道を作ってくれた。門を潜った先のホールまで進めば血色の大量の濃霧がどこからともなく発生して、すぐに晴れるとベアトリーチェ、ヴェアトリクス、最後に髪が長く小柄な少女が俺の前に跪いていた。

 

「長らくお待ちしておりました人間界の魔王・・・・・いえ、闇神の眷属様」

 

「急にどうした畏まって」

 

「闇神の恩恵を受けているだけの私達より、直接闇神の眷属となった貴方は私達闇の眷属にとって神の代弁者であり神の化身のようなもの。先日のような振る舞いはできないのです」

 

「貴方様に相応しい席へご案内します」

 

「ついて来てください」

 

なんかデジャブを感じるなーとベアトリーチェ達の話に首を傾げさせる俺を三人はどこかへ案内するため催促してきた。三人が重厚な扉を開けて俺を案内した場所は天井が高い無人の部屋だが、奥には巨大な石造の門のような構造物に巻き付く石造の薔薇が咲き誇っており、その前には赤いカーペットで敷かれた高い台座の上に石造りの玉座が鎮座していた。

 

「ここは王座の間か?」

 

「限られた吸血鬼の者しか入れない場所であり、真祖の吸血鬼も含めてすべての吸血鬼を支配することができる闇神の玉座―――に信仰を捧げる場所」

 

「私達真祖でもあの玉座に触れることも座ることは命を代えても許されない唯一の神聖な玉座です」

 

「闇神の眷属のあなたならきっと座ることを許されるはず」

 

あの玉座に俺を座らせたがっていることを察し、三人に振り返って見つめると逆に静かに見つめ返された。前に視線を戻して玉座に向かって歩き出す。コツコツと静寂な空間に響く俺の足音は高い台座の上にある玉座まで成り続け、真祖の吸血鬼でも触れたことがない石座に深く腰を落として足を組んだ途端。

 

『死神・ハーデス様が闇神に信仰を捧げる座に座りました。これに対して闇神はその座に座ることを認めましたので、闇神の眷属の死神・ハーデス様が信仰を捧げられる対象となりました。レジェンドクエスト【神化】を受諾しますか?』

 

これだけでレジェンドクエスト・・・・・!? こんなところにクエストが隠されていたのか! 当然ながらこのクエストを受けると詳細がこう記されていた。

 

『NPC、またはプレイヤーから信仰を捧げられ一定の信仰値に達するとプレイヤーは神格・神性を得る存在に神化します。信仰を得る方法はこれまでや今後のプレイヤーの人気・名声・知名度の他、プレイヤーへの祈りや感謝、プレイヤーのアイテムの使用の頻度です。逆にプレイヤーのマスクデーターでカルマ値が高いと悪神に神化します。算出します・・・・・』

 

・・・・・あ、コレェ・・・・・普通じゃない神に神化するかも?

 

ピンポーン。

 

『おめでとうございます死神・ハーデス様。これまでの死神・ハーデス様のプレイ履歴を検索・検査した結果、【神化】に至る必要な信仰値が満たされていました。同じく悪神に至るために必要なカルマ値も満たされています』

 

『善悪の神格をどちらも得ることができる状態でレジェンドクエスト達成条件を満たされておりました。特殊報酬として死神・ハーデス様に称号【半神に至った最初の冒険者】【悪神】、スキル【混沌】を贈呈します』

 

 

称号:『半神に至った最初の冒険者』

 

効果:全NPCとの会話の高補正、神族の好感度上昇

 

称号:『悪神』

 

効果:スキル【絶対悪】の取得

 

 

スキル:『混沌』

 

効果:プレイヤーに対する系統:光と悪のスキル無効

 

スキル:【絶対悪】

 

効果:系統:悪のスキルの攻撃・効果範囲が20%増加

 

 

・・・・・とうとう、半分だけど神に至ってしまったかー。

 

「さて本題に戻す。まだ保留だが、私は国家を建設・建国する最低資格を得たんだ」

 

「魔王様も自分の国を持つようになったのですか。おめでとうございます」

 

「おめでとう」

 

「こら、ヴァンピィ、ございますを言わないと! こほん・・・・・私達を会いに来たのはその報告のためですか?」

 

人形みたいな顔立ちで金髪赤眼の小さい少女をヴァンピィと呼び叱咤するヴェアトリクスは咳を零してから改めて訊いてきた。

 

