バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

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導き

 

 

「「BAUBAU!!」」

 

「キャハハハ!」

 

「コラ! 先輩の家の中を走っちゃダメ!」

 

「待ちなさい三人とも!」

 

今日も今日とて、ニューライブのメンバーの声が聞こえてくる。廊下を走る足音が段々と近づいて木工作業をしている最中の俺がいる居間を通り過ぎて・・・・・。

 

「「センパイ、何してるんですかー?」」

 

「見ての通り、木像を彫っているところだ。邪魔するなよー」

 

背後から覗き込んでくる双子の姉妹。コンコンと木工用の道具で木の表面を削っている。モデルは闇神だ。あともう少しで完成するから闇神がどんな反応をするか楽しみなところだ。

 

「おーセンパイって凄い器用なんですね」

 

「フワモコの木像も創れますかー?」

 

「時間は掛かるがサンプルを見ながらなら出来なくはないぞ。他にもスタンプとかな」

 

「スタンプ! 欲しい!」

 

「私のスタンプも創れるの?」

 

さらに会話に参加してきた艶がある鈍色の長髪で小柄な少女「古石ビジュー」が円らな紫色の眼を向けてくる。

 

「できないことは言わない主義だ」

 

「「「しゅぎ?」」」

 

「嘘は言わない、絶対にできる、って自分に対して決めた誓いみたいな感じの意味だよ。できないのにできるんだーって見栄を張ったら嘘になるだろ? そういう嘘に対して主義って言葉は絶対に嘘を言わない、騙さないことを相手に伝えて言うんだ」

 

おおおー、と感嘆の念を込めて口にした三人。しかもさらに質問責めをしてくるではないか。

 

「先輩、主義ってどんな漢字?」

 

「どんな感じ? ・・・ああ、文字の方か」

 

なんか話の方向が代わり始めてるなーと思いながらも作業を中断、紙と筆を用意して主義という漢字を書いて見せた。

 

「これだ」

 

「これが、しゅぎ、なんだね」

 

「漢字が難しいよ~モコちゃーん」

 

「頑張ろうよフワワちゃん!」

 

日本語を勉強してるのか。それは偉いことなんだが・・・・・

 

「で、人ん家で走ってはダメなんだが? ゲームの中とはいえど、誰かとぶつかる危ないのは変わらないんだからダメだぞ」

 

「「「ごめんなさい」」」

 

ちゃんと謝ったので許し、これで話は終わりだと工具を持って・・・・・。

 

「先輩、日本語、教えてください。お願いしまーす」

 

「「フワモコもお願いしまーす」」

 

期待の眼差しを向けられて・・・・・この期待を裏切る真似ができない己が恨めしい・・・・・!!

 

「・・・・・はぁ、一時間だけだぞ。そこにいる二人もこっちにこい」

 

出入り口から覗き込んで入ってこない右側が鈍色、左側が黒髪で目力が強そうな印象を抱かせる金瞳の女性「シオリ・ノヴェラ」と長い黒髪と瞳、長身の女性「ネリッサ・レイヴンクロフト」を呼びつけ、五人に対して女堕天使の姿で教鞭を振るった。

 

その日から・・・・・。

 

「勉強が分かりやすかったって聞いたので私達も日本語や日本のこと教えてください先輩」

 

「「「お願いしまーす」」」

 

あの五人が前回の勉強会のこと教え回ったようで、ニューライブの外国勢達が教えを請いに俺のもとに集まり出す始末・・・・・俺、日本人じゃなくて蒼天の国の人間なんだが・・・・・? 仕方なく一時間だけ勉強会を催しをした後、外国人組が楽しかったと笑みを浮かべながら解散していく様子を見送り一息つくと。

 

『ハーデスさん、ちょっといいですか?』

 

白銀ノエルから連絡が入った。なんだ? と思いながら用件を聞けば、STRが100も超えたから以前教えてくれた両手で違う武器が持てるようになるスキルが欲しいとのことだった。

