バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

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神獣 その名は玄武

【唸れ結婚願望者!!】結婚システムについて語るスレ1【独身者カモン!!】

 

 

23:独身者

 

 

オレの時代がキタァー!

 

 

24:ヒカンシャ

 

 

キャラクター制作時はイケメンフェイスにできるから、それなりに活躍すると女性プレイヤーが話しかけてくれる!! 青春のバラ色をゲームの中で謳歌するんだ!!

 

 

25:モテをクン

 

ふふっ、困ったね。結婚するとステータスが1.5倍に増えるからとこのボクと結婚してほしいと群がってくるヨ。まるで美しい花の香りに引き寄せられる可憐な蝶たちのようだヨ。もちろん、全員OKしたさ

 

 

26:スーパーイケメン

 

 

好きです付き合ってくださいではなく、好きです結婚してくださいと言われた俺の気持ち・・・・・わかるぅ?

 

 

27:美画自賛

 

 

わかるぅ~!!! リアルが現実世界じゃない、ゲームが現実世界なんだ!!!

 

 

28:超美形軍曹

 

 

その通りであります!! この世界は我々のような男達の為にあるような理想郷!! 命尽きるその時まで私はイチャコラする所存でございます!!

 

 

29:貴族令嬢

 

 

逆ハーレムを目指していいオトコをゲットしてやるわぁ~!!

 

 

・・・・・・。・・・・・。・・・・・。

 

・・・・・・。・・・・・。

 

・・・・・・。

 

 

「くだらない。結婚願望者の集まりなのに欲望まみれじゃないか」

 

「身も蓋のないことを・・・・・」

 

「他の男性プレイヤーの人達が凄く喜んでいるのが伝わってくるね」

 

「それだけ願望があったんでしょうねぇ」

 

少し読んだだけで読む気が失せた。どうやら勇者じゃないプレイヤーもハーレム(逆も然り)ができるようだな。

 

「ゲームの醍醐味の一つとして顔を変えられるけどさ、現実世界に戻ったら溜息吐きそうだな」

 

「ハーデスはしてるの?」

 

「髪の色と目の色を変えて、ちょっとだけ身長を低くしただけ」

 

「へぇ、リアルのハーデスのままなんだ? 私もそうだけどね」

 

「現実世界で待ち合わせしたらすぐに見つけやすいね」

 

そうかもな。そしてお前等は絶対に驚くだろうと断言してやるよ。さて、幻獣の方は? そっちの掲示板のサイトを開いてみるか。

 

 

【レジェンドモンスター発見隊】 テイム可能なモンスターについて語るスレ1 【情報共有求ム】

 

 

79:オーバーキル

 

 

見つけたぁー!!

 

 

80:ロード・オブ・アポカリプス

 

え、どこで何を?

 

 

81:オーバーキル

 

 

北で身体に大蛇を巻き付けてるでっかい亀がふっつうに歩いてる!! 一歩進むだけで凄い地面が震動するぜ!!

 

 

82:センゴク先生

 

 

それって玄武じゃないか? 中国の四神でも四獣でも呼ばれてる。それで戦える相手?

 

 

83:オーバーキル

 

 

挑戦してみる俺。「資格がない者は失せろ。ワシ好みの輩でもない」と何故かフラレた。なお、そんなこと構わず挑んだフレが攻撃した瞬間に黒い水を吐かれて死に戻った

 

 

84:轟轟

 

 

資格が無いと戦ってくれないモンスター? また変わったモンスターだな

 

 

85:オーバーキル

 

 

めげずに資格とは何かと聞いたら「己より数倍、一人では敵わぬ強敵を倒した者を指す」と教えてくれた。これ、白銀さんとかペイン達、攻略組しか挑めないモンスターじゃないかと思われる

 

 

86:サッキン

 

 

ああ・・・・・レジェンドレイドモンスター級のモンスターを倒したプレイヤーってことか。そんなモンスターを倒したことが無いソロやパーティのプレイヤーじゃあそっぽ向かれても仕方ないわ

 

 

87:オーバーキル

 

 

なお質問した。俺だったらどんな相手が相応しいのかと。「そんなに戦いたいならば挑戦者を待ち続けている東の青龍、西の白虎のところにでも行けぃ」と言われた。さらに玄武の好みの輩は誰だと聞いたら「わしと張り合えるような堅牢で土と木と水、それに蛇を有する輩じゃ。竜でも構わん」と教えてくれる優しい一面を見せてくれた。

 

 

88:北斗の大胸筋

 

 

幻獣にも好みの相手がいるのか

 

 

89:タッキュン

 

 

取り敢えずレジェンドモンスターと戦う必要な要素が判ったな。

 

※ソロまたはパーティでベヒモスとジズとリヴァイアサン、それに準じるモンスターの討伐の戦績を得ているプレイヤー。

 

※幻獣が求めるステータスとスキルを持つプレイヤー

 

こんなところだろ。それにテイムが可能だって運営の放送が流れたからこの条件をクリアしたプレイヤーが初めて戦えるんだろう。もしかするとテイマーとサモナーも深く関わりがありそうだ

 

 

90:カッツォ~!!

 

 

玄武は重戦士の大盾使いでテイマー? ・・・・・一人心当たりがあるんだが

 

 

91:我が名はフライパン

 

 

奇遇だな。俺もだ。ちょっと北に行ってみよう。その人物が玄武と接触した瞬間を見てみたい

 

 

92:アンパンチ

 

 

この掲示板を見ていたら来てくれるだろうか?