「それもあるが必要な資格がまだあってだな。王の証印を五つ必要らしい。だから私の知り合いの王の一人がいるこの国に来たんだ。ベアトリーチェ、王族の印を捺してくれるか?」

 

「かしこまりました。お待ちください」

 

そう言って身体をコウモリと化して俺達から遠ざかるベアトリーチェを見送り、残された二人と特に喋らずに待っていれば、コウモリが俺達のところに飛んで来て一塊に集まりながら人型へと変わってベアトリーチェになった。

 

「お待たせしました。これが真祖の吸血鬼しか持つことを許されない印でございます」

 

「ありがとう。それではこれに捺してくれ」

 

王座から離れて王の証印を捺すためのクエスト用の紙を一枚出した。そこにベアトリーチェがあっさりと印を捺してくれたことで『王の証印2/5』と更新された。まずは一つと証印を見て次は誰の所に行くか決めたらヴェアトリクスが茶菓子を持って戻ってきた。

 

「魔王ハーデス。もう行ってしまうのですか?」

 

「いや、急ぎの用事ではないから三人が良ければ今日は交流しようかと」

 

「ふふ、そう言ってくれて嬉しいですわ。では、ティータイムをしましょう。ご案内しますどうぞこちらへ」

 

柔和に微笑むベアトリーチェが自然に俺を誘導する。その後、いつも通りの口調と態度でいいと指摘すると、両手を上げて喜ぶ勢いで感謝されて、ヴェアトリクスから突っ込まれ、ヴァンピィは無礼講と言わんばかりに俺の脚の上に乗ってきてヴェアトリクスから叱責を受けてもどかなかった。真祖の吸血鬼三姉妹と茶会をする事にしたその日の内にエルフの長、ドワーフ王のエレンから証印を得て最後に魔王から証印を貰いに冥界へ赴いた。

 

「久し振りだな魔王」

 

「やぁ、半神になった人間界の魔王。いや悪魔の神『魔神』と呼ぶべきかな?」

 

「ラプラスの肩書と被るから『悪神』でいい。それよりも、愛用してくれて何よりだ」

 

玉座に座る魔王の金の装飾と意匠が凝ったスライムスーツに指摘した。魔王は感無量とばかり感謝の言葉を送ってきた。

 

「もうこのスーツを手放す生活は考えられない。キミ達には本当に感謝してる。でも、ルシファーがすっかり拗ねちゃってまともに話してくれなくなっちゃった」

 

「家庭の問題に口出せれないから夫婦の間でいる内はなんとかしてくれ」

 

「離婚の可能性を示唆する発言は止めてくれ! ・・・・・それで、僕に会いに来た理由は? 魔王の座を受け継いでくれる気になったのかい」

 

それはないと首を横に振り、かくかくしかじかと俺の事情に耳を傾けてくれた魔王は小さく頷いた。

 

「それなら丁度いい。人間界に建設した魔王の城が最近完成したばかりだ魔王ハーデス。証印を捺す代わりに今から僕と新しい魔王の城に赴き、玉座に座って欲しい」

 

証印が手に入れるための必要な条件を言い渡された。以前口約束していた件もあるからそれを果たすために魔王と―――獣魔国に来た。やっぱり冥界と繋がっているゲートはあったかと思いながら、ビフォーアフターを果たした魔王の城に入り、無人の玉座の間の外から差し込む太陽の光に唯一照らされている玉座に出迎えられた。そしてその椅子まで続く台座の階段を上り魔王の前で腰を落とした瞬間。玉座の間に無数の幾何学的な円陣が浮かび上がり、俺に向かって跪きながら頭を垂らすルシファーを始め、見たことある悪魔達の他に魔王まで一緒に跪いた。

 

「―――我、堕天の王なり!」

 

この瞬間、吸血鬼の国にいた時のようにまたアナウンスが聞こえてきた。

 

〈人間界に魔王城が建国されました。旧大陸の人類は魔王、悪魔族、異種族に対して100%の恐怖に陥ります。旧大陸のモンスターが人間界の魔王の影響力で強化されます。旧大陸の危惧に12の神獣達が眷属のプレイヤーに期間限定で【勇者】の力を授け、【魔王】死神・ハーデス、【魔王】イカル、【魔王】メイプルに対する『三大魔王の撃破』のイベントを発生させました〉

 

〈『三大魔王の撃破』の勝利条件:魔王の称号を持つ全プレイヤーの撃破。敗北条件:12の神獣の撃破〉

 