 

「それなら構わないけど、宝鍾マリン達は?」

 

『今はパーティを解散して他の子達のパーティに加わって遊んでます』

 

そうか。そういうことなら彼女は何も気にせずいられるな。宝鍾マリン達が白銀ノエルの要望を聞き入れて違うパーティに入って遊んでいる頃ならな。

 

「―――ということでやってきたぜ、毒竜の洞窟」

 

「うわぁ、プレイヤーが並んでる」

 

待ち合わせの場所先で落ち合い、そこから毒竜の洞窟に訪れた俺達であったが、かなりログインして俺達と同じ目的のプレイヤーが長蛇の列を作っている。ということはここにいる全員が【STR】100超えているのだろう。あとはどれだけ速く短い記録でクリアができるかだ。

 

「どうやって取得するんでしたっけ?」

 

「10回ぐらいボスを倒すか、一定の時間以内にボスを倒すだけだ。後者の場合はボス部屋までダンジョンの中を走らないと行けないから俺が白銀ノエルを抱えるか背負う形で走る必要がある。ボスのところについたら遠慮なく一撃を入れてくれ。その後は俺がとどめを刺して終わりだ。それを10回繰り返す。いいな?」

 

「わかりました。でも、結構人気のダンジョンなんですねー? こんなに並んでいるなんて」

 

ダンジョンの出入り口の前に立って待っているプレイヤー達よりずっと一番後ろにいる俺達の番になるまで軽く1時間は待たないといけない。並んでいるプレイヤーはとある神獣の眷属一色以外、無所属プレイヤーは今のところ俺達を含めて十数パーティだ。それに並んでいる場所の付近には、設置できたのかと誰かが立てた看板があって『【STR】100以上のプレイヤーのみ周回をしてください。そうではないプレイヤーは5人のパーティ編成で挑んでください(【毒無効】の取得を望んでいるプレイヤーでも)』と書かれてあった。

 

「ここは攻撃力極振り、それに近いプレイを目指すプレイヤーと、双剣以外にも両手でそれぞれ違う武器を持って戦ってみたいプレイヤーが集まっている証だ。攻撃力が高いほどプレイヤーやモンスターを倒しやすいしな」

 

「プレイヤーを倒すってことは攻撃できるんですか?」

 

「レベル50以上のプレイヤーはな。それ以下のプレイヤーは攻撃することもされることもできない。そんで正式なプレイヤー同士の勝負なら問題ないが、非公式の戦闘でプレイヤーを倒したら俺達プレイヤーでは把握できないカルマっていう悪名が高まってしまう。そしたらNPCから避けられてNPCの店を利用できなくなるから一部のプレイヤー以外そんなことはしない。取り敢えず今の白銀ノエル達が心配しなくていいことだ」

 

「先輩のハーデスさんは大丈夫なんですか? 魔王だから狙われてもおかしくないですよね」

 

「前は何度もしっかり狙われたが返り討ちにしてやった。その時の動画はまだ残っているから見ればわかるよ」

 

待つ間は手持ち草、何もしないでただ待つのは暇故に白銀ノエルと話してるこの瞬間でも闇神の木像を彫っている。

 

「・・・さっきから言いたかったんですけど、木彫り上手ですね。どうするんですかそれ」

 

「このゲームの神話に出て来る神の一人にお供えするんだ」

 

「直接会えるんですか? その神様に」

 

「伝説的なモンスター、もしくは一人じゃ勝てないような強いモンスターを倒さないとまず会えないぞ。この木像のモデル、闇を司る女神は闇属性のモンスターを倒さないと会えないように設定されているんだ。ニューライブも数ヵ月間このゲームを遊び続けるならその間に七人の神達と会えるようになっていると思うがな」

 

「そうだといいですけどねー」

 

そんな自分の未来、想像が浮かばないと風な返事をする白銀ノエルの視線は木像のに注視しているのが感じる。

 

「質問なんですけど・・・私の姿をした木像って創れます?」

 

「フワワとモココにも同じことを訊かれたが創れるぞ」

 

「じゃ、じゃあ、お願いしたら作って貰うことって出来ますか?」

 

「お前の木像?」

 

「スバル先輩のですっ」

 

自分のじゃなくて彼女・・・?