 

 

93:オーバーキル

 

 

すまねぇ・・・・お詫び申し上げることが起きてしまった。玄武の好みのプレイヤーを知ってるって言ったらすごく興味を持っちゃって、案内する羽目になった。

 

 

94:轟轟

 

 

ちょっ!? まさか連れてくる気じゃないだろうな!!?

 

 

93:オーバーキル

 

 

大盾使いでテイマーのとあるプレイヤーさん。助けて(ノД`)・゜・。一先ず始まりの町まで戻ってみるからフィールドで待っていてくれると助かります!!

 

 

94:死神ハーデス

 

 

冥府から参上。一先ず言わせてくれ。―――何やってんのお前ぇえええええええええっ!!!

 

 

95:ロード・オブ・アポカリプス

 

 

いやいや、だからそのプレイヤーがここを見てないと

 

 

96:センゴク先生

 

 

って、見ていたぁあああああああああ!!

 

 

97:オーバーキル

 

 

ヘルプ、助けて!!

 

 

98:死神ハーデス

 

 

直ぐにはいけない。ドワルティアにいるし何より北の町以上、先に進んでないから一々フィールドボスを倒さないといけない

 

 

99:我が名はフライパン

 

 

うっそでしょ!? それでそんなに強いって有り得ねぇっ!!

 

 

100:タッキュン

 

 

俺、前線組のプレイヤーなんだが本気で言ってる?

 

 

101:死神ハーデス

 

 

ほぼ先に向かわずフィールドボスとダンジョンボス、レジェンドモンスターしかレベル上げてないからな。ついさっきもラヴァ・ゴーレムと鉱石喰らいって巨大ミミズのモンスターを倒して来たからレベル54になった

 

 

102:タッキュン

 

 

攻略組の俺等よりも強いじゃぁん!!!

 

 

103:オーバーキル

 

 

あのー、玄武が俺を甲羅の上に乗せて亀とは思えないぐらい足の速さで来たから南向してるんで待っててくれますかねぇっ!?

 

 

104:死神ハーデス

 

 

死神の借りは高いことを覚えておけ。代償はお前の命だ

 

 

105:北斗の大胸筋

 

 

骨は埋めてやる。安心して逝け

 

 

 

「昨日のイベントが終わったばかりだというのに、次から次へと問題が起こるなちくしょう」

 

「でも、いつかは会うんだからいいんじゃない?」

 

「早く始まりの町に戻って北に向かわないと」

 

「頑張って?」

 

そんなこんなで、玄武と早々に戦わなくならなくなった俺は色々省略して第3エリアの北の町より先にある第4エリアのフィールドに向かおうとしたが足を停めた。とんぼ返りしリヴェリアやオルト達を全員引き連れ、始まりの町中で獣牙の森へ行く途中に思い出した。

 

「第3エリアの先は二種類のフィールドがあるんだよな」

 

「あ、どっちからくるんだろ」

 

『ならば、私が案内してやろう』

 

本当についてきた方法がサイナの頭に乗ったままそう言う。出来るのなら頼もう。そんな軽い気持ちでお願いすると、鳳凰が空を飛び突如にして莫大な金炎に包まれると鶏の姿とかけ離れた大きな炎の鳥になった。凄い、素直に格好いいと思える。周囲のプレイヤーも鳳凰の姿に愕然と目を見張っていた。

 

「そんな事できるの!?」

 

『この姿こそが真なる姿なのだ』

 

「出来れば初めて出会った時にその姿で会いたかったぞ」

 

『体が大きいと何かと不便なのだ』

 

そう理由なら納得できる。鳳凰から乗れと催促された俺達は暖かくてふわふわな羽毛の上に乗り、鳳凰が大きな翼を広げて空を飛んで行った。

 

「ねぇ、ハーデス。私、鳳凰が欲しくなったかも」

 

「じゃあ番を探さないとな」

 

「そうだね。あー、ハーデスが第3エリアから先に進まない理由がわかったかも」

 

「はは、そうだろう? せっかくフルダイブできるゲームだ。心の底から楽しもう」

 

そして鳳凰の速度はすんごく速い。辿り着くまで卵を温めてようとする俺にイズが見つめて来る。

 

「まだ孵化していなかったのね。何が出るのか楽しみね」

 

「そうだなぁ。またモフモフがいいな」

 

「切実だね」

 

「ふふ」

 

これから玄武と戦うかもしれないってのに穏やかな雰囲気を醸し出す俺達だった。

 

―――それからしばらくして。

 

『見つけたぞ資格ある者よ』

 

鳳凰がそう言い出した。下を見ようとする暇もなく降下する鳳凰が地面に近づくにつれて俺達がいる空まで鈍重な音が轟いて聞こえてくるようになった。その音もやがて静かになった頃には鳳凰が地上に降り立った。

 

『久しいな玄武』

 

『ほう凰か。ワシらを起こしたのは何時も資格ある者にスルーされおったお前とは。鳳の奴もついに見つけられぬようになったか。分かりやすいところで資格ある者を待ち構えておるというのに』

 

『どこにいるか教えて戴いても?』

 

『まぁ待て待て。わざわざワシに会いに来るという事はお前の背中にいる者を引き合わせに来たのだろう。ワシにも紹介させろ』

 

スルスルと鳳凰の背中から下りる俺達は玄武の前に出てきた。うわ、デカいな。鳳凰より山の如く大きいぞ。というか、甲羅どころか山そのものを背負っているし山に巨大過ぎる大蛇が巻き付いているじゃんか。山を背負っている亀、玄武が大きい眼でじっとこっちを見つめて来る。