〈なお魔王の称号を持つプレイヤーの味方になる選択をしたプレイヤーには、称号【魔王の眷属悪魔】アイテム『魔獣の卵』を、イベント終了時まで魔王の称号を持つプレイヤーの勝利に導いた場合『スキルスクロール×10』『アイテムスクロール×10』『ランダムボックス×10』の報酬が貰えます〉

 

〈12の神獣の眷属プレイヤー達が勝利した場合はレベル500分のステータスポイントと称号【勇者】の他、勇者シリーズの装備『上級スキルスクロール×10』『上級アイテムスクロール×10』『上級ランダムボックス×10』の報酬が与えられます〉

 

逆に俺と神獣の眷属プレイヤーがイベント失敗に終わった場合は、一週間のステータスと経験値の半減なのが共通で、俺とイカルとメイプルだけは魔王の称号が剥奪される上にステータスが装備ステータスも含めて0にされちまう・・・だと?

 

だが、最後の証印を手に入れた。条件を満たしてもまだ次を進めるわけには行かない。その前にみんなと相談ですな。・・・・・ぜってー言われるだろうなぁ~・・・・・。

 

 

 

【蒼龍の聖剣】色々を語るスレ43part【和気あいあい】

 

 

789:死神・ハーデス

 

突然だがみんなの意見を聞かせて欲しい。ただいま俺は好きなエリアで国の建設・建国できるクエストの条件を満たした所だ。これ、どうするべき?

 

790:宝石姫

 

国っ!?

 

791:アメリア

 

このゲームってそんなこともできるんだ・・・・・

 

792:アシハナ

 

マイホームでもそんな城みたいな建物があるとはいえ、国造りもできちゃうんだー

 

793:ウルスラ

 

好きなエリアって町があるエリア? モンスターがいるエリア?

 

794:ふーか

 

私達のギルドの国って、想像つかないね

 

795:死神・ハーデス

 

ウルスラの質問に答えると両方だ。ただ、建国は自分達の手で創らないといけないし、大変な苦労をしなくちゃならない。それからすでにある町や王国を占領することで国家にする事も出来るし、ギルドホームを正式な国家にする選択肢もある。

 

796:佐々木痔郎

 

既にある町と王国を占領ってすげーな。始まりの町を【蒼龍の聖剣】のものにできちゃうのか

 

797:赤星ニャー

 

ケットシー王国も出来る感じニャ? 悪いネコの王を追い出したから王がいない国だよねー?

 

798:石田

 

国家って一つだけしかできない系?

 

799:ヒット

 

国を作るってマジで? でも、国を作るスペースはどこにあるんだ?

 

800:タゴサック

 

なんかとんでもない話をしてるじゃねぇか

 

801:死神・ハーデス

 

詳細によれば赤星ニャーの言う通りにできるし、なんなら王がいる国は愚猫王のように追い出してから国を乗っ取ることも可能だ。廃墟になったアレクサンドレア王国を【蒼龍の聖剣】の国にする事もな

 

802:早耳猫

 

国を得ると私達の拠点は建国した国に移らないといけない? 国を得たら何か恩恵とかある?

 

803:宝生覇王

 

どデカい話をしておりますなー

 

804:百派

 

ヒャッハー!! 魔王の国の誕生の瞬間だぜぇー!!!

 

805:死神・ハーデス

 

早耳猫の疑問は当然だな。結論から言うと拠点は移らなくていい。【蒼龍の聖剣】の国を得ることができるだけだ。既にある王国によって便利だったり不便だったり、いまみんなが持っているホームや畑、仕事場を国の中に移せるかもまだ判らない状態だ。いまは、俺がみんなに国を得るならどこがいいか、どこにするか相談に乗ってもらっているところなんだよ

 

806:KTK

 

ケットシー王国を【蒼龍の聖剣】の国にする事って出来る?

 

807:エリンギ

 

一人で決めていい内容の話ではないみたいだな

 

808:トンボ

 

あの、国を作るなら昆虫だらけのドームを作る事って出来ますか?

 

809:スケガワ

 

・・・・・・女ヶ島を俺達の国にできない?(ボソッ)

 

810:宇田川ジェットコースター

 

白銀さんの中で国にしたい候補とかある?