 

「素朴な疑問を聞くけど、何で大空スバル?」

 

「推しだからです!」

 

「分かりやすい理由だな。わかった、完成したら連絡するよ」

 

よっしゃー! と拳を握ってガッツポーズをするほど喜ぶ白銀ノエル。彼女みたいな人間は俺の身近にもいるからよーくわかるわ。大空スバルも愛されているなぁ・・・・・。

 

「因みに大空スバルを推しているニューライブのメンバーにまだいる?」

 

「すうちゃんです。水宮枢ちゃん」

 

あのちっこいのか。意外だなぁ・・・・・。ま、人それぞれか。完成したらどんな喜び様を見せてくれるか楽しみだな。

 

「白銀ノエルは大空スバルのどこが推しとして決めたんだ? 俺達の番になるまで教えてくれ」

 

「話すと長いですよ?」

 

「大空スバルのこと知らないから遠慮なく言ってくれ」

 

「わかりました。じゃあまずは―――」

 

語られる白銀ノエルの口から出て来る大空スバルの事。俺の質問にも答えてくれて大空スバルの事を語る白銀ノエルの表情は本気で恋している女性に近い感じだった。

 

「それでスバル先輩の私物をくれまして。大事に保管しているんですよ」

 

「推しの私物を貰うって、よくもまぁあげたもんだな大空スバルは」

 

「次も貰えるなら今度はスバル先輩が使っている歯ブラシがほしいですねー」

 

「おいやめろ、それはドン引きされるレベルを軽く超えるから。え、まさかだけど水宮枢も?」

 

「すうちゃんはまだですよ」

 

まだなのが逆に不安なんだが。・・・・・ヤバい、イカルも俺が女だったら私物が欲しいって言いそうな気がしてきたぞ。

 

「それからスバル先輩はミオ先輩の筑前煮が好きで―――」

 

「ほう、筑前煮か。白銀ノエルもこのゲーム内で何か料理を作ってみたらどうだ。現実に反映するから損はないぞ」

 

「頑張ってみますっ」

 

まだまだ語り足りないとばかり白銀ノエルの口は止まらない勢いのまま、毒竜の洞窟の出入り口まで俺に話をしてくれた中で特に3周年と5周年のライブが最高だったのが印象だった。そうして話しを聞いていると俺達の順番となった。

 

「時に白銀ノエル。今配信動画は?」

 

「してませんよ? どうしてですか?」

 

「お前をボスまで運ぶ様子を見られたらファンに追いかけ回されそうだからだ。先に訊いて正解だったよ」

 

白銀ノエルを召喚したクズハの背中に乗せる必要はなさそうだな。念のために【至高の堕天使】の姿でやるかね。

 

「おおっ、また女の人になった」

 

「速さが求められるからな。だから私より遅いお前を運ぶには抱えて動くのが早い」

 

わっ、と足払いされて短い驚きの悲鳴を上げる白銀ノエルの背中と足に両腕を差し込んでお姫様抱っこした瞬間。地面を蹴った勢いで【AGI 1500】の速力を発揮した。ダンジョンの洞窟内の様々なモンスターと遭遇しようと、速すぎる俺達に触れることもできず通り過ぎられては何もできない。数十秒で毒竜の扉に着きここまで移動した速度を殺さず扉を蹴り開け、そのまま【手加減】と【悪食】で毒竜のHPを1まで下げた。

 

「白銀ノエル!」

 

「っ!」

 

