バカとMMORPGと召喚獣!   作:ダーク・シリウス

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「ただいまー!」

 

「・・・・・本当に生きて戻ってくるとは」

 

「勝つ算段があったから当然でしょうが」

 

「そうか。なら訊くがベヒモスはキミが?」

 

「ああ、倒したぞ」

 

「・・・・・なるほど、キミは勇者だったのだな。なれば納得のいく強さだ」

 

さっきまで戦いを見守ってくれた頷くラプラスは俺の実力を認めてくれた。

 

「とは言ってもリヴァイアサンはまだ倒してないがな」

 

「ならジズをも下したと? 凄まじい実力を秘めているのだな。ならばベヒモスとジズの素材はあるのだな?」

 

「使わずにとっといているぞ。錬金術で何か作れるのか?」

 

「やってみないと未来は分からないよ?」

 

「じゃあ、気が向いたらお願いする」

 

それは楽しみだ、と笑う? ガイコツから視線を反らし、周囲の自然を見回す。

 

「なぁ、今なら採取をしても大丈夫か?」

 

「ああ、さっきの三体はしばらく出現しないと思うよ。地龍と鉱石喰いというモンスターがこの場所に現れない限りはね。それに―――」

 

ラプラスが上を向いた。釣られて俺も上を見ると、クリスタリーウッドから淡い燐光が舞い始め、俺達の周囲に集まり出す。

 

「これは?」

 

「まだ形がないクリスタリーウッドの精霊達だ」

 

樹木の精霊? だとしたら樹精? ゆぐゆぐと同じ存在なのか? と考えていると、精霊達が収束し始めて綺麗な結晶の樹木の苗木化になった。

 

「見たことのない現象だ。どうやらキミの勇士が精霊達に認められた印なのかもしれない」

 

「おー、ホームに戻ったら育てよう。それとさっきの話の続き、かなりの震動を与えない限り出てこないってことなんじゃないか?」

 

「ふむ、それはわからない。好き好んでそこまでするほど私は興味なかったからね」

 

それもそうか。自分から危険に首を突っ込む魔神じゃないよな。

 

「じゃ、しばらく採取しまくってくる」

 

「思う存分してくるといい。それをする権利はキミにある。もう一度言うが、この場所には他の人間達には連れてこないでほしい。話程度ならいいが、場所のことだけは決して口外しないしないように頼む」

 

「ラプラスの約束は守るよ。俺もこの場所が気に入った。一つぐらい独占したいさ」

 

「ふふ、私達だけの秘密の場所だハーデス。キミとは良き友になれそうだ」

 

『魔神ラプラスと友誼を結びました。一部システムを開放します』

 

「あー、でも。自力でここを見つけたプレイヤーの場合はどうするんだ?」

 

「まずそれはあり得ない、と言いたいところだが先ほどのキミの戦いを見たら断言できなくなった。いずれマグマの中を潜水できるようになる人間も現れるなら仕方ないと思うことにする」

 

アナウンスを聞きながらラプラスの話を聞く。何のシステムが解放されたんだが。

 

「ハーデス、私はここを出ることにする」

 

「行く当てはないのにか?」

 

「それはこれから見つけるさ。なんなら、キミと共に外の世界を歩んでも構わないぞ? 魔神の神髄をキミに教え込んでもいいと思っているからね」

 

「賢者の石を作り出した魔神の弟子? はは、凄い肩書を持ちそうになるがその話は保留にしてくれ。今やらないといけないことが山のようにあるからさ」

 

わかったと了承してくれたラプラスは荷造りをする間に俺は時間を懸けて隅々まで探索して採取ポイントを見つけたら採取しまくった。くふふ、これでホームの畑に植えて育てて豊かにするぞ! オルト達も凄く喜んでくれるはずだ!!

 

 

―――その日の夜。

 

 

「お待たせぇー!」

 

「随分と採取しまくったようだね。ここまで時間が掛かるとは思いもしなかった」

 

「採取で時間が掛かったのもそうだけど、いきなりマグマからローブを身に包んだ骸骨が出てきたらモンスターと勘違いされかねないと思って」

 

「なんだ、そのことなら問題ないさ」

 

ラプラスは能面のマスクをどこからともなく出したそれを顔に着けると、美人な女性の顏となった。なんだそれ、錬金術で作れる代物なのか!?