 

811:つるべ

 

アレクサンドレアを国にするなら賛成だ。景色もいいし畑も広いし湖もある。ファーマープレイヤーとしてああいう場所が好ましい

 

812:死神・ハーデス

 

と、みんながそれぞれ【蒼龍の聖剣】の国を挙げるから相談に乗ってもらっているわけで―――久方ぶりにギルドメンバー全員、土曜日の夜21時温泉旅館に集まって選定しよう。国なんていらない選択肢もあるから自由に決めてくれ

 

813:エネルジー

 

わかりました

 

814:アスカ

 

絶対に行きますねー

 

815:ウサミ

 

スレ違いだけど白銀さん。彼岸の鬼鳴峠で新しい食材とかありませんでしたか? 滅んだ無人の町エリアに向かった話を聞きまして

 

816:メタルスライム

 

俺からも質問だ。何かマイホームが増えていたんだが? 鬼ヶ島ってとんでもない広大な島をまるごといつ買ったんだ

 

817:ノーフ

 

俺達のギルドホームって複数あるから、どれを国にするか悩みどころだな・・・・・はい? 鬼ヶ島ぁ?

 

818:死神・ハーデス

 

あったぞー。海の幸とオニスズメバチのハチミツ。それと手元に鬼の酒もあるしメタルスライム、ついに知ってしまったか鬼ヶ島のマイホームを

 

819:イッチョウ

 

ハーデス君、いつの間にそんなホームを買ったの・・・・・

 

820:石田

 

白銀さん! 手に入れた海の幸を見せてくれ!

 

821:ウサミ

 

新しいハチミツ! とても知りたい!

 

823:フレデリカ

 

ペイン達に新しいギルドホームのことを教えたら興味持って今鬼ヶ島に来たんだけどさ。何万人も入れるホームを買っちゃってどうするのさー。虫テイマーの巨大なダンゴムシが通れる広さだよここ。階段に上がれるかは別だけど

 

824:トンボ

 

本当ですかー!?

 

825:死神・ハーデス

 

ははは、初めて確認したらほんとそのぐらいの大きさだよ。天井には桜の木がたくさんあって花見ができるし、調理場も鍛冶場も浴場も鬼人族サイズで凄いぞ。興味あるなら他のみんなも行ってみてくれ。絶対に驚くから。それじゃ、俺からの話はここまでだ。また土曜日で待っている。石田とウサミもその時にでいいか?

 

826:石田

 

分ったぜ!

 

827:ウサミ

 

大丈夫です!

 

828:死神・ハーデス

 

ありがとうな。―――そうそう、ファーマーのみんなにも興味深い花の種もあったことを教えるが、何分まだ数が少ないからお裾分けできるまで待っててほしい

 

829:チョレギ

 

興味深い花の種? 白銀さんだからただの花じゃないだろうけど気になるな

 

830:イッチョウ

 

―――で、どーしてまた魔王様が殆どのプレイヤーに狙われることになるんですかねー?

 

831:死神・ハーデス

 

ここでその話を切り出すなよこのKYめ! 他のみんなが気を遣って空気を読んでくれたっぽいのに! しょうがないじゃん!? ギルドの建国の条件として五人の王の証印が必要だからってクエストが発生したんだからどうしても魔王の証印を手に入れる条件が人間界の魔王の城の椅子に座ってくれって言われちゃあ座るしかないだろ! それがこんなことになるなんて誰が思うか運営のバカヤロー!!!

 

832:ネネネ

 

白銀さんがブチ切れた

 

833:ノーフ

 

これで二度目だもんなぁ。前回は一方的なリンチに遭ったけど今回は12の神獣の撃破って勝利条件があるが

 

834:最強傭兵

 

いまこそ白銀さんの傭兵として力を発揮する時! 俺達も獣共を倒す機会があるなら鉄砲玉として役割を果たすぞ!

 

835:死神・ハーデス

 

それな。無所属限定のプレイヤー限定でクエスト受注する際に俺の味方になるか否か選択して、味方になったら俺とイカル、メイプルじゃなくても神獣を撃破できるっぽいぞ

 

836:ボルボ13世

 

神獣ってレイドボス扱いだろう。倒した暁には凄まじいドロップアイテムを落とすやもしれん

 

837:スケガワ

 

欲しい!?

 

838:フレデリカ

 

ペインが是非とも神獣と戦ってみたいと言い出して今から神獣と戦いに行くよー

 

839:死神・ハーデス

 

だ、そうだ諸君。何かしらの称号も手に入ると思うから戦いたいプレイヤーは挑戦するべきだ。

 

 

 

 

【燃えろ!】再び発生した魔王討伐について語るスレPART1【勇者達!】

 

・突然発生したクエストについて語りましょう

 

・誹謗中傷はダメ、即見守り隊に通報します

 

・健全で真面目に語り合いましょう

 

 

 

11:ラフォード

 

報酬は欲しいけど乗り気しないなー。【勇者】のスキルが手に入っても自分が白銀さんの防御力に勝てるビジョンが浮かばない

 

12:コッペン

 

その【勇者】スキルを調べたら、一定時間スキルを封印する魔法使いの奥義があるからワンチャンいけるんじゃね?