腕の中で抱えられながらメイスを振った白銀ノエルの一撃により、毒竜は2分以下で倒れた。

 

「よし、あと9回はこういう感じで繰り返す。いいな?」

 

「はい!」

 

ジェットコースター並みかそれ以上の速度が出ていたと思うが、特に怖がっている様子はない白銀ノエル。ダンジョン前に戻る転移陣を選んで、また彼女を抱えたまま9回も2分以下で撃破を繰り返したことでお目当てのスキルが手に入った。

 

「あ、スキルが手に入りました! 【侵略者】と【破壊王】!」

 

「【侵略者】は今の白銀ノエルの邪魔でしかないから消しておいた方がいい」

 

「え? ・・・・・あー、相手より4つステータスが低くないとダメなんですね」

 

「STR以外にもステータスを上げているんだろう? なら極振りをしているわけじゃないから【侵略者】を持っても白銀ノエルを損させるだけだからな」

 

そのやり方をマイホームに戻りながら教えたところ、とある居間の中でお通夜状態のパーティとバッタリ会った。

 

「お前達、どうした? すごく疲れきったみたいだが」

 

「あ・・・ハーデス先輩」

 

「ノエル先輩もいる・・・・・二人してデート?」

 

「先輩に両手で武器を二つ持てるようになるスキルを手に入れる手伝いをしてもらったところだよ」

 

「えーいいなぁー! 先輩、吾輩も強いスキルが欲しいです!」

 

仰向けになりながら芋虫のような動きをし、人の足元に近付いてくるラプラス・ダークネス。スカートを覗き込みかねない少女に膝を折ってラプラス・ダークネスの頭を掴み太股に乗せたら。

 

「ふぉぉぉぉぉぉおっ・・・・・! 魔王様の太股、膝枕柔けぇー!」

 

「・・・・・やらなければよかったと思わされのは初めてだ」

 

目を急に輝かせては後頭部を太股にグリグリと押し付け出す始末だ。あ、向きを変えて顔を押し付けながら脚の匂いも嗅ぎ始めやがった。この見た目が少女なプレイヤーに対して、鷹嶺ルイという桃色の短髪でプロポーション抜群な上に足が長い女性が口を開いた。

 

「すみません。うちらの総帥がド変態で」

 

「アイドルとしていいのかそれで」

 

「受け入れてくれるリスナーがいるから問題ないでござる」

 

「リスナーも変態だったのか」

 

「だからってこよ達のリスナーも変態だと思われても困るから勘違いしないで欲しいかな」

 

「でも沙花又達のリスナーにも絶対にいないとは断言できないけどねー」

 

大丈夫なのかこいつらの会社は・・・・・?

 

「それで、疲れきっていたのはなんでなの?」

 

「北の隠しダンジョンを挑戦したけど、ゴーストのボスモンスターにコテンパンにされちゃっても倒せた反動が返っているだけです」

 

ああ、貫通攻撃してくるあのモンスターか。でもここまで疲れ切るなんておかしいな? 

 

「俺が初めて攻略した時はポルターガイストしか攻撃してこないはずだが」

 

「それがですね。いろはがゴーストのボスモンスターに恐がって戦力外になってしまったのもありますが、毒と呪いって状態異常を受けてしまったんですよ」

 

「毒はともかく呪いの状態異常か。呪いはどんな効果だった?」

 

「呪毒という名前で防御力と毒の耐性を低くしたり、毒の威力を高める呪いです」

 

なるほど。【毒無効】を取得してから挑んだら、戦闘の間は【毒耐性大】に下げられてしまうのか。

 

「ダメージは与えられるんで倒せなくはないけど、ボスモンスターとその子分のモンスターがたくさんで戦いが大変でしたよー。ということで、一度でたくさん倒せる強力なスキルが欲しいんだ先輩!」

 

膝の上で勇ましく言い放ちながら懇願するラプラス・ダークネスを含め、面々を見渡す。

 