 

『ほうほう・・・・・ふむふむ・・・・・。今まで見て来た資格ある者達と比べて今回はドストライクな好みの相手が現れたか。うむうむ、申し分ないぞぉ。文句もつけられん堅牢と土と木と水、それにフェンリルまで味方につけておるとは。何時だったかフェンリルを従えた資格ある者を思い出すのぉ。そっちの小娘も資格ある者だな? 朱雀であったら興味を抱くかもしれんわぃ。会ってみるがよい』

 

『ならばお前の力を与える資格ある者として合格なのだな?』

 

『当然だ。故に少しばかりワシと遊戯を付き合ってもらう。恩恵のことはそれからじゃ』

 

「遊戯の内容は?」

 

『くははっ!!! お前のような資格ある者は初めてだからの。青龍や白虎のように戦ってみたくなった。―――年甲斐もなくお前と闘争をしたいと血が騒ぎだしてしもうたわ!!!』

 

ぐっと前脚を力んだ直後に跳ね上がるように地面から離れ、後ろ脚だけで立つ玄武の姿に瞳が凍結した。次に何を仕出かすか悟ってしまったからだ。

 

「イズとセレーネ!! 鳳凰の背中に乗って逃げろ!! 地面が割れるぞ!!」

 

「「えっ!?」」

 

『気付いたか、しかし遅い!』

 

まるで隕石が降ってきた錯覚を彷彿させる二本の前脚が、鳳凰が足で二人を掴んで宙に避難した瞬間に玄武が激しく地面を踏み抜いた。大規模な広範囲に広がる地面の沈没。その衝撃と余波は遠くまで轟く勢いで届き、プレイヤーやモンスター達も巻き込まれたかもしれない。

 

「リヴェリア!」

 

「大丈夫です!!」

 

樹木魔法で地面から根っこを生やし、オルト達の足場と防壁として守ってくれた。彼女の存在に玄武は窘める言葉で話しかけた。

 

『エルフよ。ワシの楽しみを邪魔するではないぞ』

 

「いいえ、遊戯のつもりでも私の夫に手を出すなら妻として共に戦わせていただきます」

 

『資格ある者の番か。その意気やよし!! ならば共々ワシの遊戯に付き合ってもらう!!』

 

「だったら私も交ざらせてもらうよー!!」

 

フレデリカも杖を構える姿に玄武は楽し気に目をニヤリと細めた。

 

『構わぬ。さぁ、この程度で怖気付く者達ではないだろう? 非力な精霊達も遊戯に参加する気のようだ。ワシを楽しませてもらおうかの!!』

 

・・・・・。・・・・・。・・・・・。

 

・・・・・。・・・・・。

 

・・・・・。

 

 

「【地異滅裂】!!」

 

前脚で地面を踏みフィールドに大規模な地割れを起こす玄武。地面の隙間に落ちれば死に戻りは免れないだろう。扇状に崩壊する地面が完全に無くなる前に崩れ落ちる足場の地面に飛び移って接近していく。フェルとミーニィにはそれぞれメリープとドリモを乗せて一緒に玄武へ向かっている。サイナは空中から大蛇の牽制をしてもらっているところだ。

 

『並大抵の者はこの一撃で沈むが、やはり資格ある者のだけ通用せんか。ならば次じゃな』

 

また玄武は今度は地面から飛び出る巨大な蔓を操って攻撃してきた。

 

「【金炎の衣】!」

 

『む、鳳凰の力か! だが、その程度の力でワシを倒せんぞ』

 

山そのものを相手にするようなもんだから当然だろうな。だが、それでもいい。迫って来る蔓を回避、その上に乗って駆け走る。次々と蔓が襲ってくるが下に回り回避しながら円を描きつつ前へ進む。

 

「【毒竜(ヒドラ)】!」

 

毒攻撃+炎のエンチャントを野太い亀の足に放った。でも蛇が吐く黒い膨大な水とぶつかって相殺された。

 

『毒と火の合わせ業か。過去の資格ある者達でも見ない新鮮な。だがしかし、蚊に刺されたような感じもせぬぞ?』

 

「山を相手にしているようなものだから当然だろうが」

 

『その通りだ。ワシを、自然そのものだと思い掛かってくるがよい』

 

「そうさせてもらう【大竜巻】!」

 

対象を閉じ込めて持続ダメージを与えるスキル。それに炎のエンチャントが付加されば火災旋風そのものになる!

 

『ぬおっ!?』

 

「自然には自然の攻撃が効くだろう?」

 

『くはははっ!! やりおるわぃ。ワシも負けられんのぅ!!』

 

火災旋風を持ち上げるが如く地面が高く隆起しだした。地面の壁に穴を開けて悠々と出てくる玄武に不敵な笑みをこぼす俺だった。

 

「山相手と言うか、大地そのものの間違いじゃないか」

 

『言えておるのぉ。ならば諦めるか?』

 

「いーや、全力で行かせてもらう」

 

『なれば行動で示してみよ!』

 

もちろんだ。それに相手は俺だけじゃないぞ。

 

「【多重炎弾】」

 

空から数多の火炎弾が大蛇と山に降り注ぐ。火魔法を放つ巨大化したミーニィの背中に乗っているフレデリカが地道に攻撃を始めた。

 

「全く対して効いてないってジズみたいな相手をしている気分だよ。魔法の火力の足りなさに痛感されちゃってさー」

 