 

「『夢幻の虚装』という私のお手製のアイテムだ。着ける度に他者の顏に変わり、触れられても実際の人間と同じ肌と温もりを感じさせることが可能な愛用にしている一つさ」

 

「すげー! 超便利じゃん!! 俺も欲しい!!!」

 

「ふはははっ!!! 錬金術師冥利に尽きる反応と感想をありがとう!!」

 

「でも、俺はマグマを泳いで出るつもりだけどそっちは?」

 

「魔神に不可能なことは殆ど無いよ。結界でマグマの中を移動すればいいだけの話だ」

 

さすが魔神。魔法使いの頂点に立つ存在は伊逹じゃないぜ。なら問題ないということで戻ろうか。

 

「そういや、このクリスタリーウッドって錬金術の素材とかならないのか?」

 

「いい着眼点だ。世界中全ての植物から魔素を吸収している特殊な水晶の樹木だ。葉一枚だけでも相当な魔力が蓄積されており、枝すら加工すれば魔法の武器にも成り得る。キミの言う通り錬金術の素材にもなるぞ」

 

私も何度も素材にしたことか、と快く話してくれた。

 

「調べたりはしたんだよな?」

 

「錬金術師とは一種の探究者だ。当然隅から隅までゼロと調べたよ。クリスタリーウッドの根のこともその際に知ったのだ。根に流れる魔力を感知してね」

 

「本当に凄いな。俺も集めていいか?」

 

「構わないよ。この場所にあるあらゆる全ては誰の物でもないのだから。ただし、私とキミだけの秘密の場所だけと言うことを忘れないでほしい」

 

了承を得たのでヤッホーウ!! と言う気分のテンションで採取しまくった。一目見た時から採取できるポイントがたくさんあったんだよこの樹木。

 

 

 

それから採取に満足した俺が来た道に戻り、流れ落ちるマグマの滝を突っ込んで出るとラプラスはマグマの滝を割ってから出てきて興味深げに周囲を見回す。

 

「本当にこのような場所からあの場所に通じていたとは。今まで気付かなかった自分が驚きだ」

 

「マスターは惰眠を貪っていたので当然です」

 

「怠惰な生活を過ごしていたってことか」

 

それは違う、と否定する魔神を放っておいて先にマグマの中に潜水する。俺に続いて本当に魔法によるマグマを拒み歪曲させる空間の魔法を張って俺の後に付いてくる。

 

「見たまえゼロ。このマグマの中でも魚の如く悠々と泳いでいる様はもう超越者いう存在に等しいじゃないか」

 

「マスターと同類という事ですね」

 

「いやいや、生身の身体でマグマの中を泳いでいる彼とは違うさ。それにそんな彼を守る鎧もかつての神匠が作り出した伝説のアイテム。またもう一度この目で見ることになるとは不思議な因果だよ」

 

「これからもきっとそんな出会いが巡ってくる可能性があると?」

 

「数百年も引き籠っていた私だ。きっと信じられない未知があれからさらにたくさん詰まっていそうだ。それが楽しみになって来たところさゼロ」

 

火口に浮上、ラヴァ・ゴーレムと戦っているプレイヤーがいないことを確認してからマグマから出る。ラプラス達も出てきて火山の地に足を踏みつける。

 

「本当に火山に繋がっていたのだな。ここはドワーフの火山で間違いないな?」

 

「合ってるよ。ドワーフの王とは?」

 

「会ってないな。国に訪れたことがあるだけだからね」

 

ならモノのついでに会わしてみるか。ユーミルに装備を作って欲しいし。なのでラプラスをエレンに引き合わせる為に城へ直行した。俺なら顔パスで簡単に城の中を自由に行き来できるほどドワーフ王とは友好を築き上げてるから便利だよ顔パス。

 

「やぁ、エレン。今大丈夫か?」

 

「おお、ドワーフの心の友ハーデス! どうしたまた俺に訊きたいことがあるのか?」

 

なんか態度が変わったな。俺の訪問に嬉しそうに笑いながら王座から離れて話しかけてくるエレンにあれこれと話をした。

 