「一応聞くが、いま職業は何にしてる? 武器でもいい」

 

「吾輩は黒魔術師と魔法使い!」

 

「こよは錬金術師とヒーラーだよ」

 

「風真は刀を使ってるでござる」

 

「私は短剣と鞭です」

 

「私は黒魔術師と双剣」

 

ヒーラーがいるにも拘らずなのか。いや、前衛と後衛の職業で個人的にバランスはいいと思うんだが、ワールドクエストが最後になった以降、序盤の隠しダンジョンなのに厄介な呪いの状態異常を設定した運営も本気度を高めて来たな。

 

「ラプラス・ダークネスが要望のスキル、自力で手に入れることできるが今すぐは無理だぞ」

 

「どれだけ掛かるんですか?」

 

「一日だ。【エクスプロージョン】っていう爆裂魔法を取得するならな。まずは【毒無効】まで毒の耐性を進化させてからテントウムシのモンスターを数百匹ぐらいHPドレイン行為、スキルで倒さず食べる行為で倒さないといけない運営が決めた悪戯と悪意の取得方法だ」

 

「モンスターを食べる・・・・・? モンスターから手に入る肉とか?」

 

「そのままの意味だ。モンスターを生きたまま食べろ」

 

絶句した表情で思考停止しかけた五人。実際にそれを実行しているプレイヤー達のところへ案内すると多くの男のプレイヤーがテントウムシのモンスターを探し回し、またはプレイヤー同士がモンスターを懸けた言い合い&決闘をしていたり、工夫しているのかダメージが極力低いステータスと武器で戦ってからかぶりつく姿の光景が広がっていた。

 

「あんな風にするんだ」

 

「「「「「ムリムリムリ」」」」」

 

だろうよ。うちのギルドメンバーの女子だって裏技めいた方法で【エクスプロージョン】を使えるようになったイカルとメイプル以外、誰一人実行してないんだからな。

 

「ほ、他にないんですか?」

 

「ないな。あのテントウムシのモンスターを食べればありとあらゆる攻撃をMPに換えるスキル【悪食】も手に入る。だからあんなにプレイヤーがモンスターを食べているんだ」

 

「ありとあらゆる攻撃を? それって最強じゃないですか?」

 

「破壊できない装備を除けば、相手の装備も破壊できてしまうからなおさらだ強い。確かに最強と言っても過言ではない」

 

「え、強っ!!」

 

「だからあんなに・・・・・納得しましたよ「」

 

「結構強いスキルなら、あの幽霊のモンスターも通用しますかね」

 

「当てることができるならな。ただ、状態異常攻撃はどうしようもないから毒と呪いの他のあらゆる状態異常の耐性を取得しておけ。方法は単純で何度も死に戻りせず長時間も、状態異常の攻撃を受けることだ」

 

五人は頷き、ラプラス・ダークネスがまたプレイヤー達を見た。

 

「【悪食】と【エクスプロージョン】のスキルが欲しいなら【毒無効】のスキルが絶対に必要でしたよね?」

 

「最初は【毒耐性中】までするべくハチのモンスターと戦うことをお勧めする。防御力は状態異常のダメージも軽減するようだから初期のエリアのハチのモンスターと戦っても簡単には死に戻りはしない。【毒耐性中】になったら毒竜と戦いの最中で毒攻撃をあえて受けながら回復しつつ【毒無効】になるまでふんばれ」

 

「わかりました! みんなと頑張って手に入れてみます!」

 

えっ!? 私達も・・・? と信じられないと言った風にラプラス・ダークネスの言葉に若干引いた4人と別れてしばらくその後・・・・・。

 

「刮目せよ! 我が究極奥義【エクスプロージョン】を!」

 

小さき女の子が中二病めいた口調で、爆裂魔法を取得するまでに成長した様子を見ることになるなんて俺はまだ思いもしなかった。

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