『ジズ。おお、あの小うるさい鳥か。そうかそうか。あの鳥めを倒したのじゃな。だが、それだけでは物足りぬ。せめて我が物顔で闊歩しておった巨獣を倒した力でないと』

 

「メリープ、【発毛】! 【羊雲】! 【雷雲】! 【稲妻】!」

 

「メェー!」

 

大きな羊毛と化して空高く浮くメリープが羊雲を形成、雷雲として玄武に雷と俺が放つ稲妻が降り注ぐ。

 

『雷雲を起こす奇妙な羊は生まれて初めて見たぞ!! だがしかし、ワシには通用せん。【亀覇滅波】ッ!!』

 

「だろうな。だがお前は生物だ。【古代魚(シーラカンス)】!」

 

巨大な口から光の砲撃を放ってくるのを躱しながら、古代魚を彷彿させる魚を召喚して特大の水鉄砲を玄武の顏や背中の蛇に浴びせる。これも通用しないだろうが電気と水の愛称は抜群なものでな。

 

『ぬおぉおおおおおおおおおっ!?』

 

「体の中まで痺れを感じやすくなっただろ?」

 

『ぬぅ、やりおる・・・・・麻痺など初めての経験じゃ』

 

水は電気を通しやすいってな。

 

「全員、玄武から離れろ! 【大嵐】! 【アルマゲドン】!」

 

この場に突然発生する巨大な嵐が玄武を襲う。そこへ空から赤々と巨大な隕石が落ちてきて玄武の背中に直撃する。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおっ!?』

 

「はっはぁー! どうだこれでも蚊に刺された感じなんてしないとは言わせないぞ!! 俺の最大の技だからちったぁ効くだろう!!」

 

かなりのダメージを与えた感じは皆無だが、衝撃ぐらいは無視しないでほしいものだ。俯いていた玄武は呟いた。

 

『ああ・・・・・お前の言う通り今のは腰にクる衝撃だった。ならばワシもそれ相応のお見舞いをしてやらんとなぁ』

 

亀の腰ってどの辺りなんだっけ? とどうでもいいことを考えていたら地面が激しく揺れ出した。その中で玄武は静かに発した。

 

『―――【フィールド・ダウン】【天変地異・海】』

 

それは玄武以外のこのフィールドの地面を全て奈落の底へと沈める技であることを俺が下に、玄武が上に移動する様子を見て数秒後に気付いた。

 

「ミーニィ!!」

 

『グオオオオオオオオオッ!!』

 

俺とサイナ以外空を飛べないフェル達を回収しろと言う思いを実行してくれる。【武装展開】をして空へ難を逃れた。

 

『やはり落ちぬか。しかしそれも予想の範囲。まだワシの攻撃は終わっておらんのに終わってしまっては面白味もない。これを乗り越えてくれたことに嬉しく思うぞ』

 

「なに―――」

 

【フィールド・ダウン】で無くなった地面から水音が聞こえてくる。思わず下へ視線を落とすと、暗い奈落の底から・・・・・大地の変わりだとばかりに黒い水が溢れ出て来た。もはやこのフィールドは黒い海と化したようなものだ。それにそれだけでなく・・・・・寒い、気温が下がってきた? あ、いや。ステータスが下がってるっ!? 装備で補ってる数値も!?

 

『玄武!! そこまでする必要はなかった筈!! この世界の生物の住処を一部とはいえ塗り替えるなど度が過ぎる!!』

 

『黄龍か麒麟の奴らめに後で元に戻してもらえば問題なかろうて。それに今のワシは最高にこの戦いを楽しいと感じているんじゃ。永く永く生きてきた中で得られなかったこれを堪能せず放棄などできん話じゃわ』

 

『耄碌ジジイめ! 死神ハーデス、玄武は【冬将軍】という技を発動している』

 

「【冬将軍】?」

 

「今この場は海に変えられているが、本来ならば時間の経過とともにこの場は大量に降雪し、お前達の力を下げ続ける玄武の力だ。そうなる前に短期決戦をしなくてはならない」

 

マジで!? 最終的にVITも0になるってことか!!

 

『ワシの主な力は水と冬。ちょいちょい土と木を使ってるが、黄龍と青龍からちと力を貸してもらっておるからだ。逆にワシの力も青龍等に貸し与えておる。よく覚えておくがよい』

 

土と木は玄武の本来の力じゃないのかよ!! って、そんなこと言ってる場合じゃないな!!

 

「ハーデス、どうするの~!」

 

「あなた・・・・・」

 

フレデリカとリヴェリアが寒そうな顔で催促してくる。玄武を注視して考え込む・・・・・。

 

 

ドクン。

 

 

何か力強い脈が打ったような鼓動が聞えた。でも気のせいだろうと思って玄武へ話しかけた。

 

 

「・・・・・。・・・・・。・・・・・玄武、質問いいか?」

 

『言ってみよ』

 

「お前って泳げるのか?」

 

『・・・・・』

 

水掻きがある亀は泳げるが地上で生きる亀は泳げない。そして玄武の足は水かきがなく山を背負う重量の身体を支える強靭で頑丈な足だ。もし水中戦が出来るなら、海の中なら【冬将軍】の効果は受け付けないだろうから誘いたいところ。だが、もしもの話がある。俺の中での予想はどうやら・・・・・的中のようだなぁ。

 

「へぇ・・・・・自ら窮地に立たせ背水の陣をするとは大した奴だなぁ」

 

『な、何を言ってる? ワシはまだ負けてもおらぬし押されてもいないぞ』

 