「ユーミルにも装備の件で頼みたいことがあるんだが、エレンでもこの扱い方わかるか?」

 

『魔水晶』という水晶の柱を出してエレンに手渡す。

 

「水晶? いや・・・・・これはただの水晶ではないな。魔力が蓄えている感じに宿っておる」

 

「マグマの中を泳いでいたら空気がある空間を見つけた。そこにこれがあった」

 

「なるほど、ドワーフでは決して行けれぬ場所だな。俺も初めて見る水晶だから兄者と調べてみたい」

 

「お願いする。数が欲しいならもっとあげるよ。たくさん採取したから」

 

ガラガラと音を立てて積み重なる数多の水晶。その音を聞きつけたのか王座の間にユーミルが姿を見せ、挨拶を交わしたら直ぐに水晶へ意識を向けるあたりドワーフらしいと思った。

 

「・・・・・魔力を宿す水晶。試作品をいくつか用意しよう」

 

「もしもこの水晶の扱い方が判れば俺達から正式な依頼としてドワーフの友ハーデスに水晶の採掘を頼むことになる。無論、報酬は弾むぞ」

 

「数日経ったら顔を出すよ。そんで丁度いいところに来てくれたユーミル。ラヴァ・ゴーレムの熔鉱炉と黄金のマグマ、それに千年鉱石をそれなりに集めたから防具を作ってくれないか?」

 

「・・・・・」

 

手を出してよこせと仕草をするユーミル。材料を手渡すとまだ足りないと言われてしまいました。

 

「ちょっと待ってろ」

 

最短最速を目指してラヴァ・ゴーレムのお宅に訪問して家宅捜査を始めた結果、二時間ぐらいでユーミルが欲するまでの数を搔き集めた。

 

「・・・・・任せろ。最高の防具を完成する」

 

「ユーミルの腕を信じてるからな・・・・・!」

 

この労力を報いてほしいのと、つなぎとして風化した防具を求めた以上は必ず完成してほしいと願うばかりだ。

 

「それじゃあ、よろしくお願いするよ。ユーミル、鍛冶の代金これでいいか?」

 

二人に頼みながらユーミルに依頼料として渡す。手の中にある鉱石に目線を落とす神匠は徐に首を横に振った。え、足りなさすぎる?

 

「・・・・・釣りが余り過ぎる」

 

「あ、十分すぎるってことか。じゃあ次に依頼する時の報酬分ってことで」

 

「・・・・・三回までなら構わない」

 

オリハルコンが神匠に依頼する代金四回分とは・・・・・。現金にしたらどれぐらい必要なのかと訊くと。

 

「・・・・・金より神匠に依頼する相応の鉱石を求める」

 

「それ、俺でもかなり難しいじゃないか。オリハルコンだって極めて手に入れるのに難しいどころか不可能に等しいだろ」

 

「そうだぞ兄者。現物は確かに必要だが、国を運営するためには金が必要なんだ。それに神匠に至った兄者が決める依頼料では、誰にでも依頼が出来ず兄者の鎚の音が鳴らずいつまでも炉の炎が燃え盛らんようになるわ」

 

エレンも窘める風にユーミルに言う。

 

「その通りだ。現物も用意するけど出来れば現金で頼むよ。誰彼構わず依頼に請け負わなくてもいいんだからさ」

 

「ドワーフの心の友ハーデスの言う通りだ。鉱物の採掘にはこの者に依頼に出すとしても、兄者に依頼する者には俺が認める者にしか通さないようにしておく。未熟な人間に兄者の魂が宿った武具を使わせたくないわ」

 

オリハルコン、もしくはユーミルに依頼料として納得させる鉱石を持ってこさせるか、ドワーフ王が認める冒険者しかユーミルに依頼を通すか・・・・・どっちが難易度が高いかと言われたら後者なんだがな、後者でも絶対楽ではないことは明らかだろ。

 

「でも実際、神匠に依頼する代金ってどのぐらい?」

 

「大雑把で億が妥当だ。それが4回分と兄者が申すのだから4億なんだろう」

 

お、億ですか・・・・・。

 

「・・・・・オリハルコンを直接エレンに売りたいと言ったら?」

 

「確かに欲しいが、鉱石一つで国の経済を傾けさせたくないのでな。すまぬが遠慮させて欲しい」

 

