隻腕の狼、大正に忍ぶ。   作:橡樹一

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 お待たせしました。
 私事の多忙により投稿ペースが乱れており、収まるまでは安定した投稿が難しい状況となっています。
 ご了承くだされば幸いです。


狭霧山の若い芽たち

 悲鳴嶼の岩柱就任から数日後、狼は鱗滝からの文を受け取って狭霧山へと向かっていた。曰く、新しい弟子を鍛えているので狼にも見て欲しいとのこと。恩ある鱗滝の頼みである事に加え、狼衆の実戦投入について輝哉との協議が一段落した後で手が空いていたため狼は了承の手紙を返したのだ。

 通い慣れたほどではないが、ある程度見慣れた道を歩く狼はふと狼衆の訓練を始めた当時を思い返した。訓練と鬼狩りで忙しくなる以上、狭霧山へ向かう頻度はかなり下がるだろうと当時の狼は予測していた。常に霧が立つあの地ならではの訓練もあり惜しいと考えていたのだが、蓋を開けてみれば用があったとはいえむしろ狭霧山へ訪れる頻度は上がっている。

 何事もその時にならなければわからないものだと内心笑う狼の視界に、鱗滝の小屋が見えてきた。鎹烏から先に連絡を受け取ったらしく、鱗滝が出迎えに立っている。

 

「多忙の中、よくぞ来てくださった」

 

 深く頭を下げる鱗滝は、狼がすでに鬼殺隊にとって柱にも匹敵する重要人物であることを知っている。元柱とはいえ、今は一線を引き裏方に回った者が礼節を尽くすのは当然と鱗滝は考えた。

 

「鱗滝殿、この身からすれば師とも呼べる貴方にそのような物言いをされるのは心苦しいものがあります。どうか、元の通りに接してきただきたい」

 

 十分な礼節を取るべきだと考えた鱗滝の態度だったが、狼にとっては不評だったようだ。どことなく不機嫌な狼の様子を見て、鱗滝は仮面の下で苦笑した。このどこか律儀で頑なな部分が無愛想でも好かれる要因なのかと思いつつ、鱗滝は深く頷く。

 

「わかった。不快に思わせたようで済まなかったな、狼よ。

 さて、お主を呼んだのは手紙にも書いた通りだ。今儂が教えている少年たちを見てほしいと思ってな」

 

 鱗滝の言葉に、狼は頷きながらも疑問を返した。

 

「理由はわかりましたが、鱗滝殿ほどの腕の持ち主が鍛えたのです。この身が口を出す余地があるとも思えませぬ。

 それに、この身が修めた技は外法に近いもの。下手に教えれば、その者の太刀筋や技の精度にも影響が出ましょう。そのことは鱗滝殿もよくご存じのはず」

 

 かつて水の呼吸を学ぶため狼が鱗滝の元で修行した際、水の呼吸の型と狼が身につけた技とで競合してしまい習得に苦労したことは鱗滝も知っているのだ。

 そしてこれは鱗滝が知らないことではあるが、狼が修めた技はほぼ例外なく人間を殺すための技だ。鬼殺に関わるとは言え、狼は前途ある若者にこの血生臭い技を教える気にはなれなかった。狼衆のように必要に駆られる以外、易々と広めてよい技ではない。

 何故せっかく育てている若者に、邪魔になりかねない技を教えようとするのか。問い掛けるような狼の視線を受け、鱗滝は観念したように深く息を吐いた。

 

「この身の未熟を晒すことになるが、聞いてくれるか」

 

 絞り出すような鱗滝の問いに、狼は黙って頷いた。狼の性格上、他人の恥を聞いて笑うことはないと予想がつく。更に僅かな逡巡の後、鱗滝は重い口を開いた。

 

「恥ずかしい話になるが、儂は自分だけの力で育てた剣士が最終選別を突破したことがないのだ」

「それは」

 

 思わず声を上げた狼を手で制し、鱗滝は話を続ける。

 