「ああ、そうだよな。でもさぁ、泳げないのにわざわざここのフィールドを海にしちゃうなんて大丈夫なのかなって思うわけよ」

 

ニヤァ、と笑みを浮かべる俺を見てどうしてだか玄武は焦燥の色を浮かべだした。

 

『何を考えている?』

 

「さっきの規模の土魔法はもう使えないし、巨大な蔓を操る為に地面から出さないといけないから、唯一の足場を自分で破壊する事をするとはちょっと思えないなと」

 

『ワシを追い詰めたと思っておるならそれは考え違いだ。ワシの攻撃の手段はこの黒水そのもの!』

 

水が意思を持っているかのよう天に衝く勢いで昇り、形を竜に形成した。

 

『このようにいくらでもお前達を追い詰めることが―――』

 

「逆に言えばそれしかできないだろ? フィールドを海に変えず雪景色にすれば戦いも変わっていただろうに。玄武、お前の負けだ」

 

『口では何とでも言えるわ! ワシの攻撃を耐えられまい!』

 

いーや、耐える必要もない。海中へ飛び込めば全ての攻撃は通らないだろうからさ。

 

 

フレデリカside

 

 

ハーデスが黒い海に飛び込んだ。玄武の攻撃を躱すには海中しかないのはわかるけど、それで玄武をどうこうできるのかわからない。

 

『浅知恵な。資格ある者とはいえ長く水の中に入られる筈がなかろう。それ以前にこの水そのものがワシの意のままに操れることを忘れたか? 水中でもワシは攻撃できるぞ!』

 

玄武が残した足場を囲む巨大な渦巻きが複数も発生して、それのどこかにハーデスを巻き込もうとするのがわかる。水泳や潜水、水中での活動が出来るスキルはあるけどハーデスは一体どうする気?

 

『・・・・・む?』

 

ボコリ、と音が聞こえた。それは気のせいではなく段々そんな音が立て続けに増えて、玄武の周りの水から湯気が出てきた。何で湯気・・・・・あっ。私はハーデスが水中で何をしているのか何となく察した時、黒い水が赤く見えてきて・・・・・。

 

「海底火山は知ってるぅ~?」

 

『ぬおおおおおおおおっ!?』

 

ラヴァ・ゴーレムの中にいるハーデスが顔を出して玄武の前脚を溶岩の手で掴んだ。その光景はゾッとするもので一種のホラーみたいだった。ハーデスはラヴァ・ゴーレムの状態で玄武の身体を攀じ登ろうと這い上がろうとする。自分の足場以外無くした玄武は本当に泳げないみたいで、足を振るうだけだった。

 

『は、離れろ! 離れんか!!』

 

黒水の竜をハーデスにぶつける。マグマは水と冷気に弱くて固まってしまうけど直ぐではない。玄武の首に溶岩の手が掴んだ。

 

「動くな」

 

『っ!?』

 

「よぅし、お前ら攻撃をしろ! こいつは身動きできないぞ!」

 

そう叫ぶハーデスの後に、ミーニィが玄武の背中に近づいて私とフェンリルを落とし、蛇に向かって攻撃した。ハーデスよりも貢献土が低いのは承知だけど、私も見ているだけじゃないよ! あ、鳳凰も近づいてきてノーム達を下ろした。あの子達も攻撃に参加するのか蛇に向かって突撃していく。鍛冶師のプレイヤーの二人も流れでこうげきするみたいだね。

 

『ぐぅっ、小癪なっ!!』

 

「だから動くなって、決着ついてるんだからよ。勿論俺の勝ちで」

 

『何を言うか! まだワシは負けておらぬ!!』

 

「このままお前の口の中に入ろうとしてもか? ああ、口を堅く閉じてもこのままお前の顔に抱き着いて息を止めさせるぞ」

 

『―――っ!?』

 

溶岩の手で玄武の口を開けたまま固定し、本当にその中に入ろうと溶岩の頭を突っ込もうとするハーデスにさすがの玄武も、いやいやと首を激しく横に振る。

 

「それじゃ、お前の中でゆっくりと食べてやるよ。ベヒモス同様に生きたまま喰われる苦痛を味わわせてやる」

 

その一言で、恐怖を覚えた幻獣の目の端から大きな雫が溢れ出した。

 

 

ドクンッ!!

 

・・・・・ドクン? え、なに今の音?

 

 

―――???

 

 

「魔王様、ひとつお聞きしても。以前友好の証として勇者に渡した絶滅危惧種の魔獣の卵。あれを渡しても宝の持ち腐れではないのでは?」

 

「普通の勇者なら一生孵化すらできず朽ちるだけだろう。孵化の条件もこれもまた特殊過ぎる故に繁殖がままならなかった。お前も知っていよう」

 

「ええ、そのため私達のような存在が必要不可欠だった彼の魔獣の長の方から、こちらの傘下に入る条件でも受け入れることを厭わないぐらい切羽詰まって懇願されるほどに。種の存続の為に必要な孵化の条件。それは―――」

 

「恐怖。それも己の命の危険を心から感じた時の悪感情。数と恐怖の質が高いほどに卵はそれを糧にし孵化するという難儀な種族だな」

 

「彼の種族もそれ故に絶滅危惧種となってしまわれたのですな」

 

「恐怖のあまりに冥界に住む魔獣共は、奴らから発する気配を少しでも感じるとすぐさま逃げてしまうから種の存続が危うくなってしまった。もはやいわば恐怖の大魔王よ」

 

「あの勇者にピッタリと言うわけですか。勇者でありながら数多の人間を死の一歩手前まで苦痛と絶望を与え、喜々として拷問をするあの姿は、不覚にも私は心躍りました」

 

「エルフの宝を守る大義名分があったにも拘らず、その結果が【血塗れた残虐の勇者】として名が広がってしまったあの勇者は不憫の一言。そうだ、人間界で居心地がなくなったら冥界で囲ってあげよう」

 

「名案です魔王様。ならば、例の卵の孵化に成功した暁に冥界に招待しましょう」

 

「うむ、それも名案だ。戦友として我がホームの素晴らしさを存分に語ってみせよう」

 

 

・・・・・。・・・・・。・・・・・。

 

・・・・・。・・・・。

 

・・・・・。

 

 

ドクンッ!!