1億でも? と訊くと、それぐらいならば・・・・・、と断腸の思いかそう答えてくれたエレン。

 

「じゃあ、1億で売るから残りの2回分の依頼は保留ってことでいいか?」

 

「友よ、意外と商売上手なのだな。どちらも納得させる方法を見出すとは」

 

「ホームを購入したから素寒貧な状態でな。一刻も早く金を集めたかったんだ。良かったら俺のマイホームに遊びに来てくれ」

 

「時間が空いたら遊びに来よう。自慢の酒を持って兄者とな」

 

わーい、1億ゲットー!! ん? なんか称号が手に入ったな。

 

 

称号:ミリオンダラー

 

効果:なし。ありとあらゆる方法を使って1億Gをかき集めた人物に贈られる称号。

 

 

どうも、1億Gを所持したということを示すだけの、名誉称号であるらしい。それにしては、次のミリオネアとの差別化がいまいち分からんのだが・・・・・。ミリオンダラーとミリオネアを分ける意味が分からない。

 

 

称号:ミリオネア

 

効果:ボーナスポイント2点獲得。一部のNPCからの好感度上昇。自力で1億G稼ぎ出した、真なる富豪へと贈られる称号。

 

 

一部のNPC? 一体誰のことやら。でもま、貰えるものは貰っておこうかポイントも前回のオークション時に得た4ポイントも含めて一回分増えたし金も大量に得たしいいこと尽くめだ。

 

「さて、始まりの町に帰るか」

 

エレン達と別れ、王城を後にしてラプラス達を始まりの町へ案内する。それから俺のホームへ直行するとその規模に感嘆の念を吐いた。

 

「今の時代はこういう建物が多いのかね?」

 

「これはその一つにしか過ぎないよ。他にもたくさんある」

 

「時代の流れと共に変化して行っているようだゼロ」

 

「変化のないままでは人類は衰退する一方であるかと」

 

「逆に言うと誰も受け継がれなかった古代の技術は、現代の技術では実現できなくなっているんだよ」

 

「何ということだ・・・・・。では、古代ではありふれていた技術や生産もこの時代では不可能という事なのか?」

 

「それこそ時代の流れと環境の変化、人類次第で生かすも殺すもって感じになってるからなぁ」

 

酷く落胆、肩を落として残念がっているところ悪いが玄関に入ってもらいたい。

 

「でもま、今はこんな感じで人類は生きているがな。ただいまー」

 

「ムムー!」

 

オルトが手を挙げて反応を示すと、他の従魔達も反応を示したりこっちに来たりする光景にラプラスは驚いた風に言う。

 

「懐かしい精霊達がいるだけでなく、ドラゴンにフェンリル? それにあそこで寝そべっているのは冥界に棲息しているという魔獣ではないのか? それに見たことが無い生物がたくさんいる。なんだここは?」

 

「神獣もいるぞ。おーい、鳳凰!」

 

大声で呼ぶと空から翼を羽ばたかせながら降りて来た。屋根のところにいたのか。

 

『資格ある者よ。どうした』

 

「お前を紹介したい客人がいるから呼んだ。こいつは神獣の鳳凰だ。一見、鶏にしか見えないけどな」

 

『鶏と言うではない!』

 

コケー! と怒るけどさ、その鳴き声自体がもう鶏なんだよお前ェ・・・・・。

 

「・・・・・キミは一体何に至るつもりなんだ?」

 

「至る? そんなの興味はないけどな。ただ思うが儘に生きて楽しむのが人間の人生ってもんだろう」

 

「―――――」

 

「あなた、声が聞こえたけどお客さん?」

 

「お帰りなさいませマスター」

 

絶句しているラプラスにリヴェリアとサイナも顔を出してくれた。

 

「サイナ。こっちのコンキスタドール、機械神が最初に完成させたお前達の大先輩にして母親みたいな存在だ。名前はゼロ」

 

サイナはゼロに近づきジーと凝視する。

 

「機械神が最初に作り出した初機の征服人形(コンキスタドール)、私達の母親・・・・・?」

 

「私以外の征服人形(コンキスタドール)と会うのは初めての経験です」

 