「もう何人あの藤の山へと送り込んだのか。儂の見立てでは、あの山の鬼程度ならば後れをとらないだけの実力を身につけた子たちだったはずなのだ。

 だが、ただの一人も帰ってこなかったのだ。狼よ、お前を除いてな。

 儂は怖い。子供たちを、ただ死ぬために鍛えあの山へと送り込んでいるのではないかと思ってしまう。山の鬼に餌を投げ渡しているのではとな」

 

 鱗滝の血を吐くような言葉を聞きながら、狼はどうしようもない違和感を拭い去ることができなかった。元柱である鱗滝は確かな実力を持っており、その実力者の尺度で十分と判断された若者が力不足とは考えにくいのだ。

 もちろん、実力を十全に発揮できないまま散る者もいるだろう。しかし挑んだ若者が例外なく戻ってこないとまでなれば、異常性を疑わざるを得ない。

 短絡的に考えれば、藤襲山に隊士の卵では対応できないほどに強力な鬼が潜んでいると考えられるだろう。

 だが狼は自らの考えに、内心で首を振った。鬼の性質上、それはあり得ないことだ。あの山に囚われた鬼は人間を1人か2人食ったか食わなかったか程度の鬼であり、空腹で共食いすらする状況に追い込まれている。そこで生き延びられるほどの鬼ならば、送り込まれた人間を全て喰らう程度の事件を起こすだろう。

 数回にわたって選別突破者が存在しなければ、流石に不自然であるため鬼殺隊の上級隊士が数名送り込まれるだろう。そういった事態が発生していない以上、強力な鬼はいないと狼は内心で結論づけた。空腹状態の鬼が襲う対象を選別し、程々の被害で身を隠すなどあり得ないのだから。

 

「狼殿?」

 

 考え込む狼を、鱗滝の声が引き戻した。心配そうな雰囲気の鱗滝へ身振りで大丈夫であると示し、狼は口を開いた。

 

「この身がどこまでお役に立つかはわかりませんが、教え子への教導、お引き受けしましょう」

 

 狼の宣言に、鱗滝は安心したように大きな息を吐いた。

 

「ありがとう、世話をかける。

 教え子は山の広場で体を温ませるよう言ってある。早速合流するとしよう」

 

 緊張から解放された様子の鱗滝に先導され、狼は久方ぶりの狭霧山へと足を踏み入れた。

 

 

 

 鬼殺隊に入隊するべく修行を積む少年にとって、鱗滝は剣士としての基礎を教える恩師というだけではなく生活の世話までしてくれる恩人でもあった。現在鱗滝の元で共に修行を重ねる錆兎と冨岡義勇も、口にこそ出さないものの同じ思いであることに違いはない。

 ある日鱗滝から山の中腹で体を温めておくよう言われた2人の少年は、軽い打ち込み稽古をしながら言葉を交わし始めた。

 

「義勇、今日はどんな修行をすると思う?

 鱗滝さんがわざわざ体を温めておけなんて、初めてだ」

「ひょっとしたら直接組み手をしてくれるのかも。鱗滝さん型は教えてくれるけど、太刀筋なんかは個人の強みがあるってあんまり詳しく教えてくれないから。見てくれるなら嬉しいな」

「たしかに、木刀でも打ち合うならためになるだろう。早く来てくれないかな」

 

 そう言い合いながらも、並の大人を越える剣戟を交わす少年たち。2人の打ち合いは、丁度山道を視界に入れていた義勇が山を登ってくる人影を発見したことで終わりを告げる。

 

「あっ、鱗滝さん」

「本当か。……誰だ、隣の人?」

 

 喜びの表情を浮かべて振り返った錆兎は、恩師の隣に立つ見知らぬ人影を見てその表情を怪訝なものへと変えた。今までこの狭霧山で、鱗滝以外の大人を見てこなかっただけに仕方がない反応だろう。むしろ、相手に失礼かと考えてか表情の変化を最小限に抑えている分賞賛に値する。

 