 

 

『―――ま、待てくれぇっ!!! こ、降参じゃ。ワシの負けを認めるからそれだけは止めてくれぇえええっ!!』

 

・・・・・これはしょうがない。体の中から食べられる恐怖は絶対に感じたくない。幻獣を泣かせたプレイヤーは後にも先にもハーデスだけだと私は断言するよ。ちょっとそう同情した矢先にだった。ハーデスから黒い何かが飛び出して玄武の頭を丸のみにした。え、なに!? 

 

「鳳凰、今の何!?」

 

『冥界の魔獣の仕業だろう。資格ある者がまさか魔獣をも抱擁していたとは信じがたい』

 

魔獣って、もしかして黒い卵が孵化したの? 鳳凰に頼んでハーデスの傍に連れて行ってもらうと、二本の角と紋様状の羽を生やした金と蒼の眼、白銀の毛並みに漆黒の紋様が浮かんでる二股の尾の猫がいた。あ、普通に可愛い。

 

『ご主人様、もっと食べたいにゃ。生れたてでおいらはお腹空いてるにゃ』

 

「さっきみたいなのでか? 遠慮なく食い散らかせ。あ、玄武に攻撃しているのは俺の仲間だから手を出すなよ」

 

『ニャハハハ~!! 食べごたえがある亀にゃん!!』

 

『魔獣だとっ!? ぐわああああああああああ!!』

 

猫の顏みたいな禍々しい光を放って玄武の顔を呑み込んだ。直接的なダメージはないみたいだけど何だか玄武が弱弱しくなった気がする。

 

「玄武はどうしたの?」

 

『主な力を喰われたのだ。玄武の強みの堅牢の力と体力が一気に消耗したのが感じ取れる』

 

それってステータスが奪われてるってこと? 

 

 

『そこまでだ』

 

 

厳かな声が突然耳の中に入って来た。

 

 

『資格ある者の勝利、玄武の敗北。確と見届けさせてもらった』

 

『全くここまですることもなかったでしょうに』

 

『我々の手間を掛けさせるな亀よ』

 

三つの声がどこから聞こえてきて、黒い水のフィールドが光り輝き玄武が破壊する前のフィールドに戻った。復活した地面に玄武はその場で崩れ落ち、ハーデスはスキルを解いて上に向いた。私達も見上げると宙に浮いているモンスターが三体いた。

 

黄金のように綺麗で胴体が長い竜

 

もう一体も同じ身体だけどこっちは青い竜

 

見た目は鹿に似て大きく背丈は高く、顔は龍に似て身体に鱗がある不思議なモンスター

 

『おお、黄龍と青龍、それに麒麟』

 

『久しいな凰。今回はお前が資格ある者の出現の合図を放ったか』

 

『いつも鳳なのにな。こういう時もあるという事か』

 

『新鮮で不思議な感じですね』

 

黄龍、青龍、麒麟!! まさか幻獣種?

 

「・・・・・神獣か?」

 

『ええ、下界の者達は私達をそう呼称しております』

 

『今回は事情があって参った。本来の持ち場から離れることはないがな』

 

事情って? なんだか青龍が呆れているような?

 

『玄武、度が過ぎましたよ。何も自分が受け持つ場の一部を破壊するなど神獣として言語道断です。私達の力は下界にとって天変地異そのものなんですよ。だというのにあなたという亀は―――』

 

『麒麟。せ、説教は今度にしてくれぇ・・・・・精神的に疲弊しているワシを鞭打つでない・・・・・』

 

『いいえダメです。同情するに値しないほどやり過ぎたのですから二度としないようしっかりと説教します!!』

 

なんだか、お説教を始めたけど神獣って簡単に見つからないモンスターじゃなかったんだ。

 

「一応、俺達は認められた?」

 

『出さなくてもいい玄武の全力を引き出させ、勝利を掴み取った勇敢なる行動に見事の称賛の言葉を称えるに値する。我らの全力は玄武でもしてみせたようにその場を天変地異にし、生命の過剰な殺生をしてしまう故に、数々の資格ある者達とは力を抑えて戦わねばならない決まりがあった。なので・・・・・』

 

説教する麒麟と説教されてる玄武に向く黄龍。体の大きさが違うのに

 

『ああして説教されても仕方が無いという。後で決まりを破った玄武にはそれなりの罰を与えねばならない』

 

「なら、その迷惑を被った俺達に玄武から何かしてもらえないか?」

 

『ふむ、見たところお前は私達を従える者のようだな。かつての友と同じくその素質も芽生えつつあるか』

 

この話の流れからして玄武を使役しちゃうのかなハーデス。

 

『だが、まだ私達神獣を従わせるには程遠い。精進せよ』

 