 

13:こうきゅう

 

魔法使いの奥義を使ってトドメは剣士の【勇者】奥義を何千人か一斉にぶっ放せば勝てるでしょって話だよな

 

14:にくなう

 

すでに【勇者】スキルを持っているだろう白銀さんも知っているから対策しているはずだ。まずは弓の奥義でダメージをだなぁ

 

15:ケビィーン

 

前回の魔王討伐戦でかなり炎上したのに、運営は懲りずに白銀さんだけじゃなくて可愛い女の子達まで追い詰めるとかバカなの? 死ぬの? 正当性になるよう修正したところで結局前回と変わっておりませんよねー?

 

16:ごくう

 

神獣の眷属の俺達側の敗北条件は神獣の撃破だが、神獣の代理戦争の件でムカついてるからわざと倒させるのもアリな自分の考えはダメでしょうか

 

17:死デス

 

≫16のような一定数のプレイヤーはいるだろうけど、数の利は神獣の眷属側の方が圧倒的有利だから、数の暴力(【勇者】スキル)でごり押しすればイケると思うプレイヤーの方が多いからダメではないけど採用されないかと

 

18:韋駄天

 

あのー少し前に白銀さんが公表した色々な称号やスキルのステータス補正、他にもきっとあるはずだ考慮して現在の魔王さんのレベルを基に計算したら、【VIT】5000は超えてるっぽいです。なお、常時レベルアップ時に得られるステータスポイントと【VIT】が10倍だった場合81000は確実です

 

19:カッチンコン

 

・・・・・白銀さんや、アンタ何を目指しているんだい? スキルでのステータス補正が無くても防御力8100は確定じゃないか

 

20:巌

 

ていうかさ、魔法使いの【勇者】奥義でスキルが封じれても称号まで封じることできないでしょ? そんじゃあ、スキルが使えないだけで幾分か防御力を減らしただけの結果じゃんか。少なくとも白銀さんの防御力は数万も維持しているぞ絶対に

 

21:最強剣士

 

だ、大丈夫だし!? 【STR】を二倍にするスキルと攻撃力極振り状態で剣の【勇者】奥義をブッパすれば!

 

22:死神・ハーデス

 

できるといいなー。ま、挑戦は何時でも引き受けるけどこのタイミングで神獣共を直接この手で倒す機会はありがたいと思っている。是が非でも神獣のドロップアイテム(落としてくれることを願う)が欲しいなー

 

23:ペルシャウス

 

ご、ご本人様!?

 

24:ミャース

 

まだあの時の件を根に持っているのかい!!

 

25:死神・ハーデス

 

因みにだが、≫18と≫20の予想は間違っていないことをお伝えする。確かにスキルを封印されたら【絶対防御力】の効果は無くなって防御力は下がるが、みんななんか忘れてないか?

 

26:レ・アグナス

 

な、何がだ・・・・・?

 

27:オリヴァス

 

アンタが不穏な事を言うとこっちまで嫌な悪寒を感じてしょうがないんだが!

 

28:リリィ

 

私達が何か忘れているの・・・・・?

 

29:死神・ハーデス

 

何も防御力はステータスとスキルだけじゃないことを。装備にだってステータスはございますが。彼岸の鬼鳴峠に行く前、俺が何をしていたのかよーく思い出してみ?

 

30:シゲール

 

・・・・・あ

 

31:オーソド

 

・・・・・あ

 

32:マーマン

 

・・・・・あ

 

33:カスミ

 

アーッ!?

 

34:イケダイ

 

ベ、ベヒモスとジズとリヴァイアサンを倒しまくってたのってやっぱりそういうこと・・・・・!?

 

35:トラキング

 

・・・・・うん、解散しよっか。今の魔王を手出したら後悔することになりそうだ

 

36:バカサイキョウ

 

!!!解散!!!

 

37:オーティンティン

 

こ、この野郎・・・! 魔王らしくプレイヤー達に絶望を与えてやがった! ぜってーゆるさねぇ、オラは怒ったぞー!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。