「2人とも、十分に体を動かしたようだな」

 

 僅かに汗を滲ませる2人を見て満足げに頷く鱗滝へ、未だ末っ子気質が抜けない義勇は素直に疑問を口に出してしまった。

 

「鱗滝さん、その人は?」

 

 その眉は不安げに下がっている。狼は体躯こそ常人並みだが、硬い表情に尋常ならざる雰囲気を纏っているのだ。感受性の高い子供にとって、怖がるなというほうが無理があるだろう。そんな義勇の様子を見た狼は、視線を合わせるため片膝をついた。

 

「鱗滝殿から頼まれ、おぬしたちを鍛える狼だ。少しの間だが、よろしく頼む」

 

 驚く義勇が反応する前に、狼は手早く自己紹介を行った。これにより鱗滝の弟子たちから見た狼は、得体の知れない恐ろしげな男から鱗滝が頼み事をするほどの強者へと変わる。

 強いものが恐ろしげに見えることはよくあることであり、恐ろしく感じるのは彼我の実力差があまりにも大きいためだと納得した義勇。一方、錆兎は新しい稽古と聞いて瞳を輝かせていた。

 

「2人とも、納得できたようだな。この狼殿は、現鬼殺隊でも上位の実力者だ。彼から教わるものは、必ずお前たちの大きな力となるだろう。言うまでもないだろうが、真剣に臨むように。

 では狼殿、あとは頼んだ」

 

 伝えるべき事柄を簡単に纏め、鱗滝は踵を返した。

 

「鱗滝さんは見てくれないんですか?」

「人が指導している途中で、別の人間が口を出すべきではない。そもそも口を出す気などないが、儂が見ていては気が散るだろうと思ってな。

 儂のことは気にせず、存分にもまれてこい」

 

 錆兎の疑問に、鱗滝は理由を話す。教える側である狼も、直接の師である人間の目が合ってはやりにくいであろうとの考えもある。理由を話されては嫌とは言えず、錆兎はおとなしく引き下がった。

 山を下っていく鱗滝を見送り、狼は改めて2人の少年と向かい合う。

 

「鱗滝殿から名は聞いている故、自己紹介は不要だ。

 はじめに言っておくが、今回教えるのは呼吸でも型でもない」

 

 錆兎の眉がつり上がった。隣に立つ義勇も、どこか不満げに表情を歪めている。

 無理も無いだろう。2人からすれば、鬼殺の技とはすなわち呼吸と型だ。それ意外の技が完全に役立たずとまでは言わないが、それらを身につけたところで鬼殺に直接的に活用できるとは思えない。

 年齢相応の反応を返す剣士の卵へ、狼は表情を変えず言葉を続ける。

 

「口で語るよりもやって見せた方が速いだろう。

 2人とも、好きな水の呼吸の型で斬りかかってこい」

 

 狼の宣言に、2人の少年は納得の表情を浮かべた。彼らの師である鱗滝も、体に動作を叩き込む指導を主としている。自分たちにとって馴染みのある方法を提示され、僅かながらではあるが緊張が緩和したようだ。

 

「合図はどうしますか?」

 

 錆兎の質問に、狼は一言だけ返した。

 

「いつでもいい」

 

 聞くが速いか、錆兎が地を蹴り跳びかかった。腕を交差させた彼の唇から、水の流れを連想させる静かで勢いのある呼吸音が漏れる。彼の体に刻み込まれた技の中で、基本であるが故に最も多く振るった動作。一番の得意技ではなく信を置ける技を放ったのは、少年なりに狼を強敵と認めたが故の選択だった。

 そして同じ型を修めた身として、その予備動作から狼は技を見抜いた。

 

「水の呼吸壱ノ型、水面斬り!」

 

 気合いの声と共に放たれた斬撃は、まさに水面のような歪みのない一撃だった。技の精度に感心しつつ、狼は危なげなくその一撃を躱す。

 

「義勇!」

 