「そんな事だろうと思ったよ。それで、さっきの話の件は?」

 

『玄武自身から何かを望むというならば、四神同士の話し合いを経て決めさせてもらいたい。後日お前の元に現れに来る。そして亀を勝った暁にこれを授けよう』

 

『神獣の一角「玄武」を撃破しました死神ハーデス、フレデリカ、イズ、セレーネに【勇者の光輝(オーラ)】を獲得しました』

 

 

『称号【神獣に認められし者】を授与されました』

 

 

【神獣に認められし者】

 

効果:神獣と幻獣のモンスターとの遭遇率上昇する。会話時、友好度にボーナス。

 

 

『勇者の光輝(オーラ)』緑空欄空欄空欄

 

ステータス20パーセント上昇。

 

 

わ、私も貰っちゃった! レベルもかなり上がった。対して貢献してないのに・・・・・勇者の光輝(オーラ)って? この空欄はなんだろ。

 

「おー、こんなにか?」

 

『働きに見合う私からの授けだ。いつか必ず私のところに来るがいい。いつまでも待っている。さらばだ』

 

『お前なら今すぐにでも会いに来そうだ。楽しみにしているぞ』

 

『さようなら』

 

黄龍達がそれぞれ別の方角に一筋の光となって飛んでいった。玄武は取り残された? これからどうすればいいんだろう。

 

 

 

 

 

【始まったカッチンコッチンバトル】白銀さんVS玄武の戦いを語るスレ3【見ごたえあるぜ!!】

 

 

321:観戦プレイヤー

 

 

これナマ動画?

 

 

322:観戦プレイヤー

 

 

おう現ナマだぜ。機械の町で購入したプレイヤーが空からの生配信でお伝えしているんだってよ。たまに戦いの余波に巻き込まれて死に戻りするプレイヤーが後を絶たないが

 

 

323:観戦プレイヤー

 

 

その覚悟の上でしてるんなら文句言えねぇだろ。というか、そういうことしている暇があるなら参加すればいいんじゃないかと思う

 

 

324:観戦プレイヤー

 

 

自殺願望者が一人はいるぞー。全員笑ってやれ。あんな戦いの渦中に首突っ込むプレイヤーは攻略組だけだろ

 

 

325:観戦プレイヤー

 

 

実際、百人ぐらいの集団で白銀さんと玄武の戦いに突撃した連中いたんだけど、玄武の足で一瞬で壊滅しましてねー。しかもどっちもそのプレイヤー達の存在を気付かずに死に戻りしたことが分かって思わず吹いてしまった

 

 

326:観戦プレイヤー

 

 

いや気付けって言うのは酷だろ。玄武の地面破壊、蛇の黒い水、破壊光線、地面から襲ってくるドでかい蔓に対して金色の炎に燃える死神さんは走ったり飛んだり、毒を放ったり大嵐を発生させたり稲妻を落としたり水鉄砲を放ったりして・・・・・ああ、情報が多すぎだよ!!?

 

 

327:観戦プレイヤー

 

 

どれだけスキルをたくさん包容しているのか今度教えてもらおうかな

 

 

328:観戦プレイヤー

 

 

テイムモンスも中々だな。ただ、ノームを含む精霊達は揃って外野に立たされてるんだよな。火の鳥の背中に避難させられて

 

 

329:観戦プレイヤー

 

 

間に入れない戦いだからしょうがないだろ。寧ろフェンリルとドラゴンはともかく羊とモグラを戦わせてるのが意外だった。そして見たことのないスキルを見た瞬間俺は驚いたぜぇ・・・・・

 

 

330:観戦プレイヤー

 

 

やっぱりNPCを仲間にできるんだな。俺も仲間にしてぇよ

 

 

331:観戦プレイヤー

 

 

魔法使いのプレイヤー、確か最前線攻略組のフレデリカだったよな。一緒に戦えて羨ましィ

 

 

332:観戦プレイヤー

 

 

じゃあこの後ペイン達も来るんじゃね? とても見ているだけとは思えないぞ

 

 

333:観戦プレイヤー

 

 

その勢いで玄武を倒したりしてな。幻獣の落とすアイテムもきっと豪華だろうな

 

 

334:観戦プレイヤー

 

 

なら、俺等も行ってみるか? ペイン達が来た頃を見計らって

 

 

335:観戦プレイヤー

 

 

止めておけ―。純粋に共闘するつもりもないなら、場の空気を読まない連中だと今後のゲーム活動に支障が出るぞー

 

 

336:観戦プレイヤー

 

 

勝てばいいんだよ勝てば。

 

 

337:観戦プレイヤー

 

 

他の掲示板に顔出して誘ってみるか

 

 

338:観戦プレイヤー

 

 

はた迷惑なプレイヤーが出てきてしまったか。

 

 

339:観戦プレイヤー

 

 

自業自得だろ。迷惑行為をする奴らなんか放っておいてこっちの中継を見てようぜ

 

 

340:観戦プレイヤー

 

 

とはいえ、白銀さんの戦闘はぶっ飛んでるなおい。マネできる奴いるか?

 

 

341:観戦プレイヤー

 

 

同じ構成のスキルを持っていようと出来る気がしねぇ

 

 

342:観戦プレイヤー

 

 

おっ、白銀さんがまた動いた!

 

 

343:観戦プレイヤー

 

 

そ、空から隕石ぃ~!?

 

 

343:観戦プレイヤー

 

 

そして、玄武は無傷。どんだけ硬いんだよお前ェ・・・・・

 

 

344:観戦プレイヤー

 

 

あれ、玄武の様子が?