互いに見つめ合う間に漂う雰囲気は何とも言えない。サイナは数多の征服人形(コンキスタドール)を量産されていく中で唯一高性能に作られたという経緯がある。どうしてそんなことしたのかは亡き機械神しか知り得ぬことだが、何時か分かることを願うばかりだ。

 

「―――つまりは、古い同機が今頃出しゃばりに来たという事ですか。時代遅れの情報しかない程度の低い知的(インテリジェンス)でいまさら何ができるのか疑問提起です。はン」

 

「―――ブッ飛ばしましょうか。小娘」

 

あれえええぇ~? サイナさん、お前そんな性格だった? 相手をマウントを取るドールとは思わなかったぞおい。鼻で笑ってドヤ顔するなサイナさん!

 

征服人形(コンキスタドール)って喧嘩するのかな?」

 

「俺も初めて知ったところ。というか、他のドールは機械の町以外見たことが無いし。おいサイナ。逆に言うと俺が知りたい古代の情報をお前は知っているのか。知らないのに自分が知っている程度の情報で満足するのが知的(インテリジェンス)なのか? 俺からすればそれは幼稚レベルの知的(インテリジェンス)だぞ」

 

「なん・・・・・だと・・・・・」

 

「古代も新時代も、情報を共有してこそ真なる知的(インテリジェンス)征服人形(コンキスタドール)だろうが。それぐらいわからないんじゃあお前は知的(インテリジェンス)の道のスタートすら立っていないぞ」

 

「―――!?!?!?」

 

酷くショックを受けて今まで見たことが無い驚きの顔を浮かべる俺の愛機。続いて動揺を全身で露にして俺に懇願してきた。

 

「ど、どうすれば・・・・・? どうすれば真なる知性(インテリジェンス)になれるのですかマスター・・・・・?」

 

「先達者から教示を乞え。そしてお前しか知らない情報を教授するんだ。お前達征服人形(コンキスタドール)は人間と契約を結び奉仕するだけが役目じゃない筈だ。知性(インテリジェンス)を育み成長するためには全てを豊かにしないとダメだ」

 

「全て、とは?」

 

「全ては全てだ。これ以上の言葉はない。知性(インテリジェンス)とは無限に広がる宇宙のように広く深いんだ。故に精進しろ俺の大切な相棒」

 

―――了解しました、マイマスター。と言った後にゼロへ先程の言葉の撤回と謝罪をし、教えを乞うサイナの成長を見届けた。

 

「ほう・・・! 今の時代はこんな工房も現実的に出来ているとは、何と素晴らしいことか!」

 

それからホームに案内して見せたかった地下の万能工房に感心するラプラスがいた。やはり錬金術師なので錬金工房の設備を見て自分の知らない道具に大変興味を持っていた。

 

「他の三つの工房は精霊達に使わせたいから一つ余るけど、もしもラプラスがここに住むなら余った一つの工房を使わせてもいいぞ」

 

「うむ、そうさせてもらおう。その代わりに必要な材料を求めるかもしれないが頼んでよいかな?」

 

「そん時は俺の要望のアイテムを作って欲しいかな。それとゼロを機械の町に連れてアップグレードした方がいいんじゃないか?」

 

「ああ、そうだね。永らく彼女を従わせて碌にメンテナスをしていない。この機会にしてみよう」

 

こうして魔神のラプラスと彼女の征服人形(コンキスタドール)ゼロが俺のホームに永住することになった。後日彼女の正体を知ったリヴェリアは驚倒一色の顏で凄く驚いたのだった。

 

 

 

「さてと、今の俺のステータスはどんな感じだぁ?」

 

 

ジズ以降、イベントをしたり立て続けに色んなモンスターと戦って新エリアを見つけてスキルや称号をたくさん得て・・・・・考えるの止めよう見て感じよう。

 

 

 

死神・ハーデス

 

LV90

 

HP 40/40〈+300〉

MP 12/12〈+200〉

 

【STR 0〈+129〉】

【VIT 1155〈+6011〉】 

【AGI 0〈+120〉】

【DEX 0〈+120〉】

【INT 0〈+100〉】

 

 

装備

 

頭 【空欄】

 

体 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

右手 【新月:毒竜(ヒドラ)

 

左手【闇夜ノ写】

 

足 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

靴 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

装飾品 【生命の指輪・Ⅷ】【古の鍛冶師の指輪】【白妖精(ハイエルフ)の指輪】

 

 

称号:万に通じる者 不殺の冒険者 出遅れた者 白銀の先駆者 毒竜の迷宮踏破 大樹の精霊の加護 幸運の者 ユニークモンスターマニア 三代目機械神 聖大樹の精霊の加護 勇者 最速の称号コレクター 魔王の戦友 絆の勇士 村の救援者 幻獣種に認められし者 血塗れた残虐の勇者 エルフの良き隣人 世界樹の守護者 世界樹の加護 英雄色を好む ドワーフの心の友 神獣に認められし者 地獄と縁る者 マスコットの支援者 妖怪マスコットの保護者 宵越しの金は持たない ミリオンダラー ミリオネア

 

スキル

 

【絶対防御】【手加減】【逃げ足】【体捌き】【瞑想】【挑発】【極悪非道】【シールドアタック】【大物喰らい(ジャイアントキリング)】【咆哮】【毒竜喰らい(ヒドライーター)】【爆弾喰らい(ボムイーター)】【植物知識】【大盾の心得Ⅹ】【悪食】【受け流し】【爆裂魔法Ⅹ】【エクスプロージョン】【体術】【テイム】【採取】【採取速度強化中】【使役Ⅹ】【従魔術Ⅹ】【料理ⅩⅩⅩ】【調理ⅩⅩⅩ】【調合ⅩⅩⅩ】【八艘飛び】【伐採】【伐採速度強化小】【機械神】【機械創造神】【宝石発見】【刻印・風】【水中探査】【侵略者】【破壊王】【背水の陣】【覇獣喰らい】【不屈の守護者】【古代魚(シーラカンスイーター)】【溶岩喰らい(ラヴァイーター)】【カバームーブⅠ】【カバー】【生命簒奪】【アルマゲドンⅠ】【海王】【勇者】【大嵐Ⅰ】【大竜巻】【稲妻】【飛翔】【生命の樹】【金炎の衣】【雌雄の玄武甲】【反骨精神】

 

 

9、90~~~!!? 54から一気に36レベルまで上がったのか!!! いや、玄武は神獣だから経験値も膨大で、あの大量の水晶系モンスターを一網打尽にしたから当然なのか? それに【英雄色を好む】の効果で経験値が2倍になってるから・・・・・納得しておこう。

 

「え、えっと・・・・・54から60までのポイント60×三倍の180×3の540を【VIT】に振るだろ。で、60から90までの30レベル分、90×270の×3の810。それと称号で得たボーナスポイントが全部で7×3の21に三倍の63・・・・・1413?」

 

 

 

死神・ハーデス

 

LV90

 

HP 40/40〈+300〉

MP 12/12〈+200〉

 

【STR 0〈+129〉】

【VIT 2568〈+6011〉】 

【AGI 0〈+120〉】

【DEX 0〈+120〉】

【INT 0〈+100〉】

 

 

装備

 

頭 【空欄】

 

体 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

右手 【新月:毒竜(ヒドラ)

 

左手【闇夜ノ写】

 

足 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

靴 【黒薔薇ノ鎧:覇獣(ベヒモス)

 

装飾品 【生命の指輪・Ⅷ】【古の鍛冶師の指輪】【白妖精(ハイエルフ)の指輪】

 

 

称号:万に通じる者 不殺の冒険者 出遅れた者 白銀の先駆者 毒竜の迷宮踏破 大樹の精霊の加護 幸運の者 植物知識 ユニークモンスターマニア 三代目機械神 聖大樹の精霊の加護 勇者 最速の称号コレクター 魔王の戦友 絆の勇士 村の救援者 幻獣種に認められし者 エルフの救援者 血塗れた残虐の勇者 エルフの良き隣人 世界樹の守護者 世界樹の加護 英雄色を好む ドワーフの心の友 神獣に認められし者 地獄と縁る者 マスコットの支援者 妖怪マスコットの保護者 宵越しの金は持たない ミリオンダラー ミリオネア

 

 

スキル

 

【絶対防御】【手加減】【逃げ足】【体捌き】【瞑想】【挑発】【極悪非道】【シールドアタック】【大物喰らい(ジャイアントキリング)】【咆哮】【毒竜喰らい(ヒドライーター)】【爆弾喰らい(ボムイーター)】【大盾の心得Ⅹ】【悪食】【受け流し】【爆裂魔法Ⅹ】【エクスプロージョン】【体術】【テイム】【採取】【採取速度強化中】【使役Ⅹ】【従魔術Ⅹ】【料理ⅩⅩⅩ】【調理ⅩⅩⅩ】【調合ⅩⅩⅩ】【八艘飛び】【伐採】【伐採速度強化小】【機械神】【機械創造神】【宝石発見】【刻印・風】【水中探査】【侵略者】【破壊王】【背水の陣】【覇獣喰らい】【不屈の守護者】【古代魚(シーラカンスイーター)】【溶岩喰らい(ラヴァイーター)】【カバームーブⅠ】【カバー】【生命簒奪】【アルマゲドンⅠ】【海王】【勇者】【大嵐Ⅰ】【大竜巻】【稲妻】【飛翔】【生命の樹】【金炎の衣】【雌雄の玄武甲】【反骨精神】

 

 

待って待って・・・? 【VIT】を四倍にするあれもあるから34316になるし、【反骨精神】で【STR】に変換した上で【侵略者】の効果で二倍、【背水の陣】の効果で一定時間【STR】三倍だから・・・・・。

 

「じゅ、171580・・・・・?」

 

防御力極振りどころか攻撃力極振りになっていないか俺のプレイスタイルッ!!?

 

「・・・・・それとこのスキル。すっかり頭から抜けていたから忘れていたけど、宝箱が出たあのエリアは隠しダンジョンだったんだなぁ」

 

 

金晶戟蠍(ゴール・D・スコーピオン)Ⅰ】

 

黒晶守護者(ダーク・ゴーレム)Ⅰ】

 

緋水晶蛇(ヨルムンガンド)Ⅰ】

 

 

 

金晶戟蠍(ゴール・D・スコーピオン)

 

金晶戟蠍を1分間召喚する。召喚した金晶戟蠍の制限時間と強さはスキルレベルに依存し、スキルレベルを上げる為には再び倒さねばならない。

 

 

黒晶守護者(ダーク・ゴーレム)Ⅰ】

 

黒晶守護者を1分間召喚する。召喚した黒晶守護者の制限時間と強さはスキルレベルに依存し、スキルレベルを上げる為には再び倒さねばならない。

 

 

緋晶独蛇(ヨルムンガンド)Ⅰ】

 

緋晶独蛇を1分間召喚する。召喚した緋晶独蛇の制限時間と強さはスキルレベルに依存し、スキルレベルを上げる為には再び倒さねばならない。

 

 

あんな大怪獣大戦争の真っ只中に飛び込んで戦えってのが鬼畜じゃないのか運営。どこもかしこも敵しかいない死地の中で倒す難易度高すぎると思うんですよねぇ。

 

 

 

 

一方―――。

 

「あれ? レベルアップした」

 

「まだモンスターと戦っていないのにかよ?」

 

「おそらくハーデスがどこかでモンスターと戦っていたのかもね」

 

「ああ、結婚したら経験値二倍が共有されるんだったよな」

 

「・・・・・ハーデス、一体どこでモンスターを倒したの。凄く経験値が増えたんだけど」

 

「どのぐらい上がってんだ?」

 

「今日だけで一気に36レベル。確かハーデス、玄武と戦う前は54だったから・・・・・レベル90になってるよ絶対。私はその次の71になったから」

 

「「「・・・・・」」」

 

「ハーデスのところに行こう」

 

「「同感だ」」

 

『―――強き者の気配を急激に増したのを感じから来てみれば。資格ある者達が挑戦をせずに帰るとは』

 

「白い虎・・・・・白虎」

 

『俺に挑む前に帰るなよ? それではこっちが退屈ではないか。どれ、四獣の一角である白虎がじゃれてやろう』

 

「随分と好戦的のようだぜペイン」

 

「是が非でもないさ。俺達も認められてハーデスと肩を並べよう」

 

「レベルの差は圧倒的過ぎるけどな」

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