 錆兎の声に狼が視界を巡らせると、半歩退いたその先に義勇が迫っていた。気弱で引っ込み思案とて彼もまた鱗滝の教えを受けている以上、戦いに臆して動けなくなるなどといった醜態はさらさない。

 

「水の呼吸肆ノ型、打ち潮!」

 

 よせては返す波のような連擊を、狼は全て手持ちの木刀で防いだ。

 連携を凌がれた少年たちは、仕切り直しのため一旦距離をとる、狼の動きを脳内で再生し、付け入る隙を探しているのだろう。

 

「2人とも、鱗滝殿の教えをよく守っている。よい太刀筋だ」

 

 突然褒められ、錆兎と義勇は視線を交差させる。その隙を突くことなく、狼は言葉を続けた。

 

「先ほどして見せたように、相手の出方を見るためにも防ぎ避ける技は重要だ。だが、それだけでは勝てない。

 そこで、さらなる技を見せる。来い」

 

 狼が、改めて構えをとった。同時に、錆兎と義勇がとっさに構えをとる。狼が身に纏う雰囲気が、先ほどまでとは明らかに変化したのだ。

 

「義勇、仕掛けるぞ」

「う、うん」

 

 錆兎に続いて、義勇が飛び出した。再びの連携だが、先ほどとは選んだ型が異なった。

 

「水の呼吸捌ノ型、滝壷!」

 

 錆兎は天高く跳躍し、落下の勢いを乗せて型を放った。ただでさえ水の呼吸の型の中では高い威力を持つ滝壷が、通常よりも勢いを増した状態で繰り出された。並の鬼ならば、技を受けたという自覚すらなく首が飛ぶまさに瀑布と呼べる一撃。水の呼吸を扱う現役鬼殺隊士の中でも、これほどの威力で滝壷を放てるものは少ないだろう。

 

「なっ!?」

 

 しかしその剣技は、滝の水が半ばから突き出た岩に砕かれるようにして狼に弾き返された。防がれるでも避けられるでもない未知の感覚に錆兎は驚愕し、同時に異常なまでに硬質な手応えと共に自らの体幹へ凄まじい負担がのしかかった事を感じ取る。

 全集中の呼吸により身体能力を引き上げているとはいえ、錆兎は子供であり腕力も体重も相応のものでしかない。滝壷の威力を引き上げるために跳んだ宙では踏ん張りができず、剣士の卵は空中で大きく姿勢を崩すこととなる。

 そんな格好の隙を見逃す狼ではない。反撃どころか姿勢制御すらままならなくなった錆兎の首へ、狼の木刀が軽く打ち込まれた。

 

「錆兎っ!?」

「義勇、いけ!」

 

 思わず動揺する義勇だったが、錆兎の声に気を持ち直した。

 現状で放つべき型は何か、義勇の脳内で刹那の間に膨大な取捨選択が行われる。強力な一撃も連擊も意味をなさなかった。ならば、水の呼吸最速の技で攻めるしかない。

 

「水の呼吸漆ノ型、雫波紋突き!」

 

 義勇の放った最速の突きは、計算通り錆兎の影に隠れ奇襲の形をとった。狼が突きを視認したのはすでに義勇が最後の踏切に入った段階であり、瞬く間もなくその切っ先は狼へと到達するだろう。

 相手が、歴戦の忍びでなければの話だが。

 

「えっ!?」

 

 通常自らに迫る刀の切っ先を見れば、避けるか防ぐかを選択するだろう。人によっては、驚愕のあまり対応できない可能性もある。

 しかし、狼がとった行動はそのどれでもなかった。彼は自らに迫る木刀を視認したとたん、そちらへ向けへ大きく踏み込んだのだ。卓越した身体能力で木刀の軌道を見切った狼は、峰へと足を伸ばし木刀を思い切り踏みつぶす。

 握った木刀にそんなことをされた義勇はたまったものではない。大きく体勢を崩した彼の首へ、狼の木刀が軽く当てられた。

 

「……すごい」

 