 

 

345:観戦プレイヤー

 

 

【フィールド・ダウン】? って、ちょっ!?

 

 

346:観戦プレイヤー

 

 

フィールドが全部沈んだぞおいっ!? そんなスキルあんのかよぉっ!!

 

 

347:観戦プレイヤー

 

 

誰もあんなスキル回避できるはずがないってのっ!! あっ、白銀さんが兵器纏って飛んで落ちずに済んだ

 

 

348:観戦プレイヤー

 

 

空飛べないフェンリル達もドラゴンとドールちゃんに回収されたから落ちなかったか。

 

 

349:観戦プレイヤー

 

 

えっ、まだ終わってない? これ以上何があるってんだよ

 

 

350:観戦プレイヤー

 

 

ファッ!? フィールドが海になったぞ!? 

 

 

351:観戦プレイヤー

 

 

しかも海全てが意の間に操れるって・・・・・終わったなこれ

 

 

352:観戦プレイヤー

 

 

「お前って泳げる?」何言ってんだこいつ。亀は泳げるだろ

 

 

353:観戦プレイヤー

 

 

≫352 泳げない亀を知らないようだ

 

 

354:観戦プレイヤー

 

 

≫352 リクガメって知らないのかなー? 一般常識だぞー?

 

 

355:観戦プレイヤー

 

 

ああ、でも、玄武って泳げそうな印象皆無だよな。ウミガメみたいに足がヒレじゃないし水かきもないし。海底で歩くっていうなら話は別だけど

 

 

356:観戦プレイヤー

 

 

海底なんてあると思うか?

 

 

357:観戦プレイヤー

 

 

なければ泳げまい。犬かきも出来ないだろうな。そしてそれを指摘された玄武も追い込まれているとか。これはワンチャンあるんじゃないですかねー

 

 

358:観戦プレイヤー

 

 

黒い水を巨大な竜にして攻撃しようとしだしたぞ玄武。白銀さんは?

 

 

359:観戦プレイヤー

 

 

は? 海に飛び込んだぞ

 

 

360:観戦プレイヤー

 

 

海の中なら攻撃が届かないからじゃないか? 白銀さんもそうだけど

 

 

361:観戦プレイヤー

 

 

玄武の死角から唯一残ってる足場を登ってこようとするんじゃないか? それなら気付かれないだろ

 

 

362:観戦プレイヤー

 

 

もしくはあえてその足場を壊して玄武を溺れさせるかだ

 

 

363:観戦プレイヤー

 

 

さてどっちだ?

 

 

364:観戦プレイヤー

 

 

うん? なんか湯気出てないか?

 

 

365:観戦プレイヤー

 

 

水中から炎の魔法か?

 

 

366:観戦プレイヤー

 

 

案外、海水を蒸発させようとしてたり

 

 

367:観戦プレイヤー

 

 

それは不可能

 

 

368:観戦プレイヤー

 

 

いや待て、黒い水なのに赤くなってきたぞ? なんでだ?

 

 

369:観戦プレイヤー

 

 

「海底火山を知ってるぅ~?」って言いながらラヴァ・ゴーレムが出て来たぁああああああっ!?

 

 

370:観戦プレイヤー

 

 

ぎゃああああああああああああああああああっ!?

 

 

371:観戦プレイヤー

 

 

うわ、こわ・・・・・

 

 

372:観戦プレイヤー

 

 

ゾンビホラー並みの恐怖感が・・・・・玄武もすんげービビってる

 

 

373:観戦プレイヤー

 

 

ぎゃああああああああああああああああああっ!!?

 

 

374:観戦プレイヤー

 

 

あ、玄武。これ詰んだわ

 

 

375:観戦プレイヤー

 

 

フレデリカ達もここぞとばかり蛇に攻撃始めたな。フルボッコ受けてるのに蛇が堪えてないって強すぎだろ

 

 

376:観戦プレイヤー

 

 

うん? おい白銀さんから黒い何かが出て来たぞ

 

 

377:観戦プレイヤー

 

 

玄武の顔を噛みついたな。また未知のスキルか?

 

 

378:観戦プレイヤー

 

 

あ、いや違うみたいだ。―――猫だぁあああああああああ!!

 

 

379:観戦プレイヤー

 

 

猫にゃん!? うほっ、それにただの猫じゃないみたいだ!!

 

 

380:観戦プレイヤー

 

 

二本の黒い角、金と蒼のオッドアイ、白銀の毛並みに背中の紋様状の羽と同じ紋様が浮かんでいて、ふわふわの二股の尾って・・・・・!!

 

 

381:観戦プレイヤー

 

 

あの見た目な感じ、幻獣っぽくないよな? 図鑑にも載ってないぞ

 

 

382:観戦プレイヤー

 

 

まさか、完全なる未知のモンスター!?

 

 

383:観戦プレイヤー

 

 

おいあの鳥「冥界の魔獣」って言ったぞ

 

 

384:観戦プレイヤー

 

 

冥界って、まだ誰も到達していない未知の領域のことか? あ、冥界に魔王ちゃんがいたり?

 

 

385:観戦プレイヤー

 

 

魔王ちゃんから冥界にいる可愛い猫をプレゼントされたと思うと、超羨ましィ!!!

 

 

386:観戦プレイヤー

 

 

ちょいっと、冥界の行き来の方法についてカチコミしようかねぇ?

 

 

387:観戦プレイヤー

 

 

付き合うぜぇ兄弟

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