 一連の流れを側で見ていた錆兎の口から、無意識に言葉が漏れた。初対面の相手の技を見切り、的確に防ぎ、見たことのない技術で反撃したのだ。並大抵の実力で成せることではない。

 

「これが今回教えることになる技術、弾きと見切りだ。

 弾きは相手の体幹に強い負荷をかけ、見切りは突きに対して見ての通り大きな効果が見込める。

 当然、身につけるには並ではない鍛錬が必要となるが……」

 

 意思を問おうとした狼の口は、自然と閉じられた。狼を見る少年たちの瞳が、一目でわかるほどに輝いていたからだ。錆兎はまだしも、大人しげな義勇までこれほどの意欲を見せるとは狼にとって予想外だった。

 とはいえ、良い意味での予想外だ。教えられる側に意欲がある以上に、教える側としてやりやすいことはない。

 

「構えろ。まずは、弾きの動きを体に刻み込む」

 

 指導に従い、錆兎と義勇は狼が持つ技の一端を手に入れるために動き始めた。鱗滝から最終選別への参加を認められるまでの約半年間、2人の少年は師匠の教えに加えて狼の鍛錬を受け隊士としては変わり種となる技術を身につけるだろう。

 後日。狭霧山の地形や霧までも利用した狼衆の訓練を目にした2人の少年は狼へ向ける畏怖を一層深め、そのような人物と深い繫がりがある鱗滝への畏敬の念を更に高めることとなる。




 鬼滅の刃 用語集

 人物

 錆兎 さびと
 現在鱗滝の下で鍛錬を積む鬼殺隊の卵であり、右頬から口元にかけての傷と宍色の髪が特徴。
 家族を鬼に喰われた復讐心から、苛烈なまでに強さを欲っしている。
 精神的に強く憎しみを力に変えることができているのだが、それ故に目的を決めると視野が狭まり引き際を見誤る危険性を持っている。 
 剣技は力強く、水の呼吸らしからぬ強い切込みが持ち味。

 冨岡義勇 とみおか-ぎゆう
 現在鱗滝の下で鍛錬を積む鬼殺隊の卵であり、肩に届く癖のある髪を緩く纏めている。
 死別した両親の代わりに自らを育ててくれていた姉を祝言の前日に鬼に食い殺されており、死の間際まで自らを庇い続けた姉に大きな負い目を感じている。
 上記の体験から自信を持てず引っ込み思案なのだが、錆兎との交流の結果ある程度改善されてきている。
 剣技は基本に沿っており、鱗滝と同じく流麗な剣捌きを持つ。

 用語

 打ち潮 うちしお
 水の呼吸肆ノ型。潮の満ち引きのように、力強くも素早い連撃を繰り出す。
 流流舞いとの違いは、打ち潮は一方向から線を引くような連撃であり流流舞は移動を含んだ広範囲の連撃である点。
 極めれば一息で鬼を首ごと解体するほどの威力を誇るため、鬼を行動すら許さずに滅する用途に適する。

 雫波紋突き しずくはもんづき
 水の呼吸漆ノ型。水滴が波紋を描くように繰り出される、水の呼吸最速の突き。
 首を切り落とさなければ死なない鬼に対しては牽制や迎撃以上の効果は望めないものの、技の出と制度は特筆物であり他の型にはない十分な強みと言える。
 予備動作が小さく技の出も早いため、至近距離で不意打ち気味に放たれれば相手にもよるがほとんど回避不能の一撃と化す。

 隻狼 用語集

 用語

 見切り みきり
 狼が修めた忍びの技であり、本来非常に対処しにくい突きを逆に大きな隙に変える体術。
 突き出される動作を見切り攻撃そのものを踏みつけて地面へと固定する技であるため、刀だろうが槍だろうが体術の類であろうが使用可能である。
 見誤れば大きな痛手を負い死も見える綱渡りな技なのだが、それにより得られる隙は相手を即座に殺しうる。ならば踏み込まぬ理由はないと、狼は考